車のローンの平均年数はどのくらい?返済額や購入の流れも紹介

車の価格は年々増加傾向にあります。

総務省統計局の小売物価統計調査によると、2000年には平均価格879,025円だった軽自動車が、2021年度には1,577,405円と約2倍になっています。

車は高額のため、自動車ローンを利用する人も多いでしょう。

しかし、実際にどのくらいの年数で返済をすればよいのか目安がわからない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、自動車ローンの平均年数はどれくらいなのか、返済額の例や自動車ローンでの購入の流れをご紹介します。

関連記事:マイカーローンの計算はどのように決まる?ローンの種類や注意点について

自動車ローンの平均年数はどのくらい?

まずは自動車ローンの支払回数や最長年数を見ていきましょう。

自動車ローンの支払回数はどのくらい?

自動車ローンの支払回数は、車の本体価格や収入状況など人によって条件が違うため、何回払いがよいのか一概にはいえません。

しかし、一般的に5年(60回)に設定する人が多いようです。

支払期間を5年(60回)に設定する人が多い理由の一つとして、2度目の車検前に完済し乗り換える予定の人が多いことが挙げられます。

新車は5年を過ぎると消耗品の大幅な交換や大きな故障が発生しはじめ、整備費用が高額になる可能性があるため、このタイミングで乗り換えを検討する人が多いといえるでしょう。

一方で、3年(36回)や10年(120回)に設定するケースもあります。

3年(36回)の場合は、残価設定型ローンの利用が考えられます。

10年(120回)の場合は、予算に収まる月々の支払額より支払回数を設定することもあります。

このように、自動車のローンは車検のタイミングや乗り換え時期を考えて、支払回数を設定するのが一般的です。

また、新車で購入した場合、3・5・7年のローン期間であれば車検のタイミングでの乗り換えがスムーズです。

自動車ローンの最長年数は借入先で異なる

車をローンで購入する場合、借入先はディーラーローンか銀行ローンが一般的です。

ディーラーローンは審査に通りやすい代わりに金利が高く、銀行ローンは審査が厳しい代わりに金利が安い傾向にあります。

支払い回数の最長年数はディーラーローンで8年(96回)、銀行ローンで10年(120回)程度が一般的です。

ローンの支払額について

自動車ローンは購入代金の割賦返済であり、ローン利用金額に金利がかかります。

例として300万円のローンを利用した場合、毎月の支払額はいくらになるのか確認してみましょう。

以下ではボーナス払いなしの毎月均等払いという条件において、金利別に3年、5年、10年で比較してみます。

金利2%の場合

ローン期間毎月の支払額総支払額利息
3年(36回)85,927円3,093,396円93,396円
5年(60回)52,583円3,154,995円154,995円
10年(120回)27,604円3,312,480円312,480円

上記の表のように、ローンは支払期間が短ければ毎月の支払額が高くなる代わりに、利息が安くなります。

反対に支払期間が長いと毎月の支払額が低くなる代わりに、金利が高くなります。

金利2%のローンだと年間の利息が3万円台と安く、10年ローンでも合計31万円の利息で済みます。

銀行の審査は厳しいですが、金利2%でローンを組める場合は、頭金を貯めるよりもすぐに利用してカーライフを満喫するのもよいでしょう。

金利3%の場合

ローン期間毎月の支払額総支払額利息
3年(36回)87,243円3,140,769円140,769円
5年(60回)53,906円3,234,360円234,360円
10年(120回)28,968円3,476,180円476,180円

金利2%のローンと利息を比較すると、3年で約47,000円、5年で約80,000円、10年では約164,000円も多く支払うことになります。

関連記事:200万の車をローンで購入する場合に発生する月々の返済額はいくら?

自動車ローンの種類

ここでは、自動車ローンの種類をご紹介します。

銀行ローン

銀行の自動車ローンは、審査は厳しいですが金利が安いという特徴があります。

また、銀行ローンを利用する場合、車の所有は購入者にあるため、車の買い替えやローンの借り換えなどを自由に行える点が利点といえます。

ディーラーローン

ディーラーローンはディーラー提携のクレジットカード会社や保証会社など提供しているローンです。

特徴として、購入対象車を担保することでローンが組める点が挙げられます。

比較的審査に通りやすく、審査時間も30〜60分程度と短いですが、金利は高い傾向にあります。

また、近年ディーラーローンの主流になってきているのが、残価設定型ローンです。

契約時に数年後の売却価格を設定し、残った額をローン払いするものです。

毎月の支払額を抑えた上で予算より数ランク上の車を購入することもできるでしょう。

自社ローン

自社ローンとは、中古車販売店などが自社で購入費用を立て替えて購入者に分割払いをしてもらう方法です。

信用情報などを照会せず、独自の審査基準により判断するため、ディーラーローンよりも審査に通りやすく、金利が発生しない点もメリットといえるでしょう。

ただし、手数料や保証料などが車の本体価格に上乗せされるため、総額が高くなる可能性がある点には注意が必要です。

ローンで車を購入するときの手順

ここでは、ローンでの車の購入手順をご紹介します。

銀行の自動車ローンの場合

車の購入前に銀行で自動車ローンの利用相談を行い、ローンの限度額を把握します。

その後、購入対象車が決まったら、ディーラーと商談に入り見積書を取得します。

そして、見積書と本人確認ができる書類、収入証明書を揃えて、銀行に自動車ローンの申し込みを行います。

審査に通過すると自動車ローン契約が成立となり、支払先に直接必要な金額が振り込まれます。

ディーラーローンの場合

新車購入の商談時に、ディーラーローンの利用を考えていることをスタッフに伝えましょう。

すぐに審査が行われ、ローン利用の可否が伝えられます。

必要書類は本人確認書類で、他は車の購入に必要な書類のみです。

ローンを利用するときの注意点

最後にローンで車を購入する際の注意点についてご紹介します。

残価設定型ローンは追加金が必要なこともある

残価設定型ローンには、数年後の残存価格をローン金額から差し引くことで毎月の支払額が抑えられるというメリットがある一方で、注意点もあります。

契約時に決められた通りに車を使用しないと、契約通りの残存価格にならないことです。

具体的には、走行距離、無改造、整備点検を購入ディーラーで行うこと、無事故であること、車体を著しく破損していないことなどが挙げられます。

購入契約時の決まり事に沿わない使い方をした場合、残存価格が減り、追加支払いを請求されます。

とはいえ、これは「著しく」車体を破損した場合であり、常識の範囲内での使用であれば追加料金は請求されないことが多いようです。

残価設定型ローンの利息は利用金額分だけではない

残価設定型ローンの利息は、購入価格全体に金利を乗じて計算されます。

数年後の残存価格はあくまで買取予想額であり、残存率50%の300万円の車で残価設定型ローンを利用した場合でも利息は300万円に対して発生します。

車の維持費が発生する点にも注意

自動車ローンは車の購入費用の割賦払いであり、これとは別に毎日の車の維持費が必要です。

自動車ローンだけではなく、駐車場代、燃料費、タイヤ交換費用、車検費用などの維持費をあらかじめ把握しておきましょう

まとめ

自動車ローンには、銀行ローンやディーラーローンなどの種類があります。

ディーラーローンにはさらに種類があり、通常割賦、残価設定型、残価据置型があります。

一般的にローンは短期間であれば毎月の支払いが高くなりますが、利息が安く抑えられます。
反対に長期間であれば毎月の支払いが低くなりますが、利息が高くなります。

自動車ローンは5年が一般的ですが、どのローンをどれくらいの期間で利用し、毎月いくら支払うのかは、それぞれの家計次第です。

自分に適した無理のない計画で返済を行いながら楽しいカーライフを送りましょう

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

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