新卒の新車購入は支払いがキツイ?事前に知りたい予算や維持費、年収別おすすめ車種を紹介!
新生活が始まるにあたり、通勤で車が必要になる方もいらっしゃるでしょう。
新卒で車を購入すると支払いがキツイという話を耳にすることもあり、不安なことも多いと思います。
購入後どのくらいの費用がかかるのか、車のローンが組めるのかなど、事前にきっちり把握することで、新卒の方でも車を購入することは可能です。
新生活で経済的に困らないために、車購入時におさえておきたいポイントを確認しておきましょう。
この記事では、車の購入費用としてどの程度まで出せるかの目安や維持費用について解説します。その上で年収別のおすすめ車種や、維持費の節約方法を紹介するので参考にしてみてください。
関連記事:車を初めて買う時の注意点とは?選び方や購入までの流れを解説
INDEX
【新卒向け】車を初めて買う前に知っておきたいポイント
車を購入するといっても、お店へ行って車両を購入しただけで終わりではありません。
新卒で車を初めて買うときは、どのような費用が発生するか、どのくらいの費用が必要なのかを把握しておきましょう。
車を利用すると、購入時以外にもその後の出費もあることを覚えておかなければなりません。
想定外の出費に慌てることがないよう、費用に関するポイントをまずは解説していきます。
維持費は年間30万円以上かかる
車を利用する場合、維持費として様々な費用が発生します。
車両代は、車を所有する際に必要な費用の一部にすぎません。
長い目で見れば、車両代より維持費の方がはるかに多くかかるのです。
車の維持に必要となる主な費用は、以下の通りです。
・駐車場代
・燃料費
・各種メンテナンス費
・各種消耗品費(オイル・エレメント・タイヤ代など)
・車検費用(2年に1回、新車購入時のみ登録から3年後)
・法定点検費用
・各種税金
・各種保険料
これらの費用は、車種や車の使用頻度などによって大きく変わります。
平均的な金額で年間30万円以上はかかります。
税金や車検費用などは毎月発生する費用ではありません。
金額を聞くと思っていたより低く思う方もいるかもしれませんが、この毎月ではない、忘れた頃にやってくる、まとまった費用により、支払いがキツイと感じる場合があります。
お金を捻出できず困らないよう、支払いに必要な費用は事前に確保しておくことを心がけましょう。
関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方へ
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新卒でローンは組めるのか
車を一括で購入できる方は限られるでしょう。
それが新卒ならば尚更です。
そのため、自動車ローンを利用しようと考える方もいるのではないでしょうか。
ローンの審査では返済能力の有無がチェックされます。
様々な審査項目の中、まずチェックされるのが年収や勤続年数です。
当然、より年収が高く勤続年数が長い方が、審査に通りやすくなります。
一方で連帯保証人を用意したり、頭金を支払って借入金額を下げることで審査に通りやすくなることもあります。
しかし、これは、あくまでも最低限の条件を満たしたうえでのアピール要素だと思っておきましょう。
関連記事:新車ローンの組み方 何年がおすすめ?金利の違いも徹底解説!
3種の自動車ローン
自動車ローンには、おもに以下の3種類があげられます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分にとって一番都合のよい種類を選びましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
銀行系ローン | ・年利1~2%と比較的安価 ・購入者=所有者になる | ・審査が厳しい |
ディーラーローン | ・審査が比較的ゆるい ・審査時間が短い | ・年利4~8%と高め ・完済まで所有権はディーラーにある |
残価設定ローン | ・追加費用がない限り、下取り価格が保証されている ・毎月の返済額が抑えられる | ・年利3~5%と少し高め ・残価に満たない使用状態だと追加費用が発生する場合も |
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自動車の維持費を節約するコツは
月極駐車場を選ぶとき
月極駐車場を利用する場合、立地や地域、サイズなどによって料金に大きな差が生じます。
マンションの部屋を借りるのと同時に駐車場も借りたという方は、一度見直してみるのもよいかもしれません。
というのも、部屋と一緒に借りたからといって特別に割引がされているわけではないからです。
駐車場代を節約したい場合、近隣のエリアを探し、より安い駐車場を選ぶのも維持費を節約するコツです。
駐車場を選ぶ際にポイントとしたいのは「距離」と「値段」です。
どちらにより焦点をあてて選ぶのか、よく吟味して契約をしましょう。
関連記事:車庫証明書の書き方!必要な書類と車庫証明の注意点を解説
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グレードや燃費も考慮して
新卒で車を所有する場合は予算の余裕があまりないことも想定されます。
たとえば同じ距離を同じ条件で走行する場合も、より燃費がよい車の方がガソリン代を節約できます。
ハイブリッドカーやエコカーなども燃費が抑えられるのでおすすめです。
また、車を購入するときは購入目的を明確にして、必要以上のグレードを避けることをおすすめします。
たとえばコンパクトカーや軽自動車は自動車重量税が抑えられるので、その分維持費を節約できます。
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【年収別】新卒の方におすすめの車は?
無理なく車を購入するための費用は、新卒か否かに関わらず年収の半分程度が目安とされています。
従って、入社時に年収を計算して、その半分以下の予算設定をしておくと安心です。
単純な計算で、自身の年収の半分で生活をしていくことになりますので、年収の半分以上を予算として設定するのはあまり現実的ではないでしょう。
また、半分といっても実際はガソリン代などもかかりますので、実際のところはそれ以上だと考えられます。
もちろん、これは自身の年収やライフスタイルなどによって変わります。
この車を買うと自分の生活が圧迫されそうだと判断した場合は、予算を削ったほうがよいでしょう。
この前提をもとに年収別でおすすめの車をいくつか紹介しています。
ご自身で車を選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:年収別!車購入の予算相場とは?おすすめ車種や年間維持費も解説
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年収300万円以下の方におすすめの車
まずは、年収300万円以下の方におすすめの車を2車種紹介します。
ダイハツ ミライース
ダイハツのミライースは、新車本体価格86万円〜、WLTCモードカタログ燃費で25.0km/Lという驚異的なコストパフォーマンスが魅力です。
全高が高いものの、流行りのN-BOXなどのハイトールワゴンよりはかなり低く、コンパクトに収まっており、機械式立体駐車場や狭い駐車場などでも問題なく駐車ができます。
ミライースの仕様は以下の通りです。
メーカー | ダイハツ |
車名 | ミラ イース |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,500 |
車両重量(kg) | 670 |
総排気量(cc) | 658 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 28 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
※紹介グレードは「G“SA Ⅲ”」
関連記事:コスパ最強ダイハツミライースをカーリースでさらにお得に!
スズキ ワゴンR
スズキのワゴンRは言わずと知れた歴史ある軽自動車です。
新車本体価格は130万円ほど、WLTCモードカタログ燃費23.0〜25.2km/Lと、コスパの良い車としてずっと現役の最前線に立っている車です。
車内の広さも魅力的で、新卒の方の場合、人付き合いが不明なところがありますが、軽自動車で4人しか乗れないという制約はあるものの、先輩を乗せることも可能です。
メーカー | スズキ |
車名 | ワゴンR:ハイブリッド/HYBRID FX-S/2WD |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,650 |
総排気量(cc) | 657 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 27 |
関連記事:中古車カーリース(サブスク)ならスズキ ワゴンRに月額12,000円台で乗れるかも!
年収300〜400万円の方におすすめの車
ここでは、年収400万円以下の方向けのおすすめの車を紹介します。
本体車両価格よりも維持費の問題で軽自動車をおすすめします。
ホンダ N-ONE
ホンダのN-ONEは軽自動車としては走行性能がかなり高く、N-BOXの影に隠れてるイメージはありますが、人気の車種の一つです。
本体車両価格170万円ほど〜、WLTCモードカタログ燃費23.0km/Lとコストパフォーマンスの心配もあまりありません。
メーカー | ホンダ |
車名 | N-ONE |
ボディタイプ | マイクロカー |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | FF:3.395×1.475×1.545 4WD:3.395×1.475×1.570 |
車両重量(kg) | FF:840 4WD:900 |
総排気量(cc) | 658 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | FF:27 4WD:25 |
駆動方式 | FF/4WD |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
カラー(全7種) | フレームレッド プラチナホワイト・パール プレミアムアイボリー・パールⅡ フィヨルドミスト・パール メテオロイドグレー・メタリック プレミアムサンライトホワイト・パール フレームレッド&ブラック プラチナホワイト・パール&ブラック プレミアムアイボリー・パールⅡ&ブラック フィヨルドミスト・パール&ブラック メテオロイドグレー・メタリック&ブラック |
関連記事:N-ONEターボは速い?ノンターボ(NA)車との違いについても解説!
スズキ ハスラー
スズキのハスラーはSUVタイプの軽自動車で、SUVの悪路走破性と、軽自動車の小回りの良さなどが融合した人気モデルです。
あまりフィーチャーされる特徴ではありませんが、車内の一部が汚れや水分を拭きとりやすい素材になっており、手入れが簡単などの嬉しい機能も随所にあります。
本体車両価格は140万円ほどから、WLTCモードカタログ燃費は25.0km/Lと、コスパの良さも新卒の方には安心です。
メーカー | スズキ |
車名 | ハスラー |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,680 |
車両重量(kg) | 840 |
総排気量(cc) | 658 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 27 |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | CVT |
カラー(全13種) | バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン フェニックスレッドパール ガンメタリック2トーン ピュアホワイトパール ガンメタリック2トーン アクティブイエロー ソフトベージュ2トーン オフブルーメタリック ソフトベージュ2トーン クールカーキパールメタリック ソフトベージュ2トーン コーラルオレンジメタリック ソフトベージュ2トーン シフォンアイボリーメタリック クールカーキパールメタリック オフブルーメタリック ブルーイッシュブラックパール3 ピュアホワイトパー |
関連記事:ハスラーに乗るならカーリースもアリ!おすすめする理由、料金やメリットを解説!
年収400〜500万円の方におすすめの車
新卒としてはかなり年収はかなり高く、普通自動車が選択肢に入ってきます。
トヨタ アクア
トヨタのアクアは、新車本体価格200万円程〜、WLTCモードカタログ燃費35.8km/Lという驚異的なスペックを持つ車です。
全グレードハイブリッドを搭載しており、この低燃費を実現しました。
安全性能、走行性能、室内性能、デザインなど非の打ちどころのない完璧なモデルと言えます。
関連記事:アクアをカーリースで利用するメリットとは?基本スペックや魅力についても紹介
ホンダ WR-V
ホンダのWR-Vは2024年に登場したコスパ重視のSUVです。
高価格になりやすいSUVにあたり、最低限の性能のみを搭載することで新車本体車両価格200万円ほど〜という低価格を実現しました。
最低限の性能とはいえ、オーバースペック気味な最近の車から削ぎ落とした形なので、日常使いにはあまり不便は感じないでしょう。
懸念点としては、ガソリンモデルのみのグレード展開となっておりWLTCカタログ燃費16.4km/L〜と、上記のモデルに比べると劣る部分があります。
関連記事:コスパ重視、このサイズでこの値段!HONDA WR-Vの正式デビューは12月
年収500万円以上の方におすすめの車
新卒にしてはかなり珍しい年収500万円以上の方におすすめの車を紹介します。
トヨタ プリウス
トヨタのプリウスはハイブリッドカーの先駆者です。
パイオニアなだけに当初の評判は賛否両論でしたが、ハイブリッドが当然になっている今では選択肢に入れるべきモデルと言えます。
2023年にフルモデルチェンジを行なっており、さらなる性能向上に成功しました。
新車本体価格は320万円〜です。
メーカー | トヨタ |
車名 | プリウス |
本体車両価格(税込) | 3,200,000円〜 |
乗車定員 | 5人乗り |
カタログ燃費WLTCモード(km/L) | ハイブリッド2WD:28.6 ハイブリッド4WD(E-Four):26.7 プラグインハイブリッド2WD:26.0 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,600×1,780×1,430 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,840×1,500×1,130〜1,135 |
車両重量(kg) | 1,360〜1,570 |
総排気量(cc) | 1,797〜1,986 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | ハイブリッド:43 プラグインハイブリッド:40 |
駆動方式 | 2WD 4WD(E-Four) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー | アッシュ マスタード ダークブルー エモーショナルレッド プラチナホワイトパールマイカ アティチュードブラックマイカ |
関連記事:プリウスに乗るなら中古車カーリースがおすすめ!理由やメリットも解説!
日産 セレナ
日産セレナはミニバンの中でも高性能なモデルです。
プロパイロットを搭載しており、日産を代表するモデルのひとつです。
新車本体車両価格は280万円ほど〜と新卒としてはやや高額ですが、ミニバンという性能上多くの人を乗せることができ、実用性はかなり高いです。
メーカー | 日産 |
車名 | セレナ |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,690×1,695×1,870 |
車両重量(kg) | 1,670 |
総排気量(cc) | 1,997 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 54 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
カラー(全7種) | プリズムホワイト インペリアルアンバー ダイヤモンドブラック ダークメタルグレー ブリリアントシルバー アズライトブルー ホワイト |
※紹介グレードは「X」
関連記事:日産 セレナに乗るなら中古車カーリース(サブスク)がおすすめ!イチオシのカーリースも紹介
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新車購入にこだわりがなければ中古車もおすすめ
新車は高くて購入できないという方や、まだ運転に自信がないから新車は買いにくいという方には中古車の購入がおすすめです。
中古車を購入する際は(新車も同様ですが)ローンを組むのが一般的です。
この章では中古車を購入するにあたって毎月の負担を減らすコツや注意点について解説します。
ローンについては中古車に限った話ではなく、新車購入にも共通して言えることがほとんどですので、新車購入を考えている方もぜひ参考にしてみてください。
中古車ローンは最長で何年まで設定できる?
結論、借入する金融機関やディーラーで最長年数は変動します。
最短で半年(6ヶ月)、最長で10年と定める会社が多いといわれています。
利用するローンの種類や各機関によって変動しますが、銀行系ローンの場合は7~10年が多く(銀行によっては15年もあります)、ディーラーローンの場合は6~8年が最長期間として設定されています。
なお、一般的に返済期間として設定される年数は5年前後が多いです。
その理由としては、マイカーの保有年数が平均して5年前後と言われていること、2度目の車検が近い時期であり自動車の価値がそれほど落ちていない時期であることなどが挙げられます。
関連記事:人気の中古車の相場をご紹介!中古車の選び方や注意点についても解説
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年数を決めるポイントとは?
マイカーローンを利用する際には、借入金額と併せて返済期間の年数を決めます。
返済の年数によって毎月返済する金額も変わるため、何年で返すかを決める上ではポイントを押さえて設定することが大切です。
ここでは、返済期間の年数を決めるポイントを紹介していきます。
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保有期間で決める
中古車を購入する人は「この車が動かなくなるまでメンテナンスして乗り続ける」という考えよりも、「とりあえずはこの車に乗り、また時期が来たらその時に別の車に乗り換えることを検討する」という考えを持っている方が多いそうです。
そのため、返済期間を決める際にも「何年くらいこの車に乗るか」という保有期間を考慮して設定することが一つのポイントとなります。
この際に気を付けておきたい点が、保有期間内に借入金額を返済することです。
保有している車を手放した後に残債が残ってしまう場合、乗り換えで新しい車を購入すると返済が二重になり負担が重くなるケースがあります。
また、場合によっては残債が無くなるまで新しくローンを利用できないこともあります。
保有期間を基に返済期間を設定する際は、手放すタイミングをしっかりと見極めましょう。
関連記事:ハイブリッド車は何年乗れる?ガソリン車との違いやバッテリーの寿命を解説
ライフイベントで決める
人生の中において、結婚や出産、マイホームの購入など、大きなまとまったお金が必要となるライフイベントがあります。
中古車の購入時点でご自身のライフプランに関してある程度の計画が立てられている場合には、お金の流れを意識しながら返済期間の年数を決められます。
そうでない場合では、返済と他の出費が重なり負担が重くならないよう、見通しを立てておくことを意識して返済期間を考えてみましょう。
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頭金を用意して決める
頭金を用意すると借入額が減少し、月々の返済額を抑えることができるため、ゆとりを持った返済計画が可能です。
例えば、中古車の価格が100万円で頭金の額が50万の場合、必要なローンの額は50万円となります。
購入予定の中古車の価格から頭金の額を差し引いた額がローンの額となるため、月々の返済額を抑えることができ、毎月の支払いが苦にならない条件で返済期間を選択することが可能です。
また、後述する利息の負担も減らすことができるため、頭金の用意を視野に入れ、適切な返済年数で中古車ローンを組むことが大切です。
利息の負担を考慮して決める
ローンの返済期間が長いほど、月々の返済額は少なくなりますが、総返済額は増加します。
これは、長期にわたって返済することで発生する利息が増えるためです。
逆に、返済期間が短い場合は、月々の返済額は増加しますが、総返済額は減少します。
返済期間を長めに設定したことで、総返済額が多くなってしまったということにならないように、期間を決定する際には、利息の負担を考慮することが大切です。
ローンの利息は、借入額と利率に基づいて計算されます。
利息の計算方法は、借入額に利率をかけることで求めることができます。
例えば、借入額が100万円で利率が年利4%の場合、1年間の利息は100万円×0.04=4万円となります。
返済期間が1年の場合、利息は4万円で済みますが、倍の2年に設定すると、利息も倍になります。
利息の負担を最小限に抑えるためには、返済期間を短くすることが有効です。
中古車のローン年数を決めるにあたっての注意点
中古車の購入にあたってマイカーローンの返済期間を決める際にはどんなことに注意しておく必要があるのでしょうか。
ここでは、マイカーローンの契約後にトラブルなどで困らないために申し込み時点で注意しておきたい点について説明します。
契約後にローンの年数は変更できない
一度契約を締結すると、繰り上げ返済などで期間内に返済を早める場合を除いて、基本的に返済期間を変更することはできません。
そのため、何らかの事情で月々の支払いが厳しくなったからといって、返済期間を延ばすことはできないと理解しておきましょう。
ただし、例外として一度現在のローンを解約して、新しいローンを組み直すことで返済期間を変更する方法もあります。
この方法を一般的には借り換えと言います。
借り換えにあたっては再度審査を受ける必要があり、事務手数料も余計にかかりますが、月々の支払いが滞るのを防ぐことができます。
関連記事:新車を「頭金なしフルローン」で購入するメリット・デメリットとは?
返済期間中に車を売却する際は残債を一括返済する必要がある
中古車を購入したが、何らかの理由で使用しなくなる場合や買い替えを検討する場合もあります。
この時に注意しておきたい点として、マイカーローンを利用しており残債が残っている場合には、売却時に残債を一括で返済する約束となっていることです。
売却額または手元資金で残債を支払える場合は大きな問題ありませんが、残債を支払う能力がない場合は、別途まとまった資金を準備する必要が出てきてしまいます。
マイカーローンの返済中に車を売却する際は、残債の金額に注意してタイミングを図りましょう。
関連記事:300万円の車、月々のローン返済額は?おすすめの年数やローンの選び方
毎月の負担を減らすコツとは?
マイカーローンを利用すると一度に大きな金額の負担を避けることができ、毎月ほぼ一定額の支払いによって車を購入することができます。
毎月分割してはいるものの、その負担も極力抑えておきたいものです。
毎月の負担が気になる人は、以下の方法を参考に毎月の負担を減らす方法を検討してみましょう。
毎月の負担を減らす方法の一つとして、借り換えを行うことが挙げられます。
事務手数料はかかりますし、あらためて審査が必要となりますが、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
また、王道ではありますが、今現在の収支をきちんと確認し、返済に充てられる部分がないかを洗い出してみる方法があります。
知らないうちに無駄な出費をしていることもありますので、一度整理を行い、返済の負担を軽減させるための費用を探してみましょう。
関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方へ
最長期間でローンを組むメリットとデメリットについて
マイカーローンは契約者の都合に併せて返済期間を設定できますが、基本的な姿勢として借入期間はなるべく短く、借入金額はなるべく小さくすることが望まれます。
一方で、返済期間を長く設定できるローンも出てきています。
ここでは、マイカーローンの返済期間を最長に設定するメリットとデメリットについて紹介していきます。
最長期間でローンを組むメリットとは?
マイカーローンを最長期間で組む一番のメリットは「毎月の支払い金額を抑えられる」という点です。
毎月の負担を減らすことで資金面での余裕を作ることができ、健全な財務状況で車を保有することができます。
資金面に余裕が出ることで、車のメンテナンスや保険などへ費用を回すことができるため、
より安全に車を保有することができるようになります。
最長期間でローンを組むデメリットとは?
一方で、最長期間で設定することのデメリットはどんなことがあるでしょうか。
マイカーローンで毎月支払う費用の内訳は車両本体の代金と利子であるため、返済期間が長く支払い回数が多くなるほど、利子分の金額をより多く支払うことになります。
そのため、返済期間を最長で設定した場合、支払総額についても最大となります。
また、返済期間を長く設定すると車を手放すタイミングでも、ローンを返済し続けている可能性が高くなります。
車を所有していない期間でも、ローン返済だけ残るケースが出てくる点も認識しておきましょう。
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まとめ
自分にあった車が欲しいのは当然のことです。
しかし車を買うときは、維持費のことも考えておかなくてはなりません。
自身の無理のない範囲で予算決めを行い、購入を検討してください。
上手に維持費を節約するポイントもおさえて、素敵なカーライフを送りましょう。