トヨタ ルーミーで車中泊を楽しむ!4人家族でも快適に過ごす専用グッズを紹介
近年、アウトドアブームが到来しており、キャンプ需要に伴って車中泊にも注目が集まっています。
車中泊と言えば大きなキャンピングカーのイメージがありますが、普段使いには適しておらず、費用面においても負担感が大きく実用的ではありません。
日常的に使いやすいコンパクトカーで、キャンプ時においても車中泊ができることが望まれますが、実際にはコンパクトカーのサイズで車中泊ができるのでしょうか。
この記事では、人気の高いトヨタのルーミーでの車中泊の楽しみ方や車内で快適に過ごすための専用グッズなどを紹介していきます。
4人家族の方でも満足できる車中泊対策について解説するため、車中泊を検討される方はぜひ参考にしてください。
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INDEX
ルーミーの概要
ルーミーは、トヨタが日本で販売しているトールワゴン型のコンパクトカーです。
ダイハツが製造販売しているトールをベースにトヨタがOEM製造しているモデルであり、スバルのジャスティが姉妹車となります。
ルーミーの商品コンセプトは「1LD-CAR」とされており、広々とした空間を「Living」、余裕の走り「Driving」を掛け合わせた車を表現しています。
ターゲット層は若い子育てファミリーであり、安心して開閉ができるスライドドアも人気の要因の一つです。
また、ルーミーはエントリーモデルのXタイプから最上位のカスタムG-Tまで5つのグレードに分かれており、駆動方式は2WDと4WDから選ぶことができます。(カスタムG-TおよびG-Tは2WDのみ)
トランスミッションは共通でCVTが採用されており、燃費はWLTCモードで16.8~18.4km/Lと発表されています。また、メーカーの希望小売価格の価格帯は1,566,500円~2,100,000円(税込み)です。
以下ではエントリーモデルのXタイプについてスペックを紹介します。
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基本 | メーカー | トヨタ |
車名 | ROOMY(ルーミー) | |
ボディタイプ | コンパクトカー | |
ドア数 | 5 | |
全長×全幅×全高(mm) | 3,700x1,670x1,735 | |
車両重量(kg) | 1,080(4WDは1,140) | |
スペック | 総排気量(L) | 0.996 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク(L) | 36(4WDは38) | |
駆動方式 | 2WD/4WD | |
トランスミッション | CVT | |
カラー(全8種) | ★レーザーブルークリスタルシャイン ターコイズブルーマイカメタリック ★クールバイオレットクリスタルシャイン ★プラムブラウンクリスタルマイカ ファイアークォーツレッドメタリック ブライトシルバーメタリック ★パールホワイトⅢ ブラックマイカメタリック |
※紹介グレードはエントリーモデルの「X」
※★のあるものはメーカーオプションで選択可
ルーミーの車内空間はどれくらいの広さなのか?
ルーミーの特徴は広い車内空間であり、トヨタの公式Webサイトで公表されている測定値は長さ、幅、高さの順番で2,180mm/1,480mm/1,355mm。
ルーミーの車内高は、トヨタのミニバンであるヴォクシーの室内高1,405mmとほぼ同じであり、小学生低学年程度のお子様であれば立ったまま着替えることも可能です。
車内高が十分確保されていることから、コンパクトカーでありながら大人が5人乗っても余裕のある車内空間を感じることができます。また多様な収納スペースがあることもファミリー層にとっては嬉しい機能です。
またルーミーの荷室は開口部が大きいだけでなく地面から荷室床面までの高さが低く設計されているため、重たい荷物の出し入れも高い位置まで持ち上げる必要がありません。
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車中泊に適したフルフラットモード
ルーミーはフロントシートとリアシートをすべて最大限まで倒すことで、フルフラットな状態にできます。
このフルフラットモードによって十分に睡眠が取れるレベルの空間が確保できます。
注意点としては、リアシートのリクライニングを倒せる角度が最大で70度程度までとなるため、完全に平らな状態で一直線にならないということです。
座席に座って寝るよりは何倍も快適ではありますが、やはり平らな状態で心地よく休むためにはクッションを下に敷くなどの対処が必要となります。
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ルーミーで車中泊する際の注意点
車中泊は実際に体験してみて初めてわかることが出てきます。初心者など不慣れな方にとっては準備不足が原因となって、思い描いていたような快適な経験にならないこともあります。
ここでは、車中泊を素敵な体験にするために事前に知っておくべき注意点を紹介していきます。
外からの視線や明かりに対する対策
ルーミーは運転のしやすさ、快適な空間を演出するために窓の面積が比較的大きく設計されています。
しかし、車中泊においてはこの大きな窓も対策を立てて置く必要があります。
車中泊の際には専用の施設を利用することが大変ではありますが、場所によっては外から入ってくる明かりなどが気になって寝れないこともあります。また、防犯の観点からも中を見えないようにしておく必要があります。
そこで、車内の窓に装着するためのブラインドやカーテンを準備しておくことをおすすめします。車内から外をシャットアウトできるようにすることで、しっかりとしたプライベート空間を作ることができます。
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荷物の置き場を整えておく
ルーミーは荷室が広く確保されており、荷物を多く載せることができます。ただし、フルフラットモードにする際には荷室のスペースにリアシートを倒すため、載せている荷物を移動させる必要があります。
車中泊の際に困らないためにも、事前に荷物を最小限にしておくことと車中泊の際の荷物の置き場所を決めておくことを覚えておきましょう。
ルーミーで車中泊するための専用グッズやオプション
ルーミーには車中泊を快適にするための専用グッズやオプションがあります。
4人家族であっても快適な車中泊を楽しむために検討していただけると嬉しいです。
ここでは、主な3つを紹介し、それぞれの詳細を解説していきます。
純正ブラインドシェード
車中泊する際に車内と外とを仕切るために、純正のブラインドシェードが重宝されます。
純正であるため、窓ガラスにぴったりサイズで設置できるのが便利です。
また、ブラインドシェードには断熱性能が備わっているため、「夏は涼しく、冬は暖かい空間」を作り出すのに最適なアイテムです。
純正ルーフネット
車中泊する際に困る荷物の置き場所ですが、ルーフネットを設置することで天井スペースを有効に利用し、収納スペースを設置することができます。
ルーミーは室内高が高く設計されているため、寝る際にデッドスペースとなる天井を上手に活用し、小さめの荷物の置き場所を確保しましょう。
専用ベッドキット
ルーミーのフルフラットモードでは、すべて最大限倒したとしてもシートが完全に一直線にはなりません。
そこで専用ベッドキットを設置することで、快適な就寝スペースを作り出すことができます。ベッドキットは車中泊で疲れを残さないため、導入しておきたいおすすめの専用グッズです。
ポータブル電源
車中泊中で出来ることがアギられるため、お子さんが不満になる可能性は高いです。
その対策として、携帯型ゲーム機とポータブル電源を用意しましょう。
社内で大声や暴れたりすると、他の車中泊者に迷惑がかかるため、対策として有効です。
またポータブル電源は、照明や携帯電話の充電にも使えるので準備していて損はないでしょう。
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まとめ
この記事では、トヨタが販売するトールワゴン型のコンパクトカーであるルーミーについて、概要や特徴を車中泊のポイントなどに触れつつ紹介してきました。
4人家族であっても室内が広く感じるため、特段と狭さを気にすることなく車中泊ができます。
小さな子供であれば、立ったまま社内で着替えができる高さもメリットでしょう。
通常の仕様でも車中泊を楽しむことができますが、車中泊をより快適な体験とするためにはオプションや便利グッズを準備しておくことをおすすめします。