日産デイズの燃費はよい?悪い?運転・走行性能を他メーカー車と比較して解説!
日産 デイズは、日産と三菱の合弁会社であるNMKV(Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)が開発した軽トールワゴンで、2013年に販売が開始され、価格は1,332,100円(税込)〜で販売されています。
日産が企画段階から携わった初めての軽自動車で、「日産の全てを、軽に。」のキャッチコピーの通り、性能、デザイン、車内空間どれを取っても優れた車として一躍人気となりました。
この記事ではデイズの燃費性能や他メーカーの車との燃費比較に加えて、走行性能や機能についても紹介していきます。
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INDEX
日産 デイズはどのような車?
デイズには、2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーでは「スモールモビリティ部門賞」も受賞しており、以下のような特徴があります。
- 運転アシスト機能「プロパイロット」が搭載
- スマートシンプルハイブリッドシステムを採用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴1:「プロパイロット機能」で快適かつ安全なドライブを
2019年にフルモデルチェンジされた新型デイズには、軽自動車では初となる「プロパイロット」と呼ばれる運転アシスト機能が搭載されております。
プロパイロット機能が効果を発揮するのは、高速道路を運転する時です。
具体的には、
- 車間距離をキープ
- 車線中央をキープ
してくれます。
つまり高速道路での渋滞走行や長時間の巡航走行時に、前を走行する車を検知し、アクセル・ブレーキ・ハンドルの操作をデイズがサポートするのです。
また白線を検知し、直線道路やカーブにおいても、なるべく走行車線の中央を走行するサポートも行います。
運転操作の負担を減らすだけではなく、事故も防ぐことにつながる、プロパイロット機能により、快適かつ安心・安全なドライブを送ることができます。
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特徴2:スマートシンプルハイブリッドシステムで低燃費を実現
日産 デイスには、スマートシンプルハイブリッドシステムも採用されております。
このシステムは、低燃費に貢献してくれますが、なぜ低燃費につながるのでしょうか。
その理由は、内部に搭載された、ECOモーターにありました。
ECOモーターは、減速時の運動エネルギーで電力を発電し、その電力を蓄え、エンジンの補助駆動力にしたり、アイドリングストップに再利用します。
結果的にガソリンの節約につながる、という仕組みです。
日産 デイズには、スマートシンプルハイブリッドシステム以外にも、
- 軽量化されたボディ
- 空気抵抗を考慮したエクステリアデザイン
など、低燃費につながる工夫が施されております。
それでは続いて、気になるデイズのカタログ燃費・実燃費を見ていきましょう。
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デイズのカタログ燃費・実燃費をそれぞれ解説!
カタログ燃費や、実燃費と呼ばれる実際の走行時に近い状態での燃費はどのくらいなのでしょうか。
ここではデイズの燃費性能を、グレードや2WD・4WDなどの駆動方式ごとに分けて見ていきます。
燃費性能の特徴
デイズの燃費性能の特徴を振り返っておきましょう。
デイズには、高い燃費性能を実現するために、
- スマートシンプルハイブリッドシステムの採用
- 軽量化されたボディ
- 空気抵抗を考慮したエクステリアデザイン
などの工夫が施されております。
デイズのカタログ燃費
デイズには、2WD・4WDの仕様があります。
駆動方式ごとに分けたWLTCモードカタログ燃費は、以下の通りです。
まず2WDの各グレードにおけるカタログ燃費を紹介します。
関連記事:WLTCモードの測定方法とは?
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム / ハイウェイスターGターボ アーバンクロム プロパイロットエディション | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 19.2 |
市街地(km/L) | 16.8 |
郊外(km/L) | 20.4 |
高速道路(km/L) | 19.7 |
ハイウェイスターX アーバンクロム / ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 21.2 |
市街地(km/L) | 17.9 |
郊外(km/L) | 22.7 |
高速道路(km/L) | 22.0 |
次に、4WDの各グレードにおけるカタログ燃費を紹介します。
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ハイウェイスターGターボ アーバンクロム / ハイウェイスターGターボ アーバンクロム プロパイロットエディション | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 16.8 |
市街地(km/L) | 15.3 |
郊外(km/L) | 17.5 |
高速道路(km/L) | 17.0 |
ハイウェイスターX アーバンクロム / ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 18.8 |
市街地(km/L) | 16.3 |
郊外(km/L) | 20.3 |
高速道路(km/L) | 19.2 |
デイズの実燃費
それでは、最新モデルにおけるデイズの各グレードの実燃費を見ていきましょう。
※「e燃費」という、その車種を利用する人によって投稿された情報がまとめられているWebサイトを参考にしております。
実際に購入を検討される際の参考値として確認しておきましょう。
駆動方式 | グレード | カタログ燃費 WLTCモード(km/L) | 実燃費(km/L) |
2WD | ハイウェイスターGターボなど | 19.2 | 15.40 |
ハイウェイスターXなど | 21.2 | 19.26 | |
4WD | ハイウェイスターGターボなど | 16.8 | 12.75 |
ハイウェイスターXなど | 18.8 | 17.91 |
燃費を他メーカーの車種と比較!
ここでは、日産 デイズと他メーカーとの燃費を比較してみます。
「スズキ ワゴンR」と「ホンダ N-WGN」との比較
今回比較した各車の概要やグレードは、以下の通りです。
なお比較において、
- デイズ:グレードハイウェイスターXアーバンクロムなどの2WDタイプ
- 各メーカー車:ターボエンジンではないグレード
を基準としております。
カタログ燃費の比較表は、以下です。
カタログ燃費 | 日産 デイズ | スズキ ワゴンR | ホンダ N-WGN |
WLTCモード(km/L) | 21.2 | 25.2 | 23.2 |
市街地(km/L) | 17.9 | 23.0 | 20.1 |
郊外(km/L) | 22.7 | 26.5 | 25.1 |
高速道路(km/L) | 22.0 | 25.4 | 23.6 |
上記の数値を見るとライバル車と比べ、デイズの方が各指標で燃費が劣っていることがわかりましたが、今後の各メーカーにおける燃費向上策の動向は注目したいテーマの一つです。
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燃費だけじゃないデイズの魅力
軽自動車の中でも長年人気を獲得し続けているデイズですが、燃費性能や高速道路での運転のしやすさ以外にも、さまざまな魅力があります。
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乗り心地を向上させるシート
現行のデイズは従来から人気のあったセダン車「セレナ」や「スカイライン」などに採用されている、「ゼログラビティシート」を日産の軽自動車で初めて採用しました。
ゆったりとしたシートは長時間の運転でも疲労を感じにくいよう工夫されています。
これにより、揺れや衝撃の少ない快適な乗り心地を実現しています。
さらにシートは、2022年のマイナーチェンジにより、シートを抗菌仕様となりました。
表面に付着した菌の繁殖を抑制し、クリーンで快適な車内を保ちます。
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事故に備えた乗員を保護するための仕組み
デイズは、軽自動車としてはじめて「自動車安全性能2020」で、最高評価「ファイブスター賞」を獲得しました。
安全性能の一例には、以下のようなものがあります。
- 7個のエアバッグシステムを装備
- 運転手の下肢傷害を軽減する「SRSニーエアバッグシステム」の搭載
- 高強度キャビンと衝撃吸収ボディのさらなる進化で、自車の保護性能向上
- 緊急時にボタン1つで緊急車両の手配をサポートしてもらえる「SOSコール」
など、万が一の事故時に、乗員を保護するための仕様が充実しております。
また乗員だけはなく歩行者への傷害も軽減するため、ボンネット等のエネルギー吸収率を高めることにも取り組んでいます。
上述した以外にも、
- 滑りやすい路面で走行安定性を確保する「ブレーキLSD」
- 衝突回避をアシストする「踏み間違い衝突防止アシスト」
- 2台前を走る車両の急減速を検知する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」
など、事前に事故を防ぎ、安全な運転につながる機能がついております。
まとめ
今回は快適な乗り心地や走行時の静かさが特徴であるデイズについて、燃費性能を切り口として紹介してきました。
デイズには、低燃費を実現するための様々な仕組みがありました。
そして燃費性能以外にも、快適で安全なドライブを行える機能もついております。
燃費が良い車に乗りたい人、事故を起こすことなく車での走行を楽しみたい人、上質な乗り心地を求めている人におすすめの車種ですので、ぜひご検討ください。
画像出典元:日産自動車株式会社