なぜ大きいのにミニバン?定義やメリットとデメリット、おすすめな人を紹介!
ミニバンは、3列シートを採用しており乗車定員数が多いためファミリー層に人気がある車です。
ミニバンの他にもさまざまな車種がありますが、それぞれにメリットやデメリットが存在します。
この記事ではミニバンに焦点をあて、特徴やメリット・デメリットを解説します。
ミニバンの魅力について興味のある人やミニバンの購入を検討している人は参考にしてみてください。
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INDEX
ミニバンとは
ミニバンとは、一般的に3列シートがある車のことを指す場合が多いのですが、厳密な定義はありません。
最近では、2列シート5人乗りでミニバンと呼ばれるものもあります。
代表的な車種では、トヨタの「シエンタ」や「ノア」「ヴェルファイア」「アルファード」、日産の「セレナ」や「エルグランド」、ホンダの「フリード」や「ステップワゴン」「オデッセイ」が挙げられます。
なぜ大きいのにミニバンと呼ぶのか?
ミニバンには比較的大きな車が多いのに、なぜミニと付くのか気になる方も多いでしょう。
ミニバンという呼び名は、もともとアメリカで使われており、その後日本でもそのまま使われるようになった歴史があります。
アメリカでは、全長5m以上、全幅2m以上の車のことを「バン」と呼ぶことが主流となっており、そのサイズと比較すると小さいことからミニバンと呼ばれるようになりました。
ミニバンの概要について
ミニバンとは、乗車定員数が多いワゴンタイプの車を指します。
近年発売されているミニバンは、安定した走行性能や充実した安全機能が備わっており、ファミリー層だけでなく、幅広い世代からも人気を集めています。
人気を集める理由はさまざまですが、主に以下が挙げられるでしょう。
- 先進の安全機能が搭載されている
- 車内が広々としている
- 大人数が乗車できる
ミニバンには、ドライバーが安心かつ快適に運転できる充実した安全機能が基本装備されています。
そのため、万が一の事故を未然に防ぐことができるでしょう。
車内にはくつろげる快適空間が広がっており、ベビーカーなどの大きい荷物も積み込める広さです。
大人数での旅行にも適しているため、家族や友人と会話を楽しみながら快適な時間を過ごせるでしょう。
お子さまやご年配の人に配慮して、地面と車体の最下部と地面の差が低くなっており、車の乗り降りがしやすい構造でもあります。
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ミニバンのメリット
ここからは、ミニバンのメリットについて解説します。理想とする車の特徴と比較して、自身に合っているのか確認しましょう。
快適に運転できる
昔は、多くの人がミニバンは走行性能が低いとイメージしていたでしょう。
しかし、現代のミニバンは走行性能が優れており、急坂や山道でも安定した走りを実現します。
自動ブレーキなどの安全性能も備わっている車種も多いため、大きな事故を未然に防止でき、小さいお子さまがいる人でも安心して運転できるでしょう。
また、車高が高いため視界が広く、周りをよく見渡すことで隣や前方車との衝突リスクを軽減します。
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大人数で乗車できる
ミニバンは、3列シートを採用しているため、最大7~8人ほど乗車できます。
車体のサイズ感は、乗用車の中でもトップクラスの大きさであり、車内空間が広いため、移動中の負担が少ないといえるでしょう。
ファミリーカーとして利用されるケースが多いですが、乗車定員数が多いことから仕事用の車として利用されるケースもあります。
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自分好みの車種を選べる
ミニバンは人気のある車種であり、さまざまな自動車メーカーでモデルチェンジが進んでいます。
さまざまな特徴を持ったミニバンが販売されているため、自分好みの車を選定できるでしょう。
例えば、車内空間にこだわりのある場合は、インテリアや車内空間の広さ、座席のカスタマイズなどを中心に車を選ぶことをおすすめします。
また、安全性能にこだわりがある場合は、大きな事故を防ぐための安全機能が充実しているか確認すると良いでしょう。
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ミニバンのデメリット
車選びに失敗しないためにも、ミニバンのデメリットについて把握しておくべきでしょう。
ここからは、ミニバンのデメリットについてご紹介します。
燃費が悪い車種もある
車体が大きいうえ車体重量が重い分、快適に走行するには強力なパワーエンジンが必要です。
重い車を動かすだけのガソリンを使用するため、他の乗用車と比較してガソリンの減りが早くなります。
しかし、ミニバンにはガソリン以外の動力源を持つハイブリッドの車種があり、通常タイプのミニバンと比較すると燃費が良い傾向にあります。
ただし、コンパクトカーのハイブリッドにおける燃費の良さまでには到達しないことを理解しておきましょう。
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車高が高めである
ミニバンは車高が高いため、天井が低い高架下では注意が必要です。
高さを意識せずに進んでしまうと、屋根を大きく傷つけてしまう可能性があります。
高さ制限がある道路では、標識が設置されているため、不安に感じる場合は事前に車体の高さを確認しておきましょう。
また、車高が高ければ車の重心も比例して高くなります。
車高が高いと大きく曲がる際に車体のバランスが崩れやすくなるため、スピードを落とすなど、安全運転を心がけるようにしましょう。
構造上は安全性が低い
車の構造上、ミニバンは車高が高いため車の重心も高く、走行時の安定性に問題があると考えられます。
車の重心が高いとカーブの際に、重心が傾き車体がふらつきやすくなるでしょう。
車高が高い問題を受け、多くの自動車メーカーでは車高を低く設計するなどの改良が重ねられました。
現代では安定した走りを実現できるミニバンが多く普及しており、家族連れの人でも安心して運転できる車種になりつつあります。
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ミニバンの魅力とは?
ミニバンには、他の車種と比較して具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
ここではミニバンの魅力について解説します。
車の種類が豊富である
ミニバンは、さまざまな自動車メーカーで販売されており、種類は数十種類に及びます。
そのため、外観や内装など自分好みの車を選定できるでしょう。
また、カスタマイズも充実しているため、走行性能や安全機能におけるオプションの追加が行えます。
走行性能が高い
ミニバンは車高が高いうえにボディのサイズが大きいため、安定した走りが難しいと考えている人も多いでしょう。
しかし、実際にはさまざまな自動車メーカーで改良が重ねられ、走行性能が高まっています。
ボディサイズが大きい車では走りにくそうな山道や坂道、カーブなども難なく走行可能です。
また、走行性能だけでなく安全機能も優れており、衝突事故が起きないように危険を警告するサポート機能や、前方車との距離を十分に保てるようにドライバーに知らせる機能など、事故防止に役立つ機能が備わっています。
カスタマイズ性に優れている
ミニバンは車の種類が豊富であるとともに、カスタマイズ性にも優れています。
外観から内装までこだわりを持ってカスタマイズできるため、自身の好みに寄せた見た目にすることが可能です。
こだわりを持ってカスタマイズした車は、愛着が芽生え、メンテナンスを定期的に行うようになるでしょう。
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どのような人におすすめ?
車を購入する際は、自分の属性に合った車選びが大切です。ここではミニバンがどんな人におすすめなのかをご紹介します。
家族連れの人
先述した通り、ミニバンの魅力は走行性能や安全性の高さです。
先進技術の装備はサイズ感が大きい車でも安定した走りを実現できます。
また、広々とした空間が確保されているため、お子さまやご年配の人でも快適に過ごせるでしょう。
自動ブレーキや危険を察知して警告音を鳴らすなどの安全機能が充実しているため、家族連れの人でも安心して運転できます。
アウトドアが好きな人
近年では、キャンプなどのアウトドアを行う人が多くなっています。
荷物が多くなると、車内空間が狭くなり、移動中にストレスを感じることもあるでしょう。
ミニバンは、車内空間が広い車種であるため、サイズの大きな荷物や大量の荷物を積み込みやすい特徴があります。
また、7~8人の乗車が可能であるため友人や家族とドライブを楽しむことも可能です。
そのため、アウトドアを趣味にしている人にとってミニバンは最適な車といえるでしょう。
まとめ
この記事ではミニバンの特徴やメリット・デメリットを解説しました。
ミニバンは大人数のドライブでも快適かつ安全に運転できる車種です。
構造上は安全性が低いと思われがちですが、先進技術の搭載により走行性能に優れている魅力があります。
家族連れの人やアウトドアが好きな人はミニバンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。