スペーシア カスタムの燃費を新旧比較!新型N-BOXカスタムやムーヴカスタムとの差はどうなる?

広い居住空間や収納の多さなど、軽ワゴントップクラスの使い勝手のよさを誇るのが、スズキが製造・販売するスペーシアです。

2017年に発売された2代目スペーシアは「スーツケース」をモチーフにしていましたが、3代目となる新型スペーシアは「コンテナ」をモチーフとしています。そのデザインの良さや他の軽ハイトワゴンに比べてバリエーションが多い点も魅力の一つです。

この記事ではスペーシアのグレード別のスペックや特徴について解説します。車選びの際にぜひ参考になさってください。

関連記事:【2023年】人気の軽自動車ベスト20をおすすめランキングで紹介!選ぶポイントも解説!

関連記事:スペーシア カスタムの燃費を新旧比較!新型N-BOXカスタムやムーヴカスタムとの差はどうなる?

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

スペーシアの走行性能について

スズキスペーシア_HYBRID X_ミモザイエローパールメタリック ソフトベージュ2トーンルーフ
新型スペーシア(第3世代)
出典:スズキ株式会社

スペーシアは全車にマイルドハイブリッドを搭載することによって、低燃費や加速性能向上を実現しています。

マイルドハイブリッドと加速性能

マイルドハイブリッドとは、減速時のエネルギーを利用して発電し、その電力を加速時に活用することで、加速性能と燃費の向上を実現しているハイブリッドシステムのことです。

特にモーターを使用した「パワーモード」で坂道を走行すると、走りの強さを実感できるでしょう。

低燃費

スペーシアが低燃費を実現している理由の一つとして、車両重量が軽いことも挙げられるでしょう。

よく比較される車種との比較

スペーシアとよく比較されるホンダ N-BOX、ダイハツ タントと比較すると、

スズキ スペーシア850〜930 kg
ホンダ N-BOX980 kg
ダイハツ タント880〜980 kg

新型スペーシア(第3世代)の車両重量は850〜と、最も軽いことがわかります。

軽いということは、燃費が良くなるだけでなく、操縦安定性にもよい影響を与えます。

スズキ スペーシアの重量の新旧比較

スペーシアの第2世代と第3世代の重量も比較してみます。

スズキ スペーシア(第2世代)850〜930 kg
スズキ スペーシア(第3世代)850〜920 kg

第2世代も第3世代も850kg〜と、最低重量は同じで軽いことがわかります。どちらのスペーシアも車両重量が軽く、燃費が非常に良い車だといえるでしょう。

関連記事:スペーシア カスタムの燃費を新旧比較!新型N-BOXカスタムやムーヴカスタムとの差はどうなる?

安全性能

デュアルカメラによるブレーキサポートや車間距離を一定に保てるアダプティブクルーズコントロールなど、安全面でもスペーシアは優れています。

スペーシアはスズキの安全技術の一つである「スズキ セーフティ サポート」を搭載しています。第2世代でも搭載されていましたが、第3世代ではその機能がさらに強化されています。

たとえば、標識認識機能により、第2世代になかった「赤信号」「転回禁止」などが第3世代で追加されています。

関連記事:スペーシアの燃費を調査!スペーシアの魅力と燃費のいい走り方を紹介

スペーシアにターボモデルはある?

スペーシア自体にターボモデルはありませんが、兄弟車である「スペーシア カスタム」や「スペーシア ギア」にはターボモデルが設定されています。

スペーシアのグレード比較

HYBRID G

第2世代 HYBRID G

第2世代のHYBRID Gの主な特徴は以下の通りです。

  • リーズナブルな価格設定
  • 快適装備や安全装備の一部は、オプションでも装着不可
  • インテリアカラーはブラックのみ

「HYBRID G」はスペーシアの中でも、エントリーモデルに位置するモデルです。
スペックよりも価格を重視したい人におすすめのモデルといえるでしょう。

エントリーモデルといっても「マイルドハイブリッドエンジン」や「スズキ セーフティサポート」は標準装備されているなど、基本的なスペックは備えています。

ただし、スライドドアクローザーやスリムサーキュレーター、プレミアムUV&IRカットガラスなどは、オプションでも選択できない点には注意が必要です。

第3世代 HYBRID G

出典:スズキ株式会社

新型スペーシア(第3世代)は第2世代と基本的に同じですが、インテリアカラーは1種類のみ。グレー基調のカラーメランジシート表皮を採用しています。

HYBRID X

第2世代 HYBRID X

出典:スズキ株式会社

第2世代のHYBRID Xの主な特徴は以下の通りです。

  • スペーシアの中でも装備が充実したモデル
  • USB電源ソケット、ロールサンシェード、後席両側ワンアクションパワースライドドアなどの装備が満載
  • ホワイト2トーンルーフ、LEDサイドターンランプ付ドアミラーなどがオプションで選択可能
  • インテリアカラーは、ベージュとブラックの中から選択可能

※ホワイトルーフとの2トーンカラーを選択する場合は、ベージュのみ

「HYBRID X」は、スペーシアの中でも上位グレードに位置するモデルです。
「スズキ セーフティサポート」がフル装備されているため、安全面を重視している人にもおすすめです。

第3世代 HYBRID X

出典:スズキ株式会社

第3世代のHYBRID Xも、第2世代と基本的な仕様は同じです。

重ね変更点は以下のとおりです。

  • インテリアカラーは1種類のみ。グレー基調のカラーメランジシート表皮を採用
  • マルチユースフラップ搭載
  • サイドミラーに亜hLEDサイドターンランプなし

カラー

スズキ スペーシア第2世代のカラー

第2世代のスペーシアでは12種類展開されています。2トーンカラーはHYBRID Xのみのオプション設定になる点は覚えておきましょう。

  • ライトブロンズパールメタリック
  • シフォンアイボリーメタリック
  • オフブルーメタリック
  • アーバンブラウンパールメタリック
  • ピュアホワイトパール
  • ブルーイッシュブラックパール3
  • シルキーシルバーメタリック
  • クールカーキパールメタリック
  • ホワイトルーフ×ライトブロンズパールメタリック
  • ホワイトルーフ×シフォンアイボリーメタリック
  • ホワイトルーフ×オフブルーメタリック
  • ホワイトルーフ×アーバンブラウンパールメタリック

スズキ スペーシア第3世代のカラー

新型スペーシア(第3世代)もカラーは12種類展開され、2トーンカラーはHYBRID Xのみのオプション設定です。

選べるカラーは第2世代と一部異なります。

  • ミモザイエローパールメタリック
  • トーニーブラウンメタリック
  • オフブルーメタリック
  • コーラルオレンジメタリック
  • ピュアホワイトパール
  • ブルーイッシュブラックパール3
  • シフォンアイボリーメタリック
  • モスグレーメタリック
  • ミモザイエローパールメタリックソフトベージュ2トーンルーフ
  • トーニーブラウンメタリックソフトベージュ2トーンルーフ
  • オフブルーメタリックソフトベージュ2トーンルーフ
  • コーラルオレンジメタリックソフトベージュ2トーンルーフ

関連記事:【冬服コーデ】2022年はパーソナルカラーで車込みコーデが主流に!?

スペーシア バナー

スペーシアの外観(エクステリア)新旧比較

第2世代と第3世代の外観も比較してみましょう。

第2世代のスペーシアの外観

第2世代のスペーシアの外観は、スーツケースをモチーフにしたデザインが特徴です。

飽きのこない親しみやすいデザインといえます。全体的に曲線基調で、かつフロントマスクの押し出し感も控えめなため、女性やファミリー層からの人気が高いです。

またHYBRID Xのみにはなりますが、ルーフをホワイトにした2トーンカラーを選択できる点も特徴の一つです。

他にも外装パーツをガンメタリックで塗装し、撥水加工のシートを採用した「スペーシア ギア」も人気があります。

第3世代のスペーシアの外観

スズキスペーシア
出典:スズキ株式会社

新型スペーシア(第3世代)の外観は、「もっと自由に」「もっと使いやすく」という想いからコンテナがモチーフに採用されています。頑丈なコンテナを連想させるサイドの形状や、角を面取りしたような造形を取り入れたデザインが特徴的です。

また、車体カラーは春に咲くミモザの柔らかな色を表現した「ミモザイエローパールメタリック」や使い込んだ革製品の深みある色を表現した「トーニーブラウンメタリック」などの新色も採用。

幅広い層が使用しやすいカラーバリエーションと性別に関係なく使用できるシンプルなデザインで、老若男女問わず使いやすく親しみやすいデザインといえるでしょう。

関連記事:スペーシアの各グレードの違いや選び方を分かりやすく解説

スペーシア バナー

スペーシアの内装(インテリア)新旧比較

第2世代のスペーシアの内装

第2世代のスペーシアの内装は、フロントピラーを可能な限り立たせて前方に配置することで、見通しのよい開放的な視界を確保している点が特徴です。

また居住空間を広くすることにより、フロントシートはもちろん、リアシートでもゆったりできる構造を実現しています。

さらに、インパネボックスやドアサイドボックス、助手席シートバックポケットなど、収納場所が多い点も魅力の一つです。小物などを収納する場所に困ることもないでしょう。

室内高も高く、かつ全てのシートに、前後の位置を調節可能な独立型のシートスライドを採用しているため、同乗者の体格に合わせたスペースを確保できます。

スズキスペーシア内装
出典:スズキ株式会社

またスペーシアの内装のカラーはブラックが基本ですが、上級グレードのHYBRID Xではベージュ色を選択できます。

大人の印象を与えたい場合はブラックを、柔らかい印象を与えたい場合はベージュを選択するとよいでしょう。

関連記事:スーツケースモチーフが映えるスズキ スペーシアの内装を紹介

第3世代のスペーシアの内装

スズキスペーシアインパネ_HYBRID G
出典:スズキ株式会社

新型スペーシア(第3世代)の内装も、モチーフは大容量のコンテナです。インパネ部分はブラウンベースで落ち着いた色合いになっています。また、第2世代のようにふたになるような部分がなくオープンなので、広く使いやすい仕様です。

HYBRID XではUSB電源ソケットがこのインパネ部分に搭載されているため、スマートフォンなどの電子機器の充電もしやすく、使い勝手が大幅に向上しています。

スズキスペーシアマルチユースフラップ
出典:スズキ株式会社

シートカラーは1種類のみで、グレー基調のカラーメランジシート表皮を採用し、「マルチユースフラップ」が搭載されました(HYBRID Xのみ)。オットマンモードや荷物ストッパーモードなど、これまでにない快適さが大きな特徴となっています。

まとめ

スズキスペーシアインパネリサイズ
出典:スズキ株式会社

スペーシアは、マイルドハイブリッドを搭載することで、低燃費や加速性能向上を実現している点が特徴の車です。

また車内空間も広々としているため、乗り心地も優れています。

また外観も印象的なデザインであり、個性的な車に乗りたい人にもおすすめです。
なおグレードごとで、搭載されているスペックに違いがあります。

これらの特徴は第2代でも第3世代でも大きな違いはありません。

機能面を重視するか価格面を重視するかで、どちらのグレードを選ぶべきかが変わってくるため、自身が何を重視するのかを事前にまとめておく必要があるでしょう。

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

カーナレッジはクルマの知識をわかりやすく提供する自動車ニュースメディアです。新車・中古車の最新情報やメーカー・ボディタイプ・メンテナンスなどの基本知識まで。自動車のことがすべて分かるWebマガジンです。

関連する記事

カテゴリーから記事を探す

error: このページの内容は保護されています。