これから車を買うならハイブリッドカー!おすすめ車種10選を紹介!

2022年に日産サクラと三菱eKクロスEVを筆頭とした大ヒットモデルが誕生し、2023年はEVシフトが急激に進みました。

しかし、まだ完全な電気自動車(BEV)を買うには不安がある、という方もいらっしゃいます。

そこで今回は、2023年を代表するようなハイブリッドカーのおすすめ車種を紹介します。

また、ハイブリッドカーの現状も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。

関連記事:【2023年】今、ガソリン車を買うべきか?ガソリン車はいつまで乗れる?

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ハイブリッドカーの進化と現状

ハイブリッドカーは、環境に優しい技術と経済性を兼ね備え、近年ますます進化しています。

伝統的なガソリン車と比較して、ハイブリッド車は燃料効率が高いことや、静かで快適な乗り心地が魅力と言えます。

進化の面でいえば従来のハイブリッドに加え、より電気自動車に近いプラグインハイブリッド車(PHEV)のラインナップも増えてきました。

関連記事:PHV(PHEV)とはどんな車種?電気自動車(EV)との違いやおすすめの3台を紹介

ハイブリッド車の種類と特徴

ハイブリッド車は大きく分けると、シリーズ式、パラレル式の2種類のタイプがあります。
複合している場合(スプリットハイブリッド)が多いですが、大別するとこの2種類です。

燃費を重視するならシリーズ式ハイブリッド、出力や加速性能を重視するならパラレル式ハイブリッドがおすすめです。

シリーズ式ハイブリッド

シリーズ式ハイブリッドは、エンジンを発電機として使用しモーターで走行する方式です。

エンジンは発電のみを行ない駆動はモーターで行うため、エンジンを直接回転させる必要がありません。
そのため、エンジンの始動や加速時において、エンジンの回転数を抑えることができ、燃費の向上につながります。

パラレル式ハイブリッド

パラレル式ハイブリッドは、エンジンとモーターを独立して使用し、走行状況に応じて両者を組み合わせて駆動する方式です。

エンジンは、駆動だけでなく発電にも使用します。
そのため、シリーズ式ハイブリッドに比べると燃費は劣りますが、エンジンの始動や加速時においてエンジンの回転数を上げることができ、出力や加速性能を向上させることができます。

ハイブリッドカーのおすすめの選び方

ハイブリッド車を選ぶ際には、車種によって性能や特徴が異なるため、自分のライフスタイルに合った車を選ぶことが重要です。
迷ったら乗車する人数とサイズで選ぶと選んで失敗するリスクが少なくなります。

大雑把に分けるなら軽自動車は4人まで、普通車の多くは5人まで、3列シートがある大型モデルは6人〜8人乗りと考えると良いでしょう。

また、都市部での使用を考えているなら、小型で燃費の良いモデルが適しています。
一方で、長距離を頻繁に運転する場合は、快適性と燃料効率のバランスが取れた小さめの普通車〜大型モデルがお勧めです。

ここでは、ハイブリッド車をサイズに分けておすすめ車種をご紹介しますので、上記のことを考えながら見ていただけると幸いです(※カッコ内はWLTCモードカタログ燃費)。

軽自動車のおすすめハイブリッドカー

まずは軽自動車のハイブリッド車を紹介します。

やはりスズキのマイルドハイブリッドが絶好調です。

関連記事:ハイブリッド軽自動車のおすすめは?ランキングTOP5を紹介

スズキ アルト HYBRID S(27.7km/L)

アルトは小さな車体で小回りも効き、頭ひとつ抜けた燃費性能を誇ります。まさに街乗りに優れた車と言えます。

本体車両価格も安価で、ハイブリッドモデルは1,218,800円(税込)〜とコスパにも優れており、OEM供給しているマツダのキャロルも同様の燃費性能を持っています。

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スズキ ワゴンR HYBRID FX-S(25.2km/L)

ワゴンRは30年の歴史ある安心感で常に一定の人気があります。

車内空間も広く、30年の間に何度も改良されているので買って失敗したと後悔するリスクはかなり少ないでしょう。

ワゴンR バナー

スズキ スペーシア HYBRID G(25.1km/L)

2023年のフルモデルチェンジで、全グレードにハイブリッドシステムが搭載されました。軽自動車としては珍しいことです。

大幅な変更とはなっていませんが、2km/Lほど燃費が向上し、軽ハイトワゴンの中では最も燃費性能の良い車となりました。

スペーシア バナー

5人乗りのおすすめハイブリッドカー

モデルの数が最も多く、迷いやすいサイズです。

トヨタ ヤリス X ハイブリッド(36.0km/L)

36.0km/Lと嘘のような数値を叩き出しています。
しかし、実燃費とカタログ燃費にどうしても若干の差があるものの本当に燃費性能が良い車です。

車両価格も、2,013,000円(税込)〜とかなり安いですが、特段欠点もなく普通車では一番売れている車と言われています。

車にかかる費用を本気で計算しようとするなら、税金なども考慮しなければなりませんが、それでも軽自動車に匹敵するレベルの車です。

トヨタヤリスバナー

トヨタ アクア B(35.8km/L)

アクアは全グレードがハイブリッドであり、グレード名にも「ハイブリッド」と付かなくなりました。

Bのグレードはエントリーモデルにあたり、シンプルなモデルで本体車両価格も1,997,000円(税込)〜と200万円を切ります。

他のグレードだと機能面が充実する分、車両価格も燃費も費用がかかりますが、機能を削ぎ落とすことでこの価格と燃費を実現しました。
しかし、他グレードも「燃費が悪い」というわけではなく、33.6km/Lと充分すぎる性能を持っています。

上記のヤリスと同等なこの数値は飛び抜けたもので、もはや好みの問題となってくるでしょう。

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ホンダ フィット e:HEV BASIC(30.2km/L)

ホンダ フィットのハイブリッドのエントリーモデルです。

ホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」は、EVモード、ハイブリッドモード、エンジンモードを切り替えるシステムです。

スプリットハイブリッドの中でもEV、エンジンに振り切ることで、常に効率の良く楽しい走りを実現できます。

関連記事:e:HEVとは?特徴やe:HEV搭載車を紹介!

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トヨタ プリウス PHEV Z(26.0km/L)

ハイブリッドカーの元祖プリウスがプラグインハイブリッドになって登場したモデルです。

WLTCモードのカタログ燃費では上記3車種に劣る数値ですが、PHEVなので上記数値に以下の電気による動力源がプラスされます。

  • 交流電力消費率:134Wh/km
  • 電力消費率:7.46km/kWh
  • EV走行換算距離(等価EVレンジ):87km
プリウス バナー

大型のおすすめハイブリッドカー

ここからは、5人で乗れないような車を紹介していきます。
いわゆるミニバンと言われるモデルが多いです。

トヨタ シエンタ X ハイブリッド 7人乗り(28.8km/L)

ミニバンの中で最も人気のモデルです。
ミニバンの中ではコンパクトな方ですが、7人乗りで余裕もあり、本体車両価格も242万円(税込)〜で比較的安価などと、どこを取っても欠点がない車です。

シエンタ バナー

トヨタ ノア HYBRID X 8人乗り(23.4km/L)

トヨタのノアとヴォクシーは2022年にフルモデルチェンジを行い、本格的に大型化した車です。

ノアとヴォクシーは外見以外に違いがないように思われがちですが、ヴォクシーにはこのグレードは存在しません。

ハイブリッドの中で、エントリーモデルに相当するグレードで、機能がオーバースペックにならないように削ぎ落とし軽量化したことで23.4km/Lの燃費性能を実現しました。

とはいえヴォクシーも23.0km/Lなので、悪いわけではありません。

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ホンダ フリード HYBRID G 6人乗り(20.9km/L)

ホンダのフリードは助手席スライド機能、2列目シートを前に倒す機能などシートアレンジ面で、細かい嬉しい機能が備わっています。

エントリーモデルは上記のものですが、多様なモデル展開をしており、CROSSTAR、Modulo Xといったランクが上のモデルがあるのが特徴です。

フリード バナー

ハイブリッドカーのメリット

ここでは、ハイブリッド車のメリットについて改めて紹介します。

燃費が良い

ハイブリッド車の最大の魅力は、その燃費の良さです。

ガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせにより、効率的にエネルギーを使用し、ガソリン車に比べて燃料費を大幅に削減できます。

例えば、トヨタの「シエンタ」を例に挙げて、ガソリン車とハイブリッド車の燃費を比較してみます。シエンタのハイブリッド車である「ハイブリッドZ」の実燃費は28.2km/L、ガソリン車である「Z」の実燃費は14.6km/Lです。レギュラーガソリンの価格を180円/L、年間走行距離を10,000kmとすると、ハイブリッド車とガソリン車それぞれでの1年間でのガソリン代は以下のように算出されます。

シエンタ ハイブリッドZ(ハイブリッド車)
10,000(km)÷28.2(km/L)≒354.6(L)
354.6(L)×180(円/L)=63,828円

シエンタ Z(ガソリン車)
10,000(km)÷18.3(km/L)≒546.4(L)
546.4(L)×180(円/L)=98,352円

ハイブリッド車とガソリン車では1年間でのガソリン代に約3.5万円も差が生じることになります。

また車種によっては、エコカー減税などの税制面での優遇措置もあり、経済的なメリットは大きいと言えます。

関連記事:エコカー減税はいつまで適用される?対象となる車についても解説!

環境への影響が少ない

ハイブリッド車は、CO2(二酸化炭素)の排出量が少ないため、地球温暖化対策に貢献することができます。

また、電気モーターの使用により排気ガスの量も少ないので、大気汚染の軽減にも寄与します。
SDGsによりエコ意識が高まる現代において、ハイブリッド車は理想的な選択肢と言えるでしょう。

関連記事:食べ物のサブスク一覧!食品ロスにもつながるおすすめサービスを紹介!

静かで快適な走行

ハイブリッド車は、静かで滑らかな加速感が特徴です。
特に市街地での低速運転時には電気モーターのみで走行することも多く、エンジン音がほとんどしない静かなドライブを楽しむことができます。

また、振動が少ないため、長時間の運転でも疲れにくいことも魅力です。

関連記事:静粛性が高い車のメリットとは?乗り心地のよいSUVをランキング形式でご紹介

ハイブリッドカーのデメリット

ハイブリッドカーのデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 車両価格が高い
  • 新機能が多い

以前はガソリン車に比べて、静かすぎて危ない、車内スペースが狭いなどと言われていましたが、克服してきているので、今ではそこまで問題にならないレベルです。

車両価格が高い

EVよりは安価ではあるものの、ガソリン車よりは高額となります。

ただし、EVシフトの動向を考えるとハイブリッドに移行して徐々に電動モーターに慣れていくのもおすすめです。

新機能が多い

ハイブリッドには、メーカー独自の名前が付いている機能が多々あります。
下記のようなものなどがあたります。

  • トヨタ:E-Four
  • ホンダ:e:HEV
  • 日産:e-POWER

微妙に機能が違ってややこしい、開発されて間もないので寿命がわからないなど機能面での進化がデメリットとなることもあります。

例えば、2022年にクラウンに初搭載された「E-Four Advance」が何年で寿命なのか誰もわからないという問題点があります。
発売から1年ほどしか経っていないため、誰も劣化した「E-Four Advance」を知らないのです。

ガソリン車は大体年数で劣化具合がわかりますが、新しい機能はなかなか掴みづらいところがあり不安になってしまう方もいらっしゃるようです。

関連記事:e-POWERの寿命はどれくらい?メリット・デメリットや寿命を延ばす方法などを解説

まとめ

これから車を購入する際には、環境に優しいハイブリッド車を選ぶことをおすすめします。

不透明な所があり不安かもしれませんが、技術の進化は車の将来性を経験しておけるとも言えます。

さらに、燃費の良さ、環境性能、快適なドライビングなど、多くのメリットがあります。

自分のライフスタイルに合ったハイブリッド車を選び、持続可能な社会の実現に貢献しましょう。

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この記事を書いた人

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