ウェイクの燃費はどの程度?他車と比較してご紹介!

ダイハツが2014年11月から2022年8月にかけて製造・販売していた「ウェイク」をご存じでしょうか。

ウェイクは、スズキのハスラーや、ホンダのN-BOXのライバルとして存在感を示していた軽トールワゴンです。

この記事では、ウェイクの概要とカタログ燃費をご紹介するとともに、ウェイクの実燃費やハスラーやN-BOXなどと比較してどうなのかといった点について解説していきます。

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ウェイクはどのような車?

ウェイクは、企画段階から車が遭遇する状況を45パターン想定し、いずれの状況下においても十分に活躍できる車として開発された車です。

発売当時は、ダイハツの新ジャンル「スーパーハイトワゴンタイプ」の軽自動車として登場し、人気を集めました。

ですが、2014年11月に発売された後、2021年5月にマイナーチェンジをしたモデルが、ウェイクの最後のモデルとなりました。

結局、一度もフルモデルチェンジが実施されることもないままに、2022年8月に生産終了となりました。

結果として現在は、中古車のみの販売となっています。

ウェイクの主なスペックについては以下の通りです。

メーカーダイハツ
車名ウェイク
ボディタイプ軽自動車
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)3,395×1,475×1,835
車両重量(kg)1,000
総排気量(cc)658
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)36
駆動方式2WD(FF)
トランスミッションCVT
カラー(全12種)●標準カラー
・ブラックマイカメタリック
・オフビートカーキメタリック
・タングステングレーメタリック
・レイクブルーメタリック
・トニコオレンジメタリック
●メーカーオプションカラー
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・シャイニングホワイトパール
・シャイニングホワイトパール
  × オフビートカーキメタリック
・シャイニングホワイトパール
  × レイクブルーメタリック
・シャイニングホワイトパール
  × レーザーブルークリスタルシャイン
・シャイニングホワイトパール
  × レーザーブルークリスタルシャイン
・シャイニングホワイトパール
  × トニコオレンジメタリック
※参考元:ウェイクL SA III カタログ・性能スペック情報
※参照元:ウェイク主要諸元表
※紹介グレードは「L SA III」

ウェイクのカタログ燃費

ここではウェイクのカタログ燃費についてグレード別に解説していきます。

【ガソリンノーマルエンジン】

D / D SA III駆動方式:FF
WLTCモード(km/L)17.4
市街地(km/L)15.4
郊外(km/L)18.8
高速道路(km/L)17.5
※参照元:ウェイク主要諸元表
L SA III L VS SA III/ Lスペシャルリミテッド SA III駆動方式:FF
駆動方式:4WD
WLTCモード(km/L)17.4
16.8
市街地(km/L)15.4
14.9
郊外(km/L)18.8
18.1
高速道路(km/L)17.5
16.9
※参照元:ウェイク主要諸元表

【ガソリンターボエンジン】

Gターボ SA III/ GターボVS SA III駆動方式:FF
駆動方式:4WD
WLTCモード(km/L)16.9
16.1
市街地(km/L)15.4
14.6
郊外(km/L)18.3
17.3
高速道路(km/L)16.7
16.1
※参照元:ウェイク主要諸元表

以上見ていただいてわかる通り、平均的な燃費としては15〜18km程度と考えることができます。

ウェイクの実燃費

上記の数値と比較して、ウェイクの実燃費はどうでしょうか。

ここでは「e燃費(実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWEBサイト)」の情報とカタログ燃費を比較しました。

関連記事:WLTCモードの燃費と実燃費の差はどれくらい?実例から違いを解説

グレード
駆動方式
カタログ燃費 WLTCモード(km/L)
実燃費(km/L)
D / D SA III
L SA III / L VS SA III/Lスペシャルリミテッド SA III
【ガソリンノーマルエンジン:2WD】
17.4
15.41
D / D SA III
L SA III / L VS SA III/Lスペシャルリミテッド SA III
【ガソリンノーマルエンジン:4WD】
16.8
16.55
Gターボ SA III/ GターボVS SA III
【ガソリンターボエンジン:2WD】
16.9
15.2
Gターボ SA III/ GターボVS SA III
【ガソリンターボエンジン:4WD】
16.1
14.52
※参考元:e燃費|ウェイク

カタログ燃費よりはやや下振れますが、実燃費も概ね近いイメージで捉えても問題なさそうです。

ウェイクのカタログ燃費はハスラー、N-BOXと比較してどの程度?

ウェイクと競合する、他車のカタログ燃費はどの程度なのでしょうか。

ここでは、スズキのハスラーとホンダのN-BOXのカタログ燃費を紹介します。

スズキ・ハスラーのカタログ燃費

スズキが製造・販売するハスラーは、2022年12月現在、全グレードがハイブリッド車であり、【HYBRID G】【HYBRID X】【HYBRID Gターボ】【HYBRID Xターボ】の4グレード構成となっています。

また、4グレードともに2WDと4WDが選べます。

関連記事:ハスラーの燃費比較や性能を解説!J STYLE Ⅱの燃費は?

ハイブリッドノーマルエンジン

HYBRID G
HYBRID X
駆動方式:FF
駆動方式:4WD
WLTCモード(km/L)25.0
23.4
市街地(km/L)22.9
22.1
郊外(km/L)26.4
24.1
高速道路(km/L)25.1
23.5
※参照元:ハスラー|諸元表

ハイブリッドターボエンジン

HYBRID G ターボ
HYBRID X ターボ
駆動方式:FF
駆動方式:4WD
WLTCモード(km/L)22.6
20.8
市街地(km/L)19.7
18.5
郊外(km/L)24.4
22.3
高速道路(km/L)23.0
21.0
※参照元:ハスラー|諸元表

ホンダ・N-BOX(2代目)のカタログ燃費

ホンダが製造・販売するN-BOXは、2022年12月現在、全グレードがガソリン車であり、ノーマルエンジン搭載車の【G】【L】【EX】、ターボエンジン搭載車の【Lターボ】【EXターボ】といったラインアップとなっています。

すべてのグレードで2WDと4WDを選ぶことができます。

関連記事:N-BOXの燃費はどのくらい?選ばれている理由を紹介!

ガソリンノーマルエンジン

G / L / EX駆動方式:FF
駆動方式:4WD
WLTCモード(km/L)21.2
19.8
市街地(km/L)18.7
17.5
郊外(km/L)22.5
21.0
高速道路(km/L)21.6
20.2
※参照元:N-BOX|主要諸元

ガソリンターボエンジン

Lターボ / EXターボ駆動方式:FF
駆動方式:4WD
WLTCモード(km/L)20.2
19.0
市街地(km/L)17.4
16.6
郊外(km/L)21.7
20.3
高速道路(km/L)20.7
19.4
※参照元:N-BOX|主要諸元

ウェイク・ハスラー・N-BOXのカタログ燃費比較一覧

ウェイク、ハスラー、N-BOXのカタログ燃費を一覧にまとめました。記載した各車のグレードは以下の通りです。

  • ダイハツ ウェイク:L SA III ノーマルエンジン搭載車(2WD)
  • スズキ ハスラー:HYBRID X ノーマルエンジン搭載車(2WD)
  • ホンダ N-BOX:L ノーマルエンジン搭載車(2WD)
車名ウェイク
ハスラー
N-BOX
WLTCモード(km/L)17.4
25.0
21.2
市街地(km/L)15.4
22.9
18.7
郊外(km/L)18.8
26.4
22.5
高速道路(km/L)17.5
25.1
21.6

どの項目を見てもウェイクの数字は明確に劣っており、ハスラー、N-BOX、どちらにも燃費面でウェイクは不利と考えてよさそうです。

早々にウェイクが生産終了した理由の一つとして、この燃費の差は確実に影響したものと考えられます。

ウェイクの魅力

ウェイクの魅力として車内空間の広さが挙げられます。

ウェイクの車内空間は「ウルトラスペース」として、車高が1,835mm、室内高が1,455mmを確保しており、大人が車内で窮屈を感じずに着替えができるほどの高さがあります。

また、室内長が2,215mm、室内幅が1,345mmあり、軽自動車でもトップクラスの車内空間を確保しています。

ラゲッジスペースの広さも魅力の一つです。荷室幅が875mm、荷室高が1,140mm、奥行きが330mm確保され、後部座席をスライドさせることで最大奥行き570mm確保することができます。

さらに、シートアレンジによっては後部座席を格納し、フラットにすることができます。後部座席格納時には奥行きを1,450mmほど確保することができます。

軽自動車ながらに広く使い勝手のよい車内空間は、たくさんの荷物が必要となるキャンプやバーベキュー等のレジャー、車中泊を伴う長距離ドライブで活躍するでしょう。

関連記事:広い軽自動車の人気車種7選!購入時の選び方や魅力も併せて解説

ウェイクの燃費性能まとめ

この記事では、ウェイクの概要と燃費について解説してきました。

ダイハツが製造・販売するウェイクは、企画段階から車が遭遇する状況を45パターン想定し、いずれの状況下においても十分に活躍できる車として開発されました。

ですが、燃費性能において競合他社の車種に遅れをとってしまったこともあり、販売が想定通りに伸びませんでした。

結果として、現在は生産終了となっており、中古車のみの販売となっています。

一方で、ウェイクの車内空間は「ウルトラスペース」とされるように、軽自動車でもトップクラスの広さを確保している点が大きな魅力となっています。
また、多彩なシートアレンジが可能であり、後部座席を格納することでたくさんの荷物を積むことができます。

ここで紹介した内容を参考に、中古車の購入を検討される際は、ぜひダイハツのウェイクも候補としてご検討ください。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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