ダイハツ ムーヴのスペックや派生車種の違いなどを紹介
軽自動車のムーヴは、トールワゴンが注目を集める中でも高い人気を誇っており、ダイハツを代表する車でした。
現在は販売終了しており、ムーヴキャンバスが代わりになっていますが、間違いなく人気モデルのひとつであったため、さまざまな派生車種も多く誕生しました。
この記事ではムーヴシリーズを解説していきます。
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INDEX
ムーヴの派生車種
ムーヴラテ
ムーヴラテは、カフェラテが名前の由来となったように、ほっと落ち着ける心地よさと、可愛らしいデザインが魅力の、女性をターゲットにして販売されていた軽自動車です。
2004年に3代目ムーヴと共に販売開始されましたが、2009年に販売終了となりました。しかしこのかわいい路線は現在のムーヴキャンバスにも通ずるところがあります。
丸みを帯びたヘッドライトや、レトロな雰囲気漂うフロントグリルなど、細部にまでこだわったデザインは、まるで可愛いカフェを見つけた時のようなときめきを感じさせてくれます。
インテリアも、丸いモチーフを基調としたインパネや、優しい色合いのシートなど、居心地の良さを追求。毎日のドライブが、カフェで過ごすようなリラックスした時間へと変わります。
ムーヴコンテ
ムーヴコンテは、まるで絵本から飛び出したような、愛らしいスクエアフォルムが魅力の軽自動車です。
2008年、4代目ムーヴと共に販売開始され、2015年までラインナップに含まれていました。
四角いボディと丸いヘッドライトの組み合わせは、まるでレトロなおもちゃのようで、街で見かけたら思わず振り返ってしまう、そんな個性的なデザインが、毎日を楽しく彩ります。
インテリアも、シンプルながらも温かみのあるデザインで、居心地の良さ抜群。自分だけの空間で、ゆったりとくつろげます。
ムーヴキャンバス
ムーヴキャンバスは、まるでパステルカラーのキャンバスに描かれた絵のように、可愛らしく、そしてどこか懐かしい雰囲気を持つ軽自動車です。
2016年にムーヴコンテから形変わりする形で販売開始され、2022年にフルモデルチェンジして2代目ムーヴキャンバスが誕生しました。
パステルカラーのキャンバスに描かれた絵のように、可愛らしく、そしてどこか懐かしい雰囲気を持つ軽自動車です。
ムーヴキャンバス セオリー
2022年のモデルチェンジの際にシックなイメージのムーヴキャンバスセオリーも誕生しました。
「大人な価値観や持論を表現できるクルマ」というコンセプトで作られたムーヴキャンバスセオリーは、シックなカラーのアクセントとしてメッキが施されており、いずれのカラーも上質な雰囲気を醸し出しています。
インパネ部分にはブラウンを基調とした色が採用されており、ネイビーのシートと合わせて、大人の雰囲気を醸し出しています。
落ち着いた気持ちでドライブを楽しんだり、車で休憩しながら少し考え事をしたりなど、ゆっくりとした時間を過ごせるのがセオリーの特徴です。
ムーヴのスペック
ムーブの燃費性能
ムーヴは2023年の販売終了時はガソリン車のみの設定で、駆動方式は2WDと4WDがあります。
カタログ上のグレード別にWLTCモードの燃費数値を以下の表にまとめました。
2WD | 4WD | |
ムーヴ/ガソリン/L、L“SA Ⅲ”、X“SA Ⅲ”、 特別仕様車 X“リミテッドⅡ SA Ⅲ” | 20.7 | 20.0 |
ムーヴ/ガソリン/Xターボ“SA Ⅲ” | 19.5 | 18.8 |
ムーヴのボディサイズ
ムーヴのボディサイズについて、カタログをもとに以下の表にまとめました。重量はグレードにより異なりますが、その他は特別仕様車含め共通です。
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,630mm |
ホイールベース (前後ホイールの中心から中心までの長さ) | 2,455mm |
車両重量 | 820~930kg |
室内寸法 | 長さ2,080mm 幅1,320mm 高さ1,280mm |
乗車定員 | 4名 |
ムーヴの走行性能について
軽トールワゴンの一般的な全高が1,700〜1,800mmであるのに対して、ムーヴの全高は1,630mmとなっています。
そのため重心は低く、操縦安定性も高くなっています。
特にカーブを走行する際には、他のトールワゴンとの違いを感じられるでしょう。
横風の影響を受けにくいため、ふらつきも軽減されるというメリットもあります。
エンジンは最高出力が52ps、最大トルクが6.1kgfmと、市街地の走行であれば十分なパワーを持ちます。
軽ワゴンならではの車重の軽さを生かし、キビキビとした走行が可能です。
一方、定員いっぱい(4名)での乗車や山道の走行が多くなる人は、最高出力64PS、最大トルク10.2kgfmと高出力のターボモデルを選択するとよいでしょう。
さらにムーヴは、グレードによってダイハツの安全運転支援システム「スマートアシストⅢ」を搭載しています。
フロントにあるステレオカメラを用い、危険を感知するとドライバーに警告を出したり緊急ブレーキをかけたりすることで、事故を未然に防いでくれます。
後方には音波センサーを搭載しており、バック時に障害物を感知できます。
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ムーヴの外観
2014年に販売が開始された現行のムーヴ(6代目)は、厚めのヘッドライトとシンプルなデザインのフロントグリルが採用され、すっきりとしたクセのない造形が特徴です。
タイヤ周りは、前後の泥除けにボリュームを持たせることで、力強い印象となっています。
また、初代モデルより継承されてきた横開きタイプのバックドアは、現行モデルより跳ね上げ式に変更されています。
ボディカラーは以下の10色より選択可能です。
- スカイブルーメタリック
- ファイアークォーツレッドメタリック
- ホワイト
- シャイニングホワイトパール
- ブライトシルバーメタリック
- プラムブラウンクリスタルマイカ
- レーザーブルークリスタルシャイン
- ライトローズマイカメタリック
- ダークエメラルドマイカ
- ブラックマイカメタリック
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ムーヴの内観
ムーヴの内観は外観同様シンプルな造りです。X“SA Ⅲ”、Xターボ“SA Ⅲ”、特別仕様車 X“リミテッドⅡ SA Ⅲ”は、すっきりしたデザインのオートエアコンを標準装備しています。
荷室については、底にあるボードの下にさらなる収納空間が用意されており、ボードを跳ね上げることで観葉植物など背の高い荷物も載せられます。
他に助手席の裏側にはショッピングフック、各座席にはドリンクホルダーなどの収納スペースも用意されています。
シートやドアの内側部分は手触りの良い表皮を採用しています。
デフォルトカラーはベージュですが、ブラックに変更することも可能です。
まとめ
この記事では、ムーヴの派生車種や、燃費、外観・内観の特徴、ボディサイズなどのスペックを紹介しました。
ムーヴは価格・燃費・デザイン性の高さなど、バランスの取れたスペックを持つ車です。
新型ムーヴの復活を待ちましょう。