シエンタとフリードを徹底比較!それぞれの違いや選び方を紹介

トヨタが製造・販売しているシエンタとホンダが製造・販売しているフリードは、どちらも5ナンバーサイズでありながら、3列シートを備えているコンパクトミニバンです。
似ているスペックを持つ2車。シエンタとフリードのどちらを購入するかを迷っている人は、多いのではないでしょうか。

この記事では、シエンタとフリードを徹底比較し、それぞれの違いや選び方を紹介します。

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シエンタの概要と特徴

シエンタには、ガソリン車とハイブリッド車があります。

2022年11月現在、グレードは3つ展開されています。
ガソリン車とハイブリッド車は、どちらも同じグレードがラインナップされており、価格を抑えたX、スタンダードモデルのG、最上位モデルのZがあります。

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特徴

シエンタの特徴としてまず挙げられるのは、その自由自在な荷室スペースでしょう。
7人乗りモデルは、3列目シートを2列目シートの下に格納することでフラットな荷室スペースになります。

さらに、2列目シートを折りたたむこともできるため、より多くの荷物や大きな荷物を積む際に活躍します。

また、フロントシートを後ろに倒せばフラットなスペースが作れるため、長距離でドライブする際、仮眠を取ったり、足を伸ばして休憩したりすることもできます。

2022年の8月に新型が発売されたシエンタには、さまざまな安全装備が搭載されており運転が苦手な人でも比較的安心して運転することが可能です。

丸みを帯びた車体はかわいらしさとユニークさを演出しているといえるでしょう。後述のフリードと比べてみると、少し特徴的な見た目ですが響く人には響くデザインとなっています。

スペック

シエンタのハイブリッド車の中で最上位モデルであるZの2WD(前輪駆動方式)7人乗りのスペックを紹介します。

メーカートヨタ
車名シエンタ
乗車定員7人
全長×全幅×全高(mm)4,260×1,695×1,695
車内長×幅×高(mm)2,545×1,530×1,300
最小回転半径(m)5.0
車両重量(kg)1,370
総排気量(L)1,490
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)40
トランスミッション電気式無段変速機
※参考元:トヨタ シエンタ | 主要諸元

関連記事:シエンタが人気の理由とは?特徴やおすすめの人について紹介

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フリードの概要と特徴

フリードには、シエンタと同じくガソリン車とハイブリッド車があります。
2022年11月現在、グレード展開は同じで、基本は「G」、「G特別仕様車BLACK STYLE」、「CROSSTAR」、「Modulo X」の4グレードとなっています。

フリードの「G」、「G特別仕様車BLACK STYLE」、「CROSSTAR」の3グレードは、2WDと4WDがありますが、「Modulo X」は2WDのみとなり、4WDはありません。

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特徴

フリードはスポーティーなデザインが特徴的です。
洗練され、無駄のないラインは一般受けがよいでしょう。

また、自転車が積み込めるほどの荷室空間もフリードを語る上で外せません。
フリードの3列シート/6人乗りモデルであれば、2列目シートのセンターに空間があるため、3列目シートを格納すれば、2列目シートに人が乗っても26インチ以下の自転車であれば積むことが可能です。

スペック

フリードのハイブリッド車であるCROSSTARの2WD(前輪駆動方式)6人乗りのスペックを紹介します。

メーカーホンダ
車名フリード
乗車定員6人
全長×全幅×全高(mm)4,265×1,695×1,710
車内長×幅×高(mm)3,045×1,455×1,285
最小回転半径(m)5.2
車両重量(kg)1,380
総排気量(cc)1,496
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)36
トランスミッション7AT
※参考元:ホンダ フリード | 主要諸元表
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シエンタとフリードの違い

ここでは、シエンタとフリードの違いを紹介します。

ボディサイズと車内サイズ

ボディサイズについて、フリードはシエンタより長さと高さがあります。
車内部のサイズにおいて、シエンタは幅と高さはありますが長さはフリードの方が長いです。

後部座席の乗り込み口の高さは、シエンタの方が低いため、後部座席の乗り降りをしやすいのはシエンタといえます。
しかし、荷室の開口部の高さはフリードの方が低いため、重い荷物の積み下ろしはフリードの方が楽にできるといえるでしょう。

シエンタとフリードはサポカーSに該当

安全装備として、シエンタにはToyota Safety Sense、フリードにはHonda SENSINGが全グレード標準装備となっており、両車ともセーフティ・サポートカーS(サポカーS)に該当しています。

サポカーSとは、政府が高齢ドライバーの交通事故防止対策の一つとして安全運転サポート車に名付けた愛称のことです。サポカーSは搭載している安全機能によって、「サポカーSワイド」「サポカーSベーシック+」「サポカーSベーシック」に分かれます。

フリードがガソリン車Gを除くグレードがサポカーSワイドに該当している一方、シエンタは全グレードがサポカーSワイドに該当します。

ちなみに、フリードのガソリン車GはサポカーSベーシック+です。メーカーオプション(LEDヘッドライト+LEDアクティブコーナリングライト)を装着することで、サポカーSワイドに該当します。

燃費のよさ

ハイブリッド車とガソリン車の燃費のよさはどちらもシエンタが優れています。

トヨタ シエンタ:HYBRID/Z/2WD/7人乗り
ホンダ フリード:HYBRID/CROSSTAR/2WD/6人乗り

車名シエンタフリード
WLTCモード(km/L)28.220.9
市街地(km/L)27.117.9
郊外(km/L)29.821.6
高速道路(km/L)27.622.0
※参考元:トヨタ シエンタ | 諸元表
※参考元:ホンダ フリード | 諸元表

トヨタ シエンタ:ガソリン/Z/2WD/7人乗り
ホンダ フリード:ガソリン/CROSSTAR/2WD/6人乗り

車名シエンタフリード
WLTCモード(km/L)18.317.0
市街地(km/L)14.113.2
郊外(km/L)19.117.6
高速道路(km/L)20.318.9
※参考元:トヨタ シエンタ | 諸元表
※参考元:ホンダ フリード | 諸元表
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シエンタはこんな人におすすめ

シエンタは6人や7人で車に乗る機会が多い人や多くの荷物を積んで出かけることが多い人、燃費はできる限り抑えたい人におすすめです。

また、シエンタは後部座席の乗り込み口の高さが低いため、お子さまやお年寄りの人を後部座席に乗せる機会が多い人にもおすすめといえるでしょう。

関連記事:人気のシエンタに乗るために車のサブスクがおすすめな理由

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フリードはこんな人におすすめ

重い荷物が多い人には、荷室の開口部の高さが低いフリードがおすすめです。習い事に自転車で行かれたお子さまを迎えに行く機会が多い人にも、自転車を積むことができるフリードがおすすめといえます。

また、フリードには、空力を考慮した専用エアロデザインと、ブラックを基調とした専用インテリアでスポーティにドレスアップしたModulo Xがあります。スポーティなデザインの車が好きな人がコンパクトミニバンを購入する際もフリードがおすすめです。

関連記事:7人乗りのフリードの魅力を解説!安全性や快適性についてもご紹介

関連記事:シエンタとフリードを子育て目線で比較!どちらが子育てに向いている?

まとめ

シエンタとフリードについて徹底比較し、紹介してきました。
乗車定員は、グレードや駆動方式によって乗車定員が違うため、購入する際は注意が必要です。

シエンタは、大人数で乗れる、荷物を多く積める、後部座席はお子さまやお年寄りでも安心して乗り降りができる、フリードよりも燃費を抑えられるという特徴があります。

一方、フリードはシエンタより車内空間を広く快適に使える、重い荷物も積める、安全装備が充実しているという特徴があります。また、コンパクトミニバンでもスポーティなデザインの車に乗りたい人にもフリードはおすすめです。

コンパクトミニバンの購入を考えている人は、車を購入する際に重要視する部分が何かを明確にした上でどちらを購入するのか検討してみてはいかがでしょうか。

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