スバルの電気自動車(EV)であるソルテラとはどのような車なのか?

カーボンニュートラルの実現に向けて、世界各国の自動車メーカーはガソリン車やディーゼル車に比べて環境に優しいとされる電気自動車や燃料電池自動車等の研究開発に力を注いでいます。

国内においても、スバルがトヨタと手を取り合い共同で開発した電気自動車(EV)であるソルテラが、2022年5月に発売されました。

この記事では、スバル初のEVであるソルテラについて概要や特徴、性能について紹介していきます。

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ソルテラとはどのような車か?

ev給電イメージ

ソルテラは、スバルとトヨタがそれぞれに培ってきた技術を掛け合わせることで誕生したクロスオーバーSUVタイプのバッテリー式電気自動車(BEV)です。

トヨタから販売されている「bZ4Z」はソルテラの姉妹車となります。

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ソルテラスクエアバナー

グレードと価格

ソルテラは、スタンダードモデルであるET-SSと、ハイクオリティモデルとなるET-HSの2グレードを展開しています。

スタンダードモデルET-SSは駆動方式の選択が可能であり、FWD車は5,940,000円(消費税込)、AWD(4WD・常時全輪駆動)車が6,380,000円(消費税込)となります。

ハイクオリティモデルET-HSの駆動方式はAWD(常時全輪駆動)車のみとなり、メーカー希望小売価格は6,820,000円(消費税込)です。

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充電に必要な時間

ソルテラはCHAdeMO規格(急速充電方式の一種)に対応しており、150kW出力の急速充電設備にて充電を行った場合は、満充電量の80%まで充電するのに必要な時間は約30分となります。

また、急速充電設備が90kW出力の場合は、満充電量の80%に要する時間が約40分です。

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ソルテラバナー

ソルテラのスペックについて

ここでは、ソルテラのスペックについて紹介します。
詳細については以下の表のとおりです。

メーカースバル
車名ソルテラ
ボディタイプクロスオーバーSUV
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,690×1,860×1,650
車両重量(kg)2,030
原動機(モーター)
定格出力(kW)
フロント:59 リヤ:59
駆動用バッテリーリチウムイオン電池
総電力量(kWh)71.4
駆動方式AWD(常時全輪駆動)
カラー(全11種)ブラック
プラチナホワイトパールマイカ
ダークブルーマイカ
エモーショナルレッド2
プレシャスメタル
ハーバーミストグレーパール
プラチナホワイトパールマイカ/ブラック
ダークブルーマイカ/ブラック
エモーショナルレッド2/ブラック
プレシャスメタル/ブラック
ハーバーミストグレーパール/ブラック
※参考元:ソルテラ|諸元表ソルテラ|公式Webサイト
※紹介グレードは「ET-HS」
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ソルテラの燃費(電費)について

ガソリン車やディーゼル車の燃料消費率(燃費)は、ガソリンや軽油などの燃料1Lあたり何km走れるか示すのに対し、電気自動車では1km走行するために必要となる電力容量(Wh)を表す交流電力量消費率で示されます。

電気自動車の交流電力量消費率は電費と呼ばれ、数値が低いほど消費効率が良いことになります。

ソルテラの各グレードにおける電費は以下の通りとなります。

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ET-SS

ET-SS駆動方式:FWD駆動方式:AWD
WLTCモード(Wh/km)126133
市街地(Wh/km)110119
郊外(Wh/km)119125
高速道路(Wh/km)139146
一充電走行距離(km)567542
※参考元:スバル ソルテラ|諸元表

ET-HS

ET-HS駆動方式:AWD
WLTCモード(Wh/km)148
市街地(Wh/km)133
郊外(Wh/km)139
高速道路(Wh/km)162
一充電走行距離(km)487
※参考元:スバル ソルテラ|諸元表

ソルテラはどのような人におすすめできる車か?

ここでは、ソルテラをおすすめできる人の特徴について解説していきます。

充電設備が近くにある人

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電気自動車であるソルテラは電力補給のために充電が必要となります。

まずは、購入前に自宅の駐車スペースに充電設備を設置できるかどうかを確認しておくことが大切です。
駐車スペースに充電設備の設置が難しい場合には、自宅周辺において充電設備が設置してある施設があるかどうかを確認しておきましょう。

電気自動車用の充電設備を設置してある施設は、ソルテラを販売しているスバルをはじめ、主に電気自動車の取り扱いがあるニッサンやトヨタ、三菱等の自動車販売店、スーパーやコンビニ、カー用品店等の商業施設、ガソリンスタンド等となります。
利用可能な時間帯や利用料金等も併せて確認しておきましょう。

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アウトドアが趣味の人

クロスオーバーSUVタイプの電気自動車であるソルテラは最低地上高が210mmあるため、舗装されていないような悪路でも走行することができます。

そのため、山でキャンプをしたり、河原でバーベキューをしたりすることが趣味の人にはソルテラをおすすめできます。

また、AWD(常時全輪駆動)モデルであれば、スキーやスノーボードへ行く際も大活躍することでしょう。

遠方へ出かける際は事前に道中や宿泊施設周辺の充電設備を確認しておき、計画的に充電することが大切です。

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いまソルテラを購入すればお得になる?

電気自動車であるソルテラは、国が実施している令和4年度予算クリーンエネルギー自動車導入促進補助金の対象車両となっています。

さらに、地方自治体によっては独自の補助金事業を実施しており、補助を受けられる可能性があります。
そのため、補助金の対象となっている間にソルテラを購入することがお得といえます。

ここでは、ソルテラに適用される補助金を紹介していきます。

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国による令和5年度予算CEV補助金(車両)

令和5年度CEV補助金は3月申し込み開始の見込みです。

補助金の交付を受けるには申請書の提出が必須となっており、原則として初度登録日から1ヶ月以内に提出する必要があります。

交付される補助金は各車、グレードごとに設定されており、令和4年度はソルテラはET-SSとET-HSの両グレードとも850,000円となりました。

※参考元:一般社団法人次世代自動車振興センター|補助対象車両

※参考元:一般社団法人次世代自動車振興センター|CEV補助金の予算残・申請受付終了見込み

地方自治体による補助金事業

地方自治体によっては電気自動車の購入に対して補助金が交付されます。
各地方自治体の補助金事業については、一般社団法人次世代自動車振興センターのWEBサイトや各地方自治体のWebサイトなどで必ず確認しましょう。

一例として、東京都に住む人がソルテラを購入した場合、東京都より450,000円の補助金が交付されます。
さらに、再エネ電力を導入している人であれば、補助金が上乗せされるケースもあります。

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ソルテラ購入の予算はどれぐらい?

東京都にお住まいの人がソルテラのハイクオリティモデルET-HSを購入する場合に必要な金額を整理してみましょう。

メーカー希望小売価格は6,820,000円(消費税込)ですが、国の補助金850,000円東京都の補助金450,000円合計1,300,000円が後日交付されると、車両本体価格は実質5,520,000万円となります。

また、ソルテラは購入時の自動車税は非課税であり、重量税も免税となります。
そのため、別途必要となる費用としては、税金等の諸費用で約10万円と有料カラーの追加費用やメーカーオプション費用、フロアカーペット等のディーラーオプション費用となります。

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まとめ

この記事では、スバルとトヨタの技術を結集して生み出されたクロスオーバーSUVタイプのバッテリー式電気自動車であるソルテラについて、概要や特徴、燃費性能や購入の際のポイントについて紹介してきました。

ソルテラは充電設備が自宅周辺にある人やアウトドアが趣味の人におすすめできる車であり、お得に購入するためには国や地方自治体の補助金を上手に利用しましょう。

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