大学生におすすめの車とは?安く購入する方法や注意点について紹介
大学生になると、車の運転免許を取得する人も多くなります。
車があれば公共の交通機関ではアクセスしにくい場所へも行きやすくなるため、行動範囲が大きく広がります。
しかし、限られた予算内で自分に適した車が見つかるかどうか、心配になる人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では大学生におすすめの車や安く購入する方法などについて詳しく解説します。
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大学生にはどんな車がおすすめ?
車を選ぶポイントは人それぞれ異なりますが、アルバイトなどで収入を確保する大学生の場合は、予算を重視しておくことが大切です。
車の購入には、車両本体価格の他に税金や手数料などの諸費用がかかります。
車両本体価格だけで予算を考えずに、総額を考慮しておくことが重要です。
予算が限られた大学生には、比較的安価で維持しやすいコンパクトカーや軽自動車をおすすめします。
各メーカーから多くのモデルが販売されているため、好みのモデルを選びやすいのも利点です。
低燃費や荷物の積載に優れたモデルも多く、日常の買い物から友人との遊びやデートなど、幅広く活躍できるでしょう。
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大学生におすすめの車3選
大学生の利用におすすめの車3選は、以下の通りです。
- ダイハツ タント
- ホンダ フィット
- 日産 ノート
おすすめ①:ダイハツ タント
おすすめの車1つ目は、ダイハツの「タント」です。
タントの特徴はなんといっても、広い室内空間です。
広い室内空間は、大切なあの人やサークルの仲間とのドライブ時間に快適さと居心地の良さを提供してくれるはず。
座席を倒してラゲッジスペースを拡張すれば、スノーボードなどの大きな荷物も積むことが可能です。
年式は2013年のものから最新のものまで幅広いため、車の状態と予算を考慮しながら、ベストマッチする一台を見つけられる可能性も高いです。
おすすめ②:ホンダ フィット
おすすめの車2つ目は、ハッチバック型のコンパクトカーとして人気の車種、ホンダの「フィット」になります。
フィットの特徴は、タント同様広い室内空間と優れた燃費性能です。
また、シンプルながらも洗練されたボディも魅力の一つ。
中古車市場では、2020年の年式のものなど比較的新しい車種も多く出回っています。
街乗りにもよし。長距離ドライブにもよし。
フィットなら、大学生活の毎日にしっかりフィットし、最高の思い出を一緒に作ってくれるでしょう。
おすすめ③:日産 ノート
おすすめの車3つ目は、日産の「ノート」です。
ノートは、自動車安全性能JNCAP最高評価「ファイブスター賞」を獲得しているため、安全性能の高い車に乗りたい方には特におすすです。
また、計13色とカラーバリエーションが豊富な点もノートの特徴の一つ。
「人と同じものは嫌!被らない色の車に乗りたい!」方は、ノートを選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。
車を買う前に知っておきたい維持費とは?
車は購入後にもさまざまな維持費がかかります。
就職前の大学生にとって維持費は大きな出費になるため、事前に把握しておくことが重要です。
関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方へ
自動車税などの税金
車を保有している場合、定期的にかかる税金として主に自動車税・軽自動車税と自動車重量税があります。
自動車税・軽自動車税
自動車税・軽自動車税は、毎年4月1日時点で自動車の所有者に支払いが義務付けられている税金です。
排気量で区分されており、大きくなるほど支払額が高くなります。
なお、2019年10月以降に購入し、新車登録した自動車から減税が適用されています。
排気量ごとの税額一覧は以下のとおりです。
排気量 | 2019年9月までに購入 2019年10月以降に購入 |
軽自動車 | 10,800円 10,800円 |
1,000cc以下 | 29,500円 25,000円 |
排気量1000cc超~1500cc以下 | 34,500円 30,500円 |
排気量1500cc超~2000cc以下 | 39,500円 36,000円 |
排気量2000cc超~2500cc以下 | 45,000円 43,500円 |
排気量2500cc超~3000cc以下 | 51,000円 50,000円 |
排気量3000cc超~3500cc以下 | 58,000円 57,000円 |
排気量3500cc超~4000cc以下 | 66,500円 65,500円 |
排気量4000cc超~4500cc以下 | 76,500円 75,500円 |
排気量4500cc超~6000cc以下 | 88,000円 87,000円 |
6,000cc超 | 111,000円 110,000円 |
軽自動車の年税額は一定の10,800円になり、普通車では1,000cc以下で25,000円以上かかります。
自動車重量税
自動車重量税は、車検時にかかる税金です。
車両の重量や新車登録から経過した期間、エコカーなどに応じて納税額が異なります。
参考として、軽自動車の2年分の自動車重量税は以下のとおりです。
13年未満 | 6,600円 |
13年経過 | 8,200円 |
18年経過 | 8,800円 |
関連記事:普通車の税金はいつ支払う?納付時期や延滞のリスクも解説
保険の加入費用
車を購入した際は万が一事故を起こしてしまった場合に備えて、保険の加入が必要です。
保険には主に、自賠責保険と任意保険の2種類があります。
自賠責保険
自賠責保険は、車検証の発行と同時に加入が義務付けられています。
基本的な対人賠償を確保する目的の保険で、24ヵ月で普通車が20,010円、軽自動車が19,730円となっています。
※参考URL:自動車総合安全情報|自賠責保険
死亡による損害の限度額は3,000万円となり、後遺障害による損害の限度額は4,000万円です。
なお、対人に限られる賠償のため、物損に対する補償はありません。
※参考URL:自動車総合安全情報|自賠責保険
任意保険
そのため、義務ではないものの任意保険に加入しておくのが一般的です。
対人対物補償は上限なしに設定しておくことをおすすめします。
若年層の事故が多いことから、大学生が加入する場合に保険料が高くなる傾向がありますが、節約のために補償内容を下げるのは避けましょう。
メンテナンス費用
車の安全性を保つためには、消耗品の交換など定期的なメンテナンスが大切です。
また、新車であれば3年、中古車であれば2年ごとに車検整備を受ける義務があるため、車検費用を用意しておくことも重要です。
メンテナンス時に不具合を発見した際は、早急に対応しておきましょう。
そのまま車検に出した場合、修理費用が発生して出費がかさんでしまうことも考えられるため、注意が必要です。
関連記事:車のメンテナンス方法とは?長く使うための基本項目
燃料や駐車場の費用
車を利用する際は燃料費がかかります。
使用頻度や燃費性能によってコストも変わってくるため、購入前に燃費性能に注目しておくのも大切です。
また、車を保有するうえで駐車場は欠かせません。
実家に住んでいる場合は別ですが、基本的に毎月発生する費用です。
地域や駐車場によって利用料金が異なるため、事前に相場を確認しておくとよいでしょう。
関連記事:車のランニングコスト(維持費)はいくら?費用相場やコストを抑える方法を紹介
大学生が車を選ぶ際に注意すべきこと
こちらでは、大学生が車を購入する際の注意点について説明します。
用途やライフプランを考えて選ぶ
車を見た目だけで決めてしまうと、用途にあわない可能性があります。
また、車は数年に渡って乗り続けるため、先々のことも考えて選ぶことが大切です。
1台ですべてのニーズを満たす車は多くないため、具体的な利用目的や優先順位を付けておくと満足度の高い車を選ぶのに役立ちます。
関連記事:ハイブリッドコンパクトカーは燃費がよい!選び方のポイントを紹介します
初期費用や維持費を考慮する
前述したとおり、車の購入時は車両本体価格以外にも税金や諸費用がかかります。
そのため、総額を考慮して予算を立てることが重要です。
また、購入後にかかるさまざまな維持費も意識しておきましょう。
無理せず維持するためには、年間でどれくらいの出費があるかを把握しておくことが大切です。
関連記事:車の初期費用はどれくらい?費用の内訳や維持費、節約のコツも解説
保証人を検討しておく
大学生が車を購入する際はローンを組むことが多くなります。
しかし、大学生は社会人と比べて収入面が不安定のため、ローンの審査に通りづらい面があります。
そのため、保証人を求められることも少なくありません。
手続きをスムーズに進めるためには、収入の安定している両親などに保証人を依頼することを検討しておきましょう。
関連記事:審査に必ず通るオートローンは存在する?審査に通るためのポイントを紹介!
安く車を購入する方法
予算がある程度限られる大学生が、目的にあった車をできるだけ安く購入する方法について紹介します。
中古車から探す
新車の価格は数百万円からのものがほとんどのため、大学生が購入するにはハードルが高いといえます。
そのため、幅広い価格帯で販売されている中古車の購入をおすすめします。
車両価格が安価なほど費用を抑えられますが、状態が悪いことも考えられるため、中古車は予算と安全性のバランスを検討して選ぶことが重要です。
インターネットなどの情報だけで判断せず、可能であれば実際に車両の状態を確認し、車検期限や整備記録などもチェックしておきましょう。
関連記事:車種ごとのおすすめ中古車を7台紹介!選び方や中古車を買う際の注意点も解説
保険料を安く抑える
補償内容を下げずに保険料を抑えるためには、同居している親の等級を引き継ぐ方法があります。
保険には1等級から20等級あり、新規契約時は6等級から始まります。等級によって保険料の割引が異なるのが特徴です。
同居する親の等級を引き継ぐことで、新規で契約するよりも高い等級で契約できるため、保険料を抑えられます。
カーリースという選択肢もある
車を保有することが難しい場合には、一定期間車を利用できるカーリースという選択肢もあります。
カーリースはレンタカーやカーシェアと異なり、リース会社から特定の車を借りてマイカーのように利用できるのが利点です。
車を購入する際にかかる本体価格や初期費用などが抑えられるため、購入するのは難しいランクの高い車に乗れる可能性もあります。
関連記事:カーリースはデメリットだらけ? 向いている人・向いていない人を解説
まとめ
予算が限られる大学生は、比較的安価で維持しやすいコンパクトカーや軽自動車をおすすめします。
購入には車両本体価格だけでなく、各種税金や諸費用がかかるため、総額で予算を立てることが重要です。
また、購入後の維持費なども考慮しておきましょう。
具体的な利用目的や優先順位を付けて自分に適した車を選び、充実した大学生活を送りましょう。