ポルシェはどこの国のメーカー?歴史や特徴、国産車との違いを解説
「ポルシェ」は、世界的に有名な高級スポーツカーを製造・販売している老舗自動車メーカーです。
ポルシェはこれまでに数多くの車を製造・販売しており、人気の車が多数あります。
この記事ではポルシェの概要と特徴、代表的な車、国産車との違いについて解説します。
ポルシェについて詳しく知りたいという人は参考にしてください。
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INDEX
ポルシェはどこの国のメーカー?
そもそもポルシェがどこの国のメーカーなのか分からない人もいるでしょう。
ポルシェは、ドイツの都市であるシュトゥットガルトに本社がある自動車メーカーです。
ポルシェは、1931年に技術者であるフェルディナント・ポルシェによって設立されました。設立当初は乗用車や戦車などのデザインを主に行っていた会社です。
1948年からは、自社で車を製造・販売するようになります。
ポルシェから最初に発売されたモデルは「ポルシェ356」です。これは、フェルナンド・ポルシェの息子であるフェリーが設計しました。
その後、1964年にはポルシェのなかでも有名であり、スポーツカーの代表格である「ポルシェ911」が発売されます。
現在、ポルシェはフォルクスワーゲンの子会社になっています。
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ポルシェの特徴
車が好きな人やスポーツカーが好きな人とって一度は乗ってみたい憧れの車であるポルシェには、どのような特徴があるのでしょう。
ここではポルシェの特徴や魅力について解説していきます。
高い走行性能と快適な乗り心地
ポルシェの特徴の一つとして、高い走行性能が挙げられます。
一度でもポルシェの車を運転したことがある人であれば、圧倒的な加速力に驚かされるでしょう。
また、ハンドリングのよさも魅力的です。車線変更やカーブも思いのままに運転できます。
そのため、運転の楽しさを感じられ「もっと運転したい」という気持ちになるでしょう。
ポルシェはスポーツカーであるため、乗り心地はそれほどよくないと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ポルシェは抜群の安定感と快適な乗り心地を実現しています。これは、水平方向エンジンと重心が低く設計されているためです。
独特なエンジン音も、ポルシェらしさを感じられるでしょう。
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デザイン性の高さ
ポルシェは洗練されたデザインも特徴の一つです。
創業当時から変わらない、どこから見てもひと目でポルシェであることが分かる流麗なデザインは唯一無二といえます。
またポルシェの特徴的なエンブレムには、馬のマークがあしらわれていますが、これはポルシェの本社があるドイツのシュトゥットガルトの紋章が由来です。
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ポルシェの代表的な車種
ポルシェには現在6つのモデルがあります。どのモデルも高い人気を誇る車です。
ここでは、そのなかでも代表的な車をご紹介します。
カイエン
カイエンは2002年に発売が開始された、ポルシェ初のクロスオーバーSUVです。
昨今のSUVブームもあり、ポルシェのなかでも高級SUV車として人気の高い車です。
SUV車ですが最高時速248km/hと、スポーツカーと同等の走行性能を備えています。
また、高級感のある内装も魅力的です。
現在では、従来のベーシックモデルとクーペタイプの2種類があります。
外観は異なりますが、それぞれのスペックや走行性能は同じです。
車内空間が広く、荷物も多く載せることができるため、家族での買い物や旅行など、あらゆる用途に向いているでしょう。
また、2011年よりハイブリッドモデルも発売され、低燃費を実現しています。
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911
ポルシェの代表的なモデルである911は、発売開始から約50年と長い歴史のある車です。
スポーツカーでありながら後部座席があり、大人が4人乗車できます。
911はベースグレードが「カレラ」、オープンカーの「タルガ」、「カブリオレ」、ツインターボエンジンを搭載した「ターボ」などバリエーションが豊富です。
911の外観は、スタイリッシュでありながらポルシェの象徴的な丸いヘッドランプの愛くるしさもある個性的なデザインが魅力でしょう。
また高い剛性を保ちながら軽量化されたボディにより、最高速度は293km/hと驚異的なスピードと圧倒的な走行性能の高さも魅力の一つです。
パナメーラ
パナメーラはポルシェが2009年から製造・販売している4人乗りのセダンタイプのスポーツカーです。
スポーツカーでありながら、車内空間の広さや高級感、乗り心地のよさを追求しています。
そのため、パナメーラはファミリー向け車といえるでしょう。
快適性や実用性もあり、デザインはポルシェらしく洗練されており、人気の高い車です。
最高速度は270km/hと、911に次ぐ走行性能の高さも魅力です。
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ポルシェと国産車との違い
世界的に有名なポルシェですが、日本の国産車とはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、ドイツと比較してご紹介します。
維持費
ポルシェはスポーツカーであるため、燃費性能は国産車と比較した場合、あまりよくないでしょう。
また、日本で車が故障した場合、国産車であればすぐに部品が揃いますが、ポルシェの場合は部品を海外から取り寄せる必要があります。そのため、修理代金も高くなるでしょう。
そのほかにもタイヤ交換やオイル交換なども、日本の国産車と比較した場合、高額になります。
これらを踏まえ、維持費は日本の国産車よりポルシェの車のほうがかかるでしょう。
しかし、ポルシェの車は高性能のエンジンを採用しているため、故障が少ないといわれています。
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走行性能の高さ
ポルシェが製造する車は、ドイツのアウトバーン(速度無制限区間がある、全長12,000km超の高速道路)の走行を想定して設計されているため、高い走行性能を持っています。
しかし、日本にはアウトバーンのような高速道路はありません。
走行性能をドイツほど追求する必要がないため、ポルシェの車のほうが高い走行性能を誇るでしょう。
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使用用途に違いがある
日本では、ポルシェの車は高級スポーツカーとして、主に車好きな人がドライブを楽しむといった趣味としての用途が多いです。
一方、ドイツではポルシェが高級スポーツカーであることは変わりません。
しかし、荷物を運んだり、家族で乗ったりと一般的な車と同じように使います。
ポルシェの車両価格はドイツでも高いですが、修理を重ねながら長い期間使用する人が多いようです。
まとめ
この記事ではポルシェの概要や歴史、代表的な車種、日本車との違いについて解説しました。
ポルシェが製造・販売する車は、どの種類も圧倒的な走行性能の高さと、ポルシェ設立当初から変わらないブランドイメージを踏襲したデザインで、世界中の車好きの人の憧れの車でしょう。
現在では、6つのモデルがありますが、そのなかでも特に人気なのはカイエン、911、パナメーラです。
また、911は発売から約50年と長い歴史があります。
ポルシェが製造・販売する車に乗ってみたいと考えている人は、この記事を参考にポルシェについて詳しく知っておきましょう。