スイフトとフィットをどう選ぶ?それぞれの違いを総整理
スイフトとフィットは両車とも日本で人気のハッチバックタイプのコンパクトカーであり、ライバル車でもあります。
どちらも似たタイプの車であるため、コンパクトカーの購入を検討している人にとってはどちらにしようか判断に悩むところです。
似た車同士ではありますが、実はそれぞれに特徴があり魅力があります。
この記事では、スイフトとフィットのそれぞれの特徴や違いなどを解説していきます。
コンパクトカーの購入を検討されている人は、ぜひ参考にしてください。
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INDEX
スイフトはどんな車?
ここでは、スイフトの概要と特徴について解説していきます。
スイフトの概要
スイフトはスズキが製造・販売する人気のハッチバックです。
初期モデルは2000年に誕生し、2021年にはスズキの普通車販売台数No.2位に輝いたほどの人気車となっています。
オートマチック車だけではなく、マニュアル車(5MT)もラインアップに用意されており、スポーティな走りを求める人におすすめの車です。
グレードとしては、
- XG
- HYBRID MZ
- HYBRID MX
の3種類の構成です。HYBRID MXには、5MT
車両価格は1,727,000円(税込み)〜2,332,000円(税込み)となっています。
また、スイフトの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | スズキ |
車名 | スイフト |
ボディタイプ | ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,860×1,695×1,500 |
車両重量(kg) | 910 |
総排気量(cc) | 1.197 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 37 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全13種) | ・フロンティアブルーパールメタリック ・クールイエローメタリック ・バーニングレッドパールメタリック ・フレイムオレンジパールメタリック ・キャラバンアイボリーパールメタリック ・ピュアホワイトパール ・プレミアムシルバーメタリック ・スターシルバーメタリック ・スーパーブラックパール ・フロンティアブルーパールメタリックブラック2トーンルーフ ・バーニングレッドパールメタリックブラック2トーンルーフ ・クールイエローメタリックガンメタリック2トーンルーフ ・ピュアホワイトパールガンメタリック2トーンルーフ |
※紹介グレード「XG 2WD」
関連記事:スイフトの燃費をグレードごとに解説!他車との燃費も比較
スイフトの特徴
スイフトの最大の特徴は、お手頃な価格とスポーティーな走りです。
さらに、熱効率を追求することで高い燃費性能と力強い走りを実現したエンジン・トランスミッションによってスポーティーな走りを楽しめる車になっています。
マニュアル車からハイブリッド車まで用意することで、幅広い世代に楽しんでもらえる車となってます。
また、スイフトにはスズキの先進安全装備である「SUZUKI Safety Support」にも対応しているため、安全性能も充実しています。
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フィットはどんな車?
次に、フィットの概要と特徴を解説していきます。
フィットの概要
フィットはホンダが製造・販売する人気のハッチバックです。
2001年6月にロゴの後継者として誕生し、2002年には国内販売台数No.1を33年間守り抜いていたカローラの記録を上回りNo.1になりました。
グレードはガソリン車5種とハイブリッド車5種の計10種の構成となっています。
【ガソリン車】
- BASIC
- HOME
- RS
- CROSSTAR
- LUXE
【ハイブリッド車】
- e:HEV BASIC
- e:HEV HOME
- e:HEV RS
- e:HEV CROSSTAR
- e:HEV LUXE
RS、e:HEV RSモデル以外には、FFと4WDが用意されています。
車両価格は、1,655,500円(税込み)〜2,748,900円(税込み)です。
また、フィットの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | ホンダ |
車名 | フィット |
ボディタイプ | ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,995×1,695×1,515 |
車両重量(kg) | 1,080 |
総排気量(cc) | 1,496 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 40 |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック |
カラー(全12種) | ・プレミアムサンライトホワイト・パール ・プレミアムクリスタルレッド・メタリック ・プラチナホワイト・パール ・クリスタルブラック・パール ・メテオロイドグレー・メタリック ・フィヨルドミスト・パール ・スレートグレー・パール ・ミッドナイトブルービーム・メタリック ・ルナシルバー・メタリック ・プラチナホワイト・パール&ブラック ・フィヨルドミスト・パール&ブラック ・スレートグレー・パール&ブラック |
※紹介グレード「BASIC FF」
フィットの特徴
フィットの特徴は、好みに応じて選べる5種類のグレードです。基本モデルの「BASIC」スポーティーな走りとデザインの「RS」、アウトドアタイプの「CROSSTAR」、優雅で大人な雰囲気の「LUXE」、街乗りなどの普段使いにピッタリの「HOME」の5つのうちから自分のスタイルに合わせて選べるようになっています。
また、ハイブリッド車においては、状況によってバッテリーとエンジンを使い分ける、ホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」によってパワフルかつ静粛性の高い走りを実現しています。
さらに、ホンダの先進安全運転支援システム「HONDA SENSING」も搭載することで、安全性能も高くなっています。
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スイフトとフィットの違いとは?
スイフトとフィットの違いは大きく分けると以下の4点となります。
- 車体サイズと重量
- 車内空間
- 燃費性能
- 車両価格
まず、1番大きな違いは、車体の長さです。
スイフトよりもフィットの方が135mm長く、車両重量も170kg重くなっています。
そのため、車内空間もフィットの方が広めの設計となっています。
燃費性能に関しては、ハイブリッド車であれば圧倒的にフィットの方が優れていますが、ガソリン車で比較するとスイフトの方が上回っています。
関連記事:コンパクトカーの価格はどのくらい?ボディ別の特徴や価格について解説
スイフトはこのような人におすすめ
ここでは、スイフトをおすすめできる人の特徴を紹介します。
コンパクトな車体が好みの人
スイフトは、フィットよりも車体が短いです。
その分コンパクトな車体となるため、狭い駐車場などでも運転操作がしやすく、運転が苦手な人でも安心です。
なるべくコンパクトな車体が好みの人にはスイフトをおすすめします。
関連記事:スイフトはやめとけと言われる理由とは?
マニュアル車に乗りたい人
スイフトのガソリン車にはマニュアル車が用意されているため、よりスポーティーな走りを楽しみたいという人にはピッタリです。
フィットはこのような人におすすめ
ここでは、フィットをおすすめできる人の特徴を紹介します。
広い車内空間を求める人
フィットは、スイフトよりも車体が大きいため、その分だけ車内空間も広くなっています。
足元の空間もスイフトに比べて余裕のある設計になっているため、広々とした車内を求める人にはフィットをおすすめします。
燃費性能を求める人
フィットのカタログ燃費(ハイブリッド車)は、スイフトのカタログ燃費(ハイブリッド車)に比べて優れていることがわかります。
- フィット「e:HEV RS FF」:WLTCモード27.2km
- スイフト「HYBRID MZ 2WD」:WLTCモード24.5km
- スイフト「HYBRID MX 4WD」:WLTCモード22.7km
カタログ燃費においては、ハイブリッドモデル同士で比較した場合、フィットの方が燃費が良いです。
その差は、約5km未満ほど。
燃費性能を重視する人にはフィットをおすすめします。
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まとめ
スイフトとフィットはライバル車同士でどちらも人気の車です。
どちらを購入しようか迷った場合は、下記の内容を参考にしてみてください。
- コンパクトな車体でマニュアル車に乗りたいならスイフト
- 広い車内空間と燃費性能を求めるならフィット
スイフトとフィットはどちらも誕生してから長い間、多くの人に支持され高い人気を保っている車です。
購入にあたっては、購入後の用途や希望の条件と見比べつつ、各車の特徴を考慮しながらじっくりと比較しましょう。