エンジンブレーキがうざい理由は?使い方や注意点について解説
普段車の運転をする人の中には、「車の燃費を良くしたい」「ベーパーロック現象などを防ぎたい」という思いから、エンジンブレーキを使われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしそのエンジンブレーキですが「うざい」という声もあるみたいです。
一体なぜうざいと言われてしまうのでしょうか?
この記事では、エンジンブレーキがうざいと言われる理由、使い方や注意点などを解説します。
普段エンジンブレーキを使用する人、車の燃費を良くしたい人、安全な運転を実現する方法について興味がある人、ぜひ最後までお読みください。
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INDEX
エンジンブレーキがうざい理由
エンジンの出力を抑えることで減速するエンジンブレーキ。
エンジンブレーキがうざいと言われる理由には、
- ブレーキランプが点灯しないため、減速しているのかわかりづらい
- 減速がゆっくりのため接触するリスクがある
などがあります。
理由①:ブレーキランプが点灯しないため、減速しているのかわかりづらい
エンジンブレーキがうざいと言われる理由1つ目は、ブレーキランプが点灯しないため、減速しているのかわかりづらい点があげられます。
減速しているのがわかりづらい状態ですと、後続車の運転手は「前の車のブレーキランプがついてないから、このままのスピードで問題ないだろう」と認識してしまうリスクがあります。
最悪の場合、車間距離が縮まり衝突してしまう可能性も。
このようなストレスやリスクをなくすためにも、エンジンブレーキを使う場合は、フットブレーキも併用しましょう。
フットブレーキを併用することで、減速スピードをコントロールもできますし、後続車に減速の意思を伝えることがきます。
また運転中はしっかり目視で、前方の車との車間距離は適切か、減速のタイミングはいつなのかを常に確認しておきましょう。
理由②:減速がゆっくりのため接触するリスクがある
エンジンブレーキがうざいと言われる理由2つ目は、減速スピードが緩やかであるため接触するリスクがある、という点です。
ブレーキペダルを踏む強さで減速をコントロールできるフットブレーキと比較し、エンジンブレーキは減速スピードのコントロールができません。
そしてフットブレーキと比較し、エンジンブレーキの減速スピードは緩やかです。
そのためエンジンブレーキだけに頼ってしまうと、適切なスピードで減速できず、後続車との車間距離が近づき接触したり、カーブを曲がりきれずにガードレールに衝突などの重大な事故につながるリスクもあります。
このような事故を防ぐためにも、エンジンブレーキを使用しているから大丈夫と油断せず、フットブレーキも併用しながら適切なスピードでの走行を意識しましょう。
エンジンブレーキの使い方や注意点
続いて、エンジンブレーキの使い方や使うときの注意点を確認します。
エンジンブレーキの使い方
エンジンブレーキは、エンジンの回転を利用した減速方法です。
エンジンブレーキの使い方は、
- 走行中にアクセルペダルを踏まない
- 走行中にシフトチェンジ(ギアを低速に切り替える)
という2つです。
車はアクセルペダルを踏めば加速し、踏まなかったら減速します。
このアクセルペダルを踏まないで減速していることを、エンジンブレーキといいます。
先ほどエンジンブレーキは、減速スピードが緩やかである、と説明しました。
もし減速力を強めたい=減速スピードを速めたい場合は、シフトチェンジを行いましょう。
シフトチェンジとは、ギアを低速に切り替えること。
ギアが低速に切り替わるほど、減速力は強まります。
エンジンブレーキを使うときの注意点
エンジンブレーキを使うときは、
- ギアは1段ずつ順に切り替える
- エンジンブレーキだけに頼らず、フットブレーキと併用する
- 急ブレーキを使わない
ことに注意しましょう。
注意点①:ギアは1段ずつ順に切り替える
減速力を強めるためにシフトチェンジをするときは、ギアを1段ずつ順に切り替えましょう。
「D」→「2」→「L」のように、順に切り替えていくイメージです。
理由は、一気に下げると、急ブレーキになってしまう可能性があるからです。
注意点②:エンジンブレーキだけに頼らず、フットブレーキと併用する
エンジンブレーキを使うときは、フットブレーキも併用しましょう。
理由は、エンジンブレーキは減速スピードが緩やかなため、スピードが落ちきれずにカーブをうまく曲がれずガードレールに激突する危険があるためです。
またエンジンブレーキの使用中は、ブレーキランプが点灯しません。
そのため、後続車に「前の車のブレーキランプがついてないから、このままのスピードで問題ないだろう」と認識させてしまい、車間距離が近づき衝突するリスクも生じてしまいます。
適切なスピードで減速し衝突などの事故を防ぐためにも、エンジンブレーキを使用するときは、フットブレーキも併用しましょう。
注意点③:急ブレーキを使わない
エンジンブレーキの使用中、
- ギアを一気に下げたことによる急ブレーキ
- 油断していて、慌ててフットブレーキを強く踏む
などで、急ブレーキを使わないように注意が必要です。
急ブレーキは、運転手はもちろん同乗者、第三者も巻き込む事故につながりかねません。
エンジンブレーキとフットブレーキをうまく併用し、適切なスピードで走行しましょう。
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エンジンブレーキを使うべきメリットとは
使い方を間違えてしまうと、衝突事故につながったり第三者の運転に悪影響を及ぼす可能性のあるエンジンブレーキ。
しかし上手に使いこなすことで、
- ベーパーロック現象・フェード現象を防ぐ
- 車の燃費が良くなる
などのメリットもあります。
メリット①重大事故にもつながる、ベーパーロック現象・フェード現象を防ぐ
エンジンブレーキを使うことで、ベーパーロック現象・フェード現象の防止につながります。
そもそもベーパーロック現象・フェード現象とは、フットブレーキの使い過ぎが原因で、ブレーキペダルを踏んでも減速しなくなってしまう、という恐ろしい現象です。
山道や高速道路でこの現象が起きたことを想像すると、ゾッとしてしまいます。
しかしエンジンブレーキをうまく使うことで、フットブレーキの過度な使用、ブレーキパッドの消耗を防ぐことにつながるため、結果ベーパーロック現象・フェード現象のリスクを低くしてくれます。
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メリット②:車の燃費が良くなる
エンジンブレーキを上手に使いこなせば、車の燃費が良くなります。
理由はアクセルペダルから足を離すと、燃料であるガソリンがエンジンに供給されない、つまり燃料の消費量を抑えることができるからです。
ガソリン代が高騰しているこの時代、燃費が良くなると維持費の削減につながるため、とても嬉しいですね。
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事故を起こさないために
車の運転時に事故を起こさないためにも、
- エンジンブレーキとフットブレーキを併用
- 車間距離をあける
- 定期検査をする
を意識すると良いでしょう。
エンジンブレーキとフットブレーキを併用すれば、適切なスピードで減速できるためカーブで曲がりきれなかったなどの事故を防ぎ、また後続車の運転手に対しても「減速の意思」を正確に伝えることができます。
また適切な車間距離を保つことで、前方の車の急ブレーキにも対応しやすくなり、衝突のリスクも小さくなるでしょう。
しかし日々の運転によって、車の部品はどうしても消耗してしまいます。
だからこそ定期的な検査によって車体をしっかりチェックしてもらい、部品の不良などによる事故を防げると安心ですね。
注意点を守りながらエンジンブレーキは使いましょう
エンジンブレーキはブレーキランプが点灯しない、減速スピードが緩やか、などのマイナス点もあります。
しかしうまく使いこなすことで車の燃費も良くなり、重大事故の元であるベーパーロック現象・フェード現象の防止にもつながります。
フットブレーキと併用すれば、後続車の運転手に「減速する意思」も伝えることができるでしょう。
高速道路や山道などスピードが出やすい道路において、「減速が必要だ」「道路がカーブしていることがわかっている」ときは、エンジンブレーキを使って安全なドライブを実現してください。