SUVとは?定義・種類・特徴やメリット・デメリット・選び方のポイントまで解説!
トヨタのランドクルーザーやスズキのジムニーなど、洗練されたデザインとワイルドな機能で注目を集める「SUV」。
SUVはレジャーやアウトドアブームの後押しもあり、近年とても人気な傾向にある車です。
車の購入を考えている方の中には、「SUV」を検討される方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SUVとはどんな意味なのか?
定義・特徴・メリット・デメリットについて詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。
あなたにあったSUVを選べる判断材料になれれば幸いです。
関連記事:【2023年】人気SUVのおすすめランキング25選!車種の選び方も解説!
INDEX
SUVとはどんな意味?
SUVとは、「Sports Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」の頭文字をとった略称であり、日本語へ翻訳すると「スポーツ用の多目的車」という意味です。
多目的車という言葉の通り、単なる移動だけでなくアウトドアやレジャーなど、さまざまな用途に対応できる乗用車を指しています。
また、広い居住空間と荷室があり、かつスタイリッシュな見た目や走破性の高さを兼ね備えていることで人気を集めています。
SUVの定義
実はSUVには「これ」という定義はないのです。
では全ての車がSUVなのか、と思われるかもしれませんがそれは違います。
一般的によく挙げられる特徴があるため、この特徴がある車をSUVと形容するのです。
よく見られるSUVの一般的な特徴としては
- 悪路(オフロード)での走破性が高い
- 車内の荷室が広い
- 車体と路面が接触していない部分(最低地上高)の幅ががある程度確保されている
などが挙げられます。
また、アウトドアやレジャー用のタイプだけではなく「街乗り」を意識した車種もあり、ひとくくりでは説明できないほど幅広い種類が存在します。
SUVはなぜ人気?歴史は?
スポーティーな見た目のかっこよさや運転性能の高さなど、SUVの魅力はたくさんあります。
SUVの人気の理由と歴史について紹介します。
SUVの人気の理由
ファミリーカーとしての魅力
SUVは他の車種と比べ、頑丈なボディ構造を持ち、安全性に対する期待値があります。
また車内空間が広く、乗客人数が多くても、荷物が多くても快適に過ごせます。
アウトドアや趣味に使う時にも多機能で使い勝手が良い点も、ファミリーカーとして魅力的に映るでしょう。
さまざまな場面での運転のしやすさ
SUVの車高は高く、運転席からの視点も高いため周囲の道路状況がよく見渡せます。
またコンパクトなSUVも増えてきています。
SUVには「走悪路に適した車」という特徴がありますが、コンパクトサイズのSUVが登場することで都市部や街中における利便性が高まっています。
4WD(四輪駆動)やAWD(全輪駆動)のモデルも多く、雨や雪などの悪天候による悪路を走行する時にも安全です。
通常の運転時でも、悪路を走行する時でも運転しやすいというのが、SUVの人気の理由の1つと言えるでしょう。
SUVの歴史
SUVは、1960年代から80年代にかけてアメリカで広まってきた車種で、以前は「RV(Recreational Vehicle)」と呼ばれていました。
RVの元となったモデルはジープのWillys(ウィリス) MBという軍用車から発祥したWillys CJ-3Aで、まさにオフロード走行車でした。
元祖となるRVは、Willysモデルからさらに派生した1962年のジープのWagoneer(ワゴニア)と言われています。
(もっと遡って、1910年代から1930年代のフォードT「デポハック」という、鉄道駅から目的地まで客と荷物を輸送する車がSUVの原型だとする説もあります)
60年代後半には、ピックアップトラックの荷台にシェルを被せ、乗車スペースと荷室を兼ね備えたSUVが登場し、オフロード走行性能と乗用車の快適性を両立させたモデルとして、人気を集めました。
1980年代頃からRVも二極化していきます。
一部の車はより一般的な車となり、ファミリーカーとしても使われるようになっていき、一部の車は高級車としての地位も確立しています。
1990年代になると、さらに多様化し、クロスオーバーなどのさまざまな種類の車種が登場しました。
この頃からSUVと言われはじめ、当時最も人気のあったセダンを追い抜いて現在までの人気を保っています。
ちなみにRVが出始めの頃は、4WD車が主流でしたが、現在では2WDのSUV車も多く流通している状況です。
この背景にはやはり、SUVを街中でも楽しみたい、街乗り・普段使いでSUVを楽しみたいというの需要が高まったことが挙げられます。
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SUVの種類・分類について
一言で「SUV」といっても、実はさまざまな種類に分けられます。
ここでは「構造による分類」「ボディサイズによる分類」「用途による分類」の3つに分けてご紹介します。
構造による分類
SUVは車の骨格のつくりの違いによって、大きく2つに分類することができます。
「モノコック構造」と「ラダーフレーム構造」と呼ばれるものです。
モノコック構造
モノコック構造は、ボディ全体でひとつの構造体です。
軽量で高剛性、さらに生産効率にも優れているのが特徴です。
また、モノコック構造にはラダーフレーム構造にはない軽さと頑丈さを持っているのが強みでしょう。
モノコック構造は、クロスオーバーSUVというオンロード(舗装道路)の走行を目的としてつくられた車で多く採用されており、快適で安定性のある走りが楽しめます。
関連記事:クロスオーバーSUVの特徴や人気の理由、おすすめ3台を解説!
ラダーフレーム構造
ラダーフレーム構造とは、はしごの形をした鋼の車台(ラダーフレーム)にエンジンを載せて、車輪を支えるサスペンションをつけて、ボディ本体を被せる仕組みです。
プラモデルやミニ四駆を触ったことがある人は想像しやすいかもしれません。
ラダーフレーム構造はその骨格自体が頑丈なつくりとなっています。そのため足場の悪い道路を力強く走れるという特徴があります。
モノコック構造の「クロスオーバーSUV」とは違い、「クロスカントリーSUV」に採用されていることが多く、そのほかにもバスやトラックなど重量のある車にも採用されています。
関連記事:クロカンSUVとはどんな車?魅力やおすすめ車を徹底解説
なぜSUVに異なる構造があるのか
ラダーフレームとモノコックにはそれぞれ異なる特徴を持っています。
モノコックはその強みとして「頑丈かつ軽量」というものがありますが、薄い鋼板で作成されているためどうしても凹凸の激しいオフロードだとその衝撃を受け止めきれず、フレームに亀裂が入ってしまう可能性が危惧されるのです。
一方のラダーフレームは重量があるため、オフロード走行時に発生する足回りの力をどっしりと受け止めてくれます。そのためオフロードに適した構造ですが、やはりどうしても車両重量が重くなりがちです。
そのため、街中などの舗装された道にはモノコックの方が向いており、わざわざラダーフレームを選択する必要性はないのです。
関連記事:クロスカントリーとクロスオーバーの違いは?それぞれの特徴や魅力を解説
サイズによる分類
SUVをサイズで分類する場合は、大きく4つに分けられます。
ただし、そのサイズの定義は少し曖昧なところがあります。
- 軽SUV
- コンパクトSUV
- ミドルサイズSUV
- フルサイズSUV
それぞれの特徴を簡単に説明します。
軽SUV
軽SUVとは、軽自動車でありながらSUVの機能を持った車です。
排気量が660cc以下の軽自動車ですから、本格的なSUVのような力強い走破性はやや物足りなさがあるかもしれません。しかし、コンパクトで機能的なデザイン・お手頃な価格など、他のSUVには無いメリットがあります。
軽自動車なので、大型のSUVに比べて維持費が安くなるのもメリットです。
アウトドア用のパーツも豊富で、自分好みのカスタムもしやすいでしょう。
たとえば、スズキの「ジムニー」などが軽SUVに該当します。
コンパクトSUV
軽自動車を除く全長4.4m以下のSUVはコンパクトSUVに分類されます。
コンパクトSUVは、オフロードへの耐性と快適性のバランスの良さが魅力で、軽SUVよりも力強い走りが楽しめるのが特徴です。
ボディが小さいため小回りが利きやすく、運転にあまり自信がない方にもおすすめのSUVです。
車体がコンパクトなので大型SUVよりも燃費が良く、都心部での利用にも適しているため大変人気があります。
たとえば、ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「ライズ」などがコンパクトSUVに分類されます。
関連記事:コンパクトSUVとは?購入のメリットや人気車種をご紹介
ミドルサイズSUV
ミドルサイズSUVは、全長4.4m以上〜5.0m以下のSUVです。
コンパクトSUVよりも広く、フルサイズSUVよりもコンパクトで扱いやすいサイズ感から、ファミリーでも使用しやすく人気のSUVです。
広い室内空間と荷室、高級感のあるデザインと装備、運転しやすい大きさを兼ね備え、SUVならではの走行性と耐久性をもっています。
オフロードでの力強さや耐久性はクロスカントリーSUV(後述)よりも劣るものの、アウトドアでの活躍度合い、走行中の快適性のバランスに優れたタイプです。
たとえば、マツダの「CX-5」などがミドルサイズSUVに該当します。
フルサイズSUV
フルサイズSUVは、全長約5.0m以上のSUVを指します。
ラダーフレーム構造のモデルが多く、SUVの中でも特に悪路での走破性に優れていることと広い室内空間を備えているのが魅力です。
サイズが大きいため都市部での扱いは少し難しく、燃費も他のSUVに比べては劣るところがありますが、そのデメリットに負けない走破性の高さと力強さ、タフさ、かっこよさが多くの人を魅了しています。
たとえば、トヨタの「ランドクルーザー」などはフルサイズSUVに該当するものがあります。
用途による分類
SUVを用途で分類すると2つに分けられます。
- クロスカントリーSUV:オフロード走行特化
- クロスオーバーSUV:快適性重視
もともとはオフロードを走ることに特化していたクロスカントリーSUVから、都市部での利用を前提としたクロスオーバーSUVが誕生しました。
それぞれの特徴を解説します。
クロスカントリーSUV
クロスカントリーSUVは「ラダーフレーム構造」を採用しているため、舗装されていない「悪路」と呼ばれるような道(オフロード)での走行に特化したSUVです。略して「クロカン」「クロカンSUV」とも呼ばれます
“クロスカントリー”は、日本語訳で「田舎山道を横切る」という意味です。
砂利道や岩肌の道など、あらゆるシチュエーションで力強い走りを楽しめるので、アウトドアやレジャーが好きな人には特におすすめです。
車体が大きなトヨタ ランドクルーザーのような車だけでなく、スズキ ジムニーのような小さなSUVも該当します。
関連記事:クロスカントリーとクロスオーバーの違いは?それぞれの特徴や魅力を解説
クロスオーバーSUV
クロスオーバーSUVは、クロスカントリーの力強さと、乗用車としての快適性を併せ持つタイプのSUVです。
近年販売されているSUVのほとんどはクロスオーバーSUVで、小回りの利く車体を意識した「モノコック構造」でつくられており、SUVならではのデメリットを軽減するSUVという見方もあります。
大きめのサイズでも、燃費を意識して排気量が小さくなるタイプの車種や、ハイブリッド車も多く登場しています。
車検証におけるSUVの分類とは?
車検証(自動車検査証)には、車の形を表す「車体の形状」という項目があるのをご存知でしょうか?
少しおもしろい事実として、SUVの車検証における車体の形状は、「SUV」ではなく「ステーションワゴン」と記載されていることが多いです。
実は、この車体の形状は各自動車メーカーの申告に委ねられており、項目に「SUV」という選択肢がないため、もっとも近い形状の「ステーションワゴン」に設定されているのです。
ちなみに、車検証上での分類では「箱型」「幌(ホロ)型」「ステーションワゴン」の3種類しかありません。
幌型はオープンカーのことなので、SUVを分類しようとすると事実上、箱型かステーションワゴンの2種類から選ぶ他ないという現実もあります。
とはいえ、維持費や保険料、車検の検査項目などに基本的な違いはありませんので、単純に記号的な意味しかなく、ユーザーとしてはあまり深く考える必要はありません。
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SUVのメリットとは
ここから、SUV購入前に理解しておきたいメリットとデメリットについて紹介します。
まずはメリットです。
SUVは基本的に運転が好きな人におすすめできる車といえるでしょう。
別章で説明したように、大きさや用途などによって分類されるSUVはそれぞれの強みを持っています。ここで説明するメリットと一緒に照らし合わせて自分好みの種類をぜひ見つけてください。
車高が高い
車高が高いと、アイポイント(車からの視界)が良好です。
視点が高いと周囲の状況が見やすくなるため、危険回避、つまり事故のリスクを減らすことにもつながります。
スバルのフォレスターや、日産のエクストレイルなどは徹底して視界の良さを追求しています。
また、SUVのように車高が高い車は地面から車体までの距離が長く、段差や悪路でも擦る心配が少ないというのもメリットです。
関連記事:車高が高い車の魅力とは?おすすめのSUVも併せてご紹介
走破性が高い
山道や砂利道など凹凸のある路面や雪道であっても力強い走りを保てる、走破性の高さはSUVならではの魅力です。
単なる移動だけでなくアウトドアやレジャーなど、さまざまな用途に対応できます。
関連記事:車の馬力とは一体何?トルクとの違いや計算方法などを詳しく解説
シートアレンジの自由が効く
SUVはシートアレンジができる車種も多く、荷物を多く積める積載性があるため、レジャーだけでなく小さなお子さまがいるご家庭にもおすすめです。
荷物をたくさん乗せたり、キャンプで車内泊をしたりと、使い道はさまざまです。
SUVのデメリットとは
SUVはメリットがある一方で、もちろんデメリットも存在します。
もしSUVの購入を検討中の方はしっかりとデメリットの項目も確認しておきましょう。
運転しにくいと感じることも
SUVは車高が高いことで空気抵抗が大きくなり、カーブなどを曲がる際に大きく揺れて運転しにくいと感じる人もいるかもしれません。
維持費がかかる傾向にある
排気量(サイズ)が大きくなるにつれて、メンテナンス費用や自動車税などの維持費が高くなってしまう点も少し気にかけておきたいところです。
アイポイント(車からの視界)が高い
メリットとしてアイポイントが良好(=周囲が確認しやすく、リスクの回避につながる)という内容を挙げました。しかし状況によってこれもデメリットとなりえます。
アイポイントが良好なことで前方を含む周囲の確認が取りやすくなったのと同時に死角も生み出しているのです。
SUVと同じく車高の高い車種としてミニバンなどが挙げられます。
ミニバンは車高こそ高めに設計されていますが、前方にあるボンネットは短めに設計されています。
しかしSUVはボンネットも長く作られており、そのために助手席側の前輪部分に死角を生み出しやすいのです。
駐車場が限られることもある
車高の高さやボディのサイズから、駐車できる場所が限られてしまうことがあります。
特に立体駐車場では高さ制限があるので、よく使用する駐車場がある場合は事前に確認しておきましょう。
SUVの選び方
SUVはどのようなポイントに意識して選ぶと良いのでしょうか?
SUVのおすすめの選び方について、いくつか例をご紹介します。
乗車人数で選ぶ
車内が広いSUVは、荷物だけではなく、たくさんの「人」を乗せられます。
たとえば家族や友人など、車で出かけるときの人数を想定したとき、6人以上で乗る機会が多いのであれば、3列目シートを備えているSUVを選ぶと良いかもしれません。
2列シートは5人乗り、3列シートは6〜8人乗りであることが多いためです。
アウトドアやレジャー、車中泊で使うのであれば、高い走破性を備えながら荷室を広く使える5人乗りのミドルSUVが便利です。
運転者本人のみや夫婦で使う場合には、コンパクトSUVや軽SUVが扱いやすいでしょう。
このように、普段乗車する人数を参考に好みのSUVを選ぶと、利用しているときのイメージが具体的にわいてきます。
関連記事:SUVの7人乗りは気軽なサイズ感がいい!人気のおすすめSUVを紹介!
用途で選ぶ
SUVを使う用途はアウトドアや買い物など、利用する人によってさまざまだと思います。
SUVはあらゆる形(モデル・構造)や大きさ(サイズ)があるため、用途に合った1台を選ぶことがとても大切です。
日常的に車に乗るのなら、まず周辺の道路事情を考えましょう。
細い道や路地を通行することが多いようなら、コンパクトSUVなどの車体が小さいモデルを選ぶと良いかもしれません。アウトドアやオフロードの走行をしない街乗りがメインならば、クロスオーバーSUVから選ぶのが良いでしょうあ。
また、家族や友人でキャンプに出かける機会が多いなら、荷台部分をたっぷり確保できるミドルサイズ以上のSUVを選ぶと良いかもしれません。
オフロードを走りSUVならではの良さを感じたいのであれば、ラダーフレーム構造のクロスカントリーSUVを選択しましょう。
一方で、それほど頻繁に車には乗らないものの、SUVのデザインに惹かれて購入するという方も多いでしょう。
あまり乗る機会が無いのであれば、ランニングコストを抑えるために、ハイブリッドなどの低燃費タイプのSUVを選ぶのもおすすめです。
関連記事:ハイブリッドSUVの魅力を紹介!失敗しない選び方も解説
予算で選ぶ
どんな車を購入するときにも、予算(お金)が必要です。
中でもSUVは車両本体価格がやや高い傾向にあり、ランニングコスト(維持費)もある程度まとまった費用が必要なため、購入後まで見据えた予算設計が大切です。
もしも車体価格を抑えたいなら、コンパクトSUVや軽SUVなど、車体が小さめのSUVを選ぶと良いでしょう。
また、最近はハイブリッドSUVやディーゼル・エンジンを搭載したSUVも登場しています。
車両価格は少し割高ですが、ランニングコストを下げることが期待できます。
ちなみにSUVはとても人気が高いため、中古車市場でもたくさん流通しています。新車での購入が予算オーバーとなるようであれば、中古車も視野に入れて検討すると良いでしょう。
積載量で選ぶ
レジャーやアウトドアが好きな方は、必要な道具をしっかりと積み込める空間があるSUVなのかをしっかり確認すると良いでしょう。
その際は、シートアレンジがどれだけできるかの確認も重要です。大きな荷物を乗せたり車中泊ができたりと活用の幅が広がります。
お子様がいらっしゃるご家庭などの場合は、チャイルドシートや着替えなど、ちょっとした遠出でも必要な荷物がしっかりと積み込めるスペースがあるのか、社内で動けるスペースがあるか把握しておくと安心です。
安全性で選ぶ
レジャー好きな方や雪が積もる地域で暮らす方は、舗装されていない道路や雪道などでも安全に走行できるSUVなのか事前にチェックしておくとよいでしょう。
さらに、高速道路や坂道でストレスを感じない加速性能や、長時間の運転でも安定した走行が可能かなども意識して選ぶことをおすすめします。
可能であれば、購入する前に普段通りの意識で対象のSUVへ試乗し、乗り心地を確かめるのが一番です。
デザイン性で選ぶ
レジャーやアウトドアとは別に、「街乗り」を中心としたライフスタイルであれば、見た目やデザイン性で選ぶのも良いでしょう。
質感の良いシートなど、予算内で自分の好みに合った内装を選ぶ楽しみもあります。
関連記事:自分にあった車の選び方とは?年収別の選び方、人気車種などを解説
おすすめSUV5選
【トヨタ】ハリアー
トヨタのハリアーは、日本を代表する高級SUVの一つです。
その高級感のある見た目はもちろん、内装にもこだわっています。
また都市型SUVとして、街乗りにおいても違和感のないフォルムをしていることも特徴の一つです。
乗り心地や静粛性も優れているため、長時間の運転でも疲れにくいといえます。
2023年に25周年を迎えたハリアー。
来る2024年の6月にはマイナーチェンジを控えているとの噂も。
ハリアーのグレードは4つあり、高級感のある外観と内装を楽しむことができるでしょう。
メーカー | トヨタ |
車名 | ハリアー |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5ドア |
乗車定員 | 5名 |
全長×全幅×全高 | 4,740×1,855×1,660mm |
車両重量 | 1,690kg |
WLTCモードカタログ燃費 | 22.3km/L |
総排気量 | 2,487cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 55L |
駆動方式 | 2WD・4WD |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー | プレシャスブラックパール センシュアルレッドマイカ ブラック ダークブルーマイカ スレートグレーメタリック プラチナホワイトパールマイカ スティールブロンドメタリック |
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【日産】エクストレイル
エクストレイルは、2022年にフルモデルチェンジし、日産の電動化システム「e-POWER」「e-4ORCE」を搭載しました。
進化したe-POWERとe-4ORCEと、可変圧縮エンジン「VCターボ」を搭載し、力強くも安定した走りが好評です。
また「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」を採用し、安全性能も非常に高いSUVです。
2023年11月には「自動車安全性能2023」において、最高評価の「ファイブスター賞」を獲得しました。
さらに、「グッドデザイン賞」を受賞するなど、デザイン性と機能性を兼ね備えています。
メーカー | 日産 |
車名 | エクストレイル |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5ドア |
乗車定員 | 5名(X:e-4ORCEのみ7名) |
WLTCモードカタログ燃費 | 19.7km/L |
全長×全幅×全高 | 4,660×1,840×1,720mm |
車両重量 | 1,740kg |
総排気量 | 1,497cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 55L |
駆動方式 | 2WD・4WD |
トランスミッション | 交流同期電動機 |
カラー | カスピアンブルー×スーパーブラック2トーン ブリリアンホワイトパール×スーパーブラック2トーン サンライズオレンジ×スーパーブラック2トーン ステルスグレー×スーパーグラック2トーン シェルブロンド×スーパーブラック2トーン ブリリアントホワイトパール ダイヤモンドブラック カーディナルレッド カスピアンブルー ステルスグレー ブリリアントシルバー ダークメタルグレー |
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【スズキ】ハスラー
「あたらしい 遊べる軽!」というキャッチフレーズのハスラーは、さまざまなアクティビティを楽しみたい人におすすめのSUVです。
可愛らしい見た目で、乗り込む前からワクワクした気分を高めてくれます。
また外見のコンパクトさからは想像できないほどの居住空間があるため、多くの荷物を積むことも可能です。
室内空間の広さに加え、多様なシートアレンジや気の利いた収納の多さも多くの人に選ばれている理由でしょう。
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メーカー | スズキ |
車名 | ハスラー |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 5ドア |
乗車定員 | 4名 |
WLTCモードカタログ燃費 | 22.6km/L |
全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,680mm |
車両重量 | 840kg |
総排気量 | 658cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 27L |
駆動方式 | 2WD・4WD |
トランスミッション | CVT |
カラー | バーミリオンオレンジ×ガンメタリック 2トーン デニムブルーメタリック×ガンメタリック 2トーン フェニックスレッドパール×ガンメタリック 2トーン ピュアホワイトパール×ガンメタリック 2トーン アクティブイエロー×ソフトベージュ 2トーン オフブルーメタリック×ソフトベージュ 2トーン クールカーキパールメタリック×ソフトベージュ 2トーン コーラルオレンジメタリック×ソフトベージュ 2トーン シフォンアイボリーメタリック クールカーキパールメタリック オフブルーメタリック ブルーイッシュブラックパール3 ピュアホワイトパール |
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【トヨタ】ライズ
万人に受け入れられるデザインのコンパクトSUVがトヨタのライズです。
車内も広々としており、乗る人がゆったり過ごせる居住空間を実現しています。
ワンクラス上の大きなタイヤはSUVらしい力強い走りを実感させながらも、小回りがきくため、運転がしやすいSUVです。
また燃費のよさも魅力の一つです。燃料費の節約をしたい人にもおすすめです。
メーカー | トヨタ |
車名 | ライズ |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高 | 3,995×1,695×1,620mm |
乗車定員 | 5名 |
WLTCモードカタログ燃費 | 20.7km/L(ガソリン)、28.0km/L(ハイブリッド) |
車両重量 | 970kg(ガソリン)、1070kg(ハイブリッド) |
総排気量 | 1,196cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 36L(ガソリン)、33L(ハイブリッド) |
駆動方式 | 2WD・4WD |
トランスミッション | CVT(自動無段変速機) |
カラー | シャイニングホワイトパール ブラックマイカメタリック スムースグレーマイカメタリック ファイアークォーツレッドメタリック ナチュラルベージュマイカメタリック マスタードイエローマイカメタリック レーザーブルークリスタルシャイン ターコイズブルーマイカメタリック ブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック |
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【トヨタ】ランドクルーザー
オフロードカーの代表とも呼べるのが、トヨタのランドクルーザーです。
堂々としたフォルムは、見る人を圧倒する迫力を感じさせます。
「どこへでも行き、生きて帰って来られる」というアイデンティティを持ったこの車は、その言葉通り、荒野や急斜面の山岳地帯など、あらゆる場面で活躍します。
この「どこへでも行き、生きて帰って来られる」というのは本当のことで、日本の舗装された道だけでなく、世界中のもはや道とも呼べないような場所で活躍してきました。
車は道路を走るものですが、ランドクルーザーに関しては、通ってきたところが道になってきたのです。
その未開の地へ行って戻ってくるというミッションが掲げられたランドクルーザーは、2023年に原点回帰として現行の高級モデルである“300”、後述するランドクルーザープラド“70”の中間モデル、ランドクルーザー“250”の販売を発表しました。
メーカー | トヨタ |
車名 | ランドクルーザー |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5ドア |
乗車定員 | 5名・7名 |
WLTCモードカタログ燃費 | 9.7km/L |
全長×全幅×全高 | 4,950×1,980×1,925mm |
車両重量 | 2,360kg |
総排気量 | 3,444cc |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン・軽油 |
燃料タンク | 80L |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 電子制御10速オートマチック |
カラー | ホワイトパールクリスタルシャイン プレシャスホワイトパール グレーメタリック ブラック ダークレッドマイカメタリック アバンギャルドブロンズメタリック |
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まとめ
SUVは「Sports Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」の頭文字をとった略称で、「スポーツ用の多目的車」です。移動だけでなくアウトドアやレジャーなど、さまざまな用途に対応できるSUVですが、実は明確な定義は存在しません。
広い居住空間と荷室があり、かつスタイリッシュな見た目や走破性の高さを兼ね備えていることで人気を集めるSUVは、サイズや用途によりさまざまな種類があります。
人気が高いSUVは中古車の流通量も多いので、かっこいいSUVへ乗りたい、でも、購入するための金銭的な余裕がないという方はカーリースがおすすめです。
カーリースは、頭金が不要で月額料金の支払いのみで、好みのSUVを利用できます。
まずは自分の年収や貯金額から、SUVを購入する予算があるのかを確認してみましょう。
購入する予算が足りない場合には、カーリースを利用して希望のSUVに乗ることを検討してみる、という方法もおすすめです。