軽自動車のメリットとは?おすすめ軽の燃費比較やデメリットも解説
軽自動車は普通自動車と比べて小回りが効く上に維持費が安く済むというメリットがあります。
普通自動車ではなく軽自動車を所有している方や軽自動車の購入を考えているという人も多いでしょう。
しかし軽自動車にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
本記事では、意外と知られていない軽自動車の概要や、軽自動車に乗るメリット・デメリットなどをご紹介します。ぜひ、車選びの参考にしてください。
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INDEX
軽自動車とは
軽自動車の定義は、以下の通り法律で定められています。
規格は軽自動車の製作年月日によって変わりますが、最新となる平成10年10月1日以降のものは以下です。
全長 | 3.4m以下 |
全幅 | 1.48m以下 |
全高 | 2.0m以下 |
エンジン排気量 | 660cc以下 |
乗車定員 | 最大4人まで |
貨物積載量 | 350kgまで |
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軽自動車のメリット
軽自動車の人気が高いのは、メリットが大きいからです。軽自動車の主なメリットは、以下の3点です。
- 維持費が安い
- 車体が小さい
- 燃費がよい
- 一部の手続きが不要になる
以下で各メリットについて詳しくご紹介します。
維持費が安い
維持費が安い点は、軽自動車のメリットといえます。
維持費の安さから軽自動車を選んだという人も多くいるでしょう。
普通車と比べて、各種税金や車検費用などが安く設定されています。
普通自動車の自動車税は排気量によって変わりますが、2万5,000円以上かかります。
対して、軽自動車税は一律1万800円です。
また高速道路の料金についても、軽自動車の方が安く設定されています。
高速道路をよく利用するという人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
車両自体の価格も、高騰しているとはいえ、普通車よりも抑えられることからプチプラカーと言われるような車種もあります。
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車体が小さい
車体が小さい点も、軽自動車のメリットの一つです。
普通自動車よりも小回りが利くため、住宅街の細い道でも問題なく運転できます。
また駐車場のスペースが狭くても、駐車しやすいです。
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燃費がよい
燃費のよさに惹かれて軽自動車を選ぶ人も多いです。
軽自動車は車体が軽いため、普通車よりもガソリンの消費量を抑えられます。
軽自動車の中には、燃費が30km/Lを超える車もあるほどです。
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一部の手続きが不要になる
一部の手続きが不要になる点も軽自動車のメリットです。
普通自動車の場合、購入してから実際に乗車するまでに、車庫証明や印鑑証明を取得しなければなりません。
対して、軽自動車の場合は、基本的に印鑑証明は不要です。
また一部の地域では、車庫証明も不要とされています。
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軽自動車のデメリット
さまざまなメリットがある一方で、当然デメリットもあります。
軽自動車の主なデメリットは、以下の2点です。
- 車内が狭い
- パワーが弱い
以下で詳しくご紹介します。
車体が小さい分、車内が狭い
普通自動車よりも車内が狭いという点は、軽自動車のデメリットといえるでしょう。
軽自動車と普通自動車のサイズの違いは、以下の通りです。
軽自動車 | 普通自動車 | |
全長 | 3.4m以下 | 3.4m以上 |
全幅 | 1.48m以下 | 1.48m以上 |
全高 | 2.0m以下 | 2.0m以上 |
上記の表のように、しっかりとサイズは明確化されています。
しかし、最近の軽自動車は室内高が広くとってあり、車内を広々と感じるケースも多いです。
コンパクトカーより広いのでは?と感じることもあるでしょう。
パワーが弱い
普通自動車よりもパワーが劣るという点も、軽自動車のデメリットの一つです。
普通自動車が2,000cc以上と定められているのに対して、軽自動車の排気量は660cc以下と定められています。
平坦な道ではそれほどパワーの違いを感じなかったとしても、上り坂ではパワーの違いを感じるでしょう。
また速度をある程度出すことが求められる高速道路も、パワーの差を実感しやすい場所といえます。
軽自動車と他車種の違い
軽自動車の定義は理解できたが、普通自動車と具体的にどういった違いがあるのか知りたいという人もいるでしょう。また軽自動車と混同されやすいコンパクトカーと軽自動車には、どういった違いがあるのでしょうか。
以下で違いについて詳しくご紹介します。
軽自動車と他車種の違い
この章では軽自動車とよく混合されるコンパクトカーや、普通車との違いについて解説します。
普通車との違い
軽自動車と普通自動車ではさまざまな違いがありますが、主な違いとして挙げられるのは、以下のような点です。
- 走行性
- 室内空間の広さ
- 安全性
- 維持費
走行性
走行性に関しては、軽自動車よりも普通自動車の方がエンジン排気量が大きいため優れているといえるでしょう。
室内空間の広さ
室内空間の広さも、普通自動車の方が広いといえます。
軽自動車の乗車定員が4人までに対して、普通自動車は5人以上だからです。
荷物もより多く載せることができるでしょう。
しかし、最近の軽自動車は室内空間の狭さを感じさせないような設計がされています。
安全性
安全性に関しては、重量を考慮すると、より重たい普通自動車の方が優れているといえますが、それほど大きな違いはありません。
軽自動車の人気が高いことから、軽自動車の安全機能も進化を続けています。
維持費
維持費については、普通自動車よりも軽自動車の方が安く済みます。
また燃費の良い軽自動車を選ぶことで、より維持費を抑えられるでしょう。
走行性や室内空間の広さを重視する場合は普通自動車、維持費を抑えたい場合は軽自動車というように、自身が重視する部分で選ぶことが大切です。
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コンパクトカーとの違い
コンパクトカーとは、軽自動車よりも大きな小型自動車のことです。
コンパクトカーの定義は、厳密に決められているわけではありませんが、一般的に以下の定義に当てはまる車をコンパクトカーと呼ぶことが多いです。
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全長 | 4.7m以下 |
全幅 | 1.7m以下 |
全高 | 2.0m以下 |
エンジン排気量 | 660cc以上2,000cc以下 |
排気量が大きいことから、軽自動車よりもコンパクトカーの方が走行性が優れているといえるでしょう。
室内空間は、コンパクトカーの方が物理的には広いのですが、それを感じさせない軽自動車も増えてきています。
同等かもしくはコンパクトカー以上に広いと感じるような車も多いのが現状です。
安全性能に関しては、それほど差はありません。
なお維持費に関しては、かかる税金を抑えられる軽自動車の方が安く済みます。
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軽自動車は日本独自の規格
軽自動車の規格は日本独自のもので、昭和24年7月に初めてその規格が制定されました。
全長 | 2.8m以下 |
全幅 | 1.00m以下 |
全高 | 2.0m以下 |
エンジン排気量 | 150cc以下(4サイクルエンジンの場合) |
現在の規格よりもかなり小さく、四輪、三輪、二輪の区別はありませんでした。
この状態から徐々に軽自動車の規格が大型化されていき、四輪、三輪、二輪、農耕用などで区分けされるなどの変化を経て現在の規格に至っています。
軽自動車を選ぶ際のポイント
各自動車メーカーからさまざまな軽自動車が販売されています。
どの軽自動車を選べばよいか迷うこともあるでしょう。
軽自動車を選ぶ際は、以下の4つのポイントを押さえておくことをおすすめします。
- 人気が高い
- 燃費がよい
- デザインが好み
- 予算内に収まる
人気が高い
人気が高い軽自動車ということは、それだけの魅力があるということです。
人気が高い車を選べば、機能や走り心地に満足できる可能性が高いといえます。
また、人気が高いということは、買い取ってもらう際に高値がつきやすくなります。
車にこだわりがない人におすすめの選び方といえるでしょう。
販売店で現在人気の軽自動車を尋ねたり、インターネットで情報を取得したりすることで確認しましょう。
燃費がよい
燃費のよさも確認しておきたい部分です。
燃費が良い車を選ぶことで、ガソリンスタンドへ給油に行く手間を削減できます。
デザインが好み
人気や燃費にそれほどこだわりがない場合は、デザインで選ぶのもいいでしょう。
自身が好きなフォルムやカラーの軽自動車であれば、運転が楽しくなります。
カラーバリエーションが豊富な車種も多いため、パーソナルカラーに合わせたコーディネートも可能です。
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予算内に収まる
予算が限られている場合は「中古自動車を購入する」「カーリースを利用する」など、費用を抑える方法はいくつもあります。
自身のライフスタイルと併せて検討するようにしましょう。
軽自動車がおすすめの人
軽自動車がおすすめな人の特徴は下記の通りです。
- コスト重視の人
- 単身、または少人数家族
- セカンドカーを持ちたい人
- 運転が苦手な人
コスト重視の人
軽自動車は普通自動車と比べて維持費が安く済みます。
燃費の良い車種を選べばガソリン代を抑えることができる上に、軽自動車の税金などは固定で安く済ませられます。
また、軽自動車は人気が高いため中古車市場で値下がりしにくいという一面も持っています。
手放す時や買い換える際に高く売ることができるかもしれません。
単身、または少人数家族
ボディサイズが小さく、乗車定員に制限がある軽自動車は大人数には向いていませんが、逆に少人数であればとてもおすすめです。
大人数で乗る事態になっても、その時だけレンタカーを使用するなど柔軟に対処可能です。
セカンドカーを持ちたい人
家族が一台目を利用している時間帯、買い物や子どもの送り迎えなどでもう一台車が欲しいと考えている方に軽自動車はおすすめです。
軽自動車は小回りが効く上に燃費が良いため、二台目に選ぶ車としてうってつけでしょう。
一台目が普通自動車である場合は特におすすめです。
運転が苦手な人
軽自動車は車体が小さく小回りが効くため、運転が苦手な方でも比較的運転しやすいという特徴があります。
駐車スペースがせまくても、車体の小さな軽自動車であれば停めやすいです。
免許を取ったばかりで運転に心配がある人や運転に苦手意識を抱いている人などには軽自動車がおすすめです。
軽自動車の燃費の比較
軽自動車の燃費がよいとは聞いたことあるが、どの程度なのか詳しく知らないという人もいるでしょう。
ここでは、以下3車種の燃費を比較してご紹介します。
- スズキ アルト
- スズキ ワゴンR
- スズキ ハスラー
スズキ アルト
アルトはスズキが販売している軽自動車です。
日常になじむ柔らかいデザインから多くの人に支持されています。
アルトの燃費は以下の通りです。
スズキ アルト/HYBRID X | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 27.7km/L | 25.7km/L |
JC08モード(km/L) | 33.1km/L | 30.2km/L |
スズキ ワゴンR
ワゴンRはスズキが販売している、トールタイプの軽自動車です。
ワイドな視界で運転しやすい点が特徴として挙げられます。
ワゴンRの燃費は、以下の通りです。
スズキ ワゴンR/HYBRID FX-S | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 25.2km/L | 24.2 km/L |
JC08モード(km/L) | 31.0km/L | 29.4km/L |
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スズキ ハスラー
豊富なカラーラインナップで人気の軽自動車が、スズキのハスラーです。
リヤシートの背面やラゲッジフロアが水分や汚れを拭き取りやすい素材になっているため、キャンプや釣りなどが趣味の人におすすめの軽自動車といえます。
ハスラーの燃費は、以下の通りです。
スズキ ハスラー/ハイブリッド/HYBRID X | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 25.0km/L | 23.4km/L |
JC08モード(km/L) | 30.4km/L | 27.8km/L |
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まとめ
軽自動車には「維持費が安く済む」「小回りが利くため運転しやすい」などのメリットがあります。
上記の点を重視する人には、軽自動車はおすすめといえるでしょう。
一方で、走行性に関しては普通自動車の方が優れているといえます。
軽自動車を購入するか迷っている人は、自身が重視するポイントは何かを、事前に洗い出しておくと良いでしょう。