中古車の値引き相場はどれくらい?交渉のポイントなどを解説

車の購入を検討する場合、新車を買うか中古車を買うか悩む人も多いでしょう。

中古車を選ぶ主なメリットとして、新車よりも安価に購入できる点が挙げられます。

しかし、安く購入できると思って中古車を選んだのに、結果的に新車と変わらない価格になってしまったと後悔するケースも考えられます。

そこで今回は、中古車をより安く購入したい人に向けて、中古車の値引き相場や値引き交渉をする際のポイントなどを詳しく解説します。

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中古車の値引きは可能?

中古車市場イメージ

結論からお伝えすると、中古車の値引きは可能です。

とはいえ、全ての中古車が値引き可能というわけではありません。
一般的に値引きは行われていますが、販売店や担当者によって対応が異なります。

また、中古車は車ごとに走行距離や状態の違い、オプションの有無によって値引きの対応可否や値引き額が変わります。

新車と比べると安く購入できる中古車ですが、よりお手頃価格で購入したい人は値引き交渉に挑戦してみましょう。

値引き交渉をうまく進めるには、相場を把握することが大切です。
続いては、中古車市場における値引き額の相場について解説します。

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中古車値引きの相場とは?

値引きイメージ

中古車の場合、一般的な値引き額の相場は10%程度といわれています。

車の本体価格によって変動しますが、実際の値引き額が5〜15%であれば、通常通り値引きしてもらえたと考えてよいでしょう。

軽自動車やコンパクトカーなどの車は、大きいサイズの車と比べて本体価格が安く設定されていることが多いです。
その場合、5%程度値引きができれば十分と考えましょう。

一方で、SUVやミニバンは中古車市場でも需要が高いため、高めに価格設定されているケースが見られます。
これらの車種を購入する場合、15%程度の値引きを販売店に提案してみてもよいでしょう。

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中古車の値引きを成功させるために把握すべきこと

クルマのリサーチ

中古車の値引きを希望する場合、担当者に対して無鉄砲に値引きを依頼してもうまくいきません。

値引きを成功させるには、事前の準備が必要です。

まず、事前準備として、購入を希望している中古車の価格相場をリサーチしてみましょう。
リサーチする際は、中古車検索サイトで価格を一通り確認し、気になる販売店があれば見積もりを取得することをおすすめします。

このときに気を付ける点は、車の購入総額がしっかりと記載されているか確認することです。

購入総額ではなく車両本体の金額のみ記載されている場合、実際に支払う金額と差が出てきます。
車の購入には、本体価格に加えて税金や各種手数料などの金額が加算されるからです。

希望する中古車が本体価格しか表示されていない場合、事前に販売店に問い合わせて購入総額を確認するようにしましょう。

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失礼にならない中古車値引き交渉のポイント

交渉イメージ

購入したい中古車の価格相場が分かれば、早速値引き交渉を行いたいところですが、闇雲に進めてもなかなかうまくいきません。
値引き交渉にはいくつかポイントがあり、それらを最大限活用することをおすすめします。

本日中に買う意思を見せる

販売店の担当者が特に重要視するのは、顧客が本当に車を買う気があるかどうかです。
本日中に買いたいという意思を見せることで、値引き交渉に応じる可能性は高くなります。

ここで大切なのは、意思を見せるタイミングです。

最初から買う意思を見せてしまうと、逆に足元を見られ高めの金額を提示される可能性も考えられます。
可能であれば、見積もりをもらった後のタイミングで、本日中に買う意思があることを伝えるとよいでしょう。

加えて、ほかの店舗でも購入を検討している点を伝えると効果的です。

もちろん担当者は自分の店で買ってもらいたいと考えるため、「当店で購入していただける場合は○○円まで下げます!」など値下げ額を提示する可能性が高く交渉しやすくなります。

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オプションを付けてもらう

主に値引きの対象は車両本体の価格ですが、車両本体の値引きが難しいといわれても諦めてはいけません
販売店によっては車両本体価格の値下げは難しくても、オプションを安い価格で追加してくれるケースもあります。

例えばカーナビやETCなどのオプションを安く付けてもらったり、タイヤやバッテリーなどの消耗品を新しくしてもらったりする方法があります。
このほか、購入時にガソリンを満タンに補充してもらうことも挙げられます。

仮に、オプションを5万円分付けてもらうことができれば、実質5万円の値引きをしてもらったのと同じような効果があります。

そのため、車両本体価格の値引きがうまくいかなかった場合は、オプションを安く追加できるか積極的に交渉してみましょう

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車両本体以外の諸費用を値引きしてもらう

前述したように、中古車を購入する際は車両本体価格のほかに、税金や各種手数料などがかかります。
この諸費用部分について値引き可能か交渉するのがポイントです。

具体的には、車庫証明の取得やナンバープレートの取得について、通常は3〜4万円程度の費用が上乗せされますが、自身で手続きが可能か聞いてみましょう

自身で手続きが可能であれば、多少の手間や実費が発生するものの販売店に支払う諸費用は安くなります。

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月末や決算期に購入する

中古車の値引き交渉を成功させるには、販売店が値引きに応じやすいタイミングで購入することをおすすめします。
値引きに応じやすいタイミングとは、月末や2〜3月の決算期です。

多くの販売店では売上ノルマがあるため、月末や決算期などの締めのタイミングで、少しでも価格を安くして車を多く売りたいと考えます。
そのため、そのほかの時期よりも値下げ交渉に対応してくれる可能性が高いです。

また、大型連休前になると新車が売れやすく、それに伴い大型連休明けに中古車の流通が増える傾向にあります。

自身の中古車購入のタイミングが月末や決算期、大型連休に近い場合、ぜひ時期を合わせて販売店に訪問してみてはいかがでしょうか。

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購入検討する店舗へ試乗を行う

中古車は新車と違って不具合が発生する確率が高まります。
そのため購入前に必ず試乗を行い、車の状態を確認することが重要です。
試乗を通して気になる点があれば、販売員に質問しましょう。

もちろん車の状態を確認することも大事ですが試乗回数・質問内容が多いと、購入意思があると判断され値引き時に融通を利かせてもらえる可能性が高まります。

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購入予算は伝えない

もし中古車購入時に販売員に購入予算を伝えてしまうと、その予算に合わせて値引き交渉を進められてしまいます。そのため購入予算は伝えず、まずは販売員の提示する価格を聞いてみましょう。
提示する金額後に予算を伝えて、値引きへ入る手順が望ましいです。

現金一括払いを提示する

もし予算金額内であり、現金一括で支払うことが可能であれば提示してみましょう。
ローン払いになると、審査期間や可否などで時間と手間がかかってしまいます。

販売店の判断によりますが、すぐに車両が販売できキャッシュが見込めることより、値引きの可能性が出てきます。
また購入者側でも、余計な利息が上乗せされないため、お得に購入できるでしょう。

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ネットで見積もりを複数集める

中古車の価格は、販売店によって大きく変わります。
そして販売店によって、年式車両走行距離に応じた提示価格も大きく変わります。

そのため、購入前に複数の販売店から見積もりを取り、参考にすることが重要です。

理想的は実店舗から見積もりを集めることですが、最近ではインターネットで簡単に複数の販売店から見積もりを集めることができます。
値引き交渉の段階で他社の見積もりを参考にすることで、多少は下げる確率が高くなります。

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中古車を値引きなしで安く購入する方法

車イメージ

今回、中古車の値引きを成功させる方法をいくつか紹介しましたが、購入自体が初めての人や交渉に慣れていない人はハードルが高いと感じるかもしれません。

また、値引きは販売店や担当者によって対応が異なるだけでなく、希望する車の需要の高さや時期などさまざまな要因で対応可否が変わってきます。

そのため、車の買い替えで中古車を購入する場合、持っている車を高く買い取ってもらうことを考えましょう。

中古車を値引きしてもらえなくても、実質的に安く購入することに繋がります。

持っている車を高い価格で買い取ってもらうには、ディーラーではなく中古車販売店をおすすめします。
一般的に、中古車販売店の方が高く買い取ってくれるといわれています。

複数の店の中から最も高値で買い取ってくれる店をリサーチして、次に買う中古車の費用にあてましょう。

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まとめ

車について考えるイメージ

今回は、中古車の値引きについて解説しました。
中古車を購入する場合、状態のよい車をできるだけ安く手に入れたいものです。

そのためには、希望する中古車の価格相場を事前にリサーチし、今回紹介した値引き交渉のポイントをしっかりと押さえることが大切です。

販売店にもメリットがあるような提案や時期を選び、中古車をお得に手に入れましょう。

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