(2013年モデル)オデッセイのカタログ燃費や実燃費・他車と比較
オデッセイは1994年に発売された初代から、ホンダの基幹車の1つとして位置付けられている高級ミニバンです。
最新モデルは2013年11月に発売した5代目となりますが、2021年12月に生産終了することが発表され、2022年9月に正式に生産終了しました。
乗用車ベースのミニバンとしてセダンと同等の走行性能を持ち、「低床」「低重心」をテーマとしたセダンより広い車内空間が特徴です。
この記事ではオデッセイの燃費性能や他メーカーのライバル車との燃費比較に加え、走行性能や機能についても紹介していきます。
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INDEX
オデッセイとはどのような車なのか?
オデッセイはどのような特徴のある車なのでしょうか。
ここではオデッセイの概要や特徴について紹介していきます。
概要と特徴
ホンダは1990年初頭に人気のあった「RV」(Recreational Vehicle:休暇・楽しみのための車)と呼ばれるカテゴリーの車種展開に出遅れ、業績が低迷していました。
その悪い状況下で、ホンダの中型乗用車であるアコードのプラットフォームを基にオデッセイが開発され、1994年に発売されました。
乗用車ベースのミニバンとしてセダンと同等の走行性能を持ちつつ、「低床」「低重心」化によって広い車内空間を実現したオデッセイは長く人気を集めてきました。
シリーズを通して3列目シートの床下収納機構を装備しており、2013年にフルモデルチェンジした5代目では、両側スライドドアも搭載されました。
2021年12月に生産終了となり、以降は流通している在庫のみの販売となりました。
安定感の走りを実現
オデッセイは重心が低く、ミニバンの中でも安定感のある走りに定評があります。
ハイブリッド車は「2モーターハイブリッドシステム」を搭載し、走り始めから力強く加速します。
また、走行シーンに合わせて電力やガソリンを使い分けることで、優れた燃費性能を実現しています。
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万が一の衝突に備えた安全技術
オデッセイには誤発進を抑制する機能や、車線の中心を走行できるようサポートする機能など安全運転支援システム「HONDA Seinsing」を搭載しています。
万が一衝突した場合も、衝撃を制御する衝突安全技術「G-CON」により、自分の車だけでなく相手の車や歩行者が受けるダメージも軽減します。
シートベルトは、衝突を検知すると巻き戻り、体に一定の基準以上の負荷がかかるとシートベルトを少し送り出すことで体への負担を軽減できる仕組みとなっています。
2列目の左右席にある金具を使ってチャイルドシートを固定できるため、万が一の場合もお子さまへの衝撃を軽減できます。
アダムスファミリーのCMで話題に
初代オデッセイは、当時普及していなかったミニバンの認知度アップのために人気ホラーコメディ映画「アダムスファミリー」とコラボしたCMを放映し、一気に認知されました。
CMではお母さんのモーティシア役を演じたアンジェリカ・ヒューストンさんのみが本人だったようです。
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アダムスファミリーのスピンオフ「ウェンズデー」がNetflixで公開
クリスティーナ・リッチさんが演じていた、アダムスファミリーの長女のスピンオフ「ウェンズデー」が11月23日に公開されます。
ウェンズデーは1番の人気キャラだっただけに期待が高まります。
今回ウェンズデーを演じるのはジェナ・オルテガさんです。
「アイアンマン3」で子役として映画デビューを果たしたジェナ・オルテガさんももう二十歳です。
クリスティーナ・リッチ
あの元祖ウェンズデー役を演じたクリスティーナ・リッチさんも出演します。
「キャスパー」や「アダムスファミリー」で子役時代から活躍し続けてきたクリスティーナ・リッチさんももう大人の役での出演です。
オデッセイのカタログ燃費
オデッセイはハイブリット車「e:HEV ABSOLUTE」とガソリン車「ABSOLUTE」の2グレードがあります。
それぞれのカタログ燃費は以下の通りです。
e:HEV ABSOLUTE(2WD)
WLTCモード:20.2km/L
市街地:19.4km/L
郊外:21.6km/L
高速道路:19.6km/L
ABSOLUTE(2WD)
WLTCモード:12.8km/L
市街地:9.2km/L
郊外:13.4km/L
高速道路:14.9km/L
ABSOLUTE(4WD)
WLTCモード:12.2km/L
市街地:8.9km/L
郊外:12.7km/L
高速道路:14.1km/L
ハイブリット車はガソリン車と比べて燃費性能に優れているため、ランニングコストを重視する人にはe:HEVをおすすめします。
電力とガソリンを走行状態によって使い分けることで高い燃費性能を実現し、家族での遠出にも適しています。
オデッセイの実燃費は?
車を購入する際はカタログを参考に燃費性能を確認しますが、実際の燃費とは差がある点には注意が必要です。
車の状態や運転の仕方によって実燃費は変化するため、カタログ燃費とは分けて考えなければなりません。
実際にその車種を利用している人によって投稿された情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、最新モデルのオデッセイの各グレードにおける実燃費は以下の通りです。
e:HEV ABSOLUTE
カタログ燃費(WLTCモード):20.2km/L
実燃費:16.53km/L
ABSOLUTE(2WD)
カタログ燃費(WLTCモード):12.8km/L
実燃費:10.13km/L
ABSOLUTE(4WD)
カタログ燃費(WLTCモード):12.2km/L
実燃費:11.19km/L
※参照元:e燃費
結果を見て分かる通り、オデッセイの実燃費はカタログ燃費の8割程度となっています。
走行条件によって燃費は変動するため、購入を検討する際の参考値として把握しておきましょう。
オデッセイと他車の燃費をカタログ燃費で比較
オデッセイがほかの車と比べて燃費性能が優れているかどうか気になる人は多いでしょう。
ここでは、オデッセイと他メーカーのライバル車の燃費を比較してみます。
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燃費比較①:トヨタ アルファード
オデッセイのライバル車の1つとして挙げられるのがトヨタ アルファードです。
アルファードは快適な居住性と質の高い走行を兼ね備えた大型LLクラスのミニバンの代表格といえる車です。
高級感あふれる内装が特徴で、多くの人から支持を集めています。
今回比較した各車のグレードは次の通りです。
アルファード:X/2WD/7人乗り
オデッセイ:ABSOLUTE/2WD/7人乗り
カタログ燃費 | アルファード オデッセイ |
WLTCモード(km/L) | 10.8 12.8 |
市街地(km/L) | 7.3 9.2 |
郊外(km/L) | 11.7 13.4 |
高速道路(km/L) | 12.8 14.9 |
比較結果からオデッセイの燃費性能がやや優勢であることが分かります。
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燃費比較②:日産 エルグランド
日産 エルグランドもオデッセイのライバル車として挙げられることの多いミニバンです。
乗り降りがしやすく、お子さまやお年寄りのいるファミリーにおすすめできます。
今回比較した各車のグレードは次の通りです。
オデッセイ:350 Highway STAR/2WD/7人乗り
エルグランド:ABSOLUTE/2WD/7人乗り
カタログ燃費 | エルグランド オデッセイ |
WLTCモード(km/L) | 8.7 12.8 |
市街地(km/L) | 5.7 9.2 |
郊外(km/L) | 9.5 13.4 |
高速道路(km/L) | 10.5 14.9 |
車の状態や運転方法によって燃費は変わりますが、条件の違いを考慮しても、オデッセイの燃費性能は優秀と言えるでしょう。
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オデッセイはどんな人におすすめ?
オデッセイは走行性や安全性だけでなく燃費性能にも優れ、ファミリーにおすすめできます。
7人乗りと8人乗りがあり、7人タイプは室内空間が広々としているため、ゆったりとくつろぎつつ旅行を楽しめます。一方、8人タイプの場合は大人数でのドライブにおすすめです。
オデッセイは荷物の積み下ろしなどの利便性にも優れており、アウトドアやレジャーが好きな人にも向くでしょう。
まとめ
オデッセイは安定した走行性能に加え、万が一の衝突に備えた安全機能も充実しています。
燃費性能も優れており、特にハイブリッド車は高い性能を誇ります。
本記事を参考に、オデッセイの購入を検討してみてください。
画像引用元:本田技研工業株式会社