シエンタとフリードを徹底比較!それぞれの違いや選び方を紹介

トヨタが製造・販売しているシエンタとホンダが製造・販売しているフリードは、どちらも5ナンバーサイズでありながら、3列シートを備えているコンパクトミニバンです。

似ているスペックを持つ2車で両方人気車種のため、シエンタとフリードのどちらを購入するかを迷っている人は、多いのではないでしょうか。

この記事では、シエンタとフリードを徹底比較し、それぞれの違いや選び方を紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

関連記事:【2024年】ミニバンおすすめランキング!人気車種20選!選び方も解説

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シエンタとフリードの比較

トヨタシエンタ
出典:TOYOTA

早速ですが、シエンタとフリードの違いを紹介します。

比較グレードは両方エントリーモデルとします。

シエンタフリード
グレードX 2WDFREED AIR FF
本体車両価格(税込)1,995,200円〜2,508,000円〜
ボディタイプミニバンミニバン
ドア数5ドア5ドア
乗車定員5人乗り6人乗り
カタログ燃費WLTCモード(km/L)18.416.5
全長×全幅×全高(mm)4,260×1,695×1,6954,310×1,695×1,755
室内長×室内幅×室内高(mm)2,030×1,530×1,3002,645×1,470×1,280
車両重量(kg)1,2701,440
総排気量(cc)1,4901,496
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)402WD:42L
(4WD:53L)
駆動方式2WD2WD
カラーホワイトパールクリスタルシャイン
ダークグレー
ブラック
スカーレットメタリック
ベージュ
アーバンカーキ
グレイッシュブルー
ダークグレー×スカーレットメタリック
ダークグレー×グレイッシュブルー
プレミアムクリスタルブルー・メタリック
シルバーミストグリーン・メタリック
プラチナホワイト・パール
スーパープラチナグレー・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
フィヨルドミスト・パール
トワイライトミストブラック・パール

関連記事:シエンタとフリードを選ぶ決め手は?シエンタとフリードの特徴を解説!

車両本体価格を比較

トヨタシエンタ
出典:TOYOTA

シエンタのガソリン車とハイブリッド車は、どちらも同じグレードがラインナップされており、価格を抑えたX、スタンダードモデルのG、最上位モデルのZがあります。

一方でフリードには、エントリーモデルのAIR、上位グレードのAIR EX、クロスオーバーのテイストを取り入れたCROSSTARの3種類で、ガソリン車とホンダのハイブリッド技術であるe:HEVの2種類あります。

両方とも似たグレード構成ですが、フリードにはスロープなどの福祉車両があることと、CROSSTARがコンセプト違いモデルであるためモデル展開数はフリードの方が多くなっています。

シエンタフリード
X
2WD
5人乗り
1,995,200円AIR
FF
6人乗り
2,508,000円
X
2WD
7人乗り
2,035,200円AIR EX
FF
6人乗り
2,697,200円
G
2WD
5人乗り
2,337,500円AIR
4WD
6人乗り
2,739,000円
G
2WD
7人乗り
2,377,500円AIR EX
FF
7人乗り
2,741,200円
HYBRID X 2WD
5人乗り
2,390,000円CROSSTAR
FF
5人乗り
2,812,700円
HYBRID X
2WD
5人乗り
2,430,000円CROSSTAR
FF
6人乗り
2,856,700円
HYBRID X
E-Four
5人乗り
2,588,000円e:HEV AIR
FF
6人乗り
2,857,800円
HYBRID X
E-Four
7人乗り
2,628,000円AIR EX
4WD
6人乗り
2,928,200円
Z
2WD
5人乗り
2,646,600円CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
2,977,000円
Z
2WD
7人乗り
2,686,600円CROSSTAR
リフトアップシート(助手席)
FF
6人乗り
2,995,000円
HYBRID G
2WD
5人乗り
2,687,500円CROSSTAR
4WD
5人乗り
3,043,700円
HYBRID G
2WD
7人乗り
2,727,500円e:HEV AIR EX
FF
6人乗り
3,047,000円
HYBRID G
E-Four
5人乗り
2,885,500円CROSSTAR
4WD
7人乗り
3,087,700円
HYBRID G
E-Four
7人乗り
2,925,500円e:HEV AIR
4WD
6人乗り
3,088,800円
HYBRID Z
2WD
5人乗り
2,996,600円e:HEV AIR EX
FF
7人乗り
3,091,000円
HYBRID Z
2WD
7人乗り
3,036,600円e:HEV
CROSSTAR
FF
5人乗り
3,162,500円
HYBRID Z
E-Four
5人乗り
3,194,600円e:HEV
CROSSTAR
FF
6人乗り
3,206,500円
HYBRID Z
E-Four
7人乗り
3,234,600円e:HEV AIR EX
4WD
6人乗り
3,278,000円
e:HEV CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
3,295,000円
e:HEV
CROSSTAR
4WD
5人乗り
3,393,500円
e:HEV
CROSSTAR
4WD
6人乗り
3,437,500円
※価格は税込

同一グレード同士でみると、エントリーモデルではシエンタは1,995,200円、フリードは2,508,000円とシエンタがかなり安く購入できます。

一方で、シエンタハイブリッドZのE-Fourは3,234,600円、フリードのe:HEV AIR EXは4WDで7人乗りモデルがないため比較しづらいですが、4WD 6人乗りモデルが3,278,000円、FFの7人乗りモデルが3,091,000円となっています。

CROSSTARは選択肢が増えたような立ち位置ではあるものの3,437,500円とやや抜けて高額です。

総じて言えば、車両価格はシエンタの方がお得と言えるでしょう。

燃費性能を比較

シエンタWLTC
市街地
郊外
高速道路
フリードWLTC
市街地
郊外
高速道路
X
2WD
5人乗り
18.4
14.2
19.2
20.5
AIR
FF
6人乗り
16.5
12.1
17.4
18.8
X
2WD
7人乗り
18.3
14.1
19.1
20.3
AIR
4WD
6人乗り
14.5
11.0
15.0
16.3
G
2WD
5人乗り
18.4
14.2
19.2
20.5
AIR EX
FF
6人乗り
16.4
12.1
17.3
18.7
G
2WD
7人乗り
18.3
14.1
19.1
20.3
AIR EX
FF
7人乗り
16.3
12.0
17.1
18.6
Z
2WD
5人乗り
18.4
14.2
19.2
20.5
AIR EX
FF
7人乗り
14.4
11.0
15.0
16.2
Z
2WD
7人乗り
18.3
14.1
19.1
20.3
CROSSTAR
FF
5人乗り
16.4
12.1
17.3
18.7
HYBRID X
2WD
5人乗り
28.8
27.9
30.7
28.1
CROSSTAR
FF
6人乗り
16.4
12.1
17.3
18.7
HYBRID X
2WD
7人乗り
28.5
27.5
30.3
27.9
CROSSTAR
4WD
5人乗り
14.4
11.0
15.0
16.2
HYBRID X
E-Four
5人乗り
25.3
25.5
26.2
24.7
CROSSTAR
4WD
6人乗り
14.4
11.0
15.0
16.2
HYBRID X
E-Four
7人乗り
25.3
25.5
26.2
24.7
CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
16.2
12.0
16.9
18.4
HYBRID G
2WD
5人乗り
28.4
27.5
30.2
27.8
e:HEV AIR
FF
6人乗り
25.6
25.9
27.8
24.2
HYBRID G
2WD
7人乗り
28.2
27.1
29.8
27.6
e:HEV AIR
4WD
6人乗り
21.3
21.4
22.7
20.5
HYBRID G
E-Four
5人乗り
25.3
25.5
26.2
24.7
e:HEV AIR EX
FF
6人乗り
25.4
25.7
27.5
24.1
HYBRID G
E-Four
7人乗り
25.3
25.5
26.2
24.7
e:HEV AIR EX
FF
7人乗り
25.3
25.7
27.4
24.0
HYBRID Z
2WD
5人乗り
28.4
27.5
30.2
27.8
e:HEV AIR EX
4WD
6人乗り
21.2
21.3
22.6
20.4
HYBRID Z
2WD
7人乗り
28.2
27.1
29.8
27.6
e:HEV
CROSSTAR
FF
5人乗り
25.5
25.8
27.6
24.1
HYBRID Z
E-Four
5人乗り
25.3
25.5
26.2
24.7
e:HEV
CROSSTAR
FF
6人乗り
25.3
25.7
27.4
23.9
HYBRID Z
E-Four
7人乗り
25.3
25.5
26.2
24.7
e:HEV
CROSSTAR
4WD
5人乗り
21.3
21.4
22.7
20.4
e:HEV
CROSSTAR
4WD
6人乗り
21.1
21.2
22.5
20.3
e:HEV
CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
25.0
25.4
26.9
23.7
※単位はkm/L

全体的に見ると全ての条件でシエンタがやや上回っています。
とはいえ、フリードも悪いとも言い切れない燃費性能を誇っています。

単純に比較するとシエンタの方が燃費はいいです。

ボディサイズを比較

シエンタ全長
全幅
全高
フリード全長
全幅
全高
X
2WD
5人乗り
4,260
1,695
1,695
AIR
FF
6人乗り
4,310
1,695
1,755
X
2WD
7人乗り
4,260
1,695
1,695
AIR
4WD
6人乗り
4,310
1,695
1,780
G
2WD
5人乗り
4,260
1,695
1,695
AIR EX
FF
7人乗り
4,310
1,695
1,755
G
2WD
7人乗り
4,260
1,695
1,695
AIR EX
FF
7人乗り
4,310
1,695
1,755
Z
2WD
5人乗り
4,260
1,695
1,695
AIR EX
4WD
6人乗り
4,310
1,695
1,780
Z
2WD
7人乗り
4,260
1,695
1,695
CROSSTAR
FF
5人乗り
4,310
1,720
1,755
HYBRID X
2WD
5人乗り
4,260
1,695
1,695
CROSSTAR
FF
6人乗り
4,310
1,720
1,755
HYBRID X
2WD
7人乗り
4,260
1,695
1,695
CROSSTAR
4WD
5人乗り
4,310
1,720
1,780
HYBRID X
E-Four
5人乗り
4,260
1,695
1,715
CROSSTAR
4WD
6人乗り
4,310
1,720
1,780
HYBRID X
E-Four
7人乗り
4,260
1,695
1,715
CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
4,310
1,720
1,755
HYBRID G
2WD
5人乗り
4,260
1,695
1,695
e:HEV AIR
FF
6人乗り
4,310
1,695
1,755
HYBRID G
2WD
7人乗り
4,260
1,695
1,695
e:HEV AIR
4WD
6人乗り
4,310
1,695
1,780
HYBRID G
E-Four
5人乗り
4,260
1,695
1,715
e:HEV AIR EX
FF
6人乗り
4,310
1,695
1,755
HYBRID G
E-Four
7人乗り
4,260
1,695
1,715
e:HEV AIR EX
FF
7人乗り
4,310
1,695
1,755
HYBRID Z
2WD
5人乗り
4,260
1,695
1,695
e:HEV AIR EX
4WD
6人乗り
4,310
1,695
1,780
HYBRID Z
2WD
7人乗り
4,260
1,695
1,695
e:HEV
CROSSTAR
FF
5人乗り
4,310
1,720
1,755
HYBRID Z
E-Four
5人乗り
4,260
1,695
1,715
e:HEV
CROSSTAR
FF
6人乗り
4,310
1,720
1,755
HYBRID Z
E-Four
7人乗り
4,260
1,695
1,715
e:HEV
CROSSTAR
4WD
5人乗り
4,310
1,720
1,780
e:HEV
CROSSTAR
4WD
6人乗り
4,310
1,720
1,780
e:HEV
CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
4,310
1,720
1,755

ボディサイズに関しては、フリードがやや大きい作りとなっています。

フリード バナー

室内サイズを比較

シエンタ室内長
室内幅
室内高
フリード室内長
室内幅
室内高
X
2WD
5人乗り
2,030
1,530
1,300
AIR
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,280
X
2WD
7人乗り
2,545
1,530
1,300
AIR
4WD
6人乗り
2,645
1,470
1,280
G
2WD
5人乗り
2,030
1,530
1,300
AIR EX
FF
7人乗り
2,645
1,470
1,280
G
2WD
7人乗り
2,545
1,530
1,300
AIR EX
FF
7人乗り
2,645
1,470
1,280
Z
2WD
5人乗り
2,030
1,530
1,300
AIR EX
4WD
6人乗り
2,645
1,470
1,280
Z
2WD
7人乗り
2,545
1,530
1,300
CROSSTAR
FF
5人乗り
1,935
1,470
1,280
HYBRID X
2WD
5人乗り
2,030
1,530
1,300
CROSSTAR
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,280
HYBRID X
2WD
7人乗り
2,545
1,530
1,300
CROSSTAR
4WD
5人乗り
1,935
1,470
1,280
HYBRID X
E-Four
5人乗り
2,030
1,530
1,300
CROSSTAR
4WD
6人乗り
2,645
1,470
1,280
HYBRID X
E-Four
7人乗り
2,545
1,530
1,300
CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,275
HYBRID G
2WD
5人乗り
2,030
1,530
1,300
e:HEV AIR
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,270
HYBRID G
2WD
7人乗り
2,545
1,530
1,300
e:HEV AIR
4WD
6人乗り
2,645
1,470
1,270
HYBRID G
E-Four
5人乗り
2,030
1,530
1,300
e:HEV AIR EX
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,270
HYBRID G
E-Four
7人乗り
2,545
1,530
1,300
e:HEV AIR EX
FF
7人乗り
2,645
1,470
1,260
HYBRID Z
2WD
5人乗り
2,030
1,530
1,300
e:HEV AIR EX
4WD
6人乗り
2,645
1,470
1,270
HYBRID Z
2WD
7人乗り
2,545
1,530
1,300
e:HEV
CROSSTAR
FF
5人乗り
1,935
1,470
1,270
HYBRID Z
E-Four
5人乗り
2,030
1,530
1,300
e:HEV
CROSSTAR
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,270
HYBRID Z
E-Four
7人乗り
2,545
1,530
1,300
e:HEV
CROSSTAR
4WD
5人乗り
1,935
1,470
1,270
e:HEV
CROSSTAR
4WD
6人乗り
2,645
1,470
1,270
e:HEV
CROSSTAR
スロープ
FF
6人乗り
2,645
1,470
1,190

ボディサイズと同様にフリードの方が広い傾向にありますが、シエンタは幅と高さがあるため一概には言えないところがあります。

数値的にはフリードの方が良いです。

フリード バナー

シート構成を比較

子育てなど実用的な観点から、車内の移動性についても比較します。

シエンタの車内は、車内高が1,300mmと高く、お子さまであれば立ったままの移動や着替えをしたりできます。しかし2列目がベンチシートとなっているため、ウォークスルーはできません。

一方、フリードは車内高がシエンタよりは低いものの十分な高さがあります。

また、6人乗りのタイプは2列目がキャプテンシートになっているため、1列目から3列目までウォークスルーが可能です。

両車のシート構成を比較すると、ウォークスルーできる点からフリードの方がおすすめできるでしょう。
キャプテンシートであればチャイルドシートを固定したままでも3列目シートまで移動できます。

安全性能を比較

安全装備として、シエンタにはToyota Safety Sense、フリードにはHonda SENSINGが全グレード標準装備となっており、両車ともセーフティ・サポートカーSワイドに該当しています。

サポカーSとは、政府が高齢ドライバーの交通事故防止対策の一つとして安全運転サポート車に名付けた愛称のことです。
サポカーSは搭載している安全機能によって、「サポカーSワイド」「サポカーSベーシック+」「サポカーSベーシック」に分かれます。

フリードもシエンタも全グレードがサポカーSワイドに該当します。

シエンタの安全装備「Toyota Safety Sense」には、以下が含まれています。

  • プリクラッシュセーフティ:対向車や歩行者を検知
  • レーントレーシングアシスト:高速道路のクルージングアシスト
  • レーンディパーチャーアラート:はみ出さないようにアラートで警告
  • レーダークルーズコントロール:車間距離を取りつつ一定の車速を維持して走行
  • アダプティブハイビームシステム:前方の車両光源を検出し、ハイビームをコントロール
  • ロードサインアシスト:標識を検知すると通知
  • ドライバー異常時対応システム:ドライバーの異常を検知して車両を自動的に停止
  • プロアクティブドライビングアシスト:対象物に近づきすぎないように運転をサポート
  • 発進遅れ告知機能:先行車・信号出遅れを告知

一方で、フリードの安全装備「Honda SENSING」には、以下が含まれています。

  • 衝突軽減ブレーキ:衝突を回避するように段階的なサポートを実施
  • 誤発進抑制機能:操作ミスによる急発進を抑制
  • 歩行者事故低減ステアリング:歩行者と接触・衝突を警告やハンドル操作で回避
  • 路外逸脱抑制機能:車線からはみだしそうな時にハンドルをアシスト
  • アダプティブクルーズコントロール:先行車に追従しつつ車線内を走行
  • 車線維持支援システム:車線の真ん中を走行するようにハンドルをアシスト
  • 先行車発進お知らせ機能:前走車の発信をディスプレイで通知
  • 標識認識機能:道路標識を表示して通知
  • 後方誤発進抑制機能:操作ミスによる後方誤発進を抑制

Toyota Safety SenseもHonda SENSINGも国内メーカーの中ではトップクラスの性能ですので安全性能は互角と言えます。
ご自身の必要性に応じてよく見る必要があります。

ラゲッジスペースを比較

シエンタ ラゲージウッドデッキ
出典:TOYOTA
シエンタフリード
開口部高さ(mm)1,0701,110
開口部地上高(mm)505480
開口部最大幅(mm)1,2651,080
ラゲッジスペース高さ(mm)1,1051,255

開口部はフリードの方が40mm広く設計されています。また、ラゲッジスペースそのものの高さもフリードの方が圧倒的に高く作られています。

一方で、開口部の幅はシエンタの方が100mm以上も広く、3列目のシートを2列目の下に格納できます。よって、その分荷室を広く使える特徴があります。
しかし格納の際には2列目のシートを上げないといけないため、頻繁に3列目を出し入れする人にはあまり向きません。

フリードは、3列目シートに跳ね上げ式を採用しています。
折りたたむと荷室の上方の左右にシートがくることになるため、幅は狭くなります。3列目シートを頻繁に出し入れする場合は便利です。

乗り降りのしやすさを比較

シエンタの乗り込み口は地上から330mmと非常に低いため、お子さまでも安心して乗り降りできます。

また、ハンズフリーデュアルパワースライドドアにより、ハンドル下の床部にあるセンサーへ足先を出し入れすれば、お子さまを抱きあげているときや荷物で両手がふさがっていてもドアの開閉が可能です(グレードZに標準装備、グレードGにはメーカーオプション)。
さらに、乗降用リヤアシストグリップを採用しており、お子さまの安全な乗り降りが可能です。

一方、フリードの乗り込み口は地上から390mmです。シエンタと同様に高さはありませんが、シエンタと比較するとやや乗り込み口が高いといえるでしょう。

また、両側パワースライドドアが採用されており、ドアハンドルを少し引くだけで自動開閉します。

特徴を比較

トヨタシエンタ
出典:TOYOTA

シエンタの特徴としてまず挙げられるのは、その自由自在な荷室スペースでしょう。
7人乗りモデルは、3列目シートを2列目シートの下に格納することでフラットな荷室スペースになります。

さらに、2列目シートを折りたたむこともできるため、より多くの荷物や大きな荷物を積む際に活躍します。

また、フロントシートを後ろに倒せばフラットなスペースが作れるため、長距離でドライブする際、仮眠を取ったり、足を伸ばして休憩したりすることもできます。

2022年の8月に新型が発売されたシエンタには、さまざまな安全装備が搭載されており運転が苦手な人でも比較的安心して運転することが可能です。

丸みを帯びた車体はかわいらしさとユニークさを演出しているといえるでしょう。後述のフリードと比べてみると、少し特徴的な見た目ですが響く人には響くデザインとなっています。

シエンタ バナー

2024年に販売開始されたフリードはスタイリッシュなデザインが特徴的です。洗練され、無駄のないラインは一般受けがよいでしょう。

さらにCROSSTARは可愛げのあるSUVテイストを取り入れており、トレンドと連動したデザインです。

また、自転車が積み込めるほどの荷室空間もフリードを語る上で外せません。
フリードは、2列目シートのセンターに空間があるため、3列目シートを格納すれば、2列目シートに人が乗っても自転車などを積むことが可能です。

ボディサイズについて、フリードはシエンタより長さと高さがあります。
車内部のサイズにおいて、シエンタは幅と高さはありますが長さはフリードの方が長いです。

後部座席の乗り込み口の高さは、シエンタの方が低いため、後部座席の乗り降りをしやすいのはシエンタといえますが、荷室の開口部の高さはフリードの方が低いため、重い荷物の積み下ろしはフリードの方が楽にできるといえるでしょう。

フリード バナー

シエンタはこんな人におすすめ

シエンタは移動手段として車に乗る機会が多い人や多くの荷物を積んで出かけることが多い人、燃費はできる限り抑えたい人におすすめです。

特に子育て目線でお子さまが小さい頃はシエンタの方が良いでしょう。

また、シエンタは後部座席の乗り込み口の高さが低いため、お子さまやお年寄りの人を後部座席に乗せる機会が多い人にもおすすめです。

フリードはこんな人におすすめ

重い荷物が多い人には、荷室の開口部の高さが低いフリードがおすすめです。
習い事に自転車で行かれたお子さまを迎えに行く機会が多い人にも、自転車を積むことができるフリードがおすすめといえます。

お子さまが大きくなったらフリードの方が適しています。

また、スポーティなデザインの車が好きな人がコンパクトミニバンを購入する際もフリードがおすすめです。

実用的なシエンタと、楽しみの多いフリードといったところでしょうか。

関連記事:7人乗りのフリードの魅力を解説!安全性や快適性についてもご紹介

まとめ

シエンタとフリードについて徹底比較し、紹介してきました。
乗車定員は、グレードや駆動方式によって乗車定員が違うため、購入する際は注意が必要です。

シエンタは、大人数で乗れる、荷物を多く積める、後部座席はお子さまやお年寄りでも安心して乗り降りができる、フリードよりも燃費を抑えられるという特徴があります。

一方、フリードはシエンタより車内空間を広く快適に使える、重い荷物も積める、安全装備が充実しているという特徴があります。

また、コンパクトミニバンでもスポーティなデザインの車に乗りたい人にもフリードはおすすめです。

コンパクトミニバンの購入を考えている人は、車を購入する際に重要視する部分が何かを明確にした上でどちらを購入するのか検討してみてはいかがでしょうか。

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