軽自動車が危険って本当?危険と言われる理由や安全性について解説

軽自動車の購入を検討する人の中には、
「軽自動車は、普通自動車に比べて、安全性や耐久性が劣るのでは?」と心配する方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、「軽自動車は危険である」と言われる理由や実際の安全性、
そして軽自動車の選び方のポイントについて詳しく解説します。

車の仕様と事故における被害の大きさとの関連性についても触れますので、ぜひ参考にしてください。

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軽自動車が危険と言われる理由

考えられる理由は、主に2つです。

  • 車両同士の事故死亡率がわずかに高い
  • ボディの構造によっては衝突安全性に懸念が残る

それぞれ以下で見ていきます。

理由①:車両同士の事故死亡率がわずかに高い

理由一つ目は、車両同士が衝突した事故による死亡率が、普通自動車よりもわずかに高い点です。
ではなぜ、軽自動車の方が、普通自動車に比べて、高いのでしょうか?

それは「車両の軽さ」が関係しています。

軽自動車は車体重量が軽い分、衝撃を受けやすいのです。

ただ、壁やガードレールに衝突する単独事故などの場合、
重量がある普通自動車の方がダメージは大きくなります。

いずれにしても、事故を起こさないため、安全運転をしやすい車を選ぶことも大切です。

理由②:ボディの構造によっては衝突安全性に懸念が残る

理由2つ目は、軽自動車のボディ構造にあります。

そもそも軽自動車の規定サイズは、「全長3.4m・幅1.48m・高さ2m以下」です。
近年の軽自動車は、規定サイズの中で空間を最大限に拡張し、広く利用できるよう設計されています。
利用者の方は「車内空間が広く使えて嬉しい」と思われる方も多いでしょう。

しかし、このボディ設計は、安全面において懸念点があります。

もともと車には、「クラッシャブルゾーン」といわれる、車が衝突したときに衝撃を吸収するための領域が設けられています。

軽自動車のクラッシャブルゾーンは、空間を広く活用できるよう設計するあまり、普通自動車に比べ狭くなっているのです。
つまり、衝撃を吸収するための領域が狭いため、その分の衝撃が車内の人・モノにいってしまいます。

また、軽自動車の車種によっては、ドアの厚みが普通自動車に比べ薄いこともあります。
このドアの厚さが薄い点も、事故によるダメージが大きくなる原因の1つとして考えられます。

しかし、全ての軽自動車が、一概に危険性が高いというわけではもちろんありません。
近年では衝突安全性能に力を入れているメーカーもありますので、購入する前に確認するとよいでしょう。

軽自動車の安全性を高める取り組み

車の重さや室内空間の広さの観点から安全性が疑問視される軽自動車。
しかし、軽自動車の安全性を高めるための取り組みがあります。

ここでは、軽自動車の安全性を高める取り組みについて紹介します。

取り組み①:軽自動車も普通自動車と同じ試験にて正当に評価

軽自動車・普通自動車に関係なく、どの車も販売前に衝突安全性能を測る安全テストを行っています。
正当に評価するために、軽自動車・普通自動車とも同じ試験内容が実施されます。
そして、テストに合格した車のみが販売されるのです。

このテストの評価項目は、衝突した際の乗員の安全性や歩行者の安全性などです。

車種によっては、普通自動車でも不合格になるケースもあります。
また軽自動車の中には、5段階中4の評価を受ける車両も。

つまり、軽自動車だけ、安全性が劣るわけではないのです。

取り組み②:車を犠牲に衝撃から人を守る

軽自動車は、車体全体で衝撃を最大限に吸収し、乗車している人を守れるよう設計されています。

軽自動車が車両事故に遭った場合、大破するケースが多いのは、これが理由です。
「大破しやすいから危険だ」ということではなく、車体が壊れやすいからこそ人体への被害が最小限に抑えられます。

また、軽自動車の車体の軽さは、事故を起こしてしまったときの安全性を高める1つの要素になります。
車体が軽い分衝突したときに発生する衝撃が小さくなります。
つまり対人事故の際、相手に与えるダメージが低減されるため、大事に至らない可能性が高くなるのです。

安全性の高い軽自動車の選び方5選

ここからは、安全性の高い軽自動車を選ぶための5つのポイントを紹介します。

ポイント①:比較的新しいモデルの車両を選ぶ

まず、比較的新しいモデルの車両を選びましょう。
なぜなら、新しいモデルの軽自動車には、最新の運転支援システムが搭載されていることが多いからです。

そして最新のシステムは、運転者と同乗者の安全性を高めてくれます。

たとえば、2021年11月から販売される車に「衝撃被害軽減ブレーキ」の搭載が義務化されています。
カメラやレーダーにより、先行車との距離や歩行者を検知するほか、追突の危険性が高まると警告音を発してドライバーにブレーキ操作を促してくれます。

ポイント②:後部座席後ろのスペースが広い車両を選ぶ

2つ目のポイントは「後部座席の広さ」です。
理由は、後部座席の空間が広ければ広いほど後ろの空間に衝撃が流れ、人体へのダメージを低減してくれるからです。
また、空間にゆとりができるため、長時間のドライブでも疲れにくく、3〜4人乗車しても圧迫感をあまり感じにくいでしょう。

ポイント③:サイド(カーテン)エアバッグ付きの車両を選ぶ

3つ目のポイントは、「サイド(カーテン)エアバッグ」が装備されている点です。

理由は、車体の横からの衝撃を和らげてくれるからです。

車両事故は正面衝突だけでなく、横から受ける事故もあります。
サイドにもエアバッグがあれば、横からの衝撃が吸収され人体へのダメージを低減できます。
標準装備で付いていない場合は、オプションで追加できるか確認してみましょう。

ポイント④:自動ブレーキ機能付きの車両を選ぶ

4つ目のポイントは、「自動ブレーキ機能付き」の車両という点です。

自動ブレーキ機能とは、歩行者や障害物をカメラやセンサーで検知し、
警告音を出したり自動ブレーキがかかったりする機能になります。

この機能があれば、事故を未然に防げることはもちろん、
事故が起こったとしても衝撃や損傷などを低減できる可能性
があります。

より安全性の高い軽自動車をご希望の場合は、自動ブレーキ機能が搭載されている車種を選ぶとよいでしょう。

ポイント⑤:横滑り防止機能付きの車両を選ぶ

最後5つ目のポイントは、「横滑り防止機能が付いているか」という点です。

なぜなら「横滑り防止機能」は、車高が高い軽自動車でも、突風や横風により横転することを防いでくれるからです。

そもそも横滑り防止機能とは、車が不安定な状態になった時に、ブレーキやエンジンの回転数を自動的に制御する機能になります。

近年の軽自動車は車高が高く、また比較的軽いため、突風や急ブレーキの衝撃で車体が傾いてしまうリスクがあります。

しかし、「横滑り防止機能」が搭載されていれば、そのリスクを軽減することができるのです。

ただ、この「横滑り防止機能」。
2010年12月頃に搭載が義務化されていますが、継続生産車においては2018年2月24日以降の車にしか適用されておりません。

中古車販売店で軽自動車を購入する際は確認するようにしましょう。

まとめ

普通自動車に比べ安全性や耐久性が劣るのでは?と言われる軽自動車。
しかし、普通自動車と共通の安全テストをクリアしていること、安全面に特化した機能やボディ構造にすることができることを考慮すると、安全性が劣るとは言い切れないですね。

近年では、軽自動車の安全性を高めてくれる機能が続々と開発されております。

安全性を重視し軽自動車を購入したい場合は、この記事を参考にしながら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

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