車の税金はいつ払うの？滞納するリスクについても解説

2024.03.18

#税金

車の税金をいつ払うべきか気になる人もいるのではないでしょうか。
車に関する税金は複数あるため、どのような税金があるのか知りたい人もいるでしょう。

そこでこの記事では、自動車税や軽自動車税、自動車重量税など、車に関連する税金の支払い時期や方法を解説します。

さらに、税金を滞納した場合のリスクや、税金の額を抑える方法についても解説するため、車の税金について知りたい人は、参考にしてください。

関連記事：車の税金は13年経つと高くなる！上がるタイミングについて解説

【種類別】車の税金はいつ支払う？

車を所有した場合、自動車税や自動車重量税などさまざまな税金が発生します。
これらの税金は、いつ支払うのか分からない人もいるでしょう。

ここでは、種類別の税金の支払い時期について解説します。

自動車税/軽自動車税

自動車税は、車の種類や排気量に基づいて所有者に課される地方税です。
軽自動車税は、軽自動車専用の税金で、これも地方税に分類されます。

毎年4月1日時点の車の所有者が対象となり、納税通知書は4月中旬から5月上旬に送付されるのが一般的です。
納付期限は一般的に5月末日ですが、自治体によって異なることがあります。

自動車税（環境性能割）

自動車税（環境性能割）は、新車や中古車を購入、または車を譲り受けた際に課される税金です。
納付は車の購入時や移転登録時に行われます。

この税金は車の環境性能に基づいて計算され、取得価額の一定割合が税率として適用される仕組みです。

税金の額は車の環境性能に基づいて決まり、特定の基準をクリアする車は減税される可能性があります。

自動車重量税

自動車重量税は、車の重さに応じて納める税金です。
新規登録時や車検の際に支払われ、税額は車の重量に基づいて決定されます。

軽自動車の場合は一定の税額が設定されており、重量による変動はありません。
車が一定の年数を超えると、税額が増加します。

消費税

消費税は、車を購入する際にかかる税金です。
購入価格に対して適用される現行の消費税率が適用されます。

消費税は、車の購入時にディーラーや販売店を通じて支払われ、購入者は直接納税することはありません。
消費税率は政府によって定められ、時期によって変動することがあります。

関連記事：自動車税一覧｜軽・普通・新車・中古車別の税金の種類や特徴

車の税金の支払い方法は？

車の税金の支払い方法は多岐にわたります。
現金払いにも利便性に富んだ選択肢が用意されており、各々の都合に合わせた支払い方法が可能です。

ここでは、それぞれの支払い方法について解説します。

現金払い

現金払いは、車の税金の一般的な支払い方法です。
コンビニエンスストアの店頭や金融機関の窓口で、納税通知書に記載されたバーコードを提示し、現金で支払います。

この方法の利点は、支払いが即座に反映される点です。
ただし、納税通知書が必要で、店舗の営業時間内に支払う必要があります。

口座振替

口座振替は、銀行口座から引き落としで支払う方法です。
事前に振替口座を登録する必要があり、納付期限日に自動的に口座から引き落とされます。

毎年の納税を忘れる心配がなく、手間が省ける点がメリットです。
ただし、口座振替の取り扱いがない自治体もあるため、利用する際は事前に確認しましょう。

クレジットカード払い

クレジットカード払いでは、インターネットを通じて自動車税を支払います。
分割払いやリボ払いが可能で、外出する必要がない点がメリットです。

しかし、決済手数料がかかる場合があり、納税証明書の発行に時間がかかることには注意しましょう。

スマートフォンによる決済

スマートフォン決済は、納税通知書に印刷されたバーコードをスマートフォンの決済アプリで読み取って支払う方法です。

いつでもどこでも支払いが可能で、手数料がかからない利点があります。
ただし、どのアプリが対応しているかは各自治体によって異なるため、あらかじめ確認が必要です。

電子マネー払い

電子マネー払いは、コンビニエンスストアで利用できる支払い方法です。
nanacoやWAONなどの電子マネーを使用します。

納付書のバーコードによっては支払いができない場合があるため、利用の際は事前に確認が必要です。

各金融機関のアプリによる決済

金融機関のアプリを使用した決済は、事前に登録した口座から支払う方法です。

Pay-easy（ペイジー）やPayB（ペイビー）などのサービスを利用し、納税通知書のバーコードを読み取って支払います。

手数料がかからず、事前のチャージが不要な点が利点です。

関連記事：車検費用の支払い方法は？キャッシュレスや後払いは可能か解説

自動車税を滞納したらどうなる？

自動車税の滞納は、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
場合によっては生活に支障をきたす可能性もあるため、滞納したときのリスクの把握は重要です。

ここでは、自動車税の滞納による具体的な影響について解説します。

延滞金が加算される

自動車税の納付期限を過ぎると、延滞金が発生します。
この延滞金は、納付期限の翌日から計算され、各都道府県が定める特定の利率に基づいて加算される仕組みです。

延滞金の計算方法は、納付期限からの遅延日数と税額に基づき、日割りで算出されます。
納付が遅れるほど延滞金は増加し、最終的な支払い額が大きくなるため注意しましょう。

延滞金の発生を避けるためにも、納付期限内に税金を支払うことが重要です。
また、万が一納付が遅れた場合は、できるだけ早く納付を済ませましょう。

自動車税納税証明書を発行できない

自動車税を滞納した場合、自動車税納税証明書の発行が受けられなくなります。
自動車税納税証明書は、車検や車の売却、名義変更などの重要な手続きに必要です。

自動車税納税証明書がないと、これらの手続きを進められず、車の利用や所有に関する重大な制約を受けることになります。

車検を受けられないと車が公道を走れなくなるため、車検を受ける前に滞納がないか確認することが重要です。

財産差し押さえのリスクがある

自動車税の滞納が長期にわたると、最終的には財産差し押さえのリスクに発展することがあります。

差し押さえは、督促状や催告書に対する応答がない場合に進行するのが一般的な流れです。

差し押さえの対象となるのは、給料や銀行口座の預金だけでなく、車や土地、株式などの財産も含まれます。

差し押さえが行われると、税金の未納分を賄うためにこれらの財産が強制的に売却されることがあります。

このような状況を避けるためにも、自動車税の納付は期限内に確実に行うことが重要です。

督促状が届いた場合は、迅速に対応し、必要な納税を行うことが求められます。

車の税金を安く抑えるには？

車の税金を少しでも安くするには、いくつかの方法があります。
税金のポイントを押さえていれば、効果的に節約が可能です。

ここでは、車の税金を節約する方法を紹介します。

減税や特例の制度を利用する

自動車税の額を抑えるには、エコカー減税やグリーン化特例などの制度を活用するのが効果的です。

これらの制度をうまく使えば、環境に優しい車両、たとえば電気自動車やハイブリッド車の購入時に、自動車税・自動車重量税の軽減を受けられます。

これらの車は燃費のよさや排出ガスの少なさが評価されて税制上で優遇されており、年間の税金負担を軽減できるでしょう。