スズキ「ジムニーシエラ」の燃費や運転のコツを解説
ジムニーシエラはスズキが製造・販売するSUVタイプの車です。
もともと軽自動車のジムニーが先に販売されていましたが、ジムニーシエラは普通車として登場し、老若男女問わず人気の車です。特に近年のキャンプブームでは、アウトドアに適した外観の評価が高まりました。
またジムニーシエラはクロスカントリー車なだけに路面環境が良くない過酷な道路でも快適に走る性能を備えておりますが、街乗りでも十分活躍する車です。
今回は、ジムニーシエラの燃費や運転のコツについて解説します。
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INDEX
ジムニーシエラのスペック
ジムニーシエラはクロスカントリー車なだけに優れた走行性能が特徴ですが、その走行性能以外にも特徴はあります。
それではスペック表をまとめた上、内観、外装についても解説します。
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ジムニーシエラのスペック一覧表
機種名 | JC:5MT/4AT JL:5MT/4AT |
ドア数 | 3 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,550×1,645×1,730 |
車両重量(kg) | 1,080/1,090 1,080/1,090 |
総排気量(cc) | 1,460 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 40 |
駆動方式 | パートタイム4WD |
落ち着いた雰囲気の内装
ジムニーシエラの内装はブラック色のみとなっています。
車内は無駄が省かれた落ち着いた雰囲気になっているため快適に過ごしやすいでしょう。
またドアは2ドアのみとなっており、後部座席に乗り込む際は、前席シートを前に傾けて乗り込む必要があります。
キャンパーが好むアウトドアに適した外観
ジムニーシエラの外装はアウトドアを意識したデザインになっています。
近年ではキャンパーが好むような外観となっていることから人気が高まっています。
ボディーのデザインは基本的にはジムニーと同系統で、雪道を走行しても雪が積もり辛い工夫がされた形状に設計されています。
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ジムニーシエラのカタログ燃費は?
ジムニーシエラはグレードとして「JC」「JL」の2種類のグレードが存在しています。
またトランスミッションの種類によっても燃費が変わります。
ジムニーシエラのグレード別カタログ燃費
JC|カタログ燃費:WLTCモード(km/L)
- 5MT:15.4
- 4AT:14.3
JL|カタログ燃費:WLTCモード(km/L)
- 5MT:15.4
- 4AT:14.3
参考元:スズキ:ジムニーシエラ
ジムニーシエラの実燃費は?
ジムニーシエラの実燃費について実燃費データを収集しているサイトのe燃費を参考にすると、15km/Lとなっています。(2022年11月25日時点)
参考元:e燃費|ジムニーシエラ
カタログ燃費は指定された一定の環境下で計測し算出されています。
それゆえにカタログ燃費は実燃費よりも良い燃費の数値となる傾向にあります。
しかし、実燃費を見てみるとカタログ燃費と大差がない結果が見られるため、安心して乗ることができるでしょう。
ジムニーシエラの燃費をよくするコツ
車のガソリン代を考えると燃費が良いことは大切です。
ジムニーシエラの燃費を少しでも上げるために5つのコツを解説します。
2WDモードで走行
ジムニーシエラはレバー1つで駆動方式を2WDと4WDへ切り替えられます。
4WDにすることで悪路での走行性が上がりますが燃費は悪くなります。
それを踏まえ、基本的には2WDで走るようにすると少しでも燃費が良くなるでしょう。
また4WDモードの切り替えが必要になりそうな悪路を走らないようにすることも燃費を良くするためのコツとして挙げられます。
軽量アルミホイールに交換
車のホイールの種類を変えるだけで燃費が良くなります。
例えば軽量アルミホイールに変えればバネ下重量が軽くなるため燃費向上につながるでしょう
ただし軽量アルミホイールにすることで足回りの強度は低下するため注意が必要です。
エアコンは必要最低限
エアコンは熱い夏場や寒い冬場において、快適な車内空間を保つには欠かせません。
そんな車のエアコンは燃費に影響する機能です。
なぜならばエアコンの動力はエンジン回転を利用しているからです。
つまり、エアコンの稼働はエンジンに負荷をかけ燃費に影響するため、できる限りエアコンをかけないことで燃費は良くなるでしょう。
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タイヤの空気圧調整
タイヤはパンクしていなくても少しずつ空気は抜けていきます。
そのまま放置し、空気圧が低い状態になると、地面に対してタイヤの設置面積が増えます。
そうなると地面への抵抗が増え、前に進む力がさらに必要となります。
つまり、タイヤの空気圧が適正化どうかで、車の燃費の良し悪しに関わることがわかります。
常にタイヤの空気圧を管理するように心がけましょう。
関連記事:タイヤの空気圧を点検する意味は?適正ではない空気圧によるデメリットについて
急発進、急加速は禁止
車の運転時に注意すべき点として「発進」と「加速」です。
この「発進」と「加速」において燃料を消費するタイミングなので注意が必要でしょう。
「発進」、そして走行中の「加速」には急発進するのではなく、ゆったりとスピードを上げていく気遣いができれば燃費の良い運転ができるでしょう。
ジムニーシエラの便利機能
ジムニーシエラには運転の際に運転のサポートをしてくれる便利な機能があります。
それぞれ解説します。
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デュアルセンサーブレーキサポート
デュアルセンサーブレーキサポートは前方の車両や歩行者を検知して、衝突の危険があると判断されれば、ブザーでのお知らせとメーター内で警告表示がされます。
また衝突の可能性が高いと、自動で強いブレーキをかけてくれます。
衝突の回避または衝突時の被害軽減のサポートをしてくれるでしょう。
ふらつき警報機能
約60~100km/hで走行している際、車線の左右区画線を検知し、走行パターンを検知します。運転時のふらつきと判断した際には、ブザーやメーター内の表示で知らせてくれます。
ハイビームアシスト
約30km/hでの走行中、ライトの設定をAUTOかつハイビームを選択しているときに周囲の環境に応じてヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
たとえば対向車や先行者がいる際、そして周囲に街路灯があるような市街地を走行している場合はロービームとなります。
ジムニーシエラの運転時の注意点
ジムニーシエラの運転時には、以下に注意してください。
- 車内空間・荷室スペースが狭い
- 舗装道路では操縦安定性が落ちるリスク
- 振動や騒音が大きい
次章で詳しく解説します。
車内空間・荷室スペースが狭い
ジムニーシエラは、エンジン縦置きのFR駆動で、比較的全長が短いという特徴があります。
このことから、車内空間や荷室スペースが広いとはいえません。
乗車される方の体型次第では、4名乗車した際、窮屈さを感じてしまう可能性も。
また荷室スペースが狭いことを考慮し、ファミリーで旅行などに行く際は、荷物をすべて積み込めるのかどうか事前に確認しておきましょう。
舗装道路では操縦安定性が落ちるリスク
ジムニーシエラにてうねりの大きい舗装道路を走行する際、操縦安定性が落ちてしまうリスクがあります。
理由は、ジムニーシエラはオフロード走行を重視しており、柔らかいサスペンションなどを採用しているためです。
一方で、山道・坂道などのオフロード走行時においては、スピードを上げても安定感のある走りを実現してくれるでしょう。
振動や騒音が大きい
ジムニーシエラの運転ではボディの特性上、走行時の振動をダイレクトに感じてしまいます。
合わせて、運転時の騒音も気になりやすいです。
もし運転時の振動や騒音が気になる方は、購入前に試走を行い、乗り心地を確認しましょう。
まとめ
今回は、ジムニーシエラの燃費や運転のコツについて解説しました。
ジムニーシエラは悪路でも快適に走れる性能を持つクロスカントリー車です。
しかし、燃費は実燃費で15km/L程度なため日常の街乗りでも十分活躍できます。
また便利機能も豊富で、デュアルセンサーブレーキサポートやふらつき警報機能など運転手にはうれしい安全機能も付いています。
ジムニーシエラに興味がある人は、まずはカタログで性能を確認してみましょう。