トヨタ パッソの燃費は悪い?車に詳しくない人でもわかるように解説!
トヨタの販売しているパッソは見た目のかわいらしさ、コンパクトさから皆に愛されています。
低価格でコンパクトなモデルのため、初めて乗る車としても支持されています。
パッソに乗ってみたい方は燃費も気になるのではないでしょうか?
今回はパッソの燃費について解説しますので、ぜひ最後まで読んでパッソを理解してあげてください。
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INDEX
パッソとは?ブーンとも言われる?
パッソはトヨタから販売されているコンパクトカーです。
2016年から販売されている現行モデルとなる3代目パッソは、ダイハツからブーンのOEM供給を受けており、車体はほぼ同じものを使用しています。
2代目までは、ダイハツと共同開発を行なっており、ブーンとパッソは「姉妹車」という扱いでしたが、現在は完全にOEM車となっております。
OEM供給を受けていることから、パッソとブーンは似ていて見分けが難しいことからブーンとパッソを間違う方も多いようです。
パッソのカタログ燃費は?
ここからは、パッソのカタログ燃費について解説します。
パッソには以下の5つのグレードがありますが、カタログ燃費に関しては性能は変わりません。
2WDか4WDの違いのみ燃費に影響します。
パッソのグレード
- X
- X “L package”
- MODA
- MODA“G package”
- MODA“Charm”
MODA“Charm” はMODAをベースに快適な整備とおしゃれさをバージョンアップさせた特別仕様車です。
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2WDの燃費
パッソの2WDの燃費性能は以下の通りです。
WLTCモード(km/L) | 21.0 |
市街地モード(km/L) | 17.4 |
郊外モード(km/L) | 22.6 |
高速道路モード(km/L) | 22.6 |
4WDの燃費
パッソの4WDの燃費は以下の通りです。
WLTCモード(km/L) | 19.0 |
市街地モード(km/L) | 15.7 |
郊外モード(km/L) | 20.4 |
高速道路モード(km/L) | 20.5 |
2WDは2つのタイヤ、4WDは4つのタイヤを動かす駆動方式のため、一般的に4WDの方が燃費性能は劣る傾向にあります。
関連記事:2WDと4WDで迷ったらどちらを選べばよい?それぞれのメリット・デメリットを解説
パッソの実燃費は?
上記に挙げた数字はカタログ燃費といい、いわゆるカタログに載っている、メーカー記載の数値です。
WLTCモードでの数値は実燃費にそうように測定されており、シーン別に市街地、郊外、高速道路の燃費も測定されているものの、実際は、どうしても走行環境によって変わってきます。
実際の燃費は、走行状態がどうしても個人個人で異なるため、口コミなどで判断することになってしまいます。
今回は、「みんカラ」という口コミサイトを参考にしています。
関連記事:WLTCモードとはどのような基準?実燃費との差異について解説
パッソの実燃費とカタログ燃費を比較
一般的には、WLTCモードの燃費を実際に乗っている方が測った燃費の平均を比較します。
今回みんカラでの数値は以下のようになりました。
2WD/4WD | |
カタログ燃費(WLTCモード:km/L) | 21.0/19.0 |
みんカラの口コミ(実燃費:km/L) | 16.7/17.4 |
2WDに関しては、やや実燃費に差があるようですが、中には「1Lで20km以上走れた」という方もいらっしゃいます。
走行環境によるのか、運転の仕方によって大きく変わるのかもしれません。
4WDのカタログ燃費と実燃費の差はかなり好調なラインといえます。
関連記事:WLTCモードの燃費と実燃費の差はどれくらい?実例から違いを解説
結局パッソは燃費がいい車なの?
これまで数字で表現してきましたが、「結局それって燃費がいいって言えるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合は、他の同じような車種と比較すると、相対的に判断ができます。
ダイハツのブーンに関しては、もともと同じ車体なので、燃費性能は同じといえます。
パッソとスイフトを比較!
スイフトはスズキの販売するコンパクトカーで、車体価格はパッソと比べると少し高いものの、かわいらしさや運転のしやすさからパッソと同じような強みを持っている車と言えます。
人気がありすぎて、スポーツモデルなどの展開も行なっています。
パッソをスイフトと2WDのカタログ燃費同士で比較してみます。
パッソ スイフト | |
WLTCモード(km/L) | 21.0 20.0 |
市街地モード(km/L) | 17.4 14.8 |
郊外モード(km/L) | 22.6 21.0 |
高速道路モード(km/L) | 22.6 22.7 |
スイフトもいい車なのですが、市街地での走行でパッソが少し差をつけています。
関連記事:スイフトは燃費が悪いのか?他車と比較して検証します!
パッソとMAZDA 2を比較!
マツダの販売するMAZDA 2はもともと「デミオ」という名前で販売していましたが、マツダの車名の大幅変更に伴い、MAZDA 2として今販売されています。
マツダの車は「鼓動デザイン」という、かわいさよりは美しさに寄ったデザインのラインアップが多く、車体価格は少し高く感じるかもしれませんが、それに見合う性能と高級感を感じさせます。
2023年に大幅に商品改良がなされたばかりのMAZDA 2と比較してみましょう。
パッソ MAZDA 2 | |
WLTCモード(km/L) | 21.0 20.3 |
市街地モード(km/L) | 17.4 16.6 |
郊外モード(km/L) | 22.6 20.4 |
高速道路モード(km/L) | 22.6 22.4 |
燃費では全ての項目でパッソがやや性能が良いです。
MAZDA 2もユーザーのニーズに合わせたカラーバリエーションを揃えていますので、パッソのライバルとなるかもしれません。
関連記事:MAZDA2の燃費を調査!ガソリンとディーゼルの実燃費はどのくらい?
パッソは燃費が良い
こうして比べるとパッソの燃費効率は良いことがわかります。
スイフトもMAZDA 2も決して悪いわけではありませんし、ハイブリッドやディーゼルという燃費がよくなるようなモデルも展開しています。
ただ、シンプルな燃費性能であればパッソはかなり優秀だと言えるでしょう。
関連記事:コスパのいい車はどう選ぶべき?おすすめの車も紹介!
パッソはこんな方におすすめ!
パッソは外見のかわいらしさ、車体のコンパクトさと車体価格の安さ、燃費性能の良さが魅力です。
そうすると以下のような方におすすめできる車と言えます。
- かわいい車に乗りたい方
- コスパよく車を維持したい方
- 市街地を運転する方
- まだ運転に自信のない方
- 安価で車を手に入れたい方
などの方々です。
当てはまるなーと感じた方はぜひ、パッソをご検討なさってください。