CX-3の燃費はどうなのか?カタログ燃費と実燃費を比較
近年のキャンプブームによってSUVを市場で目にする機会も増えており、街中でもSUVを利用する人が増えています。
SUVはたくさんの荷物を載せることができ、最近では乗り心地も意識した設計がなされているため、アウトドア派の人だけでなく、買い物でまとまった荷物を積む人からも人気です。
この記事では、マツダが製造・販売するSUVのラインアップ「CXシリーズ」の中でも最もコンパクトサイズとなるCX-3の概要やカタログ燃費と実燃費を紹介し、よく比較される車との燃費比較について解説します。
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INDEX
CX‐3とはどのような車なのか?
ここでは、CX‐3についての概要・スペック・人気の理由について紹介します。
CX‐3の概要
CX-3はマツダが製造・販売するクロスオーバーSUV車です。
「CX」の意味は、「クロスオーバーコンセプト」と「スポーツカー」を合わせたクロスオーバーを指しており、シリーズとしては「CX‐3」「CX‐5」「CX‐8」「CX‐30」「CX-60」の5種類が販売されています。
CXの後に続く数字は車のサイズを表しており、今回紹介するCX-3はこのCXシリーズのなかで最もコンパクトなサイズのSUV車となります。
現行モデルでは衝撃を吸収するサスペンションが改良されており、優れたデザイン性やボディの軽量化によって走行性能も高く、機能性も充実しているバランスのとれた車です。
以下では、CX-3のスペックを紹介します。
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CX‐3スペック
メーカー | マツダ |
車名 | CX‐3 |
ボディタイプ | ステーションワゴン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,275×1,765×1,550 |
車両重量(kg) | 1,300【1,370】 |
総排気量(cc) | 1,756 |
使用燃料 | 軽油 |
燃料タンク(L) | 48【44】 |
駆動方式 | 2WD【4WD】 |
トランスミッション | 6EC‐AT |
カラー(全5色) | ・ジェットブラックマイカ ・プラチナクォーツメタリック ・ソウルレッドクリスタルメタリック ・セラミックメタリック ・スノーフレイクホワイトパールマイカ |
※紹介グレードは「XD」の2WD(FF)タイプ
※【】内は4WD
人気の理由
サイズ感
CX‐3はCXシリーズのなかで最もコンパクトなサイズであるため、運転操作がしやすく狭い道でも安心して走行することができます。
そのため、初心者などの運転が得意でない人でも運転できるSUV車として魅力があります。
安全性能
また、マツダがコンセプトとしている「人馬一体」の考えを実現する安全性能にも人気の理由があります。
例えば、旅行やキャンプで高速道路をよく利用する人には、全グレードに搭載されているマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付)が活用できます。
これは運転者の負担を軽減するために、走行速度を一定に保つ、あるいは、前方車を検知して前方車との車間距離を車速に応じて一定に保つシステムです。
さらに、フォワードセンシングカメラ (FSC) やレーダーセンサーなどの検知システムを利用したマツダの先進安全・運転支援システムである「i-ACTIVSENSE」も、グレードや特別仕様に応じて搭載されています。
CX-3のカタログ燃費はどのくらいか?
CX-3にはガソリン車とクリーンディーゼル車があり、公式Webサイトに掲載されているWLTCモードの燃費(カタログ燃費)の数値は以下の通りです。
CX-3のカタログ燃費
ガソリンorクリーンディーゼル/ グレード/WLTCモード(km/L) | 2WD | 4WD |
ガソリン/15S/15S Touring/ 15S Urban Dresser/15S Super Edgy | 17.0 | 15.7 |
クリーンディーゼル(6EC‐AT)/ XD/XD Touring/ XD Super Edgy/XD Touring | 20.0 | 19.0 |
クリーンディーゼル(6MT)/ XD/XD Touring/ XD Super Edgy/XD Touring | 23.2 | 21.2 |
上記より、ガソリン車よりもクリーンディーゼル車の方が燃費がよいことが分かります。
CX-3の実燃費を紹介
カタログ燃費に記載されている「WLTCモード燃費」は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、運転の仕方や走行環境によって実際の燃費と差が出ます。
実際に車を利用している人によって投稿された情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、CX-3の実燃費は以下の通りです。実際に購入を検討する際の参考値として確認しておきましょう。
駆動方式 | グレード | カタログ燃費 WLTCモード(km/L) | 実燃費 (km/L) |
2WD | 15S ガソリン | 17.0 | 14.07 |
4WD | 15S ガソリン | 15.7 | 13.13 |
2WD | XD クリーンディーゼル | 20.0 | 18.06 |
4WD | XD クリーンディーゼル | 23.2 | 23.21 |
CX-3を他メーカー車と燃費を比較
ここでは、他社のライバル車の概要や特徴、CX‐3と他車の燃費の比較について紹介します。
ここで比較する車は「日産 キックス」と「ホンダ ヴェゼル」です。
日産 キックス
キックスは日産が製造・販売するコンパクトSUV車であり、日本で2020年6月から販売されています。
2022年7月のマイナーチェンジで日産独自のハイブリッドシステム「第2世代e-POWER」が搭載されました。
またすべてのグレードに、衝突安全性能と予防安全性能を搭載した機能が標準装備されました。
CX‐3とキックスの燃費比較は以下の通りです。
- 日産 キックス:X/2WD
- マツダ CX‐3:XD/2WD
車名 | キックス | CX‐3 |
WLTCモード(km/L) | 23.0 | 20.0 |
市街地(km/L) | 23.2 | 16.8 |
郊外(km/L) | 25.3 | 20.0 |
高速道路(km/L) | 21.6 | 22.2 |
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはホンダが製造・販売するSUV車であり、2014年から2016年度まで3年連続で国内のSUV新車販売台数1位を獲得するほど人気の車です。
ガソリン車には高い静粛性に加え、すべてのグレードに「Honnda SENSING」が搭載されているため、安全で快適な運転ができます。
ヴェゼルとCX‐3の比較は以下の通りです。
- ホンダ ヴェゼル:G/2WD
- マツダ CX‐3:XD/2WD
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車名 | ヴェゼル | CX‐3 |
WLTCモード(km/L) | 17.0 | 20.0 |
市街地(km/L) | 12.8 | 16.8 |
郊外(km/L) | 17.7 | 20.0 |
高速道路(km/L) | 19.2 | 22.2 |
ガソリン車とディーゼル車のどちらの方が維持費を抑えられるのか
ここでは、燃料費の価格とメンテナンス費用についてガソリン車とディーゼル車を比較して解説していきます。
乗るほど差が生まれる燃料費
ディーゼル車は使用燃料が軽油となり、ガソリン車では使用燃料が無鉛レギュラーガソリンとなります。
燃料費で考えると常に価格の変動はありますが、おおよそ1Lあたりで10~20円ほど軽油の方が安価となるため、ディーゼル車の方が燃料費は抑えることができます。
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メンテナンス費用
購入後に定期的に必要となるメンテナンス費用についてもディーゼル車とガソリン車では差が出ます。
メンテナンスの中でも、オイル交換の頻度が異なることが特徴として挙げられます。
ディーゼル車の場合は3,500~5,000km程度での交換を推奨されており、ガソリン車では5,000~7,500km程度の距離での交換を推奨されています。
また、ディーゼル車は街中で利用する場合が多いとすすが溜まりやすくなるため、定期的に掃除をする必要があります。
また、長く保有すると自動車税が高くなりますが、ガソリン車は新車登録後13年、ディーゼル車は新車登録後10年が経過すると自動車税が10%高くなります。
長期保有することを前提とすると、メンテナンス費用についてはディーゼル車の方が高くつく可能性があります。
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まとめ
今回はCX-3の燃費についてカタログ燃費と実燃費を紹介しました。
CX-3にはガソリン車とディーゼル車のラインアップがあり、公表されている数値としてはディーゼル車の方が燃費がよいとされています。
また、ライバル車と比較したとき、ハイブリッド車である日産 キックスには届きませんが、ホンダ ヴェゼルよりは高い水準となっていることがわかりました。
また、ガソリン車とディーゼル車のどちらを選べばよいかというのは難しい問題です。
燃料費はディーゼル車の軽油の方が安いため、短期的に見るとディーゼル車の方がよく見えますが、長期で保有するとなるとオイル交換や税金面などでディーゼル車が不利な面もあります。
また、初期費用もディーゼル車の方が高いことを考えると、金額面についてはより詳細に検討を重ねる必要があります。
CX‐3の購入を考えている人は、ぜひこの記事の内容を参考にご検討ください。