【2024年】国産BEV(電気自動車)一覧!メリット・デメリット・ランキングも紹介!
近年、環境に配慮した車として、電気自動車(EV)が注目を集めています。
メーカー各社も、2030年半ばまでにはガソリン車の製造をやめるという政府の発表に対応しようと開発を急ピッチで進めています。
ガソリンを使用せず、太陽光発電からエネルギーを供給できる電気自動車は、環境に優しいだけでなく、静かで快適な走行やコスパのよさも実現しています。
この記事では、電気自動車のメリット・デメリットを解説し、日本で販売されている電気自動車を一覧でご紹介しますので最後まで読んでぜひご参考になさってください。
いつかはガソリン車よりも電気自動車の方が多くなりますので、現在販売されている車種の状況だけでも先にキャッチしておくと、EVシフトに遅れをとることはないでしょう。
関連記事:EV(電気自動車)のメリット・デメリットは?特徴や今後の動向を解説
INDEX
電気自動車(EV)とは?
電気自動車(EV:Electric Vehicle)とは、電気で動く自動車のことです。
通常の車はガソリンで走行することに対し、電気自動車はバッテリーに電気を蓄えてモーターを駆動させています。
上述した通り、2030年半ばまでにはガソリン車の製造は終わる見込みです。
関連記事:ガソリン車はいつまで乗れる?日本の取り組みや他車のメリット・デメリットを紹介
ハイブリッドカーとの違い
いわゆるハイブリッド自動車にも、モーター自体は備わっており、電気のみで動く状況もあります。
しかし、日本で“EV”といえば「純粋な電気のみで走る電気自動車」のことを指すケースが多いです。
ハイブリッドはHEV、充電できるコンセントのようなものを装備したハイブリッド車のことを「プラグインハイブリッド車(PHEVもしくはPHV)」といいますが、そのプラグインハイブリッド車も増えてきています。
EVも海外と日本で少し認識が違うのですが、海外では上述した電気のモーターが入っていればEVと言います。
つまりHEVもPHEVもEVと呼ばれることが多くあります。
一方で、日本ではガソリンを使用せず、純粋な電気のみで動く車をEVと呼ぶ傾向にあります。
海外では「純粋な電気のみで動く車」のことをBEV(Basic Electric Vehicle)と呼んだりします。
日本でもBEVの呼称はたまに使われますが、EV=BEVの認識が強いのでわざわざBをつけずにEVで通用することが多いです。
日本では、純粋な電気自動車はまだまだラインナップは少ないですが、ハイブリッド車に加え、PHEVのラインナップが急激に増えてきています。
2023年11月に発表されたホンダの新型車「WR-V」がガソリン車のグレードしかなかったことが逆に話題になったほどです。
関連記事:今さら聞けないHEVの特徴!PHEVやBEVとの違いとは?
電気自動車のメリット
色々と話題の電気自動車ですが、実際に電気自動車を所有して運転する場合の利点はどのようなものがあるのでしょうか。
以下に、電気自動車のメリットを6つ紹介します。
環境に優しい
電気自動車は、環境に優しい車です。ガソリンエンジンを搭載していないため、排出ガスが出ないという特徴があります。
通常の車は、ガソリンが燃焼することで窒素化合物や二酸化炭素を生み出します。
これらは大気を汚染して自然環境を脅かしたり、地球温暖化の原因になったりと、さまざまな悪影響を及ぼす原因です。
環境問題に対処するため、ガスを排出しない車として誕生したのが電気自動車です。
電気自動車は、電気のみで走行可能なためCO2を排出しません。
また、太陽光パネルで作られた電気といった再生可能エネルギーを使って充電することができます。
そのため環境に優しい車として、注目が高まっています。
意外かもしれませんが、SDGsへの関心が強い若い世代ほど電気自動車への関心も強い傾向にあります。
関連記事:電気自動車(EV)の仕組みって?種類や充電方法、SDGsへの貢献を解説
静かな走行ができる
電気自動車は、エンジン音が出ないため、静かで快適な走行ができるという特徴があります。
前述したとおり、電気自動車はエンジンではなく電気で動く車です。
ガソリン車のようにエンジンを燃焼する際の騒音や振動がなく、静かに走行できます。
また、ガソリン車の場合はアイドリングストップをしているときも音や揺れが発生しますが、電気自動車の停車時はモーターが稼働していないため、ほぼ無音です。
電気自動車でドライブすれば、静かで落ち着いた車内で快適に過ごせるでしょう。
関連記事:EVとはどのような車なのか?EVの種類やメリットやデメリットを解説
エネルギー効率がいい
電気自動車は、ガソリンエンジンを搭載していないため、燃費がよいと言われることがあります。
厳密にいえば「ガソリン1リットルで25km走れる」のような概念がないため、燃費という言葉はふさわしくないのですが、ガソリンよりも電気の方がエネルギーに効率よく変換できるのです。
ガソリン車の場合は、ガソリン燃焼時に発生したエネルギーの約4割しか使用できないことに対し、電気自動車は電気を動力に変換する効率が9割を超えています。
具体的に、走行に必要なコストを計算すると次のとおりです。
ガソリン車の場合(20km/Lと想定)は、ガソリン価格1Lあたりを150円と仮定すると、1km走行するのに7.5円必要です。
一方で、電気自動車の場合は、電気代の安い夜間に充電して1kWhあたり20.78円と仮定すると、1km走行するのに2円しかかかりません。
あくまで一例ではありますが、1kmの走行で5.5円の差は年間1万km走ると、55,000円の節約が可能です。
関連記事:電気自動車の一充電走行距離の目安は?影響を与える要素や安心して乗るコツを紹介
メンテナンス費用が抑えられる
上記の燃費計算と重複する部分がありますが、車の維持費として負担となるものの一つに、ガソリン代があります。
その点、電気自動車はガソリンエンジンを搭載していないため、ガソリン代がかからず、電気代に置き換わるので一般的に安く抑えられます。
そして、電気自動車はエンジンオイルが必要ありません。ということはオイル交換にかかる費用を削減できます。
さらに電気自動車では、回生ブレーキを利用するためブレーキパッドの減りも少なくなるなど、消耗品代やメンテナンス代も安く済ませられます。
関連記事:EVの航続距離はどれくらいなのか?ガソリン車との違いも解説
非常電源として活用できる
電気自動車に搭載しているバッテリーは、非常時の電源として活用することができます。
蓄電池のように使用できる「V2H」というシステムを導入すれば、停電時に車側から自宅側に給電することが可能です。
簡単に言うと、車が非常用バッテリーになるというイメージです。
電気自動車の非常電源がどのくらい使用できるかは、車種や使用人数によって異なりますが、一人暮らしの場合は6日から9日程度、家族四人暮らしの場合は3日から4日程度といわれています。
関連記事:V2Hで電気代は安くなる?V2Hのメリットとデメリットについても解説
補助金や減税の適用になる
電気自動車を購入する際には、補助金や減税措置が適用される場合があります。
電気自動車は環境に優しい車ではあるものの、車両本体価格はガソリン車と比較して高くなる傾向にあります。
購入したくとも、価格であきらめてしまう人も多いです。
そこで、電気自動車をガソリン車と同等の値段で所有できるように、国や自治体から補助金が出されています。
また、2019年に改正された制度で、電気自動車購入時の自動車取得税が非課税となりました。
電気自動車の普及をはかり、環境を守るためにも、今後さまざまな補助が出る可能性があります。
車の種類や自治体によって、補助金・減税の制度が変わるため、購入を検討している人はこれらの制度が適用できるかについてもチェックしておきましょう。
内容はもちろんですが、予算がなくなり次第終了となることも注意点です。
関連記事:令和5年度(2023年)CEV補助金対象車一覧と令和4年度(2022年)との変更点
電気自動車のデメリット
電気自動車には、さまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。
EVで長距離を走行するイベントが行うことができるなどかなり充実はしてきたものの、以下のような理由により、電気自動車の所有をためらってしまうような点を3つ紹介します。
関連記事:いくら夢や理想を語っても、充電スタンドをつくっても電気自動車は普及しない
充電に時間がかかる
電気自動車の充電をまったくない状態からフル充電するためには、一般的に数時間かかります。
走行距離が短い場合には、夜間電力を利用して充電することで足りますが、長距離を走る場合は途中で充電が必要です。
充電方式には、家庭用コンセントから充電する普通充電と、高出力の電力器を使用する急速充電の2つがあります。
普通充電ではゼロから満タンにするまで、8時間から16時間程度、急速充電は1回30分程度かかります。
ガソリン車では、5分程度で補給できるため、充電時間の差に不便を感じるかもしれません。
関連記事:電気自動車の普及率ってどの程度?日本や世界の普及率について紹介
充電インフラが整備されていない場所がある
電気自動車はまだ広く普及しておらず、充電設備も多くありません。
日本の充電スポットはほとんどが都市部にあり、充電場所を探すのが困難な地方もあります。
しかし最近では、電気自動車を販売している各ディーラーが提供している充電スポットのほか、コンビニやスーパー、サービスエリア、道の駅にも設置されるようになりました。
2022年3月末時点では、全国に21,000箇所以上あるとされています。
ただし、一つの場所で複数車同時に充電できるところは少ないのが現状です。
高速道路では充電の列ができることもあり、不便さを感じる状況もあります。
関連記事:電気自動車が日本で普及しない理由や今後の展望とは?
バッテリーに寿命がある
電気自動車は、バッテリーの寿命が限られています。
寿命が切れたら交換する必要があり、交換費用がかかるというデメリットがあります。
ガソリン車の寿命が走行距離10万kmで10年ほどであるのに対し、電気自動車のバッテリーの保証期間は8年ほどです。
保証期間を過ぎると走行距離が短くなったり、同じ時間でも充電量が少なくなったりします。
保証期間のあとも使用可能ですが、なるべくバッテリーを交換することをおすすめします。
ただし、電気自動車のバッテリーは1度の交換に数十万円ほどかかるため、準備しておかなくてはいけません。
関連記事:車のバッテリーの寿命はどのくらい?長持ちさせる6つのコツを紹介!
電気自動車おすすめランキング
電気自動車のおすすめの車として、販売台数ランキング(2023年5月)の上位から3つ紹介します。
この3台の人気が2022年のEVシフトの加速に貢献しました。
1位:日産 サクラ
サクラは、2022年6月に日産から新たに製造・販売された電気自動車です。2023年上期(4月〜9月)の販売台数は17,773台でした。
グレードは2つあり、Xグレードで2,399,100円、Gグレードで2,940,300円です。
最大航続距離はWLTCモードで約180kmとなっています。
また、急速充電に対応しており、30分で約80%まで充電が可能です。
さらに、SUVのようなスタイリッシュなデザインが特徴であり、アウトドアなどの用途にも適しています。
2位:日産 アリア
同じく日産が製造・販売するアリアは、日産初のEVクロスオーバーSUVです。
2023年5月の販売台数は1,296台でした。
全9種類のカラーバリエーションから選択でき、価格は5,390,000円となっています。
最大610kmの航続距離を誇り、日常的な使用だけでなく週末のドライブなどにも最適です。
運転のストレスを減らす運転支援機能や、ドライブをサポートするコネクティビティ技術をもって、快適な走行ができます。
関連記事:【日産アリア】米Wards社の「10ベストインテリア&UX」にも選出された内装デザインを解説
3位:三菱 eKクロス EV
eKクロス EVは、三菱自動車工業が製造・開発した軽自動車の電気自動車です。
2023年5月の販売台数は463台でした。
航続距離180km(WLTCモード)を実現し、毎日の通勤に十分対応しています。
3つのドライブモードを備えており、電費に優れた「ECO」と車速をコントロールしやすい「NORMAL」、キビキビした走りを楽しめる「SPORT」を状況に合わせて切り替えることができます。
他にもある日本メーカーのEV一覧
ここでは、上記以外の電気自動車を紹介していきます。
ホンダ honda e
Honda eは、2020年に発売されたホンダの電気自動車です。
コンパクトなボディに、レトロなデザインが特徴です。
サイズは、全長3,895mm、全幅1,750mm、全高1,510mmと、コンパクトカーに分類され、乗車定員は4名です。
パワートレインは、フロントに搭載されたモーターで駆動します。
最高出力は136ps、最大トルクは320Nmです。0-100km/h加速は8.3秒です。
バッテリー容量は35.5kWhで、航続距離は283km(WLTCモード)です。
安全装備として、Honda SENSINGを標準装備しています。
Honda SENSINGには、衝突軽減ブレーキ、車線逸脱警報、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、後方誤発進抑制機能など、さまざまな先進安全機能が搭載されています。
インテリアも、レトロなデザインを採用しつつも、ダッシュボードには5つのディスプレイを配置し、先進的な雰囲気を演出しています。
価格は、ベースグレードの「Honda e」が451万円、上位グレードの「Honda e Advance」が499万円です。
関連記事:Honda e の航続距離はどのくらい?特徴や日産リーフとの比較を解説
マツダ MX-30 EV
マツダ MX-30 EVは、2020年に発売されたマツダの電気自動車です。
コンパクトSUVに分類され、個性的なデザインと上質な乗り心地が特徴です。
サイズは、全長4,395mm、全幅1,795mm、全高1,595mmと、ラージSUVに分類され、乗車定員は5名です。
パワートレインは、フロントに搭載されたモーターで駆動します。最高出力は145ps、最大トルクは271Nmです。0-100km/h加速は9.7秒です。
バッテリー容量は35.5kWhで、航続距離は256km(WLTCモード)です。
インテリアは、開放感のあるデザインを採用しています。ダッシュボードには、7インチのディスプレイを配置し、シンプルで上質な雰囲気を演出しています。
価格は、ベースグレードの「MX-30 EV」が332.9万円、上位グレードの「MX-30 EV ハイエスト」が349.0万円です。
ロータリーエンジンを組み込まれた「MX-30 Rotary-EV」というモデルも2023年に発表されました。
仕組みとしては日産のe-POWERに近いもので、日本の基準だと「EV」と言えるのかは微妙なところですが「エンジンを発電機として使用する」という手法です。
※上記のMX-30 EVシリーズはBEV
こちらは、ロータリーエンジンというエンジンが搭載されています。理由はロータリーエンジンの人気があったためです。
現在は販売終了している「RX-8」に搭載されていたものの、2012年の販売終了をもってロータリーエンジンも市場から姿を消しましたが、それが今回、MX-30で形を変えて復活しました。
関連記事:ついにマツダのロータリーエンジンが発電用エンジンとして復活、マツダMX-30ロータリーEV
スバル ソルテラ
スバル ソルテラは、2022年4月に発売されたスバルの電気自動車(EV)です。
トヨタとスバルの共同開発車であり、後述するトヨタのEV「bZ4X」とプラットフォームを共有しています。
サイズは、全長4,690mm、全幅1,860mm、全高1,650mmと、ミドルサイズSUVに分類され、乗車定員は5名です。
パワートレインは、フロントとリアにモーターを搭載した4WDシステムを採用し、最高出力は218ps、最大トルクは337Nmです。0-100km/h加速は7.7秒、バッテリー容量は71.4kWhで、航続距離は450km(WLTCモード)です。
安全装備として、アイサイトXが標準装備されています。
アイサイトXには、以下のような機能があります。
- 衝突軽減ブレーキ
- 車線逸脱警報
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 後方誤発進抑制機能
- 側方衝突警報
- 後側方衝突警報
- オートマチックハイビーム
- リアクロストラフィックアラート
さらに、高度運転支援システム「SUBARU Safety Plus」など、さまざまな先進安全機能が搭載されています。
インテリアは、広々とした空間と、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。
ダッシュボードには、12.3インチの大型タッチスクリーンを採用し、最新のマルチメディアシステムを搭載しています。
価格は、550万円からで、ソルテラは、以下の人におすすめの車です。
- スバルの安全性能と、AWDの走行性能を重視する
- 広々とした室内空間と、快適な乗り心地を重視する
- 電気自動車の環境性能と、長距離ドライブを重視する
2023年8月には、マイナーチェンジが行われました。主な変更点は、以下のとおりです。
- フロントマスクのデザインが変更された
- ヘッドライトにLEDデイライトが採用された
- インテリアのデザインが変更された
- 安全装備が充実した
マイナーチェンジ後のソルテラは、より洗練されたデザインと、充実した安全装備を備えた車になりました。
トヨタ bZ4X
トヨタ bZ4Xは、2022年4月に発売されたトヨタの電気自動車(EV)です。
トヨタとスバルの共同開発車であり、スバルのEV「ソルテラ」とプラットフォームを共有しています。
乗車定員は5名で、価格は550万円からです。
ソルテラとスペック的な部分はほぼ同じなため、特にいうことはないのでトヨタの環境に対する姿勢を説明します。
業界トップクラスの技術力を持つトヨタですが、EV戦略については遅れている印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
トヨタは手の届く範囲でのゼロエミッション計画が進行しています。
急にBEVにすると価格が跳ね上がってしまいますが、徐々にシフトすることにより従来のお客様の負担にならないようにしているのです。
クラウン セダンのFCV(水素自動車)や、アルファードとヴェルファイアのPHEVモデルはそのような経緯で誕生しました。
関連記事:トヨタのEV戦略や水素社会への取り組みに対して海外の反応は?
トヨタ C+pod
トヨタ C+podは、2020年12月に発売された超小型電気自動車(EV)です。
全幅1.3m未満のコンパクトなボディで、2人乗りのマイクロカーに分類されます。
サイズは、全長2,490mm、全幅1,290mm、全高1,550mmと、軽自動車よりも小さく、駐車スペースも軽自動車の半分程度で済み、乗車定員は2名です。
この超小型モビリティという存在は、原動機付自転車以上、自動車未満のような立ち位置にいます。
どういった需要があるのかというと、免許証を返納した高齢者がメインです。しかし現状はインフラや法整備が追いついていないところもあり、運転には免許証が必要です。
パワートレインは、フロントに搭載されたモーターで駆動します。最高出力は9.2kW、最大トルクは56Nmです。0-100km/h加速は15.7秒です。
バッテリー容量は9.06kWhで、航続距離は150km(WLTCモード)です。
安全装備として、衝突警報、車線逸脱警報、誤発進抑制機能、オートマチックハイビーム、歩行者注意喚起機能など、さまざまな先進安全機能が搭載されています。
インテリアは、シンプルで機能的なデザインを採用しています。ダッシュボードには、7インチのディスプレイを配置しています。
価格は165万円(税込)ですが、トヨタのサブスク「KINTO」でしか取り扱ってはいません。
関連記事:超小型EV!トヨタ C+podとは?スペック・カラー・内装を総まとめ!
日産 リーフ
日産リーフは、2010年に発売された世界初の量産型電気自動車で、2023年現在世界で累計250万台以上を販売しており、電気自動車の普及を牽引してきたモデルです。
日本では2023年8月1日より、マイナーチェンジモデルが発売されました。
マイナーチェンジでの特徴は、以下のとおりです。
- 航続距離が大幅に延長された
- 先進安全技術が充実した
- 内外装のデザインが刷新された
航続距離は、標準モデルの「リーフ」が409km、上級モデルの「リーフ e+」が450km(WLTCモード)と、従来モデルから約100km以上延長されました。
これにより、日常の買い物や通勤・通学はもちろん、長距離ドライブも安心して楽しめます。
先進安全技術は、プロパイロットやインテリジェント エマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシストなど、最新の技術が搭載されています。
内外装のデザインは、より洗練された印象に刷新されました。
フロントマスクは、Vモーショングリルを採用し、より力強い印象を与えています。
インテリアは、高級感のある素材やデザインを採用し、上質な雰囲気を演出しています。
価格は、リーフが4,081,000円から、リーフ e+が4,733,000円からです。
新型リーフは、航続距離の延長や先進安全技術の充実など、多くの魅力を備えた電気自動車です。
三菱 MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)
ミニキャブ・ミーブ(MINICAB-MiEV)は、三菱自動車が販売している軽商用電気自動車(EV)です。2022年10月に一般販売が再開されました。
ミニキャブ・ミーブは、国内初のワンボックスタイプの軽商用EVとして登場しました。
総電力量16kWhの駆動用バッテリー、小型・軽量・高効率なモーターから、一充電あたりの航続距離は133km(WLTCモード)を発揮します。
地球温暖化の原因となるCO2や大気汚染物質を、走行中に一切発生させない商用車として、単純に使いやすいことに加え、エコに貢献している企業という印象を与えるというメリットもあります。
個人使用でも問題ないスペックです。
LEXUS UX300e
レクサスUX300eは、2020年3月に発売されたレクサスのコンパクトSUVです。
レクサスのエントリーモデルであるUXのEVバージョンであり、スタイリッシュなデザインと、上質な走りが特徴です。
2023年にガソリンモデルの販売が終了し、EVモデルのみの販売となりました。
サイズは、全長4,495mm、全幅1,840mm、全高1,540mmと、コンパクトSUVに分類され、乗車定員は5名です。
パワートレインは、フロントに搭載されたモーターで駆動し、最高出力は204ps、最大トルクは270Nmです。0-100km/h加速は7.5秒です。
バッテリー容量は54.3kWhで、航続距離は400km(WLTCモード)、価格は599万円からです。
2023年3月には、マイナーチェンジが行われました。
主な変更点は、以下のとおりです。
- フロントマスクのデザインが変更された
- ヘッドライトにLEDデイライトが採用された
- インテリアのデザインが変更された
- 安全装備が充実した
マイナーチェンジ後のレクサスUX300eは、より洗練されたデザインと、充実した安全装備を備えた車になりました。
関連記事:レクサスの車種一覧を紹介!グレードごとの特徴を解説
LEXUS RZ
レクサスRZは、2023年に発売されたレクサスの初の電気自動車(EV)です。
レクサスRXをベースに開発されており、スタイリッシュなデザインと、優れた走行性能、先進的な安全装備が特徴です。
サイズも、全長4,805mm、全幅1,895mm、全高1,635mmと、RXとほぼ同じサイズで、乗車定員は5名です。
パワートレインは、フロントとリアにモーターを搭載した4WDシステムを採用していて、最高出力は313ps、最大トルクは435Nm、0-100km/h加速は5.6秒を誇ります。
バッテリー容量は71.4kWhで、航続距離は450km(WLTCモード)と、レクサス初のEVとして、クラストップレベルの航続距離を実現しています。
安全装備として、レクサスセーフティシステム+Aが標準装備されており、価格は880万円からです。
インテリアは、レクサスらしい上質なデザインと、機能性を追求したレイアウトが特徴です。ダッシュボードには、14インチの大型タッチスクリーンを採用し、最新のマルチメディアシステムを搭載しています。
レクサスRZは、レクサスRXのDNAを受け継いだ、高級感と先進性を兼ね備えたEVで、RX同様にスタイリッシュなデザインと、優れた走行性能、先進的な安全装備が魅力の車です。
関連記事:LEXUS RZの試乗記|レクサスのBEVの評価は?
まとめ
この記事では、電気自動車とは何か、メリット・デメリットも併せて解説しました。
ガソリンのいらない電気自動車は、CO2を排出しないため環境に優しく、エンジン音がないため静かな走行を実現しています。
近年では、さまざまな場所に充電スポットが設置され、購入時に補助金・減税などの制度が利用できることからも、電気自動車を所有する人が増えてきています。
実際に、「日産 サクラ」「日産 アリア」「三菱 eKクロス EV」は多く販売されています。
電気自動車の購入を検討している人は、メリットだけでなくデメリットも確認し、自分に合った最適な車を探してみてください。