【令和版】羊の皮を被った狼な車12選
「羊の皮を被った狼」は、本来の意味では「外見は善良そうに見えるが、内心は悪意に満ちた人物」を表す言葉です。
しかし近年では、外見と内面のギャップの大きさを指す言葉として使われることが多くなりました。
見た目に反して優れた能力を持っている場合に使用されます。
今回は、現代版「羊の皮を被った狼な車」つまり、見た目に反して優れている車を紹介していきますので、ぜひご参考になさってください。
ご自身の車選びの参考になるだけでなく、公道を走っている車も見る目が変わるでしょう。
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INDEX
元祖羊の皮を被った狼な車
元祖「羊の皮を被った狼」の車は、S54型 スカイライン2000GTです。
1964年、鈴鹿サーキットで市販車をレーシング仕様に改造したに過ぎないスカイラインを、ガチのレーシングカーである格上の、ポルシェ「904 GTS」という車を追い抜いた瞬間があったことから、褒める意味で「羊の皮を被った狼」と呼ばれました。
それ以降、見た目に反して速いスピードが出せるようなスペックを持つ車を呼んでいた時期があります。
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現代の「羊の皮を被った狼」の車の定義
上記のスカイラインのようなスピードの出るスポーツモデルは確かに魅力的ではありますが、令和の時代に求められる車のあり方は変わってきています。
スカイラインのような動力・走行性能が優れている、ということを含め、以下のような観点が求められます。
- 動力・走行性能が優れている
- コストパフォーマンスが良い
- 先進技術が充実している
- 環境への負荷が少ない
デザインがかわいい傾向にありながらこのような機能を隠し持っている車こそ、令和版「羊の皮を被った狼」と言えるのではないでしょうか。
では1つずつ見ていきたいと思います。
動力・走行性能が優れている車
まずは従来の定義通りの車を紹介します。
日産 スカイライン
元祖「羊の皮を被った狼」は現代でも「羊の皮を被った狼」です。
S54型 2000GTとは見た目も違いますが、高級セダンのスカイライン400Rに搭載されている「3.0L V6ツインターボエンジン」はスカイライン史上最強と言われており、高級感だけでなく走行性能もトップクラスと言っていいでしょう。
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マツダ MAZDA3 FASTBACK
MAZDA 3 FASTBACK(マツダ3ファストバック)は、ただ美しいだけでなく、魂を揺さぶる鼓動デザインと、マツダ独自の技術「SKYACTIV」が生み出す圧倒的な走りの歓びを兼ね備えた新時代のコンパクトカーです。
1.5Lガソリン、1.8Lディーゼル、2.0Lガソリンの3つのエンジンと、6速マニュアルトランスミッション、6速オートマチックトランスミッションの2つのトランスミッションのラインナップから選択できる点も魅力です。
マツダのロードスターは狼の皮を被った狼なので除外です。
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スバル WRX S4
スバルのWRX S4は、スバルの技術と情熱を結集した、究極のスポーツセダンです。
日常を軽快に駆け抜け、週末はワインディングロードも駆け抜けることができ、日常使いでも強烈な実用性を持っています。
ワイド&ローのフォルムと精悍な顔つきは、WRX S4の性能を存分に表現しています。
上質な素材と高い質感で仕上げられた室内空間は、長距離ドライブでも快適に過ごせる空間で、運転席8ウェイパワーシートや本革シートなど、快適装備も充実しています。
BRZは狼の皮を被った狼の車です。
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コストパフォーマンスが良い車
高額な車が高性能なのはある意味当然とも言えますが「まさかこの価格でこの機能性が」という驚きを実現した車たちです。
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トヨタ アクア
199万7,000円という低価格から、WLTCモードで35.8km/Lという驚異的な燃費を誇ります。
同じくコスパの良いヤリスは150万1,000円〜ですが、ガソリンとハイブリッドで選択しなければなりません。
ガソリン車でも20.2km/Lと低燃費を実現していますが、アクアは全グレードハイブリッド車なので、車に詳しくなくてもハイスペックのグレードを選ぶことができるという点で優れています。
スズキ アルト
アルトはエントリーグレードで106万4,800円〜、ハイブリッドモデルだと燃費がWLTCモードで27.7km/Lという驚異的な燃費性能を実現することでガソリン代を大幅に節約できます。
維持費も軽自動車税や自動車重量税が安いので、経済的に負担をかけずに乗ることができます。
アルトは、燃費性能、走行性能、安全性、デザイン、価格など、すべてにおいて高いレベルを追求した軽自動車です。
ラパンも同じような性能を持っていますが、羊ではなくうさぎなのでアウトです。
ダイハツ ムーヴキャンバス
丸みを帯びたヘッドライトと丸みを帯びたフォルム、そして豊富なカラーバリエーションは、見る人を笑顔にする可愛らしさからは見当もつかない使い勝手の良い広い室内空間と収納性能を実現しています。
コンパクトなボディサイズながら、頭上空間や足元空間を広く確保した上に、大開口の両側スライドドアで、荷物の出し入れも簡単です。
先進技術が充実している車
初代の羊の皮を被った狼、S54型スカイライン2000GTの頃は走行性能こそが追求されていましたが、現在では先進技術が発展しています。
見た目は特別未来的でなくても、先進運転支援システムが充実している車をピックアップしました。
日産 アリア
日産アリアは圧倒的なパフォーマンス、快適な空間を兼ね備えた、BEV(電気自動車)の新しい時代を切り開く存在です。
プロパイロット 2.0を搭載しており、特定の条件下でハンズオフ運転が可能で自動運転レベル2を達成した乗用車のうちの1車種です。
インテリアデザインの美しさは国内だけでなく海外からも評価されています。
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ホンダ シビック
ホンダ シビックは、先進安全システム「Honda SENSING」を搭載することで、安心と快適なドライブを実現しています。
Honda SENSINGは、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線維持支援システムなど様々な機能を備えており、ドライバーの運転を支援し事故のリスクを軽減します。
ホンダレジェンドが自動運転レベル3に到達した実績があるため今後にも期待できます。
ちなみにシビックの中でもシビックタイプRは狼の皮を被った狼です。
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スバル レヴォーグ
2023年10月に発売された新型レヴォーグには、アイサイトXが搭載されています。
アイサイトXは、スバルの先進安全技術の粋を集めたシステムです。レヴォーグは、アイサイトXを搭載したことで、さらに安心安全な車になりました。
アイサイトXは、従来のアイサイトの機能に加え、交差点での出会い頭衝突や右左折時の衝突を回避する機能を搭載しています。
さらに、ドライバー異常時対応システムも搭載し、ドライバーが意識を失った場合などに自動的に停止する機能も備えています。
環境への負荷が少ない車
環境性能も現代では注目される機能のひとつです。
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三菱 eKクロスEV
三菱 eKクロスEVは、軽自動車の電気自動車で、日産サクラの同ベースの車です。
環境への負荷を抑えながら、日常使いに最適なサイズと実用性を兼ね備えた上で、日産サクラが美しさを求めた一方で、eKクロスEVはSUVらしさを追求した新しい時代の軽自動車です。
走行中にCO2を排出しないため、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量削減に貢献できるだけでなく、電気代はガソリン代よりも安いため、ランニングコストを大幅に節約できます。
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マツダ MX-30
マツダのMX-30は、ガソリンモデル、BEVモデル、ロータリーEVモデルがあります。
ガソリン車とBEVは他にもありますが、ロータリーEVは、かつての高性能エンジンのロータリーエンジンを発電機として復活させました。
また、マツダの100周年を記念したコルクインテリアを採用していることなど、MX-30はマツダの伝統や歴史を感じさせるモデルです。
鼓動デザイン、人馬一体などの伝統ももちろん引き継いでいます。
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トヨタ MIRAI
トヨタ MIRAIは、水素を燃料とする燃料電池自動車(FCEV)です。
FCEVは、水素と酸素を化学反応させて発電し、その電力で走行します。走行中に排出されるのは水のみで、環境に優しい次世代自動車として注目されています。
トヨタセーフティセンスだけでなく「トヨタチームメイト アドバンスト ドライブ」を搭載しており、自動運転レベル2を達成しています。
まさに未来を表す車と言えるでしょう。
まとめ
今回は、令和版羊の皮を被った狼な車を紹介しました。
需要も多様化して、技術も進歩の真っ只中な現在、何を持って狼とするかは人それぞれですが、見た目と違い高性能な車も多く出てきているので、色々な車を見てみてはいかがでしょうか。