ルーミーの内装を紹介!グレードごとの違いも解説
車を選ぶとき、デザインや走行性能、燃費性能などさまざまなポイントをチェックしますが、内装も気になる人はいるでしょう。車の内装は、運転中の快適性や利便性を左右します。
そのため、車内空間の広さやシートアレンジ、収納スペースなどの確認は、車選びの際に確認すべきポイントの一つです。
この記事では、トヨタが製造・販売しているルーミーの内装を紹介していきます。
また、グレードごとの内装の違いについても解説するため、どのグレードを選ぶか迷っている人は参考にしてください。
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INDEX
ルーミーの概要
ルーミーは、トヨタが製造・販売しているコンパクトカーです。
「使える!動ける広い部屋!」をコンセプトに製造され、街乗りにも適したコンパクトなサイズでありながら車内空間にゆとりがあります。
多彩なシートアレンジで荷室空間を拡大できるため、長物などの大きな荷物を積むことが可能です。
また、スライドドアが搭載されていたり、低床に設計されていたりなど、小さなお子さんやお年寄りでも乗り降りしやすく、ファミリーカーにも適しています。
グレードは、「X」「G」「G-T」「カスタムG」「カスタムG-T」の5つです。
「X」以外のグレードには、両手がふさがっている状態でも車に近づくだけでスライドドアが自動でオープンする、ウェルカムパワースライドドアが搭載されています。
また、先進安全システムである「スマートアシスト」が全グレードに標準装備されていることも魅力の一つです。
スマートアシストの機能は、夜間の歩行者を検知して衝突を防ぐ機能や、ペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐための誤発進抑制機能などにより、安全性を向上させています。
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ルーミーの内装について
ここでは、ルーミーの内装について車内空間、シート、インパネ、収納スペースごとに紹介していきます。
ゆとりのある車内空間
ルーミーは、取り回しやすいコンパクトなボディサイズでありながら、ゆとりのある車内空間を実現しています。
大人5人が乗っても窮屈さを感じにくく、くつろげるのが特徴です。
また、センターコンソールがないため、運転席と助手席間の移動や前後座席間の移動もスムーズにできます。
これにより、座席を移動するときに車を降りる必要がないため、雨の日にも濡れずに車内を移動できることも魅力の一つといえるでしょう。
室内高は1,355mmあるため、小さなお子さんであれば車内で立って着替えられます。
また、荷室のフロア高さも低く設計されており、ドアの開口口も大きいため、荷物も高く上げることなく積み下ろしが可能です。
アレンジしやすいシート
ルーミーの後部座席は6:4の分割可倒式を採用しているため、左右の座席を別々にスライドできます。
また、後部座席は前後に最大240mmスライドが可能であり、乗車人数や荷物の大きさに合わせて調整が可能です。
荷室側から後部座席裏のレバーを引いてスライドさせることも利便性が高いといえます。
また、すべての座席をリクライニングすれば、フルフラットな空間でゆったりと休憩できます。
後部座席を前方に格納すれば、荷室空間を拡大できるため、自転車などの大きな荷物も収納可能です。
見晴らしのよさを実現したインパネ
ルーミーのインパネは、ブラックですっきりとした印象に仕上げられています。
水平を基調として設計されているため、運転席から周囲や遠くがしっかりと見渡せるのが特徴です。
インパネの中央には、時計や燃費などを表示するインフォメーションディスプレイが設置されており、運転席からも助手席からも見やすいように配慮されています。
豊富な収納スペース
ルーミーには、センターコンソールがないものの、多彩な収納が用意されているため収納場所に困りません。
例えば、助手席前にはスマホのような小物を置きやすい大型のオープントレイがあり、助手席シートの下には靴を収納できるトレイがあります。
また、助手席の足元や荷室のサイドには買い物フックも備わっています。
ほかにも、運転席と助手席の間には脱着可能な大型のセンターダストボックスがあり、車内で出たごみの置き場所にも困りません。
運転席と助手席のバックにはテーブルがついているため、後部座席の人も快適に過ごせるでしょう。
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ルーミーのグレードごとの内装の違い
ここでは、ルーミーのグレードごとの内装の特徴について解説していきます。
X
ルーミーのエントリーグレードの「X」の内装はシンプルで、エアコンにはダイヤル式のマニュアルエアコン、運転席のメーターには、単眼のアナログメーターが採用されています。
シートにはファブリック素材が採用されており、ブラックとアッシュブラウンを組み合わせたデザインです。
車内全体がブラックを基調としており、インパネの一部やドアの一部にアッシュブラウンがアクセントとして加えられ、おしゃれな空間を実現しています。
ルーミーのエントリーグレードXは、特別な装飾はなく、エントリーグレードらしいシンプルで必要最低限の内装に仕上げられていることが特徴です。
G/G-T
「G」「G-T」では、シートのファブリック素材や内装のカラーなどはエントリーグレードのXと同様です。
異なる点は、ハンドルやエアコンなどの吹き出し口にシルバー加飾が追加され、エンタークラスターパネルはピアノブラック調になっていることです。
質感を変え、装飾を加えることで、「X」よりも上質な雰囲気に仕上げられています。
また、エアコンにはプッシュ式のオートエアコンが採用されています。
ほかにも、運転席のメーターには2眼のオプティトロンメーター、中央のモニターにはカラーマルチインフォメーションディスプレイが採用されており、利便性も向上しているのが特徴です。
カスタムG/カスタムG-T
「カスタムG」「カスタムG-T」は、エントリーグレードの「X」と比べて、装飾や内装のカラーが異なります。ブラックを基調とした内装の一部にブルーが加えられているため、クールな印象を受けるでしょう。
ハンドルは、シルバー加飾つきの本革巻きを採用しています。センタークラスターパネルやオートエアコンは、ツヤのあるピアノブラック塗装されているため、高級感を感じられるでしょう。
シートはファブリック素材で、エントリーグレードと素材は同じものの、撥水機能が追加されており、汚れにくいように配慮されています。
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ルーミーはこのような人におすすめ
ここでは、ルーミーがどのような人におすすめなのかを解説していきます。
街乗りに適した車がほしい人
ルーミーは、車内空間にゆとりを残しつつも、コンパクトなボディサイズに仕上げられている車です。
そのため、小回りが利きやすく、狭い道でも走行しやすいため、街乗りに適しています。
また、低床スライドドアで乗り降りもしやすいため、ファミリーカーとしても使いやすいでしょう。
低価格でスライドドアの普通車がほしい人
ルーミーの車両価格は、150~200万円程度であるため、軽自動車と大きな価格差がありません。
車体価格が安く設定されているにもかかわらず、スライドドアを搭載しているため、車両価格が安い普通車がほしい人にはおすすめの車です。
利便性を重視した車がほしい人
先述した通り、ルーミーはコンパクトな見た目ながら車内空間が広く設計されているため、大きな荷物もしっかり積めます。
後部座席をスライドさせたり、格納してフラットにしたりすることで、荷室を拡大することが可能です。
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まとめ
ルーミーは、コンパクトなボディながら、ゆとりのある内装で快適なドライブが楽しめる車です。
エントリーグレードは。シンプルで落ち着いた雰囲気に仕上げられており、上位グレードでは、装飾や質感などから高級感を感じられます。
また、センターコンソールがなく、運転席と助手席の横移動や、前後座席間の移動がスムーズにできます。
収納スペースも多く使い勝手のよい箇所に配置されているため、収納場所に困りません。
小回りが利きつつも、荷物をしっかり載せられるルーミーでカーライフを楽しみましょう。