ハスラーを中古で購入する際に確認すべきポイントとは？

ハスラーは日常からアウトドアシーンまで幅広く活躍する軽クロスオーバーSUVです。

多彩なシートアレンジで荷物を多く積めるだけでなく、低燃費で環境にも財布にも優しい設計となっているのが特徴です。

そんなハスラーの購入費を抑えるため、新車ではなく中古車の購入を検討する人も多いのではないでしょうか。

中古車は車の状態にばらつきがあるため、よい状態の車を手に入れるためには確認すべきポイントを押さえておくことが大切です。

この記事では、ハスラーを中古で購入するメリット・デメリットや、確認すべきポイントを解説していきます。

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ハスラーはどのような車か？

ハスラーはスズキが製造・販売している軽クロスオーバーSUVです。
ここでは、ハスラーがどのような車なのか、特徴を3つほど紹介していきます。

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多彩なシートアレンジでしっかり積める

ハスラーは、「遊べる軽」として日常だけでなく、キャンプや海水浴などのアウトドアシーンでも活躍できるように、便利な装備や機能が充実しています。

その中の一つが多彩なシートアレンジ機能です。

後部座席は左右独立型のため、乗る人の好みにあわせてリクライニングを調整できます。

また、荷室側からワンタッチで後部座席をスライドしたり、倒したりできるため、手軽に荷室空間を拡大できます。

サーブボードなどの長物や、キャンプグッズなどをしっかり積み込めるのが魅力の一つです。

また、荷室空間は水や汚れに強い素材を使用しており、手入れが簡単にできます。

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電気の力で低燃費を実現

ハスラーは全車にマイルドハイブリッドを標準装備しています。

マイルドハイブリッドは、減速時のエネルギーを利用して発電し、その電力を使ってモーターを動かし、加速時にエンジンをアシストする機能です。

マイルドハイブリッドを搭載することにより、WLTCモードの燃費が25.0km/Lの低燃費を実現しています。

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安全性能も充実

ハスラーは全車にスズキの予防安全装備であるスズキセーフティサポートを標準装備しています。

スズキセーフティサポートには、歩行者を検知して衝突を軽減する「衝突被害軽減ブレーキ」や、アクセルの踏み間違いによる「誤発進抑制機能」、車線からのはみだしを防ぐ「車線逸脱抑制機能」などが含まれています。

また、見通しの悪い場所での衝突事故を防ぐ「全方位モニター用カメラ」や、「全車速追従機能」、「ふらつき警報機能」などの充実した予防安全装備により、安全運転をサポートしてくれます。

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ハスラーを中古で購入するメリット

ここでは、ハスラーを中古で購入する場合のメリットを解説していきます。

価格が安い

中古車の場合、新車に比べて10～20万円ほど低い価格が設定されるため、購入費を抑えられます。

ハスラーの新車価格は130～180万円程度であり、グレードが上がるごとに10万円ほどの差が生じます。
中古車であれば新車と同じ予算で、一つ上のグレードの車を購入することが可能です。

初期費用の負担を軽減できたり、上位グレードの車を購入できたりすることが中古車でハスラーを購入するメリットです。

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短期間で納車される

新車を購入した場合、納車されるまでの期間は在庫があれば2～3週間、在庫がなく新たに製造する場合は1～3ヶ月程度です。

一方で、中古車は既にある車を購入するため、1～2週間ほどでの納車が可能です。

整備すべき箇所が多い場合は納車までの期間が長くなりますが、一般的に新車よりも早く納車されます。

なるべく早く車に乗りたい人にとっては大きなメリットといえます。

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ハスラーを中古で購入するデメリット

ここでは、ハスラーを中古で購入する場合のデメリットを解説していきます。

品質にばらつきがある

中古車は前のオーナーの使い方によって車の状態が異なります。
新車であれば品質は統一されていますが、中古車は品質にばらつきが生じます。

そのため、購入するときには中古車販売店に出向いて車の状態を自分の目でよく確認することが大切です。

確認を怠ると、購入後に修理が必要な箇所が見つかったり、交換が必要な部品が見つかったりなど、後悔してしまう可能性があります。

また、ハスラーはアウトドアシーンで使われやすいため、車内に傷や汚れがないかの確認もしておきましょう。

そのほかにも、メンテナンス頻度や修復歴・事故歴の有無など、細かい点まで確認することがポイントです。

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保証が充実していない

新車であれば購入時にメーカー保証が付帯されますが、中古車は車によって保証される範囲が異なります。

新車登録から5年以内かつ走行距離が10万km未満の車であれば、メーカーの保証期間が残っていることが多く、そのままメーカー保証を継承できます。その場合には、別途引き継ぎの手続きが必要となります。

メーカー保証が切れている場合には、中古車販売店独自の保証を付帯できます。しかし、保証期間が短かったり、有料であったりする場合が多いため、自分で詳細を判断して保証をつけなければなりません。

保証を付帯しない選択肢もありますが、購入後のメンテナンス費や修理費が自己負担となり、場合によっては購入費を抑えた意味がなくなってしまうケースもあります。

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ハスラーを中古で購入する際に確認すべきポイント

ここでは、ハスラーを中古で購入するときに確認すべきポイントについて解説していきます。

補機ベルト

2013年12月から2014年4月に製造されたハスラーは、エンジン補機ベルトの構造の不具合により、ベルトの耐久性が不足しているものが含まれているとして、リコール通知が出されています。

該当のベルトを使用し続けると、オルタネータやウォータポンプが停止し、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなる可能性もあるため危険です。

中古車ハスラーを購入するときには、補機ベルトが対策品に交換されていることを確認しましょう。

ISGのリコール改善措置

2015年4月から8月に製造されたハスラーは、モーター機能付き発電機の故障診断プログラムの不具合により、不適切に電気回路を故障と判断することがあるとして、リコール通知が出されています。

そのまま使用し続けると、エンストや始動不能になる可能性があるため危険です。

中古のハスラーを購入するときは、ISGの故障診断プログラムが対策プログラムに書き換えられていることを確認しましょう。

4WDのオイル漏れ

2013年から2015年に製造された4WDのハスラーは、デフオイルの密閉シールの材質や形状が不適切なため、オイルが漏れる可能性があることから、密閉シールの交換サービスがアナウンスされています。

デフオイルとは、車が曲がるときに生じる左右の車輪の回転差を調整するディファレンシャルギアをスムーズに動かすためのオイルです。

デフオイルが漏れているとギアがスムーズに動かなくなり、異音や熱が発生する、カーブを曲がれない、ギアが破損して走行不能になるなど、さまざまなトラブルにつながるため適切な対処が必要です。

2013年から2015年に製造された4WDのハスラーを購入するときには、オイル漏れの改善措置が行われていることを確認しましょう。

足回りの状態

中古のハスラーは、前のオーナーがアウトドアシーンで多く使用しているかもしれません。

海や山に行くことが多かった場合、タイヤ周りやサスペンションが潮風や融雪剤によりサビついている可能性があります。

足回りの状態も購入前によく確認しておきましょう。

まとめ

ハスラーは、アウトドアシーンでも活躍する多彩なシートアレンジや、高い燃費性能、充実した安全性能が魅力の車です。

中古で購入することで、新車よりも安い価格で購入でき、早く納車できるメリットがあります。

しかし、製造年によってはリコール通知が出されている場合があるため、購入するときにはリコールの改善措置が行われているか、足回りにサビはないかなど、車の状態をよく確認することが大切です。

ここで紹介した確認すべきポイントを押さえ、低価格で状態のよい中古のハスラーを購入しましょう。