中古車の価格が低下する時期は買い時!中古車購入のポイント解説

新車よりも断然お財布に優しい中古車。

しかし、いざ購入しようとすると「買うタイミングによって価格が変わるものなのか分からない」「できるだけ安く、いい車を見つけたいけど、どこから探せばいいの?」など、迷ってしまうことが多いのではないでしょうか。

新車には価格が下がるタイミングがありますが、実は中古車にも「価格が下がりやすい時期」があるのです。

タイミングを選べば、同じ車種でも数万円ほど安く購入できる可能性も!

そこで今回は、中古車の価格が下がる時期と、その時期に狙い目となる車種、さらには賢い中古車選びのポイントなどを徹底解説します。

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中古車が安く買える時期は6つ

車購入時の頭金

前提として、今回ご紹介する時期はあくまでも「そういった傾向がある」程度のものであるため、必ず安価で購入できるわけではないとご承知おきください。

中古車の価格は持ち込まれた車の「状態」や「モデル」などをメインに見定められるため、そもそも時期に左右されること自体が少ないのです。

とはいえ、新車同様に安く買えるタイミングがあることも事実です。
中古車が安く買えるタイミングとして、さまざまな時期の変わり目などが傾向として挙げられます。

こういったタイミングで交渉がうまくいけば、相場よりも数万ほど安く購入することができるかもしれません。

おすすめの買い時としては下記の6つです。

  • モデルチェンジ後
  • 決算期の間近
  • 車の需要が低下したタイミング
  • 年式が下がる時期
  • 大型連休後
  • ボーナス前

しかし、中古車の場合、人気の車種であったり、比較的発売されて間もないもの、状態が良いものなど、さまざまな要素が価格設定に大きく影響します。

中古車の価格設定に大きく影響するのは上記の具体的な条件であるため、価格が安くなる時期であっても中古車の価格は変化しにくいものです。

例外が多いため、一度足を運んで店員さんと交渉してみるのが良いでしょう。

モデルチェンジ後

新しいモデルが登場した際、現在市場に出回っているモデルの価格が下がる傾向があります。

一定数の人たちが新型に乗り換えることで、旧モデルが中古車市場に多く出回るためです。
また、新モデルの登場による旧モデルの需要低下も価格が下がる理由の一つ。

欲しい中古車がある場合、直近で新モデルの登場が予定されていないかなどを事前に調べてみると良いかもしれません。

決算期の間近

業者の決算期が近づくと、お店側は自分たちの売り上げを上げようと店頭に並べている中古車の価格を下げ始める傾向があります。

特に9月の決算期は、中古車が1年で最も安価になる可能性があります

決算期はどの業界も商品を売り、自社の売り上げを上げたいと力を入れるシーズンですが、車業界にいたっては9月ごろは車の需要が減退している時期とされています。
夏のボーナスが入る7月8月を経て、一度落ち着くタイミングが9月ごろなのでしょう。

そのため、販売業者はより価格を下げて販売台数を伸ばそうとする必要あるのです。

また、3月決算期後の4月は「新古車」と呼ばれる登録(届出)済みの中古車が出てくる時期でもあるため、注目しておくとよいでしょう。

関連記事:新古車とはどんな意味?新車や中古車との違いや購入のメリットを解説

車の需要が低下したタイミング

車の需要が低下するタイミングは、新生活後〜初夏あたりである場合が多いです。
車の需要が最も高いのは、新生活が始まる3月。

その後の4月から5月にかけて次第に需要が低下することで売れにくくなり、価格が落ち着く傾向があります

その後の7月から8月にかけてはボーナスやお盆などが続くため、中古車の需要は再度伸びるため、合わせて中古車の販売価格も向上します。

年式が下がる時期

「年式」とは、「いつの車か」ということです。

古い自動車を「低年式」、新しい自動車を「高年式」と呼びますが、中古車は高年式のものほど価格が高くなりやすいです。

自動車の年式は年に一度、1月に変更されます。
つまり、年式が1年分古くなる1月に、今ある中古車の価値が1年分下がるというわけなのです。

「3年落ち」の自動車が「4年落ち」になれば、その分販売価格も下がりやすいです。

中古車を少しでも安く買いたい場合、1月になって値下げされたものも狙い目だといえるでしょう。

大型連休後

ゴールデンウィークやシルバーウィーク、お盆や年末年始などの大型連休前は、レジャーや帰省に用いるために新車・中古車ともに需要が高まります

しかし、そういった大型連休が終われば需要が落ち着いてきます。

需要が落ち着いている中、普段と同じ価格で販売しても購入者は増えません。

そのため、価格を安くして少しでも購入者数を増やそうとするわけです。

ボーナス前

実はボーナスの支給前も、中古車の価格が安くなりやすいタイミングです。

これは、ボーナス支給後にはまとまったお金を手にしたユーザーが増え、新車・中古車ともに販売台数が伸びることを販売業者側も理解しているためです。

ローンを組むにしても、頭金としてボーナスの利用を考えている人はたくさんいるでしょう。

このように、購入者の多くはボーナス支給後を狙ってお金を貯めているため、購買意欲を高めるためにも安くなっていることがあります

関連記事:新車購入の時期はいつがおすすめ?安く買えるタイミングを紹介!

車種で変わるベストな買い時

実は車種によって価格が低下する時期もあります。

年間を通じて価格が変動しやすいのは

  • SUV
  • オープンカー

の2種類です。

SUV

SUV
SUV

車高が高く、オフロードでの走破性に優れたSUVは、特にアウトドアやスポーツアクティビティなどのレジャーに向いています。

そのため、こうしたレジャーが活発な時期は需要が高まる傾向があります

中でもSUVは降雪地帯でもとても活躍するため、11月〜2月ごろまでは供給量に対して需要が高くなり、中古車であっても価格が高く設定されがちです。

逆に、この時期が過ぎれば価格が下がるため、SUVを狙っている方は3月〜9月を狙うのが良いかもしれません。

オープンカー

オープンカーの需要は、暖かい時期である春先から夏にかけて高まります。

オープンカーの醍醐味は、やはりルーフを開いて走行することでしょう。
暖かい時期、風を浴びながらのドライブはとても爽快感があり、オープンカーならではの特徴を強く感じられる時期だといえます。

対して、冬場は外気が冷たくルーフを開けようとはなかなか思わないでしょう。

そのため、外気温の低い11月〜2月ごろまでは価格も低下する傾向があります

中古でオープンカーを購入する場合は冬場がおすすめです。

中古車の価格はどのように決まる?

中古車の価格イメージ

中古車は、車の状態や走行距離、人気度などさまざまな基準から価格が設定されます。

ここでは、中古車の価格がどのように決まるかを解説します。

需要と供給で価格が決まる

まず中古車の価格は、市場の需要と供給によって決まります。

需要が増えれば価格が上がり、需要が減れば価格が下がります。
そのため、新車より高くなる中古車もあります。

具体的には、大型連休前はレジャー用に車が必要な人が増え、連休後には需要が落ち着きます。

また、販売業者の決算期に多い3月や中間決算期の9月などには、販売台数を増やすために価格に変動が出るとも言われています。

最近は円安や円高も関係している

最近は、海外需要や円相場が中古車の価格に影響を与えることがあります
理由としては、海外で日本の中古車の人気が伸びているからです。

円安で海外での日本の中古車の販売価格が下がると日本の中古車の需要が増えます。
その結果、国内での販売価格が上昇するケースがあります。

特に海外で人気の高い旧車やスポーツカー、4WD車などは為替の影響を受けやすいと言われます。

安価な中古車を買う際の注意点

車イメージ

安価な中古車には思わぬ落とし穴もあります。ここでは安い中古車を買う際の注意点について紹介します。

支払い総額を確認する

安い中古車を買う際に注意すべきポイントは、支払い総額です

車検までの期間が短い中古車は安くなりますが、後に車検費用がかかります。

ほかにもタイヤやエンジンオイルなど消耗品の状態は必ず確認しましょう。

水没車は避ける

水没車は、豪雨などで水没した車を指します。

水没車の場合、外観はきれいな状態でも電装系や排気系、エンジンが浸水することにより正常に動作できなくなっている可能性があるため、注意が必要です。

また、不具合の症状が現れるタイミングにばらつきもあるため、故障個所の選定が難しく、購入後の修理代が高額になる可能性があります。

さらにフロア周りの浸水は、見た目は問題なくても異臭やサビの原因になるため、車両価格が安くても避けるほうが無難です。

保証内容の確認をする

中古車は、新車と比べてパーツの劣化による故障が起きやすいため、購入後の保証は確認しましょう。

ディーラーが販売する認定中古車はアフターサービスが充実していますが、車両価格は高めです。

中古車販売店の中にも購入後の保証をしているところがありますが、保証内容は販売店によって異なるため、確認しておきましょう。

特に、走行する上で重要なエンジンやミッション、ブレーキ周りが保証対象に含まれているかを確認することをおすすめします。

さらに、保証期間が6ヵ月から1年、走行距離が納車後10,000㎞以内などの保証であれば、安心でしょう。

車両の状態を確認する

最後に車両状態を確認しましょう。

販売店には「整備記録簿」があります。
整備記録簿とは、過去に実施した整備や修理が細かく記録されている書類です。

注意するべきポイントは、定期的に整備や点検を受けているかです。
そのうえで、具体的な修理や整備の内容を確認するようにしましょう。

関連記事:失敗しない中古車の選び方とは?押さえるべきポイントを解説

まとめ

車イメージ

中古車は新車よりも価格が安いため、多くの人にとって魅力的な選択肢です。

しかし、中古車の価格は常に変動しており、購入時期によって数万円も差が出る場合があります。

今回のコラムでは、中古車の価格が下がる時期と、狙い目となる車種、中古車選びのポイントなどを解説しました。

中古車購入は、タイミングと情報収集が重要です。

複数の販売業者を比較したり、このコラムを参考にしたりして、自分に合った中古車をお探しください。

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この記事を書いた人

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