コンパクトミニバンであるホンダ フリードの内装を紹介
ホンダ フリードは、居住性と使い勝手のよさを兼ね備えた車として、多くの人から支持を集めているコンパクトミニバンです。
2008年5月に、コンパクトなボディでありながら広い室内が魅力のミニバンとして登場し、以来ホンダを代表する車の一つとなりました。
2022年6月には、マイナーチェンジが行われた新型フリードが発売されたほか、より引き締まったデザインで個性のある上質な特別仕様車「BLACK STYLE(ブラックスタイル)」も登場しました。
この記事では、フリードの内装についてご紹介します。
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INDEX
ホンダ フリードの内装は使い勝手のよさが魅力
ホンダ フリードは、狭い道でも取り回しのしやすい5ナンバーサイズのコンパクトなボディが特徴です。
毎日の買い物や送迎、レジャーなど、ミニバンの運転に慣れていない人でも安心して扱える「毎日の生活にちょうどいい」車といえるでしょう。
内装は、シンプルなデザインでまとめられており、多人数乗車にも対応した広い室内空間と多彩なシートアレンジも可能です。
ここでは、フリードの内装の魅力を、シート、インパネ、室内、収納スペースに分けて紹介していきます。
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アレンジ自在な3列シート
フリードは、シートの1から3列目のどの位置に座っても広々とした足元のスペースを確保できます。
またグレードによっては、運転席・助手席シートに限り、冬の寒い日に嬉しいシートヒーターが付いています。
2列目シートには、1席ずつにセパレートしたアームレスト付きのキャプテンシート(独立したシート)が採用されています。
3列目には、「5:5分割跳ね上げシート」が採用されており、荷室の広さを調節できることもフリードの内装の特徴です。
この3列のシートをリクライニングさせたりスライドさせたりすることで、多彩なシートアレンジを楽しめます。
また、シートには、多くのグレードで撥水・撥油効果のある素材が採用されており、飲み物や油物をこぼしてもサッと拭き取りやすく、シミになりにくいのもポイントです。
木目調パネルがおしゃれなインパネ周り
「フリード」のインパネ(メーターなどが設置されているパネル)には、木目調のデザインが採用されています。
ナビゲーションやスイッチ類、メーターなどのメカニカルな要素の多いインパネのミドルエリアにナチュラルな木目調のデザインを採用することにより、上質で落ち着きのある内装を演出しています。
さらに、運転席と助手席の間に内蔵型のセンターテーブルが搭載されています。
必要なときに引き出して軽食や小物を乗せることができ、使わないときは収納しておけるため邪魔にもなりません。
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室内空間の広さをシエンタと比較
ここでは、フリードの室内空間の広さについて、同じコンパクトミニバンであるトヨタ「シエンタ」と比較してみます。
ホンダ フリード | トヨタ シエンタ | |
---|---|---|
グレード | ハイブリッド車/ガソリン車 | ハイブリッド車/ガソリン車 |
室内長(mm) | 3,045 | 2,535 |
室内幅(mm) | 1,455 | 1,470 |
室内高(mm) | 1,275/1,285 | 1,280 |
※いずれも3列シート(7人乗り)モデル。
ホンダ「フリード」の室内空間は、長さ3,045mm、幅1,455mm、高さはハイブリッド車で1,275mm、ガソリン車で1,285mmという数値です。
同じく5ナンバーサイズのコンパクトミニバンで、永遠のライバル車であるトヨタ「シエンタ」と比較すると、「フリード」の方が室内長に余裕があることが分かります。
幅と高さについては、シエンタに比べてやや小さい値となっていますが、実際に使用する際は気にならないほどの違いといえるでしょう。
このことから、フリードは3列シート車でありながら、座席と座席の間隔にゆとりが十分あり、広々とした室内空間を持った車だといえるでしょう。
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収納スペースが多彩
ホンダ フリードの収納スペースとしては以下のものがあります。
- インパネアッパーボックス(運転席側)
- インパネトレー(助手席側)
- ボトルホルダー付大型ドアポケット(運転席、助手席)
- ドリンクホルダー(運転席、助手席)
- 収納式ドリンクホルダー(助手席側)
- センターロアーポケット
- コンビニフック付1列目シートアームレスト
- スライドドア・ボトルホルダー(両側)
- リアサイド・ドリンクホルダー(両側)
- シートバックアッパーポケット(運転席、助手席)
- シートバックポケット(助手席)
運転席側に用意されているインパネアッパーボックスは大型かつカバー付きのため、直射日光を避けたい小物類をまとめて収納しておくのに便利といえるでしょう。
助手席側のインパネトレーには、トレーの真ん中に仕切りが付いています。
ドリンクホルダーは前席に3ヶ所、両リアサイドに2ヶ所、両スライドドアにもボトルホルダーが用意されているため、乗員全員が飲み物の置き場所に困ることがない点もフリードの魅力です。
長距離のドライブの際には役に立つでしょう。
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グレードごとの内装の違いを紹介
ホンダ フリードにはガソリン車とハイブリッド車があり、それぞれにG、CROSSTAR(クロスター)、Modulo Xのグレードがラインナップされています。
ここでは、グレードごとの内装の違いを紹介します。
G / HYBRID G
フリードのGとHYBRID Gのインテリアカラーは「モカ」「ブラック」の2種類から選ぶことができます。
モカは、焙煎されたコーヒー豆のようなモカカラーのファブリックシートが特徴です。
また、インパネミドルエリアには明るいブラウンカラーが施された、ウォールナット木目調パネルが採用されています。
ブラックは、しっとりとした質感の素材により上品な印象を与える内装になっています。
モカと同様、インパネミドルエリアには落ち着いたカラーのウォールナット木目調パネルが採用されています。
CROSSTAR / HYBRID CROSSTAR
CROSSTARとHYBRID CROSSTARは、ミニバンの利便性とSUVのタフネスさを掛け合わせたグレードです。
ガソリン車とハイブリッド車で共通の専用内装デザインが用意されています。
ブラウン×ブラックのバイカラーによるシートが、高級感のある上質な室内空間を演出します。
インパネミドルエリアには、スタイリッシュなプライウッド(黒と茶色が混ざった見た目)の木目模様のデザインが採用されており、より内装の上品さを際立たせています。
Modulo X
Modulo Xは、機能的なエアロデザインのエクステリアが特徴的なグレードです。
ガソリン車とハイブリッド車がラインナップされています。
Modulo Xの専用内装は、黒を基調とした落ち着きのあるデザインになっています。
ブラックシートはシックでラグジュアリーな雰囲気であり、インパネミドルエリアには、ピアノブラック調のデザインが採用されています。
特別仕様車 BLACK STYLE
BLACK STYLE(ブラックスタイル)は、Gのガソリン車とハイブリッド車に用意されている特別仕様車です。
フロアカーペットやドアポケット、インパネに至るまでブラックで統一し、クールで上品な内装になっています。
まとめ
この記事では、ホンダ フリードの内装の魅力を紹介しました。
フリードは、車内空間の広さやシートアレンジの幅広さといった実用的な部分だけでなく、明るい雰囲気が印象的な「モカ」や「ブラック」で統一された内装など、デザインの面でも魅力があります。
実用性の高さとデザイン性の幅広さを兼ね備えたミニバンをお探しの人は、フリードを検討してみてはいかがでしょうか。
画像引用元:本田技研工業株式会社