一人暮らしの食費の平均額はどのくらい?一人暮らしにおすすめの車も紹介
進学や就職などでこれまで育ってきた実家を離れ、初めて一人暮らしを始める人は、新生活に期待感を抱くと同時に、生活面や金銭面での不安を抱えているのではないでしょうか。
人によって生活スタイルが異なるため支出の内訳はそれぞれですが、多くを占める出費として、食費と車の維持費が挙げられます。
この記事では、一人暮らしをしている人の平均的な食費や年収に占める車の維持費の割合、食費や生活費の節約方法をご紹介します。
INDEX
一人暮らしの食費の平均はいくら?
大学生が1ヶ月で支出している平均的な食費は、約25,000円といわれています。
1ヶ月を30日とした場合、1日あたり約833円となります。
また、総務省統計局が担当する基幹統計の一つである「家計調査 家計収支編 男女、年齢階級別1世帯あたり1ヶ月間の収入と支出」による勤労に従事している人の1ヶ月あたりの平均的な食費は以下の通りです。
全男性の平均:約42,856円
- 1ヶ月を30日とした場合:約1,428円
- 34歳以下男性の場合:約37,823円
- 35歳から59歳男性の場合:約45,555円
全女性の平均:約36,931円
- 1ヶ月を30日とした場合:約1,231円
- 34歳以下女性の場合:約30,921円、
- 35歳から59歳女性の場合:約40,909円
理想的な食費と生活費の割合はどのくらい?
家計における理想的な食費の割合は12~15%といわれており、手取り額が250,000円と仮定した場合、30,000~37,500円の範囲内に毎月の食費を抑えることができれば理想的と考えてよいといえるでしょう。
理想の生活費としてもっとも大きな割合を占める住居費は25~28%、次いで預貯金が18~21%、食費12~15%と続きます。
以降は、水道光熱費、通信費、医療費・生命保険料、日用品費となっています。
自分の手取り額を把握している人は、それぞれの費用にどのぐらいの金額を割り振ると理想的な配分になるのかを試算してみるとよいでしょう。
食費を節約するコツとは?
毎月、食費として30,000~37,500円を支出できる250,000円の手取り額がある人であれば、勤労に従事している34歳以下の男女の平均的な食費(女性30,921円/男性37,823円)とほぼ同等となりますが、手取り額が250,000円以下の場合は、食費を節約する工夫が必要でしょう。
食費の節約に効果が期待できることの一つは、外食を減らし自炊をすることです。
帰宅後に自炊をするのは大変だと思う人は、休日に作り置きができるおかずをまとめて調理し保存しておくことや時短料理のレシピなどをもとに食材の下ごしらえなどを行っておくことをおすすめします。
食費以外の生活費を節約する方法とは?
食費以外の生活費を節約するためには、毎月一定の金額を支出しなければいけない固定費と呼ばれる住居費や水道光熱費、通信費などを見直すことが効果的と考えられています。
ただし、賃貸住宅にお住まいの人が住居費を見直す場合は、引っ越しをするための費用や引っ越しの準備に手間も時間もかかるため、敷居は高いといえます。
そのため、一人暮らしを始める際には、内外装のデザインや間取りだけではなく家賃や利便性を含めた総合的な視点から住居を決めることをおすすめします。
その他で見直すことができるのは、水道光熱費と通信費、保険料です。
電気・ガスは契約する事業者の自由化に伴い、利用者が自由に選択できます。
そのため、電気・ガスの事業者の選択は、戸建住宅に住んでいる人だけではなく、賃貸住宅に住んでいる人でも可能です。
ただし、賃貸住宅によっては事業者の選択ができないケースがあります。
インターネット回線やスマートフォンなどの通信費の支出は、プランの見直しや通信事業者を乗り替えなどで抑えることが可能です。
生命保険や車の任意保険も通信費と同じ、補償内容の見直しや保険会社を変更することで、出費を抑えられるケースがあります。
保険を更新する際は、今までと同じの内容で更新することなく、他社の保険商品などと比較して更新手続きを行うことをおすすめします。
関連記事:軽自動車の保険料の費用相場は?自動車保険の基本から解説
車の維持費は年収のどのくらいを占める?
公共交通機関が充実している都市部で一人暮らしをしている人であれば、車を所有しない生活にそれほど不便を感じることはないかもしれません。
しかし、公共交通機関が充実していない地域の人や、休日はさまざまな場所へ出かけたり、趣味のアウトドアを満喫したりしたい人にとって、車は日々の暮らしに欠かせない移動手段の一つでしょう。
しかし、車は購入費用以外に、購入後の税金や保険、メンテナンス費用などの維持費が必要になります。
ここでは、車の維持費について解説します。
関連記事:車のランニングコスト(維持費)はいくら?費用相場やコストを抑える方法を紹介
車の維持費は年間どの程度かかる?
車の維持費とされている費用は以下の通りです。
- ガソリン代
- 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料
- 任意で加入する自動車保険(任意保険)の保険料
- 自動車税、軽自動車税、自動車重量税
- 点検・車検、オイル交換などを含むメンテナンス費用
- 駐車場代
ガソリン代は所有する車の燃費性能、走行距離によって、大きな振れ幅があります。
自動車税・自動車重量税は、車の排気量や車両重量によって納付額が異なります。
任意保険の保険料は、補償内容や付帯する特約・年齢条件・加入時などで違いがあり、駐車場代もすべての駐車場が一律料金を設定しているわけではありません。
車別のおよその年間維持費は以下通りです。
- 軽自動車の場合:約305,000円、
- コンパクトカーの場合:約320,000円、
- ミニバン(2,000ccクラス)の場合:約365,000円
関連記事:ガソリン代がお得になるおすすめクレジットカード7選!選び方も解説!
年収に対する車の維持費の割合は?
日本人男性の平均年収は、20代男性の場合は約3,650,000円、30代男性の平均年収は約4,740,000円です。
さらに、年代別に所有した車による平均年収に占める維持費の割合は以下の通りです。
20代男性の場合
- 軽自動車:8.4%
- コンパクトカー:8.8%
- ミニバン(2,000ccクラス):10.0%
30代男性の場合
- 軽自動車:6.4%
- コンパクトカー:6.8%
- ミニバン(2,000ccクラス):7.7%
ここで紹介した平均年収は、取得税や健康保険などが控除された手取り額ではなく、支給額となります。
関連記事:apollostation card(アポロステーションカード)の年会費はいくら?出光カードからどう変わった?
一人暮らしにおすすめの車を紹介
一人暮らしの人が車を購入する際は、車の性能やデザイン性、利便性、購入費用だけではなく、購入後の維持費や車の使用目的、先を見越したライフプランなどを踏まえて検討する必要があるといえます。
ここでは、一人暮らしにおすすめの車を3台紹介します。
ダイハツ ミライース
ミライースはダイハツが製造・販売している軽自動車です。
ミライースのメーカー希望小売価格は860,200円(税込)~となっています。
全グレード2WD車と4WD車から選ぶことができます。
また軽自動車のため、普通車に比べると維持費の負担が軽く、維持費をできるだけ抑えたい人や、通勤通学など1人で乗ることが多い人におすすめの車です。
関連記事:ミライースをグレード別に違いを徹底解説!
ホンダ N-BOX
N-BOXは、ホンダが製造・販売しているトールワゴンタイプの軽自動車です。
N-BOXのメーカー希望小売価格は1,448,700円(税込)~となっています。
N-BOXはノーマルエンジンとダーボエンジンモデルがあり、それぞれに2WD車/4WD車が設定されています。
またN-BOXは、Honda SENSINGと呼ばれる先進の安全運転支援システムを全グレードに標準装備している安全性能の高さと車内空間が広い点が魅力です。
維持費の負担を抑えたい人や休日にレジャーやショッピングに出かける機会が多い人におすすめの1台です。
関連記事:N-BOXのグレードは全19種類!それぞれの特徴や選び方を解説!
スズキ ソリオ
ソリオは、スズキが製造・販売しているコンパクトトールワゴンです。
ソリオのメーカー希望小売価格は、1,581,800円(税込)〜となっています。
ソリオには、ガソリン車とハイブリッドモデルがラインアップされており、各モデルに2WD車と4WD車が設定されています。
ソリオには、SUZUKI Safety Supportと呼ばれるさまざまな予防安全技術が標準装備されています。
ただし、標準装備されている予防安全技術はグレードにより違いがあります。
ソリオは普通車のため、軽自動車に比べて多彩なシートアレンジによる車内空間に十分なゆとりと使い勝手のよさがあります。
軽自動車に比べると維持費は割高となりますが、普通車の中では維持費の負担は抑えられます。
軽自動車の走行性能に物足りなさを感じる人やアウトドアなど多くの荷物を積んで出かける機会が多い人、家族や友人と出かける機会がよくある人などにおすすめの1台です。
関連記事:ソリオの魅力を徹底解説 !燃費やグレードなどスペックをご紹介
まとめ
今回は一人暮らしにおける食費の平均や生活費・車の維持費についてご紹介しました。
一人暮らしをすると何かと出費が多くなりますが、毎月支出する固定費の見直しを行うことで節約をすることができます。
現在出費が多いと感じている人は理想的な食費の割合を把握して、削れる支出がないか確認してはいかがでしょうか。