マツダ6の燃費はどうなのか?カタログ燃費と実燃費を紹介
マツダ6は、マツダの人気車種の中でもフラッグシップモデルとされています。
乗り心地のよさと安全性を追求した性能、上品な外観と落ち着いた内装で人気が高いモデルです。
一方、車を選ぶ上で気になるのが燃費性能ですが、マツダ6の燃費はどうなのでしょうか。
この記事では、カタログ燃費と実燃費の紹介だけでなく、他の車と比較してマツダ6の燃費を検証します。
合わせて、燃費以外のマツダ6の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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INDEX
マツダ6のカタログ燃費を紹介
マツダ6のグレード構成、カタログ燃費はセダン・ワゴン共通となっています。
なおグレード名の「20S」は2.0Lガソリンエンジン、「25S」は2.5Lガソリンエンジン、「XD」はディーゼルエンジンを示しています。
またトランスミッションは全てATです。
マツダ6の WLTCモードカタログ燃費・実燃費
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) | 実燃費(km/L) |
---|---|---|---|
2.0Lガソリンエンジン | 2WD | 15.0 | 12.7 |
2.5Lガソリンエンジン | 14.2 | 10.6 | |
2.2Lディーゼルエンジン | 2WD | 17.8 | 14.3~15.7 |
4WD | 17.0 | 14.7 |
エンジンの選択肢は2.0Lと2.5LのNA(自然吸気)ガソリンエンジンと2.2Lディーゼルターボエンジンの3種類です。
ガソリンエンジンのグレードと燃費
グレード | 駆動式 | カタログ燃費(WCTモード) |
MAZDA6 20S/20S PROACTIVE/20S Black Tone Edition | 2WD(FF) | 15.0 km/L |
MAZDA6 25S L Package | 2WD(FF) | 14.2 km/L |
MAZDA6 25T S Package/25T Black Tone Edition(特別仕様車) | 2WD(FF) | 12.4 km/L |
ディーゼルエンジンのグレードと燃費
XDの4モデルはディーゼルエンジン搭載車で、軽油を燃料とします。
モデルによる燃費性能に差はありませんが、駆動方式による差があります。
グレード | 駆動式 | カタログ燃費(WCTモード) |
MAZDA6 XD/XD PROACTIVE/XD L Package/XD Black Tone Edition | 2WD(FF) | 17.8 km/L |
4WD | 17.0 km/L |
マツダ6の実燃費を紹介
マツダ6の実燃費はどうでしょうか。燃費性能は、走り方や車の状態によって変化します。
ここでは「e燃費(実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWebサイト)」の情報とカタログ燃費を比較しました。
ガソリンエンジンのカタログ燃費と実燃費比較
グレード | 駆動式 | カタログ燃費 (WCTモード) | 実燃費 |
MAZDA6 20S/20S PROACTIVE/20S Black Tone Edition | 2WD(FF) | 15.0 km/L | 12.7km/L |
MAZDA6 25S L Package | 2WD(FF) | 14.2 km/L | 10.6km/L |
MAZDA6 25T S Package/25T Black Tone Edition(特別仕様車) | 2WD(FF) | 12.4 km/L | – |
ディーゼルエンジンのカタログ燃費と実燃費比較
グレード | 駆動式 | カタログ燃費 (WCTモード) | 実燃費 |
MAZDA6 XD/XD PROACTIVE/XD L Package/XD Black Tone Edition | 2WD(FF) | 17.8 km/L | 14.3〜15.7km/L |
4WD | 17.0 km/L | 14.7km/L |
マツダ6に限らずどの車種でも、実燃費はカタログ燃費よりも悪くなってしまうのが一般的です。マツダ6でもエンジンの種類や駆動方式の違いにより、ある程度の差が出ています。
スバル レヴォーグとのカタログ燃費比較
レヴォーグは、スバルの代表的なスポーツステーションワゴン、レガシィの後継車です。
2021年に発表された現行モデルのレヴォークは、1.8Lまたは2.4Lのターボガソリンエンジンを搭載しています。またレヴォーグは2WD車の設定がなく、AWDのみとなっています。レヴォーグのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 |
1.8Lガソリンエンジンを搭載したグレード | AWD | 13.5km/L |
2.4Lガソリンエンジンを搭載したグレード | AWD | 11.0km/L |
マツダ6の4WD車とレヴォーグのカタログ燃費を比較すると、マツダ6の燃費がレヴォーグよりも優れていることがわかります。
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トヨタ カローラ スポーツとの比較
トヨタカローラは1966年の販売開始以来、販売累計数5,000万台を越え、世界中から愛されています。
歴史あるカローラが2018年に発表したのがカローラスポーツです。カローラスポーツは、ハイブリッド車とターボガソリン車の2種類があり、それぞれグレードが設定されています。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 |
ハイブリッドシステムを搭載したグレード | 2WD | 25.6〜30.0km/L |
ターボエンジンを搭載したグレード | 2WD | 15.8〜16.4km/L |
4WD | 15.2km/L |
マツダ6の2WDのガソリンエンジン車とトヨタのカローラスポーツの2WDのガソリンエンジン車のカタログ燃費を比較すると、カローラスポーツの燃費がマツダ6よりも優れていることがわかります。
ただマツダ6がセダン、ワゴンである事を考えると優秀だと言えるでしょう。
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マツダ6の概要
マツダが製造・販売するマツダ6は、2019年にアテンザから車名が変更され誕生した車です。
ボディタイプはセダンとワゴンの2種類となっています。
燃費を決め手となるエンジンの種類は次の3種類となっています。
- 2.0L ガソリンエンジン
- 2.5L ガソリンエンジン
- 2.0L ディーゼルターボエンジン
なお、以前は上記に加えて2.5Lガソリンターボエンジン搭載のグレードがありましたが、2022年12月の改良時に廃止されたため、現在は3種類となっています。
グレードの種類は全部で10種類あります。ガソリンエンジンの場合、ワゴン・セダンともに6つのグレード(うち特別仕様車2種類)があり、すべて2WDでAT車です。ディーゼルエンジンの場合、ワゴン・セダンともに4グレード(うち特別仕様車1種類)で、2WDと4WDがあります。
ここではワゴンとセダンそれぞれについて、どのような人に向いているかを踏まえて紹介します。
WAGON
ワゴン寸法は全長4,805mm、全幅1,840mm、全高1,480mmで、セダンと比較すると全長が少し短いですが、トランクルームの容量が定員乗車時で506L、後部座席をたたむと1,648Lと大容量です。
後部座席が狭く感じることもなく、多くの荷物を積みたい人やファミリー層に向いています。
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SEDAN
セダンはワゴンより全長が60mm長くなっており、より空間に余裕が生まれます。
後部座席に人を乗せる機会が多い人におすすめです。
トランクルームの容量は474Lとワゴンより少ないですが、後部座席をたためば荷物を多く積むことができます。
また、ワイドな開口部になっているため、大きな荷物も載せやすいでしょう。
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マツダ6の燃費以外の特徴
マツダ6の燃費以外の主な特徴は、以下の2つです。
内外装が美しい
マツダ6の内外装は「魂動デザイン」とも呼ばれ、洗練された和のテイストを取り入れた、落ち着きのあるデザインです。
内装は細部に至るまで丁寧にデザインされており、日本の木造建築をイメージさせる温かみや繊細さ、落ち着きを感じられます。
快適かつ芸術性の高い上質な車内空間を作り出しています。
外装も風格のある美しさと上質感があり、ボディカラーはマツダの独自技術「匠塗」によって深みと艶感、金属感を感じられるでしょう。
デザイン面、質感ともに妥協がないのがマツダ6の特徴です。
安全装備が充実している
マツダ6には、さまざまな運転環境でリスクを最小限に抑える「i-ACTIVSENSE」が取り入れられており、ドライバーの負担を軽減します。
i-ACTIVSENSEとは、以下の先進安全技術を集めたものです。
- 歩行者を検知して衝突被害を軽減する「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」
- ペダル操作を誤ったときの急発進を防止する「AT誤発進抑制制御」
- 死角になりやすい後方車の接近を知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング」
- 車線をはみ出しそうなときに察知し警告する「車線逸脱警報システム」
また、車体には軽量化と剛性の向上を両立した「SKYACTIV-BODY」を施し、衝突安全性能の向上を実現しています。
万が一、事故の際には乗員や歩行者の被害を軽減してくれるシステムです。
加えて、マツダ6の全車が「サポカー」の中でも最上級の分類である「サポカーSワイド」の認定を受けています。
サポカーとは、政府が高齢運転者による交通事故防止対策の一環として、衝突の被害を軽減するブレーキや、ペダルの踏み間違い時に加速抑制装置などを搭載した車に与えられる名称です。
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まとめ
この記事では、マツダ6の燃費に着目して、カタログ燃費や実燃費の紹介、ライバル車との比較を行いました。
マツダ6は洗練されたデザインと乗り心地のよさ、トランクルームの容量の大きさ、安全性の高さで人気があります。
また、車体が大きい割には、ライバル車と比べても低燃費であることがわかりました。
車を選ぶ上で燃費のよさを条件にする人は多いでしょう。今回紹介した内容をもとに、自分の希望に合う1台を見つけてみてください。
画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト