トヨタタンクの内装は収納スペースが多い！便利なインテリアを紹介！

2024.07.11

トヨタが販売していた、「タンク」はコンパクトカーのトールワゴンとして親しまれていましたが、2020年に残念ながら販売終了となってしまいました。

タンクに乗りたいけど、新車が販売されていないので、内装が見たいのにみることができない、という方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、タンクの内装を紹介しますので、中古車でしか流通はしていませんが、タンクをご検討いただけますと幸いです。

タンクの概要

タンクは2016年、ダイハツの「トール」からOEM供給を受ける形でトヨタから「ルーミー」と同時に販売されました。

CMには当時脚本家としても新規開拓し始めていたIPPONグランプリの絶対王者バカリズムさんと菜々緒さんを起用しています。

トールの高剛性ボディはタントやムーヴにも採用され、スバルへも「ジャスティ」としてOEM供給されており、この構造が信頼されていることがわかります。

タンクの最大の魅力としてはやはり、広い車内空間を持っていることです。

広さに加え、電動パワースライドドアを採用することで乗り降りもしやすい造りをしていますが、最小回転半径は4.6mと運転のしやすさもキープしています。

快適な空間、柔軟な積載性能が支持されていましたが、2020年に、ルーミーとブランド統合することにより生産終了してしまいました。

関連記事：タンクとルーミーの違いとは？ルーミーとの差を徹底比較！

タンクの内装

兄弟車ということもあり、ルーミーと変わらないのですが、広々とした車内空間を持っています。

カスタムG-T、G“S”の2種類が販売開始され、以下のような内装をしています。

タンクカスタム G-T

タンク G“S”

タンクのインテリアデザインコンセプトは、「ワイド感とハイテクイメージを追求したデザイン」。

2016年モデルなので今ではややレトロに感じてしまいそうですが、広々とした車内空間の中にアクセントではいったカラーがおしゃれな雰囲気を出しています。

インパネを水平に広げることで、視認性も担保しており、4.6mの最小回転半径も相まって運転初心者でも安心して運転ができるでしょう。

タンクの収納

タンクには合計21ヶ所の収納スペースがあります。

最大の武器は広さではなく収納スペースの利便性だったのです。

フロントシート

まずはフロントシートから見ていきましょう。

トヨタタンク助手席オープントレイ — 助手性オープントレイ
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンク回転式カップホルダー — 回転式カップホルダー（運転席・助手席）
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンク助手席グローブボックス — 助手席グローブボックス
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンク買い物フック（助手席・デッキサイド左右） — 買い物フック（助手席・デッキサイド左右）
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンクセンタークラスターポケット — センタークラスターポケット
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンク着脱式センターダストボックス — 着脱式センターダストボックス
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンクフロントドアプルハンドルポケット — フロントドアプルハンドルポケット
出典：トヨタ自動車株式会社

フロントドアポケット＆ボトルホルダー（運転席・助手席）
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンクセンターフロアトレイ — センターフロアトレイ
出典：トヨタ自動車株式会社

リヤシート

トヨタタンクシートバックテーブル（買い物フック・ドリンクホルダー2個付） — シートバックテーブル（買い物フック・ドリンクホルダー2個付）
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンク助手席シートバックポケット — 助手席シートバックポケット
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンク助手席シートアンダートレイ — 助手席シートアンダートレイ
出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタタンクトレイ式デッキサイドトリムポケット（ボトルホルダー付） — トレイ式デッキサイドトリムポケット（ボトルホルダー付：左右あります）
出典：トヨタ自動車株式会社

ラゲッジスペース

大容量のラゲッジスペースの中にはデッキボックスまで装備されており、小物類や常備するものの保管に役立ちます。

タンクはなぜ生産終了になった？

これだけ汎用性のある構造をしていながら、タンクはなぜ生産終了したのでしょうか。

ここでは生産が終了した理由を解説していきます。

市場の変化

1つ目は市場の需要の変化です。

軽自動車の需要が非常に高まったこと、軽自動車の性能が良くなったことにより、コンパクトカー自体の需要が減ってしまっています。

軽自動車も規格内に収まっているとはいえ、広々とした空間を実現できており、コンパクトカーに匹敵する車種も出現しています。

関連記事：広い軽自動車の人気車種7選！購入時の選び方や魅力も併せて解説

トヨタの車種整理

トヨタも市場の動向を察し、車種を絞って販売する方向に転換しました。

2020年に生産終了したトヨタの車種としては、タンクの他にも、ポルテ、スペイド、プレミオ、アリオンがあります。

ポルテ、スペイドに関しては、タンクと同じくルーミーが後続車種となります。

ポチモでタンクを探してみる

【トヨタ】タンク・ルーミーの違い

ここでは、タンクとルーミーをボディサイズ、燃費性能、エンジン、価格、エクステリアの5つの項目で比較しています。それぞれの項目について見ていきましょう。

関連記事：タンクとルーミーの違いとは？ルーミーとの差を徹底比較！

ボディサイズ

タンクとルーミーのボディサイズは、以下のとおりです。

	タンク	ルーミー
全長（mm）	3,700	3,700
全幅（mm）	1,670	1,670
全高（mm）	1,735	1,735
ホイールベース（mm）（前後ホイールの中心から中心までの長さ）	2,490	2,490
車両重量（kg）	1,070	1,080
室内長・幅・高（mm）	2,180×1,480×1,355	2,180×1,480×1,355

※参考元：タンク｜主要諸元表
※参考元：ルーミー｜主要諸元表
※グレード：タンク「X（2WD）」、ルーミー「X（2WD）」

このように、タンクとルーミーのボディサイズは同一です。どちらも広々とした車内空間を確保しています。

関連記事：ルーミーの内装を紹介！グレードごとの違いも解説

燃費性能

タンクとルーミーの燃費性能は、以下のとおりです。

	タンク	ルーミー
JC08モード（km/L）	2WD：24.6 4WD：22.0	21.9

※参考元：タンク｜主要諸元表
※参考元：ルーミー｜主要諸元表
※グレード：タンク「カスタムG」、ルーミー「カスタムG」

上記のとおり、JC08モードに基づく燃費性能では、タンクがルーミーを上回ります。

ただし、あくまで数値上であり、いずれの車種も比較的低燃費を実現しているため、長距離移動時も安心して利用できるでしょう。

エンジン

タンクとルーミーのエンジンの種類や性能は以下のとおりです。

	タンク	ルーミー
エンジンの種類	直列3気筒DOHC 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ	直列3気筒DOHC 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力【ネット】（kW（PS）/r.p.m. ）	51～72［69～98］/6,000	51～72［69～98］/6,000
最大トルク【ネット】（N・m［kgf・m］/r.p.m.）	92～140［9.4～14.3］/2,400～4,400	92～140［9.4～14.3］/2,400～4,400
総排気量（L）	0.996	0.996