4WDのコンパクトカーの特徴とは?メリットやデメリットをご紹介
4WDのコンパクトカーは、燃費のよさと実用性を兼ね備えた車として人気の車種です。
コンパクトカーと言えば、コストや構造上の問題から2WDが主流でしたが、近年は徐々に4WDの車が増えつつあります。
本記事では、4WDのコンパクトカーの特徴や定義、メリット・デメリットについて紹介します。
また4WDのコンパクトカーがおすすめな人の特徴も紹介しますので、4WDやコンパクトカーの購入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
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4WDのコンパクトカーの定義と特徴
4WDのコンパクトカーは、コンパクトであることと4WDの特性が生かされた車です。
ここでは、コンパクトカーと4WDの特徴を説明します。
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コンパクトカーの定義
コンパクトカーは、車体が小さめの普通車のことで「小型乗用車」と規定されています。
普通車ですので車体がコンパクトとは言え、定員5名がきちんと座れます。
明確な定義ではありませんが、一般的に下記のような車種がコンパクトカーと呼ばれます。
- 全長約4,200mmm未満
- 全幅約1,700mm未満
- 排気量1,000~1,500cc程度
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4WDとは
4WDとは「Four-wheel drive」の略称で、4輪すべてをエンジンで駆動させている車を4WDと言います。
4輪がすべて駆動するため、舗装されていない悪路や雪道などの滑りやすい路面でも安定した走行が可能です。
悪路走行に向いている車種なので、アウトドアやオフロード走行を楽しむ人にも人気です。
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4WDのコンパクトカーの特徴
4WDのコンパクトカーは、コンパクトカーのサイズを守りつつも4WDの魅力を兼ね備えています。
悪路走行に強い上、狭い道なども小回りが利き走りやすいという特徴があります。
「レジャーやアウトドアに出かけたいけど、免許を取得したばかりで運転に不安がある」という人や、雪多く降る寒冷地に住む人に最適な車種と言えるでしょう。
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4WDのコンパクトカーを選ぶメリット
4WDのコンパクトカーのメリットは、ズバリ「実用性の高さ」です。
コンパクトカーと4WD両方の機能を備えた車種は、その両方のメリットを享受でき、デメリットの一部を補うことができる、「良いとこどり」の車種といえます。
小型ながら走行性能にも優れているため、大型車から小型のタイプへ買い替えを検討している人にも適しているでしょう。
コンパクトカーと4WDの特性を持つ4WDのコンパクトカーのメリットを紹介します。
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コンパクトカーならではの扱いやすさ
コンパクトカーのメリットには下記のような特徴が挙げられます。
- 小回りがきき、初心者でも運転がしやすい
- 燃費が良く、長距離運転にも向いている
- 軽自動車よりはボディが強く安定している
- 「小型乗用車」のため、維持費が抑えられる
普通車の中では車体が小さいため、Uターンやカーブの感覚がつかみやすく、運転のしやすさはピカイチです。
大半の駐車場に余裕を持って駐車できますし、狭い市街地での離合なども容易に運転できます。
初心者ドライバーや大きい車での運転に不安のあるドライバーには最適な車種と言えるでしょう。
また軽自動車よりはボディが強く、コンパクトながら安心感を感じられます。
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4WDならではのパワー
4WDのメリットには下記のような特徴が挙げられます。
- 走行性能が高く、安定感が感じられる
- 雪道、オフロードなどの悪路でも安心して運転できる
4輪はすべてが路面をとらえるため、ぬかるみや雪道などの悪路も走行しやすく、カーブが多い山間部や強風にあおられても安定した走行が可能です。
エンジンパワーが均等に地面に伝わるため、2WDと同じ馬力でも4WDの車の方が上り坂などを力強く走れます。
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4WDのコンパクトカーを選ぶデメリット
4WDのコンパクトカーはメリットが多い一方、デメリットもあります。
購入後に後悔しないよう、あらかじめ把握しておきましょう。
2WDと比較すると燃費が悪い
2WDと比較すると、車体重量の関係から燃費が悪いと感じる場合もあります。
車が前に走ろうとする力が生む路面との摩擦を「走行抵抗」と呼びます。
車は、駆動していないタイヤの走行抵抗より、駆動しているタイヤの走行抵抗の方が大きいという特徴があります。
そのため2WDよりも4WDの車は走行抵抗が増え、燃費が落ちてしまうのです。
最近の4WDは以前と比べて軽量なモデルが増え、極端に燃費が悪くなることはありませんが、同じ車種の2WDと比較した場合は燃費が劣る可能性があります。
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車両の価格が高い
4WDのコンパクトカーの中でも、ある程度の大きさがあるタイプや走行性能が高い車を選ぶと、車体価格が高くなる傾向にあります。
また、2WDと比較すると、4WDは車体パーツが多くなるため、価格も高くなります。
例えば、トヨタの人気コンパクトカー「シエンタ」の2WDと4WDの価格を比較すると、差は約20万円にもなります。
また、北海道などの寒冷地で4WDを購入する場合は、通常オプション扱いの「寒冷地仕様」が標準装備となるため、さらに価格が高くなる可能性もあります。
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軽自動車より下取り価格が劣る
最近の軽自動車は、広い車内空間や先進安全装備があることから普通自動車に劣らない実用性を備えています。
さらに、税金が普通自動車より安いというメリットがあるためコンパクトカーと比較されています。
軽自動車に対してコンパクトカーが劣るのが下取り価格です。
もちろん一部のSUVやハイブリッド車はリセールバリューが期待できますが、全体的に下取り価格が高いのは軽自動車にあるでしょう。
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4WDのコンパクトカーの選び方
4WDのコンパクトカーは、「走行性能が優れており、小回りがきく」というメリットがある反面、2WDのコンパクトカーや軽自動車と比べると車体価格が高かったり、燃費が悪かったりするというデメリットがあることをご紹介しました。
そのデメリットを補い、最適な車種を選ぶための方法をご紹介します。
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低燃費の4WDコンパクトカーを探す
燃費の良さを追求するなら、ハイブリット車種がおすすめです。
2WDモデルしかないコンパクトカーもありますので、4WDの走行性能が欲しい!という方は、4WDモデルがあるかどうかを確認しましょう。
ホンダ フィット、日産 ノートなどのコンパクトカーには4WDモデルがあります。
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中古の4WDコンパクトカーを検討する
運転性能として優秀な4WDは、同じ車種でもどうしても2WDより4WDの価格が高くなってしまいます。
そこで、中古車での購入を検討することも視野に入れてはいかがでしょうか?
コンパクトカーは人気が高く、中古車でも多く販売されています。
また街乗りがメインという方は、オフロードのような悪路ばかり走るわけではないため、カーリースやレンタカーで補うこともできるでしょう。
どのような使用方法がメインになるかをあらかじめよく考えて、購入を検討しましょう。
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4WDコンパクトカーはどういう人におすすめ?
4WDコンパクトカーはどのような地域やライフスタイルの人に適した車種かを解説します。
雪の多い地域に住んでいる人
降雪量が多い地域で4WDのコンパクトカーは心強い存在です。
気温が低く路面が凍結するため、4WD車の方が安心して運転できるでしょう。
大型の4WDやSUVも人気ですが、路肩に除雪された雪がたまり道幅が狭くなることも多く、大きな車では運転しにくい場合があります。
そのため小回りの利くコンパクトカー4WDが人気の傾向にあります。
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キャンプやアウトドアなどによく出かける人
4WDは、雪道だけではなく舗装されていない道路の走行にも適しています。
そのため、レジャーやアウトドアが趣味で、砂利道や山道などを走行することがある人にも適しています。
また、山道は道路が舗装されておらず道幅が狭い道路も多いため、4WDのコンパクトカーが適しています。
近年はアウトドアやレジャーだけではなく、街乗り用と両立できるようなおしゃれなデザインの車も増えています。
平坦な道でも険しい道でもスムーズな走行ができる4WDのコンパクトカーはさらに重宝されるでしょう。
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高速道路や雨の日の運転に自信がない方
4WDのコンパクトカーは4輪すべてにエンジンの力が伝わるため、安定した走行が可能です。
また、軽自動車と比較すると高速道路などを走行する際も走りがしっかりしています。
家族やお子さまの送迎でどうしても雨の日に運転しなければならない人や、運転に自信がない人も安心できる車種です。
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4WDのコンパクトカーへの乗り換えを考えている場合
生活スタイルやライフステージの移り変わりによって、車の買い換えを検討される人もいるでしょう。
SUVやミニバンから4WDのコンパクトカーに乗り換える場合と、軽自動車から4WDのコンパクトカーに乗り換える場合について、メリット・デメリットを紹介します。
SUVやミニバンから4WDのコンパクトカーに乗り換える場合
SUVやミニバンから4WDのコンパクトカーに乗り換える場合には、下記のようなメリットがあります。
- 燃費が向上し、ランニングコストが低減できる。
- 都市部での駐車や交通渋滞での対処が容易になり、狭い道路や駐車場での運転が楽になる。
都市部での運転がメインになった、燃費が気になるなどの理由があれば、乗り換えを検討すると良いでしょう。
デメリットとしては、SUVやミニバンより車内スペースが狭くなること、本格的なオフロードでの運転の安定性はないことが挙げられます。
軽自動車から4WDのコンパクトカーに乗り換える場合
軽自動から4WDのコンパクトカーへ乗り換える場合には、下記のようなメリットがあります。
- 雪や雨などの悪天候でも安定感のある運転ができる。
- 室内が広くなり、乗り心地が良くなる。
もし軽自動車を運転していて「悪天候の中での運転に不安がある」「室内が狭い…」という不満を持っている場合は、乗り換えがおすすめです。
しかし、一方で燃費が悪くなったり、駐車スペースの制約を受けたりする可能性があるのはデメリットです。
また車両購入価格も軽自動車よりは高くなりますので、その点も考慮する必要があります。
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まとめ
本記事では、4WDのコンパクトカーの特徴やメリット、デメリットについて解説しました。
サイズが小さく小回りが利き、燃費もよい点に走破性の高さが加わり、安心して運転できる4WDのコンパクトカーに人気が集まっています。
近年はキャンプなどのアウトドアが流行していることもあり、今後さらに4WDのコンパクトカーの人気は高まるでしょう。
購入を検討されている人は、自身のライフスタイルや使用用途に合った車を選び、カーライフを楽しんでください。