車検は何年ごとに受ける?有効期間・申し込みの流れを詳しく解説

車検は頻繁にすることではないので、申し込みの流れや、内容などなかなか覚えられないものです。

特に車を買ったばかりの方や、そんなに詳しくない、という方は、車検と聞くとそわそわしてくるのではないでしょうか?

今回は、車検の概要や申し込みの流れなどを解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

車検の流れなどを大まかにでも把握しておくと、スムーズに手続きができるでしょう。

関連記事:車検に必要な書類や準備物を紹介!車検を受ける際の注意点も解説

車検とは

車検は、正式名称を自動車検査登録制度といい、所有している車が保安基準を満たしているかを定期的に検査・確認する制度です。

ミニカーやトラクターなどの小型特殊自動車を除く一般的な自動車や、250cc以上の排気量を持つバイクは、一定期間ごとに車検を受けることが義務付けられています。

車検が切れている状態で公道は走行できないため、車検を受ける時期については事前に把握しておきましょう。

関連記事:車検のやり方・流れを紹介!業者を介さないユーザー車検も解説

車検は何年ごとに受ける必要があるのか?

最後に車検を受けてから次の車検を受けるまでの期間は、一般的にどのくらいなのでしょうか。

乗っている車の種類によって、次の車検を受けるまでの期間は変動します。

ここでは、車検までの目安期間を車種ごとに紹介します。

普通車や軽自動車の場合

普通車や軽自動車を新車で購入した場合、初回の車検までの期間は3年です。

2回目以降の車検はそれぞれ2年ごとに受ける必要があります。

中古車を購入した場合は、初回の車検までの期間は2年、それ以降も2年ごとです。

1995年の道路運送車両法の改正により、普通自動車の場合は、購入から10年経過した後は2年間隔で車検を受ける必要があります。

次の車検の時期が近くなると、最初に車検を担当したディーラー、業者などがはがきやメール等でお知らせをしてくれる場合もあります。

関連記事:中古車の車検はどうしたらよいの?購入前に知っておくべきこととは?

8ナンバー(特殊車両)の場合

8ナンバーと呼ばれるキャンピングカーなどの特殊車両の場合、次の車検を受けるまでの期間は新車 ・中古車に関係なく2年間です。

特殊車両はキャンピングカー以外にクレーン車や道路作業車など、特定の業種で使用する車も含まれます。

貨物自動車の場合

貨物自動車と呼ばれる自動車の場合、車検の有効期間にはバラつきがあります。

8トン以上であれば、新車・中古車に関わらず1年ごとに車検が必要です。

8トン未満の場合は、2回目の車検までは2年間、それ以降は1年ごととなっています。

同様に、4ナンバーで始まる貨物用途の車両として区分されている軽自動車(商型商業用タイプ)のライトバンやトラックなども、2回目の車検までは2年間、それ以降は1年ごとです。

中古車の車検の有効期間を確かめる方法

「車を持ちたい」と考えている人の中には、中古車の購入を検討している人もいるでしょう。

中古車の場合、最後に車検を受けたのは前の持ち主であるケースが多いです。

そのため、次の車検をいつ受ければよいのかは、購入した車によって異なります。

ここからは、中古車の車検の有効期間を確かめる方法について解説します。

関連記事:中古車購入後の車検はいつどこで受ける?車検について要点整理

検査標章で確認する

中古車の車検の有効期限は、「検査標章」で確認可能です。
これは車検シールとも呼ばれ、車体のフロントガラスの中央上部分に貼るよう定められています。

車検シールは表と裏にそれぞれ印字があり、車の外側から見える面(表)には、車検が満了となる年月のみが記載され、車検満了となる日付は車の中から確認できる面(裏)に記載されています。

例えば、2022年5月31日が車検満了日であった場合、表面には「22」と「5」、裏面には「31」 と記載されています。

車検は、前回の車検の有効期間中に済ませる必要があるため、あらかじめ日付を確認しておきましょう。

関連記事:車検整備付きの中古車とは?車検の概要や中古車の車検を受けられる業者を紹介

車検証で確認する

車検の有効期間は、検査標章だけではなく自動車検査証(車検証)でも確認できます。
車検証とは、その自動車が保安基準を満たしていたことを証明する書類です。

「有効期間の満了する日」という項目は、車検証の左下で確認できます。

中古車購入の際は、納車完了時に車検証が渡されることが多いです。
また、車を運転する際は車検証の携行が義務付けられているため、助手席前のグローブボックスやトランクルームに保管している人が多いでしょう。

車検の有効期限を確認したい場合は、運転の前後に車検証で確認するとよいでしょう。

関連記事:車検証の電子化にともない値上げ?値下げじゃないの!?

車検の申し込み方法

車検の有効期間が近づいたら、できるだけ早めに車検の申し込みをしておくと安心です。

車検を受けられる期間は、車検の満了日までの1ヵ月以内となります。
その期間内で、車検を受けたい日の2週間前~1ヵ月前に予約を行うとよいでしょう。

ここでは、2種類の車検の申し込み方法を紹介します。

ユーザー車検の申し込み方法

車検には業者に検査を行ってもらう方法と、自分で検査を行う「ユーザー車検」という方法があります。業者に依頼しないことで、車検にかかる費用を1~3万円抑えられます。

一般的にユーザー車検は、インターネットからの申し込みが可能です。
普通車は国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」、軽自動車は軽自動車検査協会の「軽自動車検査予約システム」から行います。

Webサイトでは、希望の検査場や車検車種の申告などを行います。
なお、軽自動車のユーザー車検の場合は、最寄りの支局に直接電話して申し込んでもよいです。

関連記事:ユーザー車検費用はどれくらい?メリットや書類、手続きの流れを解説

車検を業者に依頼する場合の申し込み方法

車検業者に依頼する場合も、インターネットや電話を通じた申し込みが一般的です。

車検を依頼したいディーラーやガソリンスタンドに連絡し、見積もりをもらいます。
業者依頼の車検費用を少しでも抑えたい場合は、複数の業者の合い見積もりを取った後に申し込むとよいでしょう。

インターネットでの手続きは、時間や曜日に関わらず自分の好きなタイミングで申し込みができるメリットがあります。

仕事や家事で忙しく、申し込みを手短に済ませたい人にはおすすめです。

関連記事:車検の当日持ち込みは可能?当日車検のメリット・デメリットを紹介

車検を受けない・期間内に受けられないとどうなる?

万が一、車検の有効期間が切れてしまった場合、該当する車はどのような扱いになるのでしょうか。

ここでは、車検が切れた車についての解説に加え、もし車検を受けずに運転してしまった場合に課せられる罰則についても解説します。

関連記事:車検が切れたらどうなる?罰則内容や切れた場合の対処方法を解説

公道の走行が不可

所有している車の車検が切れてしまうと、その車を運転して公道を走行することは認められません。
車検切れの車で公道を走行することは法令違反となり、道路運送車両法第108条「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」の刑事罰が科せられる可能性があります。

また、行政罰として違反点数も加点されます。
無車検での運転は6点が加点と30日間の免許停止処分となります。

車検切れの車を所持していることに対する罰則はない

車検の有効期間が過ぎた状態で公道を走ることはできませんが、車検切れの車を所有していること自体に罰則はありません。
しばらく車に乗っておらず、車検の有効期限が知らぬうちに過ぎてしまったという場合は、慌てずに改めて車検を申し込みましょう。

車検切れの車を車検に出すためには、検査手数料などの法定費用や整備費用のほかに、レッカーや仮ナンバーの取得といった、車を検査場まで移動させるための費用がかかります。

レッカーの手配には1万円以上、仮ナンバーの取得には750円が必要です。

関連記事:車のナンバー変更時に確認!変更手続きの流れと必要なものを紹介

まとめ

車検を何年ごとに受ければよいのかは、購入した車の種類や状態(新車もしくは中古車)によって異なります。

車検切れの車は、必要な手続き・手配をしなければ動かせません。

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これから車の購入を考えている人は、ぜひ一度、出光のカーリース オートフラットにご相談ください。

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