200万の車をローンで購入する場合に発生する月々の返済額はいくら?
200万円の予算で車を購入する場合、新車であれば高級な軽自動車やコンパクトタイプの普通車、中古車であればこれらに加え型落ちの高級車なども視野に入るでしょう。
この記事では、車を買うためにローンを組んだ際、月々の返済額のモデルケースを紹介するとともに、ローンを組む際に気をつけたいポイントを解説します。
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INDEX
200万の車を購入すると月々のローン返済額はいくら?
200万円の車を購入する際にローンを組む場合、月々の支払額はどの程度になるのでしょうか?
ここでは2パターンのケースを紹介します。
200万の車のローンの目安
マイカーローンは一般的に3年、5年、7年の契約が多いです。
また、金利は金融機関で組む銀行系ローンであれば1~4%が相場で、販売店やディーラーで組むディーラーローンでは4~8%が相場となっています。
そこで今回はモデルケースとして2%と6%のローンを3年、5年、7年で組んだ際の月々の返済額を計算してみました。
金利2% | 金利6% | |
3年ローンの場合 | 57,285円 | 60,843円 |
5年ローンの場合 | 35,055円 | 38,665円 |
7年ローンの場合 | 25,534円 | 29,217円 |
関連記事:ディーラーローンの金利はどれくらい?ほかのローンとの違いも紹介
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ローンを契約する前に確認すべきポイント
マイカーローンを契約する前に、確認すべきポイントがいくつかあります。
借入年数の設定
借入額に続いて重要なのが借入年数です。
一般的に、ローンは短期間の方が審査に通りやすく、支払総額も安く抑えられる傾向にあります。
しかし、支払総額を抑えようと借入年数を短くし毎月の返済額を無理に高めに設定すると、後々、支払えない事態になるかもしれません。
その場合、借り替えなどの手段を取れば月々の返済額を減らすことができますが、基本的に借入年数は契約してからの変更は難しいとされます。
特に期間を長くすることは厳しいといえるでしょう。
そのため、月々どの程度であれば確実に返せるのかを確認し、余裕のある返済金額と借入年数を決めることが大切です。
借入年数は長期間、短期間ともにメリット・デメリットがありますが、まずは月々にどの程度返済ができるのかを見極めましょう。
関連記事:中古車のローンは何年がよい?毎月の負担を減らすコツを紹介
金利の確認
ローンを契約するにあたって、金利も注意すべきポイントです。
金利が低ければ低いほど利息が小さく、支払総額を安く抑えられます。
しかし、オートローンでは金利の低さだけでなく、固定金利か変動金利か確認することが大切です。
なぜなら、変動金利は景気によって利率が上がるケースがあり、固定金利は一般的に変動金利より高く設定されているケースが多いためです。
そのため、金利の数字だけでローンを組むと支払総額が増えるケースもあるでしょう。
また、一般的に銀行系ローンの方が金利は低いとされますが、ディーラーや販売店によっては低金利キャンペーンを行っていることがあります。
そのため、支払総額やローンの詳細を比較し検討するようにしましょう。
関連記事:審査に必ず通るオートローンは存在する?審査に通るためのポイントを紹介!
返済方式の確認
金利や返済年数に加えて重要なのが返済方式です。
一般的に利息の返済は元金均等方式と呼ばれる方法と元利均等方式と呼ばれる方法があります。
どちらもメリット・デメリットがあるため事前の確認が必要です。
元利金等方式は利息と元金を調整し、支払額を一定にできるメリットがありますが、返済期間が長くなる傾向にあります。
一方、元金均等割は元金を均等にして利息を上乗せするため、返済期間が短いというメリットがあります。
しかし、返済開始直後の返済額が大きくなりやすいことがデメリットです。
どちらを選ぶかによって返済時の家計にも影響を及ぼします。
自分の状況に合う返済方法を選びましょう。
関連記事:マイカーローンの計算はどのように決まる?ローンの種類や注意点について
月々のローン返済額を抑えるコツは?
続いては、月々の返済額を抑えるためにできることを紹介します。
頭金を用意する
返済額を抑えるためには、頭金を多めに用意するのがおすすめです。
頭金を多く用意しておけば、ローンの借入額を減らすことができます。
また、ローンの利息は頭金にはつかず借入額だけにつきます。
そのため、頭金を多くして借入額を少なくすることで、利息も安く抑えられ月々の返済の負担を減らすことが可能です。
また、借入額が少なければ審査に通る可能性も高くなります。
ローンを組む際は、できるだけ頭金を多く用意しましょう。
関連記事:新車を「頭金なしフルローン」で購入するメリット・デメリットとは?
収入に余裕のある際は繰上返済をする
月々の返済額を抑えるポイントとして、繰上返済を行うことが挙げられます。
繰上返済とは一気にまとまった額を返済する方法です。
ボーナス払いに似ていますが、繰上返済はボーナスや月々の支払いとは別に、前倒しで元金の返済を行うことを指します。
繰上返済では返済額のすべてが元金の返済にあてられるため、マイカーローンによっては利息を減らすことが可能です。
また、マイカーローンの中には繰上返済を行うことで、返済期間の短縮ではなく月々の返済額が減るローンもあります。
月々の返済額を減らしたい人や返済期間を短縮したい人は、収入に余裕のあるときに繰上返済を検討してみましょう。
なお、繰上返済の際に手数料が発生するケースもあります。
また、ローンの種類によっては繰上返済ができないものもあるため、事前に確認するようにしましょう。
関連記事:中古車でもマイカーローンを利用できるのか?ローンの基礎やメリットとデメリットを解説
車のローンを通りやすくするコツ
車のローンが通りやすくするコツを紹介します。
コツは、以下です。
- 借入額を減らす
- 申込前後での転職を控える
- 頭金を準備する
- 金融事故を起こさない
- 仮審査を受ける
コツ①:借入額を減らす
車のローンに通るか不安な方は、借入額を減らせないか試みましょう。
- 買いたい車のグレードを下げる
- オプションを無しにする
- 頭金を準備する
などを行い借入額を減らすことは、ローンの通りやすさにつながります。
理由は、金融機関はローンの審査を行う時、「この人は借金の返済能力があるか」を確認するからです。
一般的に借入額が年収の30%程度以内だと、審査に通りやすいと言われます。
借入額が減額するほど、毎月の返済額が減額されたり返済期間も短くなりますし、年収に対する借入額の割合も少なくなるでしょう。
そうすれば、金融機関側も「給料に対してこれだけの返済額であれば、生活にも問題ないだろう」という判断に徐々に傾き、審査も通りやすくなります。
コツ②:他の借入を返済する
カードローンなど他のローンの借入があると、審査が通らない可能性が高まります。
理由は、総収入に対して借入額が多いほど、金融機関は「この人は毎月の生活が成り立つのか」、つまり「この人は借金の返済能力があるか」を心配になるからです。
したがって、マイカーローンの申し込みをされたい方で、カードローンなど他の借り入れがある場合は、申し込みの前に繰上返済などで借入額をできるだけ減らしておきましょう。
コツ③:頭金を準備する
頭金を準備することも、マイカーローンを通りやすくするコツです。
上述したように、
一般的に借入額が年収の30%程度以内だと、審査に通りやすいと言われます。
頭金を準備することで、年収に対する借入額の割合も少なくすることができますね。
コツ④:ローンの申込前に転職をしない
ローンの審査において、安定した収入が継続的に得られる状況なのか、を確認します。
したがって、ローンの申込前に転職をすると、勤続年数に影響が生じ、審査が通りにくくなる可能性が高くなります。
転職を検討中且つローンの申込予定の方は、ローンの審査が終わった後に、転職すると良いでしょう。
コツ⑤:金融事故を起こさない
クレジットカードやカードローンの滞納行為は、金融事故として記録されてしまいます。
「長期滞納」「任意整理」などの金融事故なら、記録の抹消まで5年間、
「自己破産」「個人再生」などの金融事故なら、最長10年間記録が残ります。
この保管期間中は、どんなローンの審査も通りません。
日頃から返済を滞納することがないよう、返済日と返済額をしっかり把握すること、
預金残高と余剰資金を考慮してクレジットカードやカードローンを利用すること
を心掛けましょう。
コツ⑥:仮審査を受ける
審査の通過に不安がある場合は、仮審査を検討するのはいかがでしょうか。
仮審査とは、本審査前に行う事前の審査です。
借入が可能かどうかを前もって知ることができます。
その結果を踏まえて、借入額の見直し、頭金の用意の検討などを試みることができるでしょう。
車のローンを組む際の注意点
車のローンを組む際は、ローンの金利や年数だけでなく維持費や日常生活との兼ね合いも考える必要があります。
続いては、ローンを組む際の注意点を3つ見ていきましょう。
維持費も考える
車のローンを組む際は、返済額だけでなく維持費を考える必要があります。
毎月の返済と別に、車にはガソリン代や駐車場代などの維持費がかかるからです。
地域によっては、スタッドレスタイヤなど地域特有の追加装備も必要になるため、維持費も考慮しながらローンを考える必要があります。
また、車を購入後の車検や税金も忘れてはいけません。
車検や納税が近づいたタイミングで慌てることがないように、月割でどの程度の予算が必要かを考えることが大切です。
特に中古車をローンで購入する場合は、故障や修理のリスクも想定しておきましょう。
関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方へ
収入に見合った返済プランを立てる
ローンを組む際は、毎月の収入に見合った返済プランを組むことが大切です。
もし、収入に余裕がない状態でローンを組んでしまった場合、別途、出費が発生した際に対応が難しくなってしまいます。
また、景気の悪化や転職などにより収入が減るケースもゼロではありません。
そのような状況でも返済できるような返済プランでローンを組むことが大切です。
一般的に、マイカーローンの適切な年間返済額は、年収の30%以下とされます。
しかし、将来的にマイカーローン以外にも別のローンを組むことも想定し、より低めに抑えておくのがおすすめです。
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【リースVS購入】中古車リースの料金シミュレーション!カーリースの基礎から解説
車選びを慎重に行う
特に、200万円で購入する車が中古車の場合、どの車種を選ぶかは非常に重要です。
その理由は中古車が車両価格が時価で決まるという特質を持っているためです。
200万円の値付けが平均相場より安い車と高い車があり、場合によっては思わぬ出費が必要になるケースもあります。
特に200万円が平均相場を大きく下回っている場合、事故車だったり何かしらの問題を抱えていたりするケースが少なくありません。
購入した後に、故障による出費が発生するケースがあるため注意しましょう。
また、新車であっても再販価値を考えて購入することで、後々、手放してローンを完済するなどの手段が選択可能です。
関連記事:中古車は故障しやすいのか?故障時の対応で覚えておきたいことを紹介
200万の車をローンで買うときの車選びのコツ
200万の車をローンで買うときの車選びのコツは、以下です。
- 整備記録簿を確認
- 買う前に試乗
- 相場や中古車販売店をリサーチ
コツ①:整備記録簿を確認
もし200万の中古車の購入を検討している場合、購入前に整備記録簿を確認しましょう。
整備記録簿とは、車の点検結果と整備の概要が記録されているもの。
過去の点検整備の内容や、消耗部品の交換時期などを把握することができます。
つまり、整備記録簿を見れば、法定点検がちゃんと行われ、安全に乗車できるようメンテナンスされているのかを確認することができるのです。
整備記録簿を確認する際は、
- 指定工場や認証工場で整備を受けているか
- エンジンオイルが交換されているか
- その他交換している部品があるか
などをしっかり確認しましょう。
コツ②:買う前に試乗
もし200万円の中古車を購入する際は、購入前に試乗しましょう。
いくら車の外装や内装などの見た目が綺麗な状態だとしても、目視確認だけでは、その車にトラブルが潜んでいるかどうかを正確に把握することはできません。
実際に乗車し運転することで、
- 運転のしやすさ
- 運転中、異音がしないか
- エアコンが臭くないか
など、車の内部に潜むトラブルの元を購入前に発見しやすくなります。
また「見た目はかっこいいけれど、運転がしにくい」場合は、車に乗るのがストレスになったり、操作ミスで事故を起こしかねません。
中古車を購入前は必ず試乗し、運転のしやすさ、運転中に異音がしないかなど、その車が故障の原因を抱えていないかどうか、しっかり確認しましょう。
コツ③:相場や中古車販売店をリサーチ
中古車を購入する場合は、インターネットで中古車販売業者のホームページを複数確認し、自分が欲しい車種の相場がいくらなのかを把握しましょう。
相場を把握すれば、「相場よりも高い金額で買ってしまった…」という事態を防ぐことができます。
相場をリサーチし、自分の予算よりも購入費用がオーバーしてしまう場合は、
- グレードを下げる
- 年式が古いものにする
- 走行距離が多いものにする
- 希望するボディカラーを変更する
- 修復歴を確認
- 車検の有無
など、条件を変更してみるのも一つの方法です。
グレードを下げた場合でも、試乗してみると、案外乗りやすく不便を感じないケースもあります。
車の購入は、決して安い買い物ではありません。
購入費用をできる限り抑えたい方は、欲しい車種の中古車相場を把握し、グレードを下げるなど条件を見直してみましょう。
総額200万円ぐらいのおすすめ車種3選
ここでは、総支払額が200万円程度になる車種を紹介します。
スズキ スペーシア HYBRID G 2WD CVT
スズキのスペーシアは2023年にフルモデルチェンジを行い、スーパーハイトワゴンと呼ばれる背の高いワゴンタイプの軽自動車の中で最良の燃費性能(WLTCモードカタログ燃費:25.1km/L)を達成しました。
本体車両価格は153万100円と、諸費用を加えても200万円を切るでしょう。
燃費性能や、軽自動車であるということから購入後のランニングコストの安さも期待大です。
関連記事:スペーシアに月額12,000円台で乗れる!中古車カーリース(車のサブスク)ポチモとは?
ダイハツ ムーヴキャンバス ストライプス X 2WD
低予算だからといってビジュアル面で諦めている方もいらっしゃるかもしれませんが、おしゃれカーの代名詞ムーヴキャンバスも本体車両価格税込149万6,000円〜と200万円以内に収まります。
近年の車はどれもデザインがいいですがこだわりのある車といえばムーヴキャンバスでしょう。
可愛いイメージが強いかもしれませんが、おしゃれなものはかわいいのです。
関連記事:ダイハツ ムーヴキャンバスに乗るならカーリース・サブスクの方がかわいい?
トヨタ ヤリス X ガソリン1.0L CVT 2WD
200万円だからといって軽自動車しか選択肢がないわけではありません。
トヨタのヤリスは日本一売れている普通自動車で、エントリーモデルは衝撃の150万1,000円〜と諸費用込みで200万円ほどに収まります。
燃費性能もWLTCカタログ燃費20.2km/Lと良好です。
ハイブリッドモデルだと本体車両価格が204万4,000円〜と諸費用込みだと250万円ほどになってしまいま雨でしょうが36.0km/Lという燃費性能が魅力的です。頻繁に乗るのであれば予算と相談した上で、ハイブリッドも視野に入れてもいいでしょう。
関連記事:トヨタのヤリスをカーリースで乗るメリットはあるのか解説
お得に車に乗るならカーリース!
カーリースは、毎月定額の支払いで車に乗ることができるサービスです。カーリースの月額料金は、車両本体価格から返却時の下取り価格である「残価」を引いた額を契約月数で割って算出します。
そのため、残価の分だけカーローンよりもお得に車に乗ることができます。
また、カーリースの月額料金には、税金や保険料なども含まれていることが多く、頭金や登録諸費用を実費で負担することはほとんどありません。
さらに、月額料金に車検代やメンテナンス代が含まれているプランを選択すれば、契約期間中に大きなまとまった出費の心配をする必要がなくなります。
上記に加えて、リース会社によっては車検の無料クーポンや、ガソリン代割引など、さまざまな特典があります。
ポチモのカーリースなら、嬉しいサービスや特典がたくさん!
- 契約期間中のガソリン値引き(最大7円/ℓ)
- 走行距離の制限がない
- 契約満了時に必ず車をもらえる(残価なし)
- 契約満了時に車を返却するとキャッシュバックあり(条件あり)
- メンテナンスも受けられる(条件あり)
ポチモのカーリースには、新車と中古車のサービスがあります。
車の購入以外にも、カーリースという選択肢も検討してみませんか?
まとめ
この記事では、200万の車を購入した際の月々のローン返済額やローンを契約する前に確認すべきポイント、注意点などを紹介しました。
マイカーローンには、ほかのローンにはない注意点がいくつかあるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
原則、ローンは契約後の変更が難しいため、ローンを組む際は返済期間や金利、返済方式など自分の状況に見合ったものを選択するようにしましょう。