300万円の車、月々のローン返済額は?おすすめの年数やローンの選び方

SUVやミニバンなど、販売価格が300万円前後に設定されている人気車種は多くあります。

ローンを利用する方も多いと思いますが、初めて車を購入する人にとっては支払額がいくらになるのかイメージしにくい方もいらっしゃるでしょう。

今回は返済額のシミュレーションに加え、おすすめの返済年数やローンの選び方など、これから車を買う人に役立つ情報をご紹介しますのでぜひ最後まで読んでご参考になさってください。

無理のない範囲で、ご自身にとって一番いい選択ができる一助となるでしょう。

関連記事:新車ローンの組み方 何年がおすすめ? 金利の違いも徹底解説!

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300万円の車を購入するための予算は?

car on the money

車の価格が300万円であってもローンで支払う場合、かかる費用の総額は300万円とはなりません。
それ以上の費用がかかると考えておきましょう。

ローンを組むと金利がかかります。
しかしそれ以外にも、初期費用や維持費なども含めた予算を考慮する必要があります。

では、具体的にどのぐらいの費用がかかるのでしょうか。

初期費用

車を購入した際、最初にかかるのが税金や保険料、登録諸費用といった初期費用です。
金額は車種や、新車か中古車かによっても変わってきますが、だいたい車両価格の10〜20%程度を負担しなければなりません。
つまり、300万円の車を購入したいと思っているなら、360万円程の予算が必要だということになります。

したがって、車両価格と初期費用を含め、予算を考える必要があるのです。

また、ローンの組み方しだいで月の支払額が変わってきます。そうしたことも考慮し、予算に無理のない車を選びましょう。

関連記事:車の初期費用はどれくらい?費用の内訳や維持費、節約のコツも解説

維持費

車は購入してからも一定の維持費がかかります。
毎月出るであろうガソリン代や、定期的に大きな出費となる車検代などが維持費と呼ばれています。

予算を立てる際は月々のローンに加え、こうした維持費がかかることを考慮するようにしましょう。

関連記事:車のランニングコスト(維持費)はいくら?費用相場やコストを抑える方法を紹介

月々の返済額は?

車と金利を天秤にかける

では実際に300万円の車を購入した場合、月々の返済額はいくらになるのでしょうか。
具体的に試算してみましょう。

300万円返済の場合のシミュレーション

試算には、銀行各社が提供しているシミュレーションサイトを活用すると便利です。
今回は、『三井住友銀行ウェブサイト』のシミュレーションを参考にシミュレーションしていきます。

分かりやすくするため、借入額は300万円ちょうどとし、金利は4%、ボーナス払いはなしとします。
3年、5年、7年でそれぞれシミュレーションし、毎月の支払額と支払総額の違いを見てみましょう。

支払総額利息額毎月の支払額
3年
(36回払い)
3,188,575円188,575円88,571円
5年
(60回払い)
3,314,942円314,942円55,249円
7年
(84回払い)
3,444,495円444,495円41,006円

3年と7年を比較すると、7年払いの方が総額が30万円以上高くなっているのが分かります。
返済期間が長くなると毎月の返済金額は安くなりますが、その分金利も増えていくことを覚えておきましょう。

毎月の収入が多かったり、ボーナスでまとめ払いできるのであれば、返済期間を短めに設定したほうがお得です。
ただ、あまり無理をしすぎるとローンの返済が家計を圧迫する可能性もあります。

一方、もし貯蓄などで余裕があれば、少しでも頭金を入れて借入額を少なくしたほうが、月々の返済額も最終的な支払総額も、抑えることができます。

毎月の支払いは、家計に余裕がうまれる程度の額に設定することが大事なポイントです。

関連記事:マイカーローンの計算方法とは?金利や注意点を含めて解説!

ローンでおすすめの返済年数は?

カーローンの返済年数は2~10年ぐらいまで選択できますが、一般的には2~5年程度に設定することが多いです。
これには、車検と買い替え時期が深く関わっています。

車には維持費と呼ばれるものがかかります。
これには数万円〜十数万円ほどの車検代も含まれています。

車検は新車登録時から2年後、その後は3年ごとに1回受けるので、この時期に合わせて買い替えを検討する人が多く、その関係でローンの返済年数も2〜5年にあわせているのです。

車のベストな買い替え時期に関しては、下記の記事をご覧ください。

関連記事:車の買い替え時期はいつがよい?必要書類や買い替えの注意点なども解説

ローンにはどんな種類がある?

ローンで悩んでる風の人

カーローンにもいくつか種類があり、一般的によく利用されているのは「ディーラーローン」「銀行系ローン」「残価設定ローン」の3種類です。

この3種類の比較表を見てみましょう。

メリットデメリット
銀行系ローン・年利1~2%と比較的安価
購入者=所有者になる
審査が厳しい
ディーラーローン・審査が比較的ゆるい
審査時間が短い
・年利4~8%と高め
・完済まで所有権はディーラーにある
残価設定ローン・追加費用がない限り、下取り価格が保証されている
毎月の返済額が抑えられる
・年利3~5%と少し高め
残価に満たない使用状態だと追加費用が発生する場合も

それぞれのよさがあり、またそれぞれにデメリットがあります。自分の生活や家計にあったローンを選び、無理のない計画をたてましょう。

\ポチモのお役立ち情報(外部リンク)/
【リースVS購入】中古車リースの料金シミュレーション!カーリースの基礎から解説

総額300万円ぐらいのおすすめ車種3線

ここでは総額300万円ほどになる車の中で、おすすめの車種を3種類紹介します。

トヨタ ヤリス HYBRID Z 2WD

トヨタヤリスはコンパクトカーに分類される小さめの車で、ハイブリッドの2WDならWLTCモードのカタログ燃費35km/Lを誇り、普通車では最も売れている車です。

このグレードであれば新車本体価格は税込235万円と、上述の10%〜20%を上乗せしても300万円をやや下回ります。

トヨタヤリスバナー

トヨタ シエンタ HYBRID X 2WD 7人乗り

トヨタシエンタのHYBRID Xは車両本体価格が242万円と、諸費用を加えて300万円ほどになります。

普通車ではほとんどが5人乗りですが、ミニバンであるシエンタは7人乗ることのできるモデルもあります。

ミニバンの中で最も売れているモデルですので、それだけ支持されている車と言えます。

ホンダ ヴェゼル G 2WD(FF)

SUVは近年高額になっている傾向にあります。
300万円だと安めな車を探す必要がありますが、ヴェゼルなら人気も性能も担保されつつ本体車両価格240万円と諸費用込みで300万円ほどになります。

スタイリッシュな見た目から、価格以上の価値があるおすすめのモデルです。

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まとめ

今回は300万円の車を購入することを想定しましたが、もちろんそれ以外の金額でも同じことがいえます。

シミュレーションをしっかりと行い、自身の貯蓄やライフプランと相談したうえで自分にあった方法で購入を検討してみてください。

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