ヤリスの実燃費は?低燃費でもパワフルな理由を解説!
ヤリスは、一般社団法人日本自動車販売協会連合会(自販連)が統計をとっている登録車を調査対象とした、販売データで1位を取り続けている日本で最も売れている普通車です。
2023年の通年の新車販売ランキングで1位を獲得したトヨタの車です。
2020年2月にヴィッツの4代目モデルとしてヤリスに改名して日本国内で販売開始され、4月に先代の3代目ヴィッツが販売終了してから急速にシェアを伸ばし、月間販売台数は、2020年7月から現在までほぼ1位を取り続けています。
本記事では、ヤリスの燃費性能や他メーカーのコンパクトカーとの燃費比較に加えて、走行性能や機能についても紹介します。
関連記事:【2024年】コンパクトカーおすすめ人気ランキング!乗り心地の良い車種の選び方も解説
関連記事:ガソリン代がお得になるおすすめクレジットカード7選!選び方も解説!
INDEX
ヤリスは走りにこだわる人におすすめ
運転を楽しめる
ヤリスは、トヨタのコンパクトカー初のE-Four(電気式4WDシステム)搭載車で、走行状態に合わせてFF(前輪駆動)から4WD(4輪駆動)まで、自動で制御しています。
さらに、前席は広めに作られており運転席も空間に余裕があるので、ゆったりと運転できます。
また、最小回転半径4.8mで、狭い路地や駐車場での取り回しでも扱いやすい車です。
車内空間は、空気リスクを緩和させる「ナノイーX」をエアコン吹き出し口から放出することで、車内の空気環境も整えられるでしょう。
ナノイーXとはパナソニックが開発した、空気洗浄機などに使われている微粒子イオンです。
ヤリスではOHラジカル(ヒドロキシルラジカル)を毎秒約4兆8000億個放出することで、空気を清潔に保つだけでなく、肌や髪にも優しい空気環境を作ります。
関連記事:車のエアコンに搭載されているナノイーXとは?効果や搭載車を紹介
安全性能が充実
ヤリスはコンパクトながらも、安全性能が充実しています。
以下に一例を挙げます。
- 高度運転支援機能で駐車操作をアシスト:カメラとソナーの併用で全周囲を監視
- 衝突の危険を察知すると回避操作をサポート:プリクラッシュセーフティで暗所などでも歩行者を検知
- 車線の中央を走るよう、ステアリング操作をサポート:レーントレーシングアシストで先行車を追従
これらの装備は、ドライバーの運転をサポートし事故を未然に防いだり軽減したりしてくれる機能です。
関連記事:トヨタの安全技術、Toyota Safety Senseの機能を一覧で紹介!
ヤリスのカタログ燃費について解説
ヤリスには、ガソリン車とハイブリッド車の2種類のタイプがあります。
ハイブリッド車
HYBRID Z/HYBRID G/HYBRID X 総排気量1.5L 電気式無段変速機 | 駆動方式:2WD | 駆動方式:E-Four |
WLTCモード(km/L) | 35.4〜36.0 | 30.2 |
市街地(km/L) | 35.5〜37.5 | 31.5 |
郊外(km/L) | 38.8〜40.2 | 33.2 |
高速道路(km/L) | 33.4〜33.6 | 28.0 |
ガソリン車
Z/G/X 総排気量1.5L CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 21.4〜21.6 | 19.2 |
市街地(km/L) | 15.7〜16.1 | 14.5 |
郊外(km/L) | 22.6〜22.9 | 20.0 |
高速道路(km/L) | 24.1〜24.3 | 21.6 |
Z/G/X 総排気量1.5L 6MT | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 19.6 |
市街地(km/L) | 14.7 |
郊外(km/L) | 20.3 |
高速道路(km/L) | 22.3 |
ハイっブリッドモデルの30km/Lを平気で超えてくる燃費性能のあとで見ると、ガソリン車が大したことないように見えますが、これぐらいが普通です。
そしてガソリン車は本体車両価格147万円ほどであるため、長く乗るならハイブリッド、そうでもないならガソリン車と綺麗に分けて考えられるという利点があります。
ヤリスはe燃費アワード総合部門で2年連続1位
e燃費アワードとは、ユーザーの給油情報から実燃費を計測するe燃費というサイトの中で販売中の車をランキングにしたものです。
ヤリスハイブリッドは、e燃費アワード総合部門で3年連続1位を獲得しています。
関連記事:ハイブリッドコンパクトカーは燃費がよい!選び方のポイントを紹介します
駆動方式 | グレード | カタログ燃費 WLTCモード (km/L) | 実燃費 (km/L) |
2WD | HYBRID Z/HYBRID G/HYBRID X 電気式無段変速機 | 35.4〜36.0 | 29.95 |
Z/G/X 1.5L CVT | 21.4〜21.6 | 16.86 | |
Z/G/X 1.5L 6MT | 19.6 | 17.01 | |
E-Four | HYBRID Z/HYBRID G/HYBRID X 電気式無段変速機 | 30.2 | 23.48 |
4WD | Z/G/X CVT | 19.2 | 17.93 |
ヤリスとよく比較される車
ホンダ フィット
ホンダフィットはホンダを代表するコンパクトカーです。
後席の居住性、荷室の広さや使い勝手などはフィット、ハンドリングのしやすさなどの走行性能ではヤリスが優れていると言われていました。
フィットも低燃費の車として知られていますが、燃費性能についてはヤリスが優れています。
関連記事:フィットの走行性能や燃費、内装を調査!
日産 ノート
日産ノートは、独自のハイブリッドシステム「e-POWER」が採用されています。
e-POWERはガソリンエンジンで発電し駆動用モーターで走行するシステムです。
ノートはラインナップにガソリン車がなく、全てのグレードでハイブリッド車のみが販売されています。
しかし、ヤリスの方が燃費性能については優れています。
関連記事:ノートの燃費は第2世代「e-POWER」で効率的に!運転・走行性能を徹底解説!
まとめ
今回は、ヤリスの燃費と走行性能についてを紹介しました。
ヤリスは実燃費でe燃費アワード3年連続1位をとるなど同クラスのコンパクトカーの中でも低燃費の車です。
また、ヤリスは前席が広く設計されているので、シングルやカップルでのドライブを楽しむことが多い人におすすめの車です。
低燃費かつ楽しく運転したい人は購入を検討してみてはいかがでしょうか。