車を初めて購入する時の注意点とは?選び方や買う際の流れ、費用を解説
免許を取得した後、車を初めて買う時は、ワクワクした気持ちと同時に不安も抱いてしまうものです。
決して安い買い物ではないため、車の購入で失敗したくない! と考えるのは当然のことです。
本記事では車を初めて購入する方に向けて、選び方や注意点、購入までの流れについて解説しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。
不安を拭い去った状態で、安心して車を購入することで、買った後に後悔することもなくなるでしょう。
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初めて車を購入する際の「準備」とは
なにをするにしても、抜かりなくしっかりと準備をしておけば失敗のリスクを軽減することができます。
車を初めて買う時も同様です。
まず、以下の4つのポイントを抑えてから、次の段階に進みましょう。
1. 予算を決めておく
まず、初めにすべきは予算決めです。
現在、各自動車メーカーから数多くの車がリリースされており、価格帯も分かれています。
80~100万円、100~200万円、200~300万円など、ざっくりなもので大丈夫ですが、強いて言うなら年収の半分程度までの価格にしておいた方が安心です。
最初に大まかな予算を決めてから、インターネットや雑誌で自分の気になる車を探しましょう。
関連記事:年収別!車購入の予算相場とは?おすすめ車種や年間維持費も解説
2. 購入とカーリースを比べてみる
「車を購入したけど、これならカーリースでよかったな」とならないために、しっかりと自分にあった乗り方を選びましょう。
カーリースは毎月定額で新車に乗ることができ、頭金や諸経費などの初期費用も必要ありません。
購入時のように煩雑な手続きも不要なので、「気軽に新車に乗りたい!」と考える方に特におすすめなサービスです。
購入の前に一度短期カーリースで乗ってみるのも手かもしれません。
関連記事:カーリースと車の購入を徹底比較!カーリース会社を選ぶポイントも紹介
3. 車の利用シーンを明確にする
利用シーンによって、選んだ方がよい車種が変わります。
たとえば通勤がメインであれば、快適な乗り心地で小回りのきく車種がおすすめです。
職場までの距離が遠いのであれば、燃費性能にも着目してみましょう。
アウトドアシーンでの利用がメインであれば、車内スペースの広さを選ぶポイントとして考えるのも良いでしょう。
メインとする利用シーンを考慮して車を選ばないと、購入後に後悔する可能性があります。
その結果、早い段階で車を買い替えることになるかもしれません。
このようなことにならないよう、利用シーンを明確にしたうえで適した車を選択しましょう。
わからない場合は色々なサイトの口コミやランキングも情報の手掛かりになります。
また、利用シーンによって任意保険料も変わります。
「通勤・通学」「レジャー」などの選択肢がありますが、正直に申告しましょう。
関連記事:失敗しない中古車の選び方とは?押さえるべきポイントを解説
4. 維持費がどれくらいになるか調べてみる
車の維持費は、「燃料代や駐車場代などの走行に関わる費用」「税金や保険料などの乗車に関わる費用」「メンテナンスにかかる費用」の3つに大きく分けることができます。
もちろん、車種によって年間の維持費は変わります。
一般的には、1年で40~50万円程度かかるという話もあります。ただ、車によってはこれ以上の費用となる可能性もあります。
購入車が新車か中古車かというどこで買うのかも年間の維持費が大きく変わります。
中古車は、新車よりも車両の価格が安いですが、不具合が発生する可能性もあり、イレギュラーな出費が生じる可能性があります。
さらに車検も2年に1回と、新車と比べて頻度が高いことも念頭においておきましょう。
関連記事:軽自動車の維持費は普通車よりも安い?維持費の内訳を解説!
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初めて車を購入する際の流れ
車の購入における流れは「試乗 → 見積もり → 契約 → 納車」と、とてもシンプルなものです。
それでは、各ステップごとに詳しく見ていきましょう。
1. 気に入った車を試乗してみる
基本的に、新車でも中古車でも試乗させてもらえることが多いです。
自分の気になっていた車に乗るために、試乗の予約はいれておいた方が安心でしょう。
デザインを気に入って購入したものの、実際に乗ってみると乗り心地が悪かった、思ったよりもパワーがなかった、といったことにならないよう、試乗でイメージ通りかを確認してみてください。
また、試乗では普段通りの運転を心がけることをおすすめします。
お店の車だからと遠慮していると必要な情報は得られません。
関連記事:車を欲しいと思っている人必見!販売店の特徴や購入方法について解説します
2. 見積もりをしてもらって契約する
車が決まったら、見積もりを作成してもらいます。
店頭価格は、あくまで車両そのものの価格であり、実際には諸費用が加わります。
オプションなども加味した最終的な料金は、見積もりで確認しましょう。
見積書に不明な点があれば必ず質問することも重要です。
販売店側のミスで不要なオプションが加えられている、といったことも考えられるため、細かい確認が必須です。
見積もりに納得したら、いよいよ契約です。
契約には、印鑑登録証明書や車庫証明などが必要です。
忘れると新車登録などができなくなるため、スムーズに契約を交わせるよう事前に調べ、漏れなく準備をしておきましょう。
関連記事:車庫証明書の書き方!必要な書類と車庫証明の注意点を解説
3. 納車
ここまでのステップをクリアすれば、あとは納車されるのを待つのみです。
新車の場合は、さまざまな手続きや準備があるため、納車まで2~3週間程度かかるのが一般的です。
中古車は、場合によっては即日納車してもらえるケースもあります。
なお、店頭に在庫がない場合には、2~3ヶ月ほど、時にはそれ以上待たされることもあるため注意が必要です。
なるべく待ちたくない方は、事前に在庫があるのかどうかを確認しておくとよいでしょう。
関連記事:車を購入するまでの流れとは?必要な手続きや書類も解説
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初めて車を購入する際の選び方
車を初めて買う方にとって、どのように車や販売店を選べばよいのかは未知の領域です。
初心者の方は、まず以下のポイントを抑えましょう。
大切なのは使い勝手のよさ
初めての車を購入する際の選び方で重要なのは、自分に合った使い勝手のよさです。
初めての車の場合、憧れや理想から使い勝手のよさを気にせずに選んでしまう人もいるでしょう。
しかし、使いにくい車は購入後の後悔や早期乗り換えにつながってしまいます。
店舗に行った際は、必ず試乗を行って使い勝手のよさを確認してから購入するとよいでしょう。
また、車を初めて購入する場合は、安全装置も確認しておくべきポイントです。
車を購入すると運転する機会が増えますが、慣れないうちは感覚が分からず、気づかないうちに車のボディを削ってしまう問題も起こりやすくなります。
そのためバックモニターや障害物センサー、運転を支援する機能といった安全装置が装備されているのかも考慮して購入するのがおすすめです。
関連記事:車を初めて買う時の注意点とは?選び方や購入までの流れを解説
車のサイズ感や運転がしやすいか
初めての車を選ぶ際は、車のサイズ感や運転のしやすさも確認しておきましょう。
特に車の運転歴が浅い人が大きなサイズの車を選ぶと、運転がしづらいと感じるケースがあります。
また、同じサイズの車であっても運転のしやすさは車によって異なります。
例えば、後方の視界が悪い車や死角が多い車の場合、運転中の車線変更が難しく運転がしづらいと感じる場合があります。
他にもバンのような箱型形状の車は、セダンやハッチバックなどボンネットが付いているタイプの車と操作感が異なるため注意が必要です。
関連記事:ハッチバックとセダンの違いは?それぞれの特徴を徹底比較!
サポートの充実した販売店で購入する
納車後に、どのようなサポートをしてくれるかはお店によって異なります。
定期的な点検を行っている、保証を充実させているといったお店もあれば、サポートがほとんどないところもあります。
車の購入が初めてであれば、買ったあとに不明なトラブルに直面する可能性も考えられます。
サポートがしっかりしているお店なら、このような時にも丁寧な対応が期待できるでしょう。
サポート体制がしっかりしているかどうかは、お店のホームページや、インターネット上の口コミ情報などから判断しましょう。
また、実際にお店へ足を運んだ時、店員さんの対応を確認しておくのも大切です。
サービス精神のある店員さんなら色々なお手伝いとなる提案をしてくれたり、一緒に車のチェックをしてくれたりします。
そういった方とつながることも車の購入には大切です。
関連記事:ディーラーで値引きできる限界はどこまで?交渉のコツや値引きしやすい時期を紹介
売却時のことも考えて購入する
人気のメーカーや車種、モデルは購入価格も高くなりがちですが、同様に売却価格も期待できます。
結果的にお得となることが多いので、数年単位での買い替えを前提としているのなら、売却時のことも考慮しつつ、買う車を選びましょう。
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初めて車を購入する際の注意点
初めて車を購入する場合、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
ここでは、購入する際に抑えておきたい注意点を3つ紹介します。
中古車ならば相場や状態の確認を
新車の購入であれば価格はある程度決まっていますが、中古車の価格は状態によって大きく異なります。
しかし、価格の平均相場がある程度決まっているため、平均相場から大きく外れた車は事故車や訳有り車であるケースが少なくありません。
低価格や外装・内装のきれいさだけでなく、中古車の相場を調べてから購入することがポイントです。
関連記事:中古車選びで気を付けたい修復歴ありの車とは?修理歴との違いも併せて解説
車の維持費用も考えておく
車は購入よりその後の維持にお金がかかるものです。購入するのであれば購入金額だけでなく、購入後の維持費も重要なポイントとなります。
例えば、排気量が多い車は重量税が高く、ガソリンを多く消費するため想像していたより費用がかかる場合があります。また、車によっては任意保険料が高額になるケースもあります。
車の購入後に費用で慌てるといったことがないように、事前にどのくらいの費用がかかるか調べておくとよいでしょう。
関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方へ
できれば車に詳しい人と買いに行こう
初めて車を購入するときは、一人ではなく車に詳しい人や普段から車を使用している人とお店に行くのがポイントです。
普段から車を使用している人と一緒に買いに行くことで、オプションの判断や運転したときの感覚など、運転する人目線のアドバイスをもらうことができます。
さらに、車に詳しい人は普通の人が知らない見るべきポイントを知っていることがあります。
自分よりも車の知識がある人に同行してもらうことで購入時の失敗を防ぐことができるでしょう。
まとめ
初めて車を買う時には、予算と利用シーンを決めて選ぶことが大切です。
特に、利用シーンに関しては具体的に想定しておくことで車種の選択がしやすくなります。
売却時のことも考慮するとなおよいです。
また、販売店はサポート体制がしっかりしているところを選びましょう。
本記事の内容を参考にして、自身にマッチした愛車を手に入れてください。