スイフトは燃費が悪いのか?他車と比較して検証します!
スイフトは、スズキが製造・販売しているハッチバックタイプの車です。
国内に限らず海外でも人気が高く、購入を検討しているも多いでしょう。
車の購入を検討する際に、燃費性能は購入者にとって知りたい情報の1つといえます。
そこでこの記事では、スイフトの燃費が悪いのか、カタログ燃費や他車との燃費を比較して解説します。
関連記事:人気コンパクトカーをおすすめ順にランキング!選び方のポイントも紹介
INDEX
スイフトの概要
スズキで販売されているスイフトは、2000年に誕生した5ドアハッチバックです。
海外で販売されていた「カルタス」の後継モデルとして誕生しました。
2004年には、スズキの世界戦略車として2代目が誕生しています。
車の骨格部分であるプラットフォームやボディデザインを一新しつつ、先代からの低価格路線が継承され、世界から評価される車になりました。
3代目は2010年に登場し、軽量・高剛性な新プラットフォームが採用されています。
その後、2017年に登場したスイフトは現行の4代目です。
フロントグリルは大きな開口部を持つデザインになり、よりダイナミックかつスタイリッシュなデザインになりました。
プラットフォームも新たに「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、より軽量かつ高剛性なボディとなり、安全性能と走行性能を高めています。
現行スイフトのグレードは4つに分けられており、「XG」「HYBRID MG」「RS」「HYBRID RS」というラインアップになっています。
関連記事:スイフトの車内空間は狭い?乗り心地や広く使うコツについて紹介します!
メーカー | スズキ |
車名 | スズキ・4BA-ZC83S(スイフト) |
ボディタイプ | ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,845mm×1,695mm×1,500mm |
車両重量(kg) | 860kg |
総排気量(L) | 1,242 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 37 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 5MT |
カラー(全6種) | ・フレイムオレンジパールメタリック ブラック2トーンルーフ※ ・バーニングレッドパールメタリック※ ・スピーディーブルーメタリック ・ピュアホワイトパール※ ・スーパーブラックパール ・スターシルバーメタリック |
※紹介グレードは「 XG 2WD(5人乗り)」
※別途オプション費用が発生
スイフトのカタログ燃費を紹介
次に、スイフトのカタログ燃費をご紹介します。
関連記事:スイフトの燃費をグレードごとに解説!他車との燃費も比較
スイフト XG/5MT
【ガソリンエンジン】
XG/5MT | 駆動方式:FF | 駆動方式:4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 21.8 | – |
市街地(km/L) | 17.3 | – |
郊外(km/L) | 22.8 | – |
高速道路(km/L) | 23.7 | – |
スイフト XG/CVT
【ガソリンエンジン】
XG/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 20.0 | 18.8 |
市街地(km/L) | 14.8 | 14.3 |
郊外(km/L) | 21.0 | 19.5 |
高速道路(km/L) | 22.7 | 21.1 |
スイフト RS/5MT
【ガソリンエンジン】
RS/5MT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 21.8 | – |
市街地(km/L) | 17.3 | – |
郊外(km/L) | 22.8 | – |
高速道路(km/L) | 23.7 | – |
スイフト RS/CVT
【ガソリンエンジン】
RS/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 20.0 | 18.8 |
市街地(km/L) | 14.8 | 14.3 |
郊外(km/L) | 21.0 | 19.5 |
高速道路(km/L) | 22.7 | 21.1 |
スイフト HYBRID MG/CVT
【ハイブリッド】
HYBRID MG/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 21.0 | 19.6 |
市街地(km/L) | 17.0 | 16.2 |
郊外(km/L) | 21.5 | 19.7 |
高速道路(km/L) | 23.0 | 21.5 |
スイフト HYBRID RS/CVT
【ハイブリッド】
HYBRID RS/CVT | 駆動方式:FF | 駆動方式:4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 21.0 | 19.6 |
市街地(km/L) | 17.0 | 16.2 |
郊外(km/L) | 21.5 | 19.7 |
高速道路(km/L) | 23.0 | 21.5 |
スイフトの実燃費を紹介

燃費性能は、走り方や車の状態によって変化するでしょう。
ここからは、e燃費(実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWebサイト)の情報とカタログ燃費を比較してご紹介します。
駆動方式 グレード | カタログ燃費:WLTCモード(km/L) 実燃費(km/L) |
2WD ガソリン(5MT) XG | 21.8 19.71 |
2WD ガソリン(CVT) XG | 20.0 18.21 |
スイフト「XG」の実燃費は上表の通り、燃費達成率が90%以上とよい結果になっています。
この数値は平均値であるため、実際にはカタログ燃費を上回るデータや、下回るデータもありますが、概ね燃費が悪いとは感じられません。
関連記事:スイフトとフィットをどう選ぶ?それぞれの違いを総整理
他メーカー車との比較
次に、スイフトのライバル車の燃費を比較してご紹介します。各車のグレードは、以下の通りです。
- スズキ スイフト:4BAZC83S
- 日産 ノート:6AA-E13
- トヨタ ヤリス:5BA-MXPA10-AHFNB
日産 ノート

車名 | スイフト ノート |
WLTCモード(km/L) | 21.8 28.4 |
市街地(km/L) | 17.3 28.0 |
郊外(km/L) | 22.8 30.7 |
高速道路(km/L) | 23.7 27.2 |
※参考元:日産|ノート主要諸元表
ノートは全グレードがストロングハイブリッドのe-POWER車であるため、燃費が高い値になっています。
関連記事:ノートの燃費は第2世代「e-POWER」で効率的に!運転・走行性能を徹底解説!
トヨタ ヤリス

車名 | スイフト ヤリス |
WLTCモード(km/L) | 21.8 19.6 |
市街地(km/L) | 17.3 14.7 |
郊外(km/L) | 22.8 20.3 |
高速道路(km/L) | 23.7 22.3 |
※参考元:トヨタ|ヤリス 主要諸元表
スイフトとヤリスの比較では、いずれにおいてもスイフトの燃費のほうが上回っていることがわかるでしょう。
特に郊外モードの差は、2.6km/Lの差があるため、燃費が悪いとは感じられません。
先述した通り、スイフトは燃費達成率が高いことから、似たような車と比較しても特段燃費が悪いと感じることはないでしょう。
関連記事:スイフトの運転しやすさはどうか?他の車との比較で検証
スイフト RSの特徴とは?

スイフト RSは、エクステリアやインテリアがさらに豪華になりました。
エクステリアでは、フロントグリル中央に赤いラインが入っていることが特徴です。
インテリアでは、本皮巻のステアリングやシルバーステッチのファブリックシートが、RS専用の仕様となり高級感を与えています。
また、RSは走行性能に磨きをかけるため、足回りが強化されています。
スイフトは新プラットフォームのHEARTECTによって、車全体の基本性能に加えて走行性能が高められました。
しかし、RSはさらに欧州仕立ての特別なチューニングが施されています。
日本よりも高速道路や長距離を日常的に走り、速い速度を出す欧州の道路環境でも快適に走れるようなセッティングが施されているため、快適な走行性が実現されました。
欧州仕様のような走行性を体感したい人には、スイフトRSをおすすめします。
関連記事:スイフトRSと標準モデルの違いとは?特徴やスペックを紹介
まとめ
今回は、スイフトの燃費が悪いのかについて、ライバル車と比較して解説しました。
スイフトはガソリン車の「XG」「RG」、ハイブリッド車の「HYBRID MG」「HYBRID RS」といった4グレード構成ですが、このうち「XG」の実燃費は達成率90%以上と高い値となっています。
ヤリスなどと比較しても、燃費性能で特段劣るということはありません。
新プラットフォームの採用で走行性能とともに燃費性能も上げているため、スイフトは総合的に見て燃費性能が高い車といえるでしょう。