ルーミーのグレードごとに特徴・概要・燃費などのスペックを解説
ルーミーは2016年にトヨタが発売したコンパクトハイトワゴンです。
コンパクトなボディにスライドドアが装備された、ミニバンのような使い勝手のよさが魅力です。
今回は、人気のコンパクトハイトワゴンのルーミーについて特徴やグレードなどのスペックをご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。
ルーミーには5つのグレードがあるため、購入を検討する際は基本的なスペックから各グレードの特徴まで把握しておくと安心できます。
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INDEX
ルーミーの概要
ルーミーはトヨタが販売するコンパクトハイトワゴンです。
日本自動車販売協会連合会が発表した2024年度上半期(1月〜6月)の販売台数ランキングでも、カローラ(シリーズ総計)、ヤリス、シエンタに次いで4位にランクインしており、人気の高さがわかります。
2020年9月にはマイナーチェンジが行われ、広い車内空間と使い勝手のよさを維持したまま安全装備が向上しました。進化した安全装置「スマートアシスト」が全車に標準装備され、より安全で快適なドライブが楽しめるようになっています。
ルーミーのボディサイズは、全長3,700〜3,705mm×全幅1,670mm×全高1,735mmと、一般的な軽自動車よりも少し大きいサイズです。
スライドドアが装備されていることで、街中の駐車や乗り降りをスムーズに行えます。
最小回転半径が4.6〜4.7mと軽自動車レベルであることも、安心して運転できる要因です。
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ルーミーのグレードラインナップを紹介
ルーミーのグレードは、「X」「G」「G-T」の3種類があり、それに加えてメッキ加飾や専用バンパーなどが施されたカスタムグレードの「カスタムG」「カスタムG-T」の2種類があり、全グレードが5人乗りです。
ここでは各グレードについてご紹介します。
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エントリーモデルのX
2WD | 4WD | |
新車販売価格(税込) | 1,566,500円 | 1,742,500円 |
WLTCカタログ燃費(km/L) | 18.4 | 16.8 |
ルーミーの中でエントリーグレードにあたる「X」は、全てのラインナップの中で最も価格を抑えられたモデルです。車としての実用性を重視し、基本装備の整ったシンプルなモデルです。
必要最低限の装備で良いという方におすすめです。
利便性の高い機能が追加されたG
2WD | 4WD | |
新車販売価格(税込) | 1,753,500円 | 1,929,500円 |
WLTCカタログ燃費(km/L) | 18.4 | 16.8 |
中間グレードである「G」は、基本装備を備えたXにさらに利便性の高い機能がプラスされたモデルです。
運転席と助手席側のパワースライドドアやプッシュ式のオートエアコンが標準装備され、内装に関しては、ステアリングホイールやエアコンレジスターなどにシルバー加飾が施されたことで上質な空間を生み出しています。
無難なモデルが欲しいという方はこのグレードを選ぶと良いでしょう。
最上級グレードのG-T
2WD | |
新車販売価格(税込) | 1,874,500円 |
WLTCカタログ燃費(km/L) | 16.8 |
Gの性能はそのままに、高出力98psの1.0Lターボエンジンを搭載する最上級グレードの「G-T」は、ターボエンジンならではの快適な走行と優れた燃費性能を両立させたモデルです。
走行の安定性を保つためのスタビライザーはフロント・リヤの両方に採用されています。
走行性能にこだわりたい方はこちらを選ぶと良いでしょう。
カスタム装備された「カスタムG」「カスタムG-T」
カスタムG | 2WD | 4WD |
新車販売価格(税込) | 1,924,000円 | 2,100,000円 |
WLTCカタログ燃費(km/L) | 18.4 | 16.8 |
カスタムG-T | 2WD |
新車販売価格(税込) | 2,056,000円 |
WLTCカタログ燃費(km/L) | 16.8 |
「カスタムG」と「カスタムG-T」は、GとG-Tのグレードにカスタム装備が追加されたグレードです。
メッキ調のフロントグリルや専用メッキフロントフードガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなど、エクステリアが魅力的な仕様になっています。
インテリアにおいても、オプティトロンメーターやステアリングをシルバー加飾しており、カスタム仕様ならではのデザインが魅力です。
他にも、オートレベリング機能付きのLEDヘッドランプをはじめ、フロントフォグランプやイルミネーションランプにもLEDが採用され、夜間走行時の視認性を向上させています。
ルーミーの燃費について
ルーミーの燃費は以下のとおりです。
ルーミー/X/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 18.4 | 16.8 |
市街地(km/L) | 15.5 | 13.9 |
郊外(km/L) | 19.7 | 17.9 |
高速道路(km/L) | 19.2 | 17.7 |
ルーミー/G・カスタムG/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 18.4 | 16.8 |
市街地(km/L) | 15.5 | 13.9 |
郊外(km/L) | 19.7 | 17.9 |
高速道路(km/L) | 19.2 | 17.7 |
ルーミー/G-T・カスタムG-T/CVT | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 16.8 |
市街地(km/L) | 12.7 |
郊外(km/L) | 18.4 |
高速道路(km/L) | 18.3 |
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ルーミーの燃費は悪すぎる?
ルーミーに関して「燃費が悪すぎる」という意見がありますが、実燃費(実際に走った場合の測定値)との乖離や、競合する車と比べてみてもそこまで悪くはないという状態です。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
X | FF | 18.4km/L | 13.9km/L |
4WD | 16.8km/L | 13.8km/L | |
G | FF | 18.4km/L | 13.9km/L |
4WD | 16.8km/L | 13.8km/L | |
G-T | FF | 16.8km/L | 13.6km/L |
カスタムG | FF | 18.4km/L | 13.9km/L |
4WD | 16.8km/L | 13.8km/L | |
カスタムG-T | FF | 16.8km/L | 13.6km/L |
トヨタ ルーミー | スズキ ソリオ | ダイハツ トール | |
カタログ燃費 | 18.4km/L | 19.0km/L | 18.4km/L |
実燃費 | 13.9km/L | 13.6km/L | 14.9km/L |
燃費が悪すぎるという意見は、同じトヨタの人気車種であるヤリスやシエンタと比べられているためだと推測されています。
トヨタの車種はアクアやプリウスに代表されるように、燃費が良すぎる傾向にあるので、そういった車種と比較されると見劣りしてしまう印象はあります。
ルーミーの外観と内装の特徴
ルーミーは、コンパクトでありながら広々とした車内空間であり、低床のためお子様や高齢者でも乗り降りのしやすい設計となっており、軽自動車と比較してもゆとりある空間で乗車時も快適さを感じられます。
またルーミーは、スライドドアが備わっていることも魅力の一つです。
コンパクトカーにスライドドアを装備したことによって、開口幅は約597mmと広々としており、大きな荷物も簡単に載せられます。
ルーミーはエントリーグレードである「X」以外は、ワンタッチ開閉できる両側パワースライドドアが装備されているためドアの開閉が容易です。
また「X」を除いたグレードにはウェルカムパワースライドドアが装備されており、インパネスイッチを押して予約した上でドアロックを行うと、車に近づいただけで開錠されます。
お買い物やお子様を抱えて両手がふさがっているときにも役立つ機能です。
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ルーミーの走行性能
ルーミーは直列3気筒1.0リッターターボエンジンが搭載され、1.5リッタークラスとほぼ同等のトルクを発揮するため、高速道路も快適に走行できる加速性能と低燃費を両立させています。
直列3気筒1.0リッター自然吸気エンジンは、燃費性能が優れているので、街中での走行にも適した性能を持ち合わせています。
また、停車する前の減速時、時速が約7km/h以下になると自らの力で動いていたエンジンを途中で止められるシステムが装備されています。
アイドリングストップのメカニズムが組み込まれ、燃費性能をさらに向上させています。
市街地を中心に移動する程度なら、パワーが必要になる機会は多くないため、ターボエンジンは必要ないかもしれません。
市街地では信号で停止することが多いため、ターボエンジンの場合は燃費が悪くなってしまう傾向にあります。
一方で高速道路を走行するときは自然吸気エンジンよりもターボエンジンの方がパワーがあるため安心感があるでしょう。
レジャーやドライブなど、遠出することが多い人はターボエンジンをおすすめします。
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ルーミーの魅力は安全性能と快適性
ルーミーには燃費以外にも多くの魅力があります。ここでは快適なドライブに大事な要素である安全性能と快適性について詳しく解説します。
家族を守る充実の安全性能
ルーミーは予防安全機能「スマートアシスト」が標準装備となっています。
各機能の詳細についてはこちらの安全性能でご確認ください。
- 衝突警報機能
- 衝突回避支援ブレーキ機能
- ブレーキ制御付誤発進抑制機能
- ふらつき警報
- 路側逸脱警報
- オートハイビーム
- 先行車発進お知らせ機能
- 全車速追従機能付ACC(※カスタムG-T、カスタムGに標準装備)
- オートハイビーム(※G-T、G、Xに標準装備)
- パノラミックビューモニター(※Xを除く)
- 標識認識機能(※グレードXを除く)
エアバックもフロントとサイドに合計6箇所装備されており、万が一の時にも衝撃を効率よく吸収・分散してくれる強固なボディが搭乗者を安全に守ってくれます。
快適な空間と内装
6:4に分割して倒せるリアシートは、乗車人数や荷物の量に応じて柔軟にシートアレンジが可能です。
室内の寸法が、長さ2,180mm、幅1,480mm、高さ1,355mmとコンパクトカーの中では広いこともあり、前後の乗員間距離を広くすることで、後席スペースにゆとりができます。
さらに、前席と後席の全てのシートを倒すとフルフラットにできるため、車中泊では足を伸ばして寝ることもできます。
日常の買い物から本格アウトドアまで快適で使い勝手のよい車といえます。
車内の収納も工夫があり、助手席の大ぶりのオープントレイや買い物袋を下げられるフックなども装備されており、細々としたお子さま用のグッズもスッキリ収納できます。
お手頃価格での販売
ルーミーは、1,556,500円(税込)からと比較的手の届きやすい価格帯に設定されています。
最も高いグレードカスタムG(4WD)でも2,100,000円(税込)と、上質な装備の車でもお手軽価格で購入可能です。
初めてのファミリーカー、セカンドカーとして手に入れやすいうえ、エコカー減税対象車となるため税金が安くなる点も魅力です。
まとめ
トヨタの中でも人気モデルのルーミーは機能性に優れており、そのスペックの高さから高いグレードを選びたくなる人は多いことでしょう。
グレードの高いモデルを選ぶとオプション機能や設備などを充実させられますが、価格も高くなります。
カーローンを組む予定がある人は、長期間乗り続けるためにも自分の支払い能力や収入に見合った金額の範囲内でグレードを選択する必要があるでしょう。
まずはどんな目的や使用用途で車に乗りたいのかを明確にした上で、支払える金額を算出してみましょう。
車選びは、購入後のカーライフの満足度を左右する重要なポイントです。
購入を検討している車の特徴を調べて、自分が理想とするカーライフに最適なモデルを選択してください。