車の査定だけしたい人必見!注意点や実施できる場所をご紹介
車の査定を受けるのは、一般的には売却を予定している人です。
しかし、なかにはまだ車の売却を検討している段階で、査定額を聞いてから判断したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、車の査定を受けるときの注意点や車の査定だけを実施できる場所、車の査定額をアップさせるコツについて解説しますので、車の査定だけ実施したい人は参考にしてください。
査定額を知ることでより最適な選択ができるようになるでしょう。
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「車の査定だけしたい!」は可能?
結論から言うと、車を売却せずに査定だけすることは可能です。車の買取を実施している店舗では、査定をサービスとして提供しているため、査定価格に納得できなければ買取に応じる必要はありません。
査定を依頼する際に、売却はまだ考えておらず、査定額を見てから判断する旨を事前に伝えておくと、販売店側との認識を一致させることができます。
車の査定だけであれば無料で実施するケースが多いため、気にせず査定見積もりだけを依頼してみましょう。
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車の査定だけしたい場合の注意点
車の査定だけ依頼したい場合は、次のような点に注意してください。
- 査定額には有効期間がある
- 強引な営業を受ける恐れがある
- 下取りと買取では査定額が異なる
- 個人情報を伝える必要がある
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説します。
査定額には有効期間がある
車の査定額には有効期間があるため、いつでも査定額どおりの価格で売却できるわけではない点に注意しましょう。査定額の有効期間は2週間前後です。
有効期間がある理由は、車の価値が一定ではなく常に変動するものであるためです。
一般的に車の価値は年式や走行距離などとともに下がっていくため、高く売却したいならできるだけ早く手放すことを検討しましょう。
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強引な営業を受ける恐れがある
車の査定を受けたことにより、強引に売却を迫られる可能性があります。
査定を受けた車が人気なモデルであったり、希少価値が高い車であったりする場合は、店舗側も買取したいためしつこくなりがちです。
無理に売却を迫られたくない場合は、過去にそのようなトラブルが起きていないか、利用者の口コミなどをチェックしてから査定を依頼しましょう。
また、車を売る気がない旨を査定担当者に話しておくことも大切です。
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下取りと買取では査定額が異なる
新車を購入する際に下取りに出す場合と、買取で依頼する場合では、買取の査定額のほうが高くなる傾向にあります。
一方の下取りの場合は、新車を購入する際に、値引きしてもらうことが多いです。そのため、下取りに出した車の査定額は低い傾向にあります。
個人情報を伝える必要がある
査定を依頼する際に、店舗側は顧客との接点を得るために、名前や住所などの個人情報が求められます。
匿名査定に対応している一括査定サイトであれば、個人情報なしで査定額だけ調べることもできますが、査定額の精度が低くなってしまいます。
正確な査定額は知るためには、個人情報の提供が必要であることを理解しておきましょう。
依頼する業者によって査定額が変わる
車の査定額は査定を依頼する業者によって変動します。
そのため、1社だけに査定を依頼しても正しい相場価格を知ることはできません。車の正確な価値を知るためには、複数の業者に査定を依頼することが必要です。
信頼できそうな業者をいくつかピックアップして査定を依頼し、査定額を比較したうえで自分の車の価値を見極めましょう。
車の査定を行ってくれる場所
車の査定が可能な場所は、次のとおりです。
- 中古車販売店
- 一括査定サイト
- ディーラー
車の査定が可能な場所の特徴を詳しく見ていきましょう。
中古車販売店
中古車を専門で販売している業者は、在庫を増やすために車の買取を積極的に行っています。
査定の経験が豊富な中古車販売店であれば、中古車の価格を算出するのが得意なため、車の状態までを細かくチェックしてもらうことが可能です。
査定額を高額にしたいのであれば、プロの査定士が在籍している中古車販売店に依頼するのがよいでしょう。
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一括査定サイト
インターネット上の一括査定サイトなら、年式やモデルなどの情報を入力するだけで複数の業者に車の査定を依頼することができます。
なお、一括査定では車の状態が加味されていないため、査定額の精度が低い点に注意が必要です。
業者によっては営業電話をかけてくる場合があるため、気になる人は匿名査定が可能な査定サイトを利用しましょう。
ディーラー
新車のみを販売しているディーラーでも車の査定を受けることができます。
ディーラーでは買取ではなく下取り価格として査定額を算出するため、買取査定を依頼するよりも金額が低くなる傾向にあります。
また、ディーラーは新車を購入する人向けに下取り査定を実施しているため、査定は有料になる場合があります。
査定のみの対応は行っていない店舗もあるので、事前に確認してから来店しましょう。
車の査定額を少しでも上げるには?
車の査定額を少しでも上げるためには、次のような工夫が必要です。
- 車の清掃を実施する
- 車が高く売れる時期を狙う
- 純正のパーツを準備する
- メンテナンスノートを提出する
ここでは、査定額を上げるコツをそれぞれ詳しく解説します。
関連記事:車の買取相場はどうやって調べる?査定方法や高く売るコツも併せて紹介!
車内の清掃を実施する
車の内部や外観がきれいだと、大切に使用してきたことがわかるため査定額が高くなる可能性が高まります。
そのため、査定に出す前に、ゴミが落ちていないか、汚れがついていないかなどを入念にチェックしましょう。
また、車内の嫌な臭いは、換気をしたり、消臭スプレーや消臭剤を使ったりして消してください。シートにシミがある場合は、洗剤をつけて固く絞った雑巾で拭くと汚れが落としやすくなります。
車が高く売れる時期を狙う
車は、査定するタイミングによっても査定額が異なります。
そのため、車が高く売れやすい時期を見極めることが大切です。
車の買取業者は、決算期までに多くの在庫を確保する必要があるため、買取を強化します。そのため、決算期前のタイミングで査定を依頼すれば、査定額が通常の時期よりも高くなりやすいでしょう。
中古車の売買が活発になる春先や秋口も車が高く売れやすい時期です。
新生活が始まる前に車を準備したい人の需要が高まるため、3月や9月の時期を狙って査定を依頼するのがおすすめです。
純正のパーツを準備する
社外品のパーツをつけている車は査定額が低くなる傾向にあるため、可能な限り純正のパーツをつけてから査定に出すようにしましょう。
純正パーツがついていないカスタム車の場合でも、保管してある場合は店舗に持ち込めば、査定額が下がることはありません。
ただし、人気の高い有名メーカーの社外品をつけている場合は査定額が高くなるケースもあります。発売されたばかりの最新カーナビなども査定額が高くなりやすい傾向にあるため、査定士に確認してみましょう。
メンテナンスノートを提出する
メンテナンスノートを準備しておけば、しっかり整備された車であることをアピールできるため、査定額を高くするのにつながります。
メンテナンスノートとは、メーカー保証書と点検記録簿がセットになったものです。
メンテナンスノートがなくても売却することは可能ですが、あるほうが高額になりやすいでしょう。紛失してしまった場合は、再発行が可能なこともあるため、車を購入した店舗に確認してみてください。
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まとめ
今回は、車の査定だけしたいという人に向けて、査定のみできる場所や、高額にするポイントについて解説しました。
店舗によりますが、無料で車の査定のみを実施してくるところは多いです。
車の査定を受ける際には、この記事で紹介した注意点を把握したうえで、依頼してみましょう。
また、車の査定額を高額にしたいのであれば、査定前に車内を清掃したり、査定するタイミングを見極めたりすることが大切です。
車の査定を実施する際は、この記事を参考に、査定額が高くなるポイントを実践してみてください。