スペーシア購入は「後悔する」という意見が!後悔するといわれる理由

近年小回りが利く、維持費が抑えられるといった理由から軽自動車の人気が高まっています。

特に軽自動車を幅広く展開しているのが「スズキ」です。

そのスズキが力を入れて販売しているスペーシアに対して「買うと後悔する」など不評の声が上がっているのはご存知でしょうか。

この記事では、スペーシアを「購入して後悔する」といわれる理由と長所について紹介します。
スペーシアの購入を検討される方は、この記事をぜひ参考にしてください。

関連記事:【2024年】人気の軽自動車ベスト26車種をおすすめランキングで紹介!選ぶポイントも解説!

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スペーシアってどういう車?

スズキスペーシア

スペーシアは、スズキがファミリー層に向けて展開している軽自動車です。

まずはスペーシアの特徴を紹介します。

スペーシアの特徴

スズキ初代スペーシア
初代 スペーシア

スペーシアは、軽自動車の中でも圧倒的な存在感だった「パレット」の後継車として誕生した「軽ハイトワゴン」です。

2013年に初代が発表されました。

2023年に発売された3代目が、現行モデルです。

スズキスペーシア

室内空間を快適に過ごせる車で「使い勝手がよく、日常、家族が楽しく便利な空間」というコンセプトのもとに製造・販売されています。

それゆえに「スペーシア(SPACIA)」という車名は「Space(空間)」という言葉から由来した造語です。

スペーシアのグレードはシンプルで、「HYBRID G」と「HYBRID X」の2種類です。それぞれに「2WD・CVT」と「4WD・CVT」が設定されています。

  • HYBRID G:基本的な機能が装備されているグレード
  • HYBRID X:Gの機能に加えて、より優れた機能を装備したグレード

スペーシアシリーズについて

スズキスペーシアカスタム

スペーシアシリーズには、ノーマルタイプのほかに「スペーシアカスタム」がラインナップしています。

「スペーシアカスタム」は、存在感のあるがっちりとしたスポーティーなデザインです。

スペーシアの売れ行き

不評の意見もあるスペーシアですが、売上台数が悪いわけではありません。

全国軽自動車協会連合会が2024年1月に発表した「軽四輪車通称名別新車販売台数(2023年1月〜12月)」では、トップ3に入っています。

スペーシアを購入して後悔する理由

スズキスペーシア

売上台数がさほど悪いわけではないのに、なぜ「購入すると後悔する」などといわれるのでしょうか。

マイナスな評価がある理由の一つには、多くのユーザーの手に渡っていることで、レビューするユーザーの母数が多くなっていることが考えられます。

そのため、他の車種よりもマイナスな評価が多いわけではありません。

値段に見合った品質であるため、マイナスなレビューが目立つことは、逆に多くのユーザーが乗っていることを示唆するでしょう。

口コミの内容をまとめると、下記のような点が不評とされているようです。

内装がチープに見える

スズキスペーシア

スペーシアは、カラーバリエーションがとても豊富です。HYBRID Gは8種類、HYBRID Xは10種類のボディカラーを展開しています。

ノーマルな白や黒からポップな色までチョイスできる楽しい車です。

しかし、軽自動車特有の安っぽさが気になるという声も上がっています。
特に内装は、プラスチックを使用している箇所がチープに見えるといった評価が見受けられました。

コンテナをモチーフにした現行モデルや、スーツケースをモチーフにした先代モデルも人気ではあるものの、もう少し個性のあるデザインや高級感のある質感を求める声も少なくありません。

インテリアを重視する方は、内装をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。

関連記事:スズキ新型スペーシアは153万円から!カスタムも含めての12色のカラーを一覧で紹介!

アダプティブクルーズコントロールが搭載されていない

スズキスペーシア

スペーシアは、全方位モニター付きメモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機を装備して、安全性を確保しています。

スズキコネクト対応通信機とは、車両の周囲をカメラで撮影し、その映像を車内のモニターに表示する機能のことです。

しかし、残念ながらアダプティブクルーズコントロールは装備していません。
これは先行車との距離や速度差を自動的に測定し、加減速が働くシステムです。

この機能は、新車であれば大抵の車に搭載されています。
この機能が搭載されていないことを理由に、購入を諦める方も少なくありません。

加速が悪い

スペーシアにはターボ設定がないため、パワーが不足しているという声もあります。

前身のパレットはターボ機能が設定されていたことから、パワー不足の声はありませんでした。現行のスペーシアは、峠道はもちろん、公道を走行するにも加速不足を感じるといわれています。

スペーシアにはターボ機能の設定はされていませんが、その代わりに「パワーモード(PWR)」が付いています。

登り坂や高速道路での合流、追い越しなど、一時的に加速が必要なときに加速力を発揮してくれる便利な機能です。

「パワーモード(PWR)」は、すべてのグレードに標準装備されています。

乗り心地がよくない

スズキスペーシア

購入して後悔する理由に、シートが硬く、乗り心地が悪いという声があります。

また、雨音が天井から響く、ハッチ側からカタカタと音がするなど、走行中の車内にて不要な音が気になる点も乗り心地が悪いという評価につながっているようです。

加えて、フロントガラスが直角に近い設計になっているため、信号が見えにくく、運転しにくいという口コミもあります。

スズキスペーシア

しかし、ほかのドライバーの意見の中には「広い窓と高いシートで運転しやすい」「運転席が広いので運転しやすい」ともいわれます。

さらに、後部座席に乗車した方からは「後部座席は足が延ばせるくらいに広く、乗り降りも楽な車だ」と、よい意見があるのも事実です。

スズキスペーシア

風に煽られやすい

スペーシアは車両重量が軽く全高も高いことから、横風の影響を受けやすいという意見があります。

確かにほかの軽自動車に比べると、車体が軽量で全高が高いため、風の影響でふらつきを生じる可能性があるでしょう。

そのため、スピードを出したときの走行安定性が少なからず落ちます。高速道路でスピードを出す場合などは、注意する必要があるでしょう。

関連記事:高速道路を軽自動車で走行する際の注意点とは?メリットについても紹介!

積載量が少ない

スペーシアの特徴は、広々とした室内空間と大量の荷物を積み込める収納力です。
しかし荷物を最大限積むためには、後部座席を倒さなければ、荷物を積むスペースが確保できません。

そのため、家族4人で旅行に出かける際などの荷物は、後部座席の足元などに置かなければならず、不便といった意見も少なくありません。

後部座席に人が乗車してしまうと、積載量は大きく減少してしまうのは念頭に置いておいた方がよいでしょう。

一方で、全高が高く、バックドアが大きく開くため、車いすや折り畳み用自転車、ベビーカーといった大型の積載物でも楽に積めるといった高い評価も見受けられました。

スペーシアの長所

車に対するユーザーの後悔ポイントは、スペーシアだけでなく、どの車種にもあります。
そのため、自分に合った特徴を有した車を選ぶことで、後悔することは少なくなるでしょう。

ここでは、スペーシアの長所について見ていきましょう。

燃費がよい

スペーシアは、軽ハイトワゴン中で最も低燃費の車です。

あくまで燃費は走行の仕方や道路状況、ドライバーの運転方法によっても変化が生じるため、一概にはいえませんが、スズキが公表しているスペーシアの燃費数値によると、燃費性能は高いといえるでしょう。

購入しやすい価格設定

100万円台で購入できる価格設定も、スペーシアの大きな長所です。

基本的にハイブリッドカーは価格が上がりがちであるものの、スペーシアはほかのハイブリッドカーではない軽自動車とほとんど変わらない価格設定になっています。

エコカー減税を受けられる、寿命が長いといったハイブリッドカーならではのメリットも受けられるため、お手頃価格といえるでしょう。

まとめ

この記事では、豊富な軽自動車を展開しているスズキが製造・販売しているスペーシアに対するユーザーの後悔ポイントや長所について解説しました。

スペーシアの後悔ポイントは、内装がチープに見えることやアダプティブクルーズコントロールが搭載されていないことなどが挙げられます。

ただし、燃費のよさやお手頃な価格は、申し分ありません。

また、機能性もほかの軽自動車よりも決して劣っているわけではないため、購入する際は実際に車を見て、気になる点をチェックしましょう。

よい評判にも耳を傾け、後悔しない車選びをしてください。

画像出典元:スズキ株式会社

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