JAFの年会費はいくら?家族会員や退会についても解説

走行中に脱輪してしまった、旅先でパンクしたなど、思いがけない自動車のトラブルに遭遇した場合、大半の人が慌てることでしょう。

車両トラブルの一つの備えとして、ロードサービスに加入しておくことがおすすめです。

ロードサービスにはさまざまな種類があり、任意保険に付帯されているサービスや、車を購入したディーラーのサービス、ロードサービス自体を提供しているサービスなどがあります。

その中でロードサービスの加入を検討する場合、一つの選択肢になるのが「JAF」です。

この記事では、安心と信頼のロードサービスを提供しているJAFの年会費について解説します。

また、家族会員についてや退会、入会方法や更新手続きについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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そもそもJAFとは

事故 電話

JAFは「JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION」の略称で「一般社団法人日本自動車連盟」が正式名称です。

60年以上の実績と品質を誇るロードサービスで、入会することにより24時間365日、日本全国どこでも、電話1本でロードサービスに対応してくれます。

1964年にロードサービスを展開して以来実績を積み重ねており、今なお高く評価されています。

2023年時点で会員数は全国で2000万人以上に到達しており、更新率は90%以上です。
同時点の日本の運転免許保有者は約8,184万人であるため、運転免許保有者の約4分の1の人がJAFを利用していることになります。

また、2022年に実施したJAF会員向けの利用アンケート調査では97%の人がJAFのロードサービスに「満足だ」と回答しているほど、顧客満足度も高いです。

ロードサービスの内容

JAF会員が利用できる主なロードサービスは、以下の通りです。

  • バッテリー上がりの応急始動作業
  • パンクの応急修理
  • 燃料切れの給油作業
  • キーとじ込みによるドア開放作業
  • 事故・故障車の牽引
  • 落輪・雪道や泥道での引き出し作業
  • 異音・異臭の点検作業

JAFのロードサービスに加入すると、一部サービスを除きほとんどが無料で利用可能です。

自動車保険付帯のロードサービスなどは、年間の利用回数に制限がありますが、JAFは何回でも利用できます。
泥道での引き出しやチェーンに関するトラブルなど、自動車保険などのロードサービスでは対応できないトラブルにも対応可能です

また、自動車保険とは異なり、JAFは車両登録が不要です。
会員証一つあれば、車やバイクを複数台所有している場合やレンタカー・知人の車などの場合であっても適用できます。

そのほか、JAF会員に加入していれば、飲食店やガソリンスタンドなどで日常的に使える割引や、会員優待施設がお得に利用できるなどの特典が充実している点もメリットです。

ただし、JAFに加入するには、入会金や年会費がかかります。またトラクターや農耕作業車、ロータリ除雪車、キャタピラが付いた車両など大型・小型特殊車両は、ロードサービス対象外となるので注意してください。

加えて、下記のような場合は、ロードサービスの利用ができないことがあります。

  • 自賠責保険切れの法令に違反している場合
  • 天候など物理的に救援作業が困難な場合
  • 3000kg以上の車両の牽引の場合
  • 危険物や高級品など積載に損害が予想される場合

関連記事:自賠責保険と任意保険どっちを使う?補償内容の違いも解説

JAFの入会金・年会費について

自動車にかかる費用

ここでは、JAFの入会金・年会費について解説します。

JAF個人会員の場合

JAFの個人会員の場合、入会金は2,000円、年会費は4,000円です。
クレジットカードで支払う場合は入会金が500円割引され、1,500円になります。

また、2年分をまとめて支払うと500円割引、3年分をまとめて支払うと1,000円割引、5年分まとめて支払うと2,000円割引などとお得な割引制度もあります。

クレジットカードでの支払い

入会金年会費合計
通常2,000円4,000円6,000円
クレジットカード払い1,500円4,000円5,500円

複数年一括支払い

入会金年会費合計
2年一括払い2,000円8,000円
(4,000円×2年分)
9,500円
(割引)-500円
3年一括払い2,000円12,000円
(4,000円×3年分)
13,000円
(割引)-1,000円
5年一括払い2,000円20,000円
(4,000円×5年分)
20,000円
(割引)-2,000円

JAF家族会員の場合

JAFの家族会員は、個人会員と同居あるいは生計を一つにする人が対象です。
個人会員1人に対して5名までが家族会員として加入できます。

家族会員の場合は、入会金無料、年会費1人につき2,000円が必要です。

JAF法人会員の場合

JAFの法人会員になるには、入会の際に車検証の使用者に団体名が記載されている車に限り、その⾞両番号を登録して入会できます。

ドライバーは限定せず、登録された⾞のみロードサービスが利用可能です。

1台で入会する場合、費用は入会金2,000円+法人特定会費2,000円+車両特定会費2,000円で合計6,000円です。

1台追加につき車両特定会費2,000円の追加費用が必要となります。
次年度以降は、法人特定会費2,000円+車両特定会費2,000円で合計4,000円必要です。

関連記事:ガソリン代がお得になるおすすめクレジットカード7選!選び方も解説!

カーリースの利用でもJAFに入会できるのか

JAFのサービス対象は車ではなく人のため、サービスを受けることが可能です。

カーリースの任意保険とJAFの関係

自家用車と同様にカーリースでも自賠責保険の加入は必須であり、月々支払うリース料金に含まれていることが一般的です。

しかし任意保険がリース料金には含まれているカーリースは少数派で、プランによって選択できるものなどがあります。

任意保険はあくまでも「任意」であり、加入するかどうかは利用者の判断にゆだねられているからです。

しかし、リース会社などによってはサービスの一環としてロードサービスを設定している任意保険が多くあります。

実際、JAFもカーリース事業者に対して法人会員のサービスを展開しています

カーリース会社側で任意保険を用意している場合があるため、その際にはJAFの加入についても話を聞いてみると良いでしょう。

JAFの入会方法と更新方法

車の手続きイメージ

ここでは、JAFへの入会方法と更新方法について解説します。

JAFの入会方法:個人会員の場合

個人会員の場合は、個⼈名義で入会するのが原則です。

⾞両番号の届出は必要ありません。申し込みは、インターネットもしくはJAF支部窓口で申し込みます。インターネットからの申し込みの場合、会費の支払い方法はクレジットカードもしくはdカード(初回だけ)のみです。

更新方法は、クレジットカードの自動動振替にしている場合、自動的に更新されます。

それ以外は有効期限満期が近づくと更新の案内が届くため、払込用紙で年会費を支払うか、インターネットのマイページから更新の手続きをしてください。

ちなみに、電気の契約を「JAFでんき」に切り替えを行うことでも自動更新できます。

JAFの入会方法:家族会員の場合

個人会員に家族会員を追加、あるいは個人会員の更新に併せて家族会員を追加する場合に、家族会員の入会あるいは更新手続きが必要です。

家族会員の入会は、親会員となる個人会員の番号が必要です。事前に調べておきましょう。

JAFの入会方法:法人会員の場合

法人会員は、法人名または団体名で入会できます。車両単位で入会するため、ドライバーの限定はありません。
会員証は、登録された車両番号ごとにそれぞれ発行されます。1団体における登録台数に制限はありません。

入会の申し込みは、総合案内サービスセンターへ連絡してください。

指定用紙を送付してもらい、郵便局で会費を支払います。更新する場合は、総合案内サービスセンターへ連絡して手続きしてください

会費支払方法入会方法更新方法
個人会員クレジットカード払い(※1)
JAFカード払い(※2)
口座振替
d払い(初回のみ)
インターネットから
JAF支部窓口に連絡
自動更新
インターネットで更新
継続案内の払込用紙での支払いで更新
JAFでんき契約での自動更新
家族会員個人会員に準じるインターネットから
総合案内サービスセンターに連絡
個人会員に準じる
法人会員郵便局にて支払い総合案内サービスセンターへ連絡総合案内サービスセンターへ連絡して更新
※1利用できるクレジットカード:VISA、Mastercard、JCB、American Express、ダイナースクラブカード
※2JAFカードとは、JCBのクレジットカード機能が付いたJAF会員証です。年会費は無料です。貯めたポイントは、JAF更新年会費と交換できます(個人会員のみ)。そのほか、ETCカードを無料で発行します。

JFAの退会・解約について

手続き

ここでは、退会を希望する場合の手続き方法と注意点について解説します。

JAFの退会・解約方法

JAFの退会・解約を希望する場合、個人会員はインターネットもしくは総合案内サービスセンターに電話して退会手続きをしてください。法人会員の場合は、総合案内サービスセンターに電話して解約します。

原則として、有効期限までサービスを利用することが可能です。

JAF退会・解約における注意点

有効期限前に退会した場合でも、その年度の年会費は戻りません

個人会員で複数年割引を利用して入会した場合、また来ていない年数分の年会費は返金されます。

ただしその場合、割引が適用されない年会費で計算し直されるほか、返金手数料がかかるため注意が必要です。

まとめ

この記事では、JAFについて、年会費、入会方法や更新手続き、退会について解説しました。

思いがけない車のトラブルの備えとしてJAFのロードサービスは、24時間365日、ほとんど無料で利用できる安心なサービスです。

まだロードサービスに加入していない、あるいは自動車保険付帯のロードサービスが充実していないなら、JAFへの加入を検討してみましょう。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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