短期カーリースのメリットとは?レンタカーとの違いや注意点についても解説!

カーリースの契約期間は年間単位が一般的ですが、中には数か月単位の短期カーリースも存在しており、場合によっては通常のカーリースよりもお得になることがあります。

短期間であれば「レンタカーの方がお得では?」と考える人もいるかもしれません。

そこで、この記事では短期カーリースの仕組みやメリットのほか、レンタカーとの違いについても解説していきます。

ぜひ最後まで目を通してみてください。

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短期カーリースとは?

カーリースとは月額制で車を自由に乗れるサービスのことであり、月額には税金やメンテナンス費など諸費用もすべて含まれているうえ、頭金が不要であるため、まとまった資金が手元になくても車に乗れるという特徴があります。

カーリースの契約期間は車検期間に合わせて3年~5年または7年の契約が一般的です。

一方、短期カーリースは契約期間が最短1ヶ月~1年と文字通り短期での利用に特化しているカーリースを指します。

カーリースの月額費用には、以下の費用が含まれています。

  • 自動車税
  • 重量税
  • 自賠責保険
  • 車両保証
  • 車両本体価格(車両償却費用)
  • 車検基本費用
  • 登録諸費用
  • オイル交換費

また、月額は軽自動車やコンパクトカーで月1万円~2万円と安価であり、資金に余裕のない人には嬉しいサービスといえます。

なお、短期カーリースにおいても上記の費用は含まれていますが、使用できる車種は中古車が主となります。

また、カーリースの月額は車両費用を契約期間で割った価格が請求される仕組みであるため、新車価格で200万円の車を1年カーリースとして利用する場合には、月額16万円以上もの金額が請求されてしまいます。

そのため、短期カーリースで乗れる車は費用が抑えられる中古車が主であるという点は事前に把握しておきましょう。

関連記事:カーリースはデメリットだらけ? 向いている人・向いていない人を解説

レンタカーとの違いとは?

鍵を渡すイメージ

カーリースとレンタカーの違いは大きく分けて「契約期間」と「料金体型」の2点です。

契約期間について、レンタカーでは数時間〜数日間での契約が基本である一方、カーリースでは数年間の契約が一般的です。

短期カーリースも契約期間は短めではありますが、1日利用や数時間のみでの利用などの一時的な契約はできません。

まとまった期間内での契約が必要となるため、1日だけ車が必要なときや、数日だけ使用したい場合にはレンタカーを利用しましょう。

ただし、レンタカーの料金体系は利用時間に応じて料金が請求される仕組みであり、1日利用するだけでも5,000円ほどの費用がかかります。

利用期間が2日、3日と伸びてしまうと、料金も高額になっていきます。

一方で、カーリースは定額制のため、利用時間が伸びても料金が高額になることはありません。

さらに、短期カーリースの金額は1日あたり500円という格安料金でもあるため、1ヶ月単位ならばカーリースの方がお得に利用できるでしょう。

また、レンタカーにはナンバープレートが借り物名義である「わ」ナンバーまたは「れ」ナンバーが付与されるため、周囲に借り物の車であることが知られてしまうのに対し、カーリースは自家用ナンバーが付与されるため、周りに気づかれることなくマイカーのように使えるといった面でも違いがあります。

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短期カーリースのメリットとデメリットについて

ここでは、短期カーリースのメリットとデメリットについて紹介します。

メリット1:維持費を管理しやすい

短期カーリースの月額には税金やメンテナンス費がすべて含まれているため、毎月いくら支払えばよいか分かりやすく把握できるほか、自動車税など突然の出費に悩まされることもありません。

ガソリン代と駐車場代については別で支払う必要があるものの、月々の支払額はほぼ一定となることで安心感が得られる点は大きなメリットといえるでしょう。

関連記事:「カーリースはやめとけ」は本当?そう言われる理由と利用メリットを解説

メリット2:中途解約のリスクが小さい

カーリースは中途解約が原則できない仕組みであり、どうしても解約したい場合にはタイミングにもよりますが高額な違約金が請求されます。

例えば、5年間のカーリース契約を2年で中途解約する場合、残り3年分の金額を支払わなければなりません。

違約金が支払えない場合、所有する他の財産が差し押さえられる可能性もあるため、中途解約はカーリースにおいて避けるべき一手です。

契約期間が長期間になるほど違約金の金額が高くなるため、契約期間が数か月という短期カーリースはそのリスクが小さくなります。

関連記事:カーリースの3年契約はお得?契約期間別に特徴を解説

メリット3:さまざまな車に乗れる

短期カーリースは契約期間の短さから、さまざまな種類の車に乗れる機会が増えます。

複数の車を乗り継ぐには通常であれば大きく費用が必要ですが、短期カーリースでは費用が少なく実現できるため、「さまざまな車を試したい」という人には向いています。

デメリット1:手続きに時間がかかる

カーリースは審査や車庫証明など、手続きに時間がかかります。

契約のためには年収や職業、家族構成など毎月の支払い能力があるか確認するための審査が行われるほか、車の事前点検なども必要となるため、納車までには時間がかかってしまいます。

一方で、レンタカーではその日のうちにすぐ利用できるため、「今すぐにでも乗りたい」という場合にはレンタカーを利用した方がよいでしょう。

関連記事:車を借りる方法は2つ!レンタカーとカーリースの特徴を紹介します!

デメリット2:走行距離に制限がかけられている

カーリースは契約期間に関わらず、走行距離に制限がかけられることがあります。
リース会社は契約期間が満了した車を売却して収益を得ているため、走行距離の制限は車両状態を保つために必要な条件とされています。

もし契約完了時の車両状態が悪く、予想していた売却額より価値が低ければリース会社は損をしてしまいます。

そのため、車に走行距離の制限をかけることで価値を保ち、さらにキズや凹みがあれば追加費用も請求するのが当然とされます。

関連記事:車の走行距離と寿命の関係は?購入時のポイントやリースの走行距離制限

短期カーリースに向いている人とは?

OK女子かな子

短期カーリースの特徴は最短1ヶ月から利用可能という契約期間の短さです。
通常のカーリースでは年単位の契約期間が基本であるため、車を短期間だけ必要とする人には不向きです。

そのため、出張予定のある人、長期旅行する人、または家族の見舞いや介護のために車が必要になったという人であれば短期カーリースが向いています。

また、コストパフォーマンスの高さも見逃せません。

手続きや納車の早さに関してはレンタカーが上回りますが、費用を少しでも抑えたい場合にはレンタカーではなく、短期カーリースを利用するとよいでしょう。

関連記事:マンスリーレンタカーの料金は?長期契約ならカーリースとどっちが得?

短期カーリースを利用するときの注意点とは?

注意点

短期カーリースには保証金が求められるケースがあります。
これは返却時にキズや汚れが付いていた場合、修理や清掃のために必要な現状回復費を確保するためであり、保証金額は5万円前後が目安となります。

なお、キズや汚れが特に見当たらなければ保証金は返却されるため、車を大事に扱っていれば大きな問題はないですが、月額とは別に保証金が求められるという点は覚えておきましょう。

また、車庫証明の取得も別途必須であり、必要な手続きはリース会社が代行して進めてもらえますが、手数料が2,000円〜2,500円ほどかかります。

最後に契約時の注意点として、カーリースの契約には「オープンエンド」と「クローズエンド」の2種類があることも覚えておきましょう。

オープンエンド

オープンエンドとは返却時の売却価格(残価)を事前に想定した契約方式であり、短期カーリースの多くはオープンエンド契約で成り立っています。

ただし、返却時の残価が予想金額に達していない場合、差額を追加料金(残価清算)として請求されてしまうデメリットもあります。

クローズエンド

一方、クローズエンド契約は残価が公開されない上に、追加料金を請求されることがありません。
追加料金の請求を避けたい人はオープンエンドではなく、クローズエンドの契約を選ぶようにするとよいでしょう。

まとめ

短期カーリースは最短1ヶ月からという短期での契約が可能なカーリースを指します。
通常のカーリースでは契約期間が年単位であるため、途中解約で発生する違約金が高額になりがちであるリスクを抱えるのに対し、短期カーリースは短期の契約であるため、途中解約のリスクを低く抑えることができます。

また、利用時間に応じて料金が増額されるレンタカーと比較しても、短期カーリースは月額制のため、レンタカーよりもお得になりやすいメリットもあります。

価格を抑えて車に乗りたいという人にとって短期のカーリースは最適なサービスといえるでしょう。

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