軽トラックの乗り心地は?メリット・デメリット・魅力を紹介!
軽トラックとは、軽自動車の区分に当てはまるトラックのことで、軽自動車でありながら、大量の荷物を運べるというメリットがあります。
農業や引っ越しなどに活用されるイメージがある軽トラックですが、近年はキャンプ用にカスタムする際のベース車両としても注目されています。
その際に乗り心地を気にする方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、軽トラックの特徴や乗り心地、メリット、デメリットを解説します。
購入を考えている人は参考にしてください。
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INDEX
軽トラックとは?概要を紹介
軽トラックとは軽自動車の区分に当てはまるトラックを指します。
ボディサイズはコンパクトですが、荷台があることにより、一度に多くのものを持ち運べる便利な車です。
なお、道路運送車両法では長さ3,400mm以下、幅1,480mm以下、高さ2,000mm以下が軽トラックのサイズとして定められています。
軽トラックは「軽貨物車」に該当するため、大型トラックとは異なり、普通運転免許証を所有していれば運転できます。
農家の人が農作物の輸送に利用したり、一般の人が引っ越しなどで利用したりする場合が多いです。
乗車可能人数は2人と少ないですが、その分、普通の乗用車では持ち運べないものを運ぶことに特化されています。
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軽トラックのデメリットは乗り心地
軽トラックにはさまざまな用途がありますが、乗り心地を優先した設計にはなっていないため、購入にあたり注意点もあります。
そのような注意点を以下に紹介します。
そもそも乗り心地は優先されていない
上述した通り、乗り心地の良い車とは言えません。
軽トラックは荷物を運ぶことを主な目的として設計されており、快適な乗り心地を追求した作りとはなっていないためです。
近年のモデルは、シート調整機能を備えていたり、サスペンションが改良されていたりするため、乗り心地も改善されていますが、古いモデルの場合は、そうした機能が装備されていないケースも目立ちます。
購入後に後悔しないためには、試乗してみることをおすすめします。
乗車できるのは2人まで
軽トラックは積載能力に重きを置いて設計・製造されているため、座席は運転席と助手席のみ、最大乗車人数は2人までとなっています。
また、貨物が落ちないように見守るためであれば必要最小限度の人員を荷台に乗せることは可能ですが、それ以外は警察署の許可なく荷台に人を載せることは基本的に認められていません。
軽トラックを利用する際は注意が必要です。
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車内空間が狭い
乗車人数が2人であることから、車内空間もそれ相応のスペースしか確保されていません。
1人で軽トラックを運転する分には問題ない広さですが、使用状況によっては窮屈さを感じるかもしれません。
ただし、車の使用目的を「荷物を運ぶための短時間の移動」と割り切れるのであれば、広く快適な車内はかえって不要であるとも言えます。
軽トラックのメリット
ここでは軽トラックのメリットを解説します。
税金が安い
自動車を利用するには国や市町村に税金を納める必要があります。
軽トラックは区分が軽自動車のため、軽自動車と同じ額の税金を支払います。
税金は「軽自動車税」と「重量税」があり、それぞれの概要は以下の通りです。
- 軽自動車税:毎年4月1日時点で軽自動車を所有している人に対して課される税金。1年分を支払う。
- 自動車重量税:車検の際、乗用車の重量別に課される税金。
ただし、新規登録から13年以上経過した場合は、経年車重課により軽自動車税の税率が20%上がります。
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燃費がよい
トラックはほかの乗用車と比較して大量の荷物を持ち運ぶことから、燃費が悪くなる傾向があります。
その点、軽トラックであれば1Lあたり15km程度は走ることができます。
積載性にも優れているため、燃料費を抑えつつ大量の荷物を持ち運ぶことが可能です。
一般の人で、大型・中型トラックが必要となる場面はそう多くないでしょう。
あらかじめ運ぶ荷物の大きさや重量が分かっており、軽トラックで問題がない場合は、燃料費を抑えながら多くの荷物を運ぶことができます。
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多くの荷物を載せられる
軽トラックには大量の荷物を運ぶための荷台スペースが装備されています。
そのため、さまざまな荷物を遠くまで持ち運ぶことが可能です。
運転席と荷台は別の空間となるため、乗車スペースを荷物が圧迫することもありません。
これは軽トラックならではのメリットといえます。
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軽トラックの魅力とは?
軽トラックが、ほかの乗用車と比較して具体的にどんな魅力があるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
手軽に導入できる
軽トラックは手軽に導入できるという魅力があります。
たとえば、軽トラックは中型や大型のトラックと比較して税金が安く済みます。
さらに言えば、軽自動車は排気量など関係なく自動車税が10,800円となるのですが、軽トラックを含む「小型貨物自動車(4ナンバー)」は5,000円となり、最も安いといえます。
また、軽トラックは車両価格も抑えられます。100万円以下の車種もあります。
車両価格を含む初期費用が安価であるだけでなく、維持費も抑えやすいため、軽トラックは経済的な負担が少ない車だといえます。
使い勝手がよい
軽トラックは農業や引っ越しに活用されるケースが多いです。
特に農業での活用が多く見受けられ、広い農地で活躍しています。
軽トラックはサイズがコンパクトである一方で、多くの荷物の持ち運びが可能です。
コンパクトなボディを生かして、細い道でも運転がしやすく、小回りも利きます。こうした使い勝手のよさも、軽トラックの魅力のひとつといえます。
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アウトドアでも活用できる
近年、キャンプなどのアウトドアの際に軽トラックを利用する人がいるようです。
荷物の持ち運びが簡単なだけでなく、荷台にて宿泊する「荷台泊」を楽しむ人もいます。
商用利用のイメージが強い軽トラックですが、アウトドア・レジャーでの利用も可能な点は、近年開拓された軽トラックの魅力でしょう。
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どのような人におすすめ?
ここでは軽トラックがどのような人におすすめできるのか解説します。
大量の荷物を持ち運ぶ機会が多い人
当たり前ですが、軽トラックは大量の荷物を持ち運ぶ機会の多い人に最適です。
特に農業に携わる人、大きな家具などを運ぶ機会の多い人にはおすすめできます。
プライベートでも積載量の多い車が欲しい人
上記のような商用利用が多い人はもちろん、プライベートで大きな荷物を載せて移動する機会が多い人にもおすすめします。
昨今はキャンプなどで軽トラックを使用することも珍しくありません。
フラットで高床な荷台にテントを張り、寝室やリビングにする方法は、キャンピングカーでもなくただの車中泊でもない、新しいスタイルとして注目を集めています。
また、マウンテンバイクを趣味とする人は、自転車を山間部まで軽トラックで運び、現地で走行を思い切り楽しむという使い方も考えられます。
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まとめ
この記事では軽トラックの特徴やメリット、デメリットを解説しました。
軽トラックとはコンパクトな車体に多くの荷物を載せられるだけでなく、ランニングコストを抑えられるという利点もあります。
商用以外で利用される機会も増えており、特にアウトドアを趣味とする人に、軽トラックはおすすめできます。
さまざまな魅力を備えた軽トラックは、カスタマイズのベースとしてもポテンシャルが高いです。
お気に入りの1台に仕立てあげるのも楽しいでしょう。